明鏡   

鏡のごとく

中国側に自制と速やかな緊張緩和措置を求めた

2013-12-06 23:19:27 | 日記

韓国訪問中のバイデン米副大統領は6日、中国が沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空に設定した防空識別圏に関し、習近平国家主席ら中国指導部と北京で会談した際「同盟国の日本と韓国に対する米国の防衛義務を非常に明確に伝えた」と明らかにした。北朝鮮に非核化義務の履行を促し、「アジア重視」戦略の堅持も明言した。ソウルの延世大での演説で述べた。

 防空圏をめぐり、日韓と中国の間に衝突が起きれば、米国は関与せざるを得ないとの強い態度を示し、中国側に自制と速やかな緊張緩和措置を求めたといえる。カーニー米大統領報道官によると、バイデン氏は習氏に防空圏の運用中止と拡大反対も要求した。

 バイデン氏は「中国の突然の防空圏設定」により、不測の事態が起きる可能性は「現実的になっている」と述べ、強い危機感を表明。衝突の危険を減らすための連絡手段確保を含め、具体的措置を取るよう日中などの関係国に促した。

 その上で、中国の防空圏内での米軍の作戦行動は「一切、影響を受けない」として、緊張を高める行動を起こさないよう中国側に明確に伝えたとした。

 北朝鮮については、習氏らと非核化の必要性を再確認したと指摘。米国は6カ国協議再開の用意があるが、北朝鮮が「完全かつ検証可能、後戻りしない」方法で、非核化に向けた義務を果たす必要があると述べた。

 米国は太平洋国家だとして、オバマ政権が掲げるアジア重視戦略を経済的、外交的、軍事的な面で進めていく考えを表明。同盟国との関係を強化し、中国との関係も構築していくと強調した。(共同)

 [2013年12月6日22時47分]

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