明鏡   

鏡のごとく

カジノなど日本にはいらない

2016-09-30 19:35:54 | 日記


★29日、カジノ合法化を目指す超党派の「国際観光産業振興議員連盟」は国会内で役員会を開き、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案が今まで頓挫し続けている中、同会長・細田博之・自民党総務会長が同法案が今臨時国会で審議入りし、成立する機運が高まっていることを念頭に「IRは今後の日本に必須の施設だ。いよいよチャンス到来と思い協力し合いながら成立させたい」と力を込めた。

 ★IR推進法案はこれまで時々の政局や重要法案審議に押され継続審議や廃案の憂き目にあってきた。また、党内や公明党、世論にギャンブル依存症問題や治安悪化などを理由に反対論が根強く、決してスムーズに進むとは思えない状況だった。今国会は内閣委員会に提出される法案の本数が少なく、スケジュールに余裕があること、元々カジノ議連に所属しており知事選挙の最中から「カジノというよりはIRという形で統合型リゾートという発想ですから、私はこれはありではないか」とカジノ賛成を発言していた小池百合子が都知事になったということからも期待は高まる。

 ★機を同じくして政府が25年に大阪万博を誘致する方向で調整を進めていて、来春にも博覧会国際事務局に立候補の届け出を行う準備を進めていることが分かった。加えて大阪府・市が大阪のカジノ誘致候補用地として既に指定している夢洲を万博会場に想定していることからIR推進法案はカジノのためではなく五輪や万博実現・成功のため法律という色彩を強めているといえる。

 ★官邸、自民党の総務会長の細田がカジノ議連会長。大阪は橋下徹、東京は小池と気脈の通じた役者はそろったといえる。五輪に間に合わなければ万博に間に合わそうというのもおかしな話だ。カジノ法案は一気に政局の中心に躍り出た。(K)※敬称略

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