終戦

今日は、本当に静かな終戦の日です。

「終戦記念日」って言葉は嫌なので

個人的に「終戦の日」としています。


此処の市は広報で、今日は70回目の終戦記念日です…云々と流します。

記念日と言うと、通常頭に浮かぶのは

「結婚記念日」から始まって、何となくめでたい日のイメージです。


確かに終戦はめでたいと言えばめでたいのですが

数百万人もの犠牲者と戦災孤児…

決して、めでたいと日と言えないものが有ります。


ですから私は「70年目になった終戦の日」だと思っています


母は、学徒動員で仙台に行ってまして

仙台空襲を目の当たりにした事


青春まっただ中で、お腹をすかしながら

戦争道具の部品つくりをしていたこと


英語は敵国語なので、一切習わなかった事


を始め、戦時中の話を良くしてましたし

何か作業をしている時、歌をくちずさむのが癖の母でしたが

軍歌などもよく歌って居た事…


良い思い出であるはずがないのに、

やはり頭の中に擦り込まれたものは、口から出てくるようで…。


まぁ、そんな訳で私にとって戦争とは「残酷極まりない物」として

私の脳に刻まれてしまってますから

到底記念日とは呼べない訳です。



私の育った田舎町でも、「市史」を読むと

爆弾投下され、死者も出ていたこと

小学校にも砲弾痕が有る事等、

戦争の傷跡がそこかしこに残っています。


残酷極まりない戦争に我が子を送り出したくない！

そう思っているはずなのに、なんで戦争って起こるんでしょうね？？


終戦からまだ70年

未来永劫、戦争などない事を願いつつ。



さて、ケアハウスで使っていたベッド

スプリングタイプのセミダブル

もう必要なくなり、置く場所も無く処分しようとしたら

上の畑の住人の一人が、要らないなら貰うよ！と言うので

そのまま、住人へ。


買うのもお金、捨てるのもお金の時代。

まぁ、捨てる分は運ぶだけの手間で済んだものの…


これからまだまだ、捨てなければならないものが沢山ある。

浪費好きの親がいると、死ぬまで苦労させられると

山のような要らない物を前に、つくづく思います。


母親が残っていたら、こんな苦労は絶対なかったのに…

位牌の前で、愚痴ぼしたい気分です。



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天気　：　晴れ


只今の室温　：　２８．９℃　　　　１５:１５