あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第284話感想

2018-10-26 11:00:00 | 食戟のソーマ

 祝!!!ワールドトリガー復活!!!

 やったああああ!!(\(><)/
 待ってました!!待ってましたよ葦原先生!!
 いえ、情報としては先週から知ってはいたんですけどね。
 でもやはりジャンプ本誌から直接告知されない限りは安心出来ませんでしたから。

 連載再開はすれども、ジャンプ本誌の方での掲載は数週間ほどで、それ以降は月刊誌の方に移籍とのことでしたが・・・
 それでいいんです。
 お体が一番大事。何をするにせよ動ける体があってこそ。
 負担の少ない環境で、無理せず連載を続けてくださることを私も願っていますので。



 さて、それでは今週のジャンプの感想をば。

 【鬼滅の刃】
  まず扉絵が素晴らしい。
  そして本編もまた素晴らしい。

  他界なされた人がかつて教えてくれたこと、遺していってくれたものをきちんと描写してくれる作品に駄作はありません。
  義勇さんが悲しみからやっと顔を上げてくれて良かった・・・。
  と、感動していたらば

  「早食い勝負しませんか?」
  (なんで?)
  ズゾゾ

  ああなんて平和な世界。

  余裕で今週のベストシーングランプリに輝きました。


  それにしても義勇さんって意外と流されやすいんだなあ~。
  さすが水柱☆
  あ、これ上手いこと言えた?ね?ね?(←)


  そしてカナヲちゃん久し振り♪
  この子もどんどん可愛くなっているな~v
  しのぶさんの嬉しげな笑みといい、水師弟と同じくらいこの師弟にもほのぼのさせられました。(^^)



 【ハイキュー!!】
  元々完成度が非常に高い作品でしたが・・・
  先週からもう神がかりすぎてヘタに感想が言えない・・・。 


 【アクタージュ】
  名バイプレーヤーがいてくれるからこそ、「演劇」というものはより味わいが増すもの。
  私もドラマとかを観る際は、結構主演者よりも助演者に目が向きますね。

  それだけに、大杉漣さんのあまりにも突然すぎる訃報はショックでした・・・。
  桂歌丸さん、樹木希林さんと並ぶ私にとって今年最大の訃報の一つです・・・。



 【ゆらぎ荘の幽奈さん】
  ザクロ再登場が約束されて嬉しい♪(実はさり気に好き)
  気立てのよさそうな奥さんに出会えて良かったね。(^^)

  そしてやっぱりかるらは私の好みどストライクな子です。
  ちょっと危ないレベルなまでに(苦笑)コガラシにデレデレでありながら、決してその優しさに甘えていないという姿勢に本当に好感が持てます。
  見てて面白くもあり、可愛くもあり、格好良くもあり・・・
  やっぱり良いなあ・・・かるらは。
  でも今回のベストかるらは「ず~~ん」と落ち込んでいたコマだったり。
  かるら・・・めっちゃお祭り堪能してるじゃん。(大苦笑)

  っていうかこれ先週の感想だね☆(←←←)

 

 

 さて、それでは『ソーマ』の感想へいってみましょう~。  

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年47号掲載
 掲載順第11位
 第284話 【死にゆく料理人】

 

 

 前回にてWGOの頂点に立つ存在[ブックマスター]が登場しましたが・・・
 ありゃえりなの母親だな。(だってあのシルエット)

 以前、第267話感想時簡略感想時に一つの予想としてえりなとWGOの関係性を述べたことがありましたが・・・
 ひょっとして、あながち間違いじゃなかった?

 

 ま、そんなのは別にどーでもいいので(こら)今週の感想へ。

 

 今回のサブタイトルを見た瞬間、「ピク」とこめかみが反応した栗うさぎ。

 案の定、予想通りの展開ですよ。

 

 

 

 「最後の晩餐」だぁ?

 もう死んでもいいと思わせるような料理だぁあ???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふ ざ け ん な。💢

 

 

 

 

 

 

 

 

 度々述べてきた事ですが、料理に携わる私にとって料理というものは

人を生かすものです。

 

 

 最初っから“死”を前提で食べてんじゃねえよ。食べさせてんじゃねえよ。

 

 

「これで終わり」なんて勝手に完結してんじゃねえ。

 

 

 食べさせる相手が[真夜中の料理人]ならば、元気になって料理勝負したいと思わせるぐらい“火”をつけろ。
 「また食べたい」「何度でも食べたい」と切望させるぐらい、料理に惚れさせろ。
 未来へと繋げさせろ。

 

 

 と、いうわけで。

 今回の話は創真に大共感でした。(^^)

 これは創真の元来の持ち味に関わる課題になっていますね。
 創真の料理も以前から度々「また食べたいと思う料理」と言われてきましたし。
 さらに過去を振り返れば、既に第一話の時点から、病の身でありながらも城一郎の料理を「また食べたい」と笑う議員さんが描かれておられましたしね。 


 今回の課題は湯けむり温泉編での試練と相通じるものがあります。
 どちらも食べさせる相手が[真夜中の料理人]ですしね。
 恵はあの時、自分の持ち味をフルに発揮した「故郷の味」でモナールカを満足させましたが、果たして創真はどういったアプローチで相手を満足させる料理を作るのでしょうか?

 ・・・まあ、随分とお怒りのご様子ですし、創真さんお得意の「挑発」を用いてきそう(苦笑)。
 勿論挑発“だけ”にならないとは思ってますけどね。(^^)

 そもそも単に「強い」だけの料理では朝陽ら[真夜中の料理人]のやり方と何ら変わらないわけなんですよね。
 相手を労わり、かつ「生」への情熱を再び甦らせる。
 そんな「強さ」と「優しさ」両方を兼ね備えた料理を創真は作ってくれるような気がします。



 犯罪さえも平気で犯す[真夜中の料理人]を選手として招いたり審査員に起用したりと、この大会は随分と[真夜中の料理人]に肩入れしているように見えます。
 ・・・が。
 もしかしたら、運営側は裏の目的として[真夜中の料理人]を改心させようとしているのでは。(まあ、今のこの作品がそれほどの深い意図で構築されているかどうかはかーなーりー怪しいんですけども)
 恵がモナールカの意識を変えてくれたように、創真達「表の料理人」から料理を以って「裏の料理人」達を変えてもらおうと。
 た・だ・し。
 もし本当にそうだったならば、創真が気に入らないと感じるのも当然ですがね。
 だって創真達は運営者の手の平の上で踊らされてしまっていることになるわけですもの。
 まあでも・・・。
 創真達も[真夜中の料理人]達から学べるものはあるとは思いますよ。
 彼らは「表の世界」ではなかなか経験できない、「命に直結する現場」を経験しているのですから。

 ・・・それを考えると、今章の裏テーマは
 「命」
 なのかもしれません。

 

 

 そもそも、「出会い」が今作の最大のキーワードなわけですが

 料理も、そして男女の出会いも命を未来へと繋げるものなわけですから。

 


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『食戟のソーマ』第282話感想。

2018-10-15 13:40:00 | 食戟のソーマ

 ただいまですー。
 無事に職員旅行から帰ってきましたー。
 お陰様で色々と楽しく過ごすことが出来ました♪
 できれば旅行レポを綴りたいのですが・・・まずは予告通り、『食戟のソーマ』の感想をば。

 ちなみに、この号の『ハンター×ハンター』と『アクタージュ』には
 号泣
 させられました。
 まったく・・・良作すぎるというのも問題ですよ・・・。(><。) 

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年45号掲載
 掲載順第14位
 第282話 【ゆきひらという場所】

 

 

 まずは最近の展開についてざっと。

 大まかに見れば、今回の進級試験編は面白かったですよ。
 タクミと黒木場の絡みは初という事もあってとても新鮮でしたし(やっぱり直情型同士気が合わなかった・・・/苦笑)、バラバラなようでいて、いざという時は適材適所に収まる十傑メンバーのチームワークも見れましたしね。
 料理面の方も焼きそばという「庶民食」といった創真の土俵、「現場経験」に裏付けられたタクミ(&創真&黒木場)の実力、黒木場の「魚介」の熟練さ、客の関心を集める葉山の「香り」の技、アリスの「分子料理」からの発想と、皆の得意分野がそれぞれちゃんと活かされたものになっていたと思います。

 まあ。

 相変わらず穴ぼこだらけの展開ではありましたが。

 えりなの誘拐なんぞは別にどーでもいいけど(←酷)
 総帥が姿を消したってのに随分と平穏だこと とか
 こんなにときめきの「と」の字も感じない求婚はそうそう見ないな とか
 わざわざえりな攫う必要なんて無かったやんけ とか
 こりゃ何事も無かったようにえりな解放されるな とか
 犯罪に手を染めてる料理人を大舞台に迎えるなんて、この漫画の料理界もいよいよヤキが回っちまった とか
 そりゃもう数え上げればキリがありません。

 創真サイドの方でも、調理台を三角の形に配置したことを仰々と描いておきながら、けーっきょくその理由については一切説明しないまま終わってしまいましたし。
 ・・・すんごい厚かましいこと言わせてもらっていいですか?
 私が担当編集だったら、絶対指摘するぐらい大きなですよこれは。
 本当に最近、描写の繋がりがあまりにも粗雑だと思います。
 あくまで個人的推察ですが、あの配置にした理由は多分あれが一番無駄なスペースが無いからなのでは。
 
立つ料理人が一切移動を必要することなく調理を進められる位置取り。
 その反面、複数人で行う場合は鬼レベルの息の合い様が必要にもなりますけども。
 そこを説明する描写を入れてくれれば、創真&タクミ&黒木場のチームワークの凄さの説得力を上乗せできたでしょうに。まったく。

 

 

 

 

 ・・・で。

 



 今回はどうかというと。


 なんなんですかあの話は。

 

 

 

 

 

 

 

 

d(><)

 

 

 

 

 

Σd(><)

 

 

 

 

 

o(><o))((o><)o)(o(><o))((o><)o

 

 

 

 

 

 d(><)b 

 

 

 

 

 

 

とっても良かったです!

 

 

 

 

 

 

 すっごく久し振り。

 すっっっごく久し振りです。

 “熱”を感じながらこの作品を読むことが出来たのは。



 心から待ち望んでいました。
 この作劇が戻ってくるのを。
 ああ嬉しい。

 

 

 “穴”は残念ながらありましたよ今回も。
 まず初っ端から
 創真、その頭突きの角度はおかしいとか。(もっと下から抉るように!城一郎の顎を割るつもりで!)(←をい)
 なんで羽織ってたパーカーが瞬時に消えた?とか。(佐伯先生これはあからさまなミステイク★)
 いや城一郎、アンタが十傑第一席になれなかったのは己の素行の悪さが原因だから。それに(言いたくないけど)創真が第一席になったのはえりなからのおこぼれ頂戴的な流れだったわけだしとか。
 他にも色々と。



 ですが。

 

 そんなの関係ねえ!!(←古)

 

 と、思えるぐらい中盤からの作劇には大満足でした♪

 こう思えたのは、創真がきちんとこれまでの“積み重ね”に準じた姿勢でいてくれたからです。

 これまで散々文句として述べてきましたが、遠月革命編あたりからの展開はずっと、これまでの積み重ねや意味ありげな描写をまるっと無視するようなずさんな形が続いていました。
 そして創真も、いかにもかっこよさ気な事を言いつつも、それに至るまでの描写や説明がずさんなこともあって、その言葉が希薄なものになってしまっていたんですよね。

 それが今回は、話題が“原点”に向き合うものだったこともあってか、きちんとこれまでの描写に基づいた作劇になってくれていたという。
 やっぱ主人公の姿勢は大事。ホント大事。
 お陰でしっかり納得しながら読むことが出来ました。





 創真は見抜いていた城一郎の「弱気」。
 これは朝陽に敗れたことが間違いなく関係していることでしょう。
 「もう一人の息子」と言うほどに目を掛けていた朝陽が[真夜中の料理人]になってしまい、それを止められなかったわけですから。
 自分のやりたいようにしろ、という創真への発言から推測するに、城一郎は朝陽に何かを押し付けてしまっていたのでしょうか・・・?

 ですが、その発言は創真を怒らせることになるとは思いもしなかったようですね。

 そりゃそうでしょう。

 創真にとって『ゆきひら』は何にも代えがたい、世界で一番大切な場所なのですから。

 創真がどれだけ真剣に、どれだけ本気で『ゆきひら』を想っているか。
 
それを一番身近で創真を見守っていた城一郎が理解していなかった。

 それは創真にとってショックとさえ言える憤慨だったと思います。

 だからこそ、私としては尚更望んでしまうんですよ。
 ずっと見守ってきた城一郎でさえ理解できなかった、そんな創真の事を本当に理解できる人が創真と結ばれてほしいと。


 現店主である城一郎までもが『ゆきひら』を「ちっぽけな店」と卑下する見方をしていた。
 だからこそ。
 創真は決心したわけです。
 自分が“頂点”に立って店を継ぐことで、『ゆきひら』の価値を証明してみせると。

 これは熱い。格好いい。

 これはすっごく久し振りに創真ならではの格好良さが描かれたと思っています。
 微塵もブレずに己の物差しを貫く。
 その真っ直ぐな姿勢が。

 これまでも創真は背中で語ってきた男でしたが、改めて彼の魅力を再認識することが出来て感無量でした。
 恵と郁魅が惚れ直すのも無理はない。(^m^)
 その一方で、こうも思ったり。
 ここ最近はやたらとえりながヒロインとして持て囃されているけど、やっぱりえりなは創真の大切な姿を目にしてはいないな・・・と。

 

 そんな真っ直ぐな姿勢とさり気ない温かさに、改めて創真の凄さを実感する城一郎。
 星空を見上げて思うのは

 (お前に似て・・・・・な)

 

 

そうでしょうとも。
(⌒‐
⌒)

 

 

 

 

 さて、城一郎の「良い料理人になるコツ」を遂に創真が知ったり、そして『ゆきひら』の継承も掛かったりと、いよいよこの『BLUE』がラストバトルになる模様。


 気になるのは最終決戦(決勝)で創真はえりなと朝陽どちらと闘うことになるのかということ。

 これまでの積み重ねを考えれば一番相応しいのはえりなでしょうね間違いなく。
 「美味い」と言わせるという因縁もありますし・・・。
 個人的に、えりなには創真から「まだ知らない味」を教えて貰う必要があると考えてもいますし。(これについては、いずれちゃんと語るつもりです)

 ですが、朝陽とでも非常に意味のある闘いができると思います。
 包丁の件もそうですが、それ以上に「幸平の名を継ぐ者」「才波の名を語る者」という、疑似「創真母」と「城一郎」の対決として見ることもできるんですよね。
 今回で城一郎が思っていた事でもあり、私も前々から感じていた事ですが、創真はお母さん似です。そして朝陽は「城一郎」になろうとしているという。
 そんな二人がぶつかり合うことで、“原点”に基づく価値観と“頂点”に基づく価値観の勝負を描くことが出来るわけです。
 そしてその勝負の行く末を握る鍵が、この作品の最大の指針である「すべてを捧げたいと思う女性との出会い」になる・・・という、この作品の重要テーマを全て用いた闘いになれる可能性があるんですよ。

 どちらにせよ、興味深い闘いになるであろうことは必至。
 まだ開催場所や参加者、対決方式など詳細は分かりませんが、この最終決戦を楽しみたいと思います。





 ・・・例え次回からま~た穴ぼこだらけの作劇に戻ろうとも。

 決して見放しません。最後まで。

 


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溜息。

2018-08-20 18:00:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2018年38号掲載
 掲載順第16位
 第275話 【そっちの方が面白ぇ】

 

 

 ・・・はい。

 

 

 前回宣言した通り。

 

 

 しばらく『食戟のソーマ』の感想記事は休止します。

 

 

 だって。

 ま~~~~~たはぐらかされてしまいましたから。

 ま~~~~~~~~~~た軽薄な形で。

 

 

 いい加減、辛くなってしまいました。

 好きだった作品に対する不満を、こうも毎回述べることが。

 本当は、「面白かった!!」と笑顔で感想を綴りたいのに。
 ワクワクした気持ちで、次回を楽しみに待ちたいのに。

 今のこの作品は、少なくとも私にとっては、ちっとも面白くありません。

 なので、しばらく筆を休ませていただきます。

 

 

 

 

 といっても、これからも読み続けはしますがね。

 最後までこの作品を見届ける。

 これは、私が己に立てた誓いですから。

 

 

 なので、一言二言程度の規模で来週以降も感想を綴っていく可能性はあると思います。
 「面白い!」と感じた回ならば、これまでと同じように長文で綴っていこうかと。



 『ソーマ』の感想を目的に訪れてくださっている方々には大変急な身勝手さですが・・・、どうかお許し下さい。(m(_ _。)m)

 


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『食戟のソーマ』第274話感想。

2018-08-14 21:20:00 | 食戟のソーマ

 世間はお盆休みの真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 私は日々仕事に励んでおります。
 5~6年に一度でいいから纏まった休みが欲しいと願う今日この頃です。栗うさぎです。

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年36・37合併号掲載
 掲載順第17位
 第274話 【“先生”VS“第一席”】

 

 

 流石は創真。
 朝陽がただの「先生」ではないことに勘付きましたか。
 この勘働きの良さは相変わらず侮れませんね。

 えりながこの発言を聞いていたならば、「鈴木先生=才波 朝陽」であることに気付けたかもしれませんが・・・。
 
失神中というのが、都合がいいことこの上ない。

 そして恵は、創真の爆弾発言の真意をちゃんと理解していました。
 その発言までの流れを見ていたからとはいえ、フリーズしなかったのはそのためだったのね。



 そういうわけで当事者を完全にほったらかしにして(苦笑)、創真と朝陽の料理勝負が行われることになったのですが・・・


 なんと、朝陽の秘密を明かす対価として、創真の包丁が賭けられることに・・・!!

 うっわ~~~・・・。創真のこのダークフェイスひっさし振りに見た・・・。



 かくして料理勝負が始まることに。

 ここで、個人的にホッとした事が一つ。
 手ぬぐいを巻けば、創真のルックスはこれまでと全然変わっていませんね。(^^)
 創真はスタジエール編終了後からの髪型が一番似合っていると思っていたので、新章開始に伴うヘアチェンジには盛大に落ち込んだのでした。
 なので、手ぬぐい装着時の容姿だけでもこれまでとほぼ同じだったのは嬉しかったです♪


 今回の勝負は、特に決まったテーマは無し。
 そんな条件の中、創真は何を作ってきたかというと・・・。
 チーズフォンデュロースカツ定食!

 トンカツ定食という創真らしい庶民料理ではありましたが、馴染み深い料理に驚きの要素を加えてくるのもまた創真の料理なわけで。
 その驚きの要素は「チーズフォンデュ」の方にあるのだろうとは予想が付きましたが、「チーズ」だから白いだろうと思っていたソースの色は、なんと黒!
 
お~これは良い意外性ですね。

 
創真の料理の中では久し振りに、食べてみたいかもと思えました。
 連帯食戟での創真の料理はいずれも「盛り込み過ぎ」ていて、味がイメージし辛いものになっていたんですよね。
 でも今回は程良く「イメージのしやすさ」と「未知」が組み合わされた料理になっていたと思います。


 創真の実家『ゆきひら』での技術と遠月学園での研鑽から出来上がったのが、このチーズフォンデュロースカツ定食。
 食べた恵のリアクションはというと、黒いソースにちなんで
 黒ギャル化★
 
・・・まあ、悪くはないんじゃないでしょうかね。
 これはこれで結構カワイイとは思いますよ?
 少なくとも湯けむり温泉編でのあの「黒い」恵よりは数千倍マシです。(第267話



 対する朝陽は、一体何を作ったかというと―――
 なんと、創真と同じロースカツ定食!
 唯一違っていたのはソース。
 創真の方のソースはカツを浸ける形でしたが、朝陽のは最初からカツにかかっていました。
 でもなによりの違いは。
 創真の黒に対して、白!

 城一郎に完勝するほどの実力を持つ朝陽ですから、これを食べた恵のリアクションが相当インパクト大なものになるのは想像に難くありません。
 ですが、是が非でも「おはだけ」だけはしないでもらいたいところ。
 恵を「おはだけ」させるのは創真だけ。
 これだけは絶対に守り通してほしいですね。





 いや~・・・それにしても。
 朝陽が遠月学園に現れてから、ここ最近の展開をずっと「二番煎じ」と言ってきましたが・・・
 ここまで重ね掛けされると逆に興味深くなります。

 第80話で仄めかされた、創真の包丁という“伏線”をまさかここで回収してくるとは・・・!
 全く予想が出来ませんでしたが、展開としては全く無理がありませんね。
 上手い運びだと思います。
 秋の選抜の美作戦で語られた通り、料理道具(包丁)を奪うことは料理人の「誇り」を奪うことと同義。
 そして朝陽は、「城一郎」に纏わるものに執着している人物ですから
 
 ですがそうなると、創真の包丁は「才波」所縁の物となるわけですが・・・果たして。




 今話で第80話の伏線が取り上げられましたが、思えば今回の展開には第150話第162話になぞった展開も一緒に組み込まれていますよね。
 そして、そのいずれの展開においても“伏線”が未処理のままという。
 
 この二つの話を当時読んだ時は、その着地の仕方に個人的に凄く納得がいかなかったんですよ。
 第150話でえりなが創真と城一郎の関係を知った際は、えりなが創真を「聖域の侵害」としてより一層否定と反発を強くしないかと懸念したものの、どーゆーわけかその後も普通に会話。
 第162話のVS司戦でセントラルの目的が「不出来な店を潰すこと」、ひいては創真の実家『ゆきひら』も将来潰される対象になることが判明した際は、創真が負けた場合己を批難しないかと危惧したものの、どーーゆーーわけか敗北してもギャグ調の不機嫌顔になっただけ。
 
 もうね。

 この肩すかしっぷりには、当時かーーーなーーーりーーーの不満の権化
と化しました。(もし当時の荒れ様を詳しく見たいという方がおられましたら、こちらをご覧ください。)

 それをようやく。
 よ・う・や・く。
 正面から向き合ってくれるのでしょうか、ようやく。(3回言った)




 もし。
 これだけ身構えさせておいて、ま~~~~~たはぐらかされたりしたら・・・

 

 

 

感想記事を暫く休止するかもしれません。


 



 

 最初は全く意味が感じられなかったこの勝負でしたが、創真の包丁が対価に懸かった途端に俄然興味が湧いてきました。
 ・・・創真の敗北が極めて濃厚なだけに、尚更。

 この関心が再び裏切られない事を切に祈りながら、次回を待つことにします。

 


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『食戟のソーマ』第273話感想。 それと・・・

2018-08-04 12:30:00 | 食戟のソーマ

 毎日『少年ジャンプ +』の方もチェックしている栗うさぎ。
 そんな中、本誌の方で『BOZEBEATS』を連載なさっていた平野稜二先生の最新作が一昨日掲載されていました。
 その作品名は、『勇者ご一行の帰り道』。
 なんとなく興味を引かれ、読んでみたところ―――

 涙腺崩壊。

 確かに作品名にこれ以上ないくらい寄り添った内容でした。
 中盤くらいで“真相”に気付きはするものの、それが尚更主人公ニナの心情を噛みしめさせるものになっています。
 一回読むだけではその良さを理解するには不十分。むしろ二回目以降から本当の意味が分かる作品ですね。
 それぐらい丁寧で深い造りになっていました。
 これほど心に響いたのは、私も「帰る」ということの意味を考える年代になってきたからかも・・・。
 思えば、このブログで主に扱っている作品である『食戟のソーマ』も、『キングダムハーツ』も、「帰る」という要素が一つの鍵として用いられている作品ですしね。
 内容もさることながら、時折挟まれるカラーページもまた印象的でした。
 いや~~~これほど良い涙を流させてくれた漫画に出会えたのは本当に久し振り・・・。
 お勧めです。



 それと、以前附田&佐伯先生も出演なさっていた『ヒット作のツメアカください!』。
 それに今出演なさっているのがミウラ先生なんですよね。
 読んでみて、改めてミウラ先生の凄さを再認識。
 さらっと凄い事実が判明してます。流石は佐伯先生の師匠・・・!
 個人的には“理想病”のくだりがとても共感できました。
 そうなんですよ。
 漫画にせよ、料理にせよ、文章にせよ、良いものを作ろうとすればするほどこの“病”に罹りやすくなってしまうんですよね~。
 作者:天望先生の『ゆらぎ荘の幽奈さん』への見解・感想にも大いに共感し、大いに苦笑しながら楽しく拝読させてもらいました。
 次回も楽しみです♪

 

 

 では『ソーマ』の感想をば。
 今回は短いです。

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年35号掲載
 掲載順第10位
 第273話 【もう一人の息子】

 

 

 前回の『食戟のサンジ』が冒頭カラー2ページだったというのに、引き続き今回もセンターカラー。
 集英社さん、どうか佐伯先生に夏休みをば(懇願)。
 そして附田先生にもどうか休養をば・・・!(←目次ページ見て青ざめた人)

 そんなセンターカラーは、恵とえりなによる海辺のシーン。
 ダブルヒロインということで、佐伯先生はこの二人を一緒に描く場合共通性もしくは対照性を意識した描写をしてくることが多いですが、今回は二人ともツインテールという共通性を持たせています。
 特に恵のツインテールは初という事もあって新鮮な限り☆

 ・・・え?
 「もう片方」の感想はどうしたって?
 じゃあ述べさせてもらいますけども・・・・・怒らないでくださいね?

 ぶっちゃけ、ヘアチェンジした現在の彼女の髪型は
 重い
 と思っています。(←ぶっちゃけすぎだバカヤロー)

 でも、こうやってアップにすればバランスが取れるな~とは思っていたり。


 


 本編。

 おやまあ。
 
 第162話の司戦だけでなく、第150話の爆弾展開の二番煎じでもあったとは。

 

 今回の展開は、正直言って

 

 

 

ふ~~~~~ん。
(棒読み&余所見&耳ほじ&欠伸)

 

 

 

 としか思えませんでした。私はね。


 これはきっと、恵が対象になっていても同じ感想になっていたと思います。

 これは完全に私個人の好みの話なので申し訳ないのですが、私はこういった“誤解”によって巻き起こる恋愛沙汰ってかなり嫌いなんですよ。
 「なんでそうなる💢と、見ててかなりイライラしてしまうタイプなんです。(私がラブコメオンリーの作品に対して基本辛口なのはこのためです)

 それとはまた別に、私にとって創真は「無遠慮に発言しているように見えて、実は言葉選びを常に気遣っている人物」とずっと尊敬していたこともあって、今回の誤解しか招かない発言に落胆してしまった、というのも原因にあります。



 そういうわけで、とにかく早々に今回の“誤解”は解消してもらいたいところ。
 長く引っ張れば引っ張るほど、周囲が混乱するだけですし・・・
 なにより、えりなが傷付くだけになるんで。

 

 

 そもそも。

 

この勝負にほとんど意味なんてありませんしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて。

 それでは本番へ入りましょうか。

 なにが本番かって?

 それは勿論♪

 

 

 今週の『ゆらぎ荘の幽奈さん』感想

 

 

 もうもうもう!

 もうもうもうもうもうもう!!

かるら良い子すぎるだろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

o(><o))((o><)o)(o(><o))((o><)o

 

 つくづく思います!!
 かるらを好きになって良かった・・・!


 この作品の登場人物って優しい子がほとんどなだけに、正面からピシッと叱れる子って貴重なんですよね。
 そういった厳しい役目をしっかり担える子がかるらなんですよ。
 本当に、かるらは「人の上に立つ者」であり「一人の女の子」でもあるという、「高貴さ」と「健気さ」が凄く魅力的に融合しているキャラクターだと思います。

 

 そんなかるらだけでなく、呑子さんも大活躍。
 十升が全力かと思っていたら、まさかの千升・・・!(ひーえー)
 なんだかんだで呑子さんもまた隠れた実力者の一人でしたが、これほどのものだったとは。
 なのに宵ノ坂の家とは勘当しているんですよね、この人って。
 これほどの才能の持ち主ならば尚の事、「家」のしがらみは大きかったでしょうに・・・。
 彼女のドラマもかなりのものがありそうです。

 そんなわけでバトルがいよいよ宇宙規模(笑)になってきましたが・・・

 師匠さんもまだ全力を出していませんよね。
 それに、いくら呑子さんも戦闘経験アリとはいえ、戦歴は師匠さんの方が圧倒的に上。
 まだ形勢逆転とは言えないでしょう。


 ・・・それと、思ったのですが・・・。


 おかしいですね、呑子さん。


 私から見て呑子さんは、普段の態度はだらしないものの本当はゆらぎ荘の住人の中でもトップクラスの思慮深さと器を持つ人物だと思っています。
 なのに、師匠さんにあれほどケンカ腰の態度をとるなんて・・・。
 いくら相手が、可愛がっているコガラシを吹っ飛ばしたといえども。大切な“家族”である幽奈を消滅させようとしているといえども。
 これはちょっと、呑子さんにしては短絡的な対応の仕方なのでは・・・。

 師匠さんが霊装結界を修復した時のあの横顔といい、ひょっとしたら呑子さんは、何かを既に察知しているのかもしれませんね。
 師匠さんが話し合いでは簡単に引き下がらないであろうことを。力づくでしか止められないであろうことを。

 それを考えると、やはり師匠さんは・・・。




 そして、ここまで呑子さんが出し惜しみなしの大バトルを披露してくれているならば、本命主人公のコガラシに期待が高まるのは必然なわけで。

 師匠さんは自分と別れてから修行してないだろ?とか言ってましたが
 んなわきゃないでしょ。
 何話だったかは忘れてしまいましたが、かつてコガラシは千紗希に言ってましたよね。
 憑りつかれた幽霊達から仕込まれたスキルを発揮することは、彼ら幽霊の供養でもあると。
 ならば勿論。
 師匠さんから仕込まれた八咫鋼の力はずっと磨き続けてきたはずです。
 コガラシならば、きっと。

 そもそも、師匠さんが成仏しない原因の根底にあるのはコガラシへの心配です。
 幽奈と蛾爛洞との関係の解明。
 信頼できる仲間達。
 そして何より、コガラシの成長。
 それらをもって、是非師匠さんを安心させてもらいたいですね。



 それにしても今章はこれまで丁寧に張ってきた伏線を見事に回収してくれていて、読んでてとっても面白いです!!(><)
 各キャラクターも、それぞれが「その人物だからこそ出来る事」をフルに用いて活躍してくれているのが素晴らしい限り!!
 もはやちょっとした総力戦とさえ言える展開にワクワクが止まりません。
 ハッキリ言って、今の展開はどれだけ女性キャラの露出が多かろうが「それがどうした」と思えるほどに、王道の面白さがお色気のインパクトに勝っていると思います。

 

 どうしよう・・・単行本買っちゃおうかなあ~。

 


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