う~~~ん、結局今週もギリギリの更新になってしまいました・・・。
どうも最近時間が取り辛くて・・・。
・・・本当はブログも7周年を迎えたことですし、何か新しい事をと考え、ブログのコメント欄を解放しようとも思ったのですが・・・。
自分の事で手一杯な現状を考慮し、やはりコメント欄は開けないことにします。・・・残念ですが。
折角コメントしてくださった方にお返事できないのは、それこそ大変失礼になってしまいますから・・・。
さて、それでは今回もいってみましょう!
週刊少年ジャンプ2020年23号掲載
第204話 【鬼のいない世界】
今週号のジャンプは、本来ならば子供の日直前号だったという事で、表紙は集合絵でした。
でもやはり今号の目玉は、原作&TVアニメ版の『鬼滅の刃』スペシャルコラボポスター!!
いやもうこれは格好良い。
分かりきっていたことだけど格好良い。
炭治郎をメインにかまぼこ隊がそれぞれ描かれていますが、両面がそれぞれ「対」になっている仕組みに。
まずなんといっても炭治郎。
原作版である表面は『日の呼吸 日暈の龍頭舞い』を片手で用いているポーズで、全体も赤のイメージに。
対してアニメ版である裏面は『水の呼吸 生生流転』を両手で用いているポーズになっていて、全体も青のイメージに。
「赤と青」を中心に考察してきた我が人生に悔いなし!!(←)
そして禰豆子は、表面は口枷を付けずに手を握り締めているのに対して、裏面は口枷を付けながら手を開いて『爆血』を。
善逸は表面は起きている状態で『火雷神』。裏面は寝ながら『霹靂一閃』。
伊之助は表面は猪の被り物無しで日輪刀を振るっている「攻撃」の様子が。一方の裏面は被り物をつけて『空間識覚』という「補助」の技を使っているという対照性に。
ストーリーの進行度合いに大きく差がある原作版とアニメ版。
だからこそ、互いを見比べるほどに各キャラクターの成長が分かるのが面白いですね♪
でもこのイラストで地味に気になっているのは禰豆子だったりします。
アニメ版の禰豆子は攻撃技として『爆血』が描かれているのに対し、原作版の禰豆子で描かれているのは―――“血”。
これまでの禰豆子の戦い方を考えれば、アニメ版との対照性を持たせる意味でも描くべきは“爪”だと思うんですよ。
ですが吾峠先生はそう描かず、敢えて手は握り締めさせ、その上で流血させているという。
・・・それに・・・。
これは私の考えすぎかもしれませんが・・・。
血が描かれている付近の禰豆子の髪・・・白くなってません?
つい先程も述べたように、私はこの『鬼滅の刃』という作品を考察するにあたって「赤」を、そして相対する「青」を中心に見てきました。
ですが・・・。
もう一つ。この作品を考察するうえで絶対に欠かせない色があります。
それが「黒」。
「黒」こそ炭治郎の日輪刀の色であり、それはすなわちこの作品のタイトル『鬼滅の刃』にダイレクトに繋がる色なのですから。
そして。
そんな「黒」と相対する色が「白」。
炭治郎と禰豆子は表裏一体の関係です。
炭治郎の力の象徴である「刀」が黒色ならば、禰豆子の力の象徴である「血(血鬼術)」が白色へ繋がる可能性は充分にあり得ると思います。
無惨との戦いでは全く戦う機会が無かった禰豆子。
もしやこれが新たな戦いに向けて吾峠先生が禰豆子に用意させている「新たな力」なのでしょうか?
それともこれが「禰豆子が己の自我を取り戻すよりも重要で優先させていた事」なのでしょうか?
続きましては巻頭カラー。
炭治郎の語りと共に描かれているのは、今回の無惨との戦いでこの世を去っていった仲間達。
そしてそんな彼らを見送る竈門兄妹。二人の手には彼岸花が。
炭治郎の語りが切ないです。
平和と引き換えに、同じくらい尊いものを失ってしまった哀しさが。
そして。
この体に明日がくる限り
というこの言葉に、己に残された時間の少なさを受け入れているのが感じられてまた切ない。
悔いはない、というような穏やかな表情で左方向へと向かっている仲間達。
ですが。
一人だけ逆方向を向いている人物が。
ギリギリ分かる描写になっているその人物は―――珠世さん。
これは多分。
鬼殺隊の面々は無惨との戦いが終わって安心してあの世へ向かった事を意味している一方で、珠世さんだけが油断せずに現世を見据えてくれているということを示しているのではないのでしょうか。
もしそうだとしたら、これが予想記事で私が述べた「珠世さんが最後に遺した血鬼術」に繋がるのかもしれません。
それにしても・・・。
淡い暗赤色になった炭治郎の右眼・・・。
これはこれでイイネ☆(←馬鹿)
かくして本編。
無惨とのあの激闘から三ヶ月が経ち、季節は春。
という事は、炭治郎が鬼殺隊に入って約一年が経ったのですか・・・。
あああやっぱり炭治郎の左腕は機能不全になってしまっていましたか・・・。
右眼も弱視になっているとかいう次元ではなく、完全に視力を失ってしまっているんだなんて・・・。(><。。。)
ですがやっぱり炭治郎は炭治郎。
自分の事よりも他者の事ばかり気にかけているのがいかにも彼らしい。
でもね、「俺なんかより」というのはやめて。お願い。(><。)
だから禰豆子がそんな炭治郎を諌めるのも納得なんです、が。
おでこはじくのはやめなさい。(公式ファンブックをお読みになっている方ならお分かりくださるはず)
もしそれをやった場合、私は禰豆子を敵と見なすのでご了承を。(←)
ここで炭治郎が人間に戻れたことの解説が、愈史郎の分析を通して語られました。
うん、やっぱりしのぶさんの薬だけでなく禰豆子の血液を摂取していたことも要因の一つでした。
「免疫」や「抗体」という医学用語がナチュラルに用いられていますが、確かに「鬼化」は医学的に考えると辻褄が合う部分が多いのですよね。
そして。
愈史郎から見ても、炭治郎の鬼の素質はずば抜けているとのこと。
何故?
無惨よりも。
禰豆子よりも。
鬼の資質が秀でている炭治郎。
今回敢えてここで言及していることもあり、今後その点が掘り下げられるとみて間違いないでしょう。
個人的にはその原因が「赤い実」にあると予想していますが。
そう考察する一方で、炭治郎の腕の中でまったりしている茶々丸にほっこりv
自我を失わずにいた炭治郎の精神力の強さも凄いと評してくれた愈史郎。
そして面と向かって炭治郎を労ってくれました。(^^)
珠世さん以外には心を開かなかった愈史郎が、この言葉とこの表情。
まあすぐに元に戻ってしまうあたりがいかにも彼らしいですが(苦笑)。
帰ろうとする愈史郎を呼び止める炭治郎。
「死なないでくださいね」と。
炭治郎は・・・、炭治郎も、感じ取ったのかもしれませんね。
珠世さんがこの世を去ってしまった以上、生き続ける理由を愈史郎がこの世に見いだせていないことに。
永久の時を生き続けるのは苦しい事です。
それでも。
人の心を持つ鬼である愈史郎にしか出来ない事がまだ必ずある筈ですから。
しかしながら・・・愈史郎はこの炭治郎との会話の後、行方をくらましてしまったそうです。
果たして彼はどこへ・・・。
一方その頃、義勇さんや不死川は産屋敷邸に。
そこでは最後の柱合会議が行われていました。
最初は九人いた[柱]も、今は二人だけに・・・寂しいですね。(><。)
鬼殺隊の解散を告げる輝利哉。
「お館様」としての責務を降りた彼は義勇さんの言葉に涙を零します。
長年に渡る呪いや重責など、産屋敷家も本当に苦労を重ねてきた一族でした。
少なくともこれで短命の呪いは解けたとみていいのでしょうかね?
蝶屋敷での静養も明日には終わり、実家に戻ることになった炭治郎のもとへお見舞いに訪れる沢山の人々。
炭治郎愛されてますねえ~。(^^)
まずは宇髄さん一家。
炭治郎の頭に手を置く宇髄さん。頭に手を置かれる炭治郎。2人共にほっこり。
そしてやっぱりいつ見てもお嫁さんトリオは個性豊か(苦笑)。竈門兄妹への気遣いもそれぞれの形が出ていますね
続いては煉獄一家。
親子間の溝はもうすっかり埋まっている模様で何よりです。
すっかり千寿郎くんから「お兄ちゃん」のように慕われている炭治郎に再びほっこり。
一方の槇寿郎さんは以前に文面で詫びてはいたものの、やはり面と向かってお話しするのはばつが悪そう。
まあ初対面があれだけ最悪だったわけですからねえ~~~。
炭治郎が過去の確執を引きずるような子じゃなくて良かったね☆
他にも見舞い客がどんどん来訪。
炭治郎本当に愛されてますねえ~~~。(^^)(^^)(^^)
個人的に意外だったのが、その中に鋼鐡塚もいたこと。
いえね、此度の戦いの最後で炭治郎の日輪刀は折れてしまったじゃありませんか?
鋼鐡塚はあの刀に相当思い入れがあったから、今度こそ本気で炭治郎が殺されてしまうかもしれないと心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で(以下略)ほんっとうに心配していたんですよ。
あ~~~良かった・・・と心底安堵です。
それと病室がギチギチになっちゃってる時の炭治郎のお顔が地味にツボ(笑)。
伊之助とアオイの交流が描かれていたのはちょっと意外でした。
まあこの二人のやり取りはこれまで全く無かったわけではないので、違和感というほどではないのですが。
伊之助専用にとわざわざ別に食事を用意してくれていたアオイ。
おにぎりとお漬物だけでなく卵焼きまでつけてくれるあたり、アオイの甲斐甲斐しさが窺えます。
そんなアオイの母親のような優しさに笑む伊之助。
うわ~伊之助もこんな風に笑えるようになったんですね~。(しみじみ)
一方の炭治郎はカナヲと桜の木の下でお話。
花の呼吸の初代ですか~どんな方だったのでしょう?(やっぱり女性?)
カナヲの目と傷の具合を心配する炭治郎。
カナヲの目の方もやはり以前より視力が落ちてしまっているようですが、失明まではしていない模様。
伊之助と同様に、カナヲもこんなに朗らかに笑えるようになりました。(^^)
うつむいて、何かを言わずにいた炭治郎。
きっとカナヲに謝りたかったんだろうな・・・。でもカナヲも禰豆子と同様に、謝られるのは望んでいなくて。
それを分かっていたからこそ、炭治郎は言葉にしなかったのでしょう。
思い遣りに思い遣りで返す子、それが炭治郎。
そして驚いたのが鏑丸。
鏑丸は生き残ってくれているだろうと思っていましたが、まさか新たなパートナーがカナヲになるとは・・・。
でも伊黒さんも弱視で不便なところは鏑丸からサポートを受けていましたし、そう考えると確かに納得です。
鏑丸との再会を泣いて喜んでくれる炭治郎は、ほんと老若男女どころか動物にも分け隔てなく接してくれる子だなあ、と。
さて、伊之助、炭治郎と続いたならば、次は善逸か・・・と思いきや、スポットが当たったのは禰豆子と不死川でした☆
この二人の確執も相当でしたものね~~~。男女間ならば間違いなくトップクラスで確執が深い組み合わせです。
煉獄父さんと同様にばつが悪そうな不死川。
それに対して、過去の件などまるで無かったように屈託なく接する禰豆子は流石は炭治郎の妹といったところ。
不死川も己の非を詫び、これにて仲直り。
無邪気な禰豆子の笑顔に玄弥を重ねた不死川は、慈しみの表情で禰豆子の頭を撫でます。
個人的にはこのやり取りを炭治郎とでも見てみたかったですね。炭治郎は玄弥の友達だったのですし。残念。
それにしても、禰豆子ってこんなキャラクターだったんですね☆
これまでの回想で見る限りではしっかり者で大人しい子というイメージだったのですが、結構幼気が強いというか。
鬼になっていた時とあまりギャップを感じないのは吾峠先生の配慮もあるのでしょうかね?
竈門兄妹は義勇さん&鱗滝さんとも御挨拶。
個人的にはこのコマが今回のベストショットです。
笑顔が溢れていてとても良いな、と。
次ページの竈門兄妹のコマもベストショット候補だったのですが、やっぱり炭治郎も笑顔でないと、ということでこのコマに。
そんな竈門兄妹二人を囲み、そして鬼殺隊のお墓へと供えられていた花は多分木蓮。
その花言葉は「自然への愛」「持続性」そして「高潔な心」。
命を賭して世の為人の為に戦ってくれた鬼殺隊の高潔な心はずっと続いていく・・・ということを示しているのかな・・・と思うとちょっと泣きそうに。
鬼殺隊が解散されたこともあり、普通の着物姿になっている炭治郎達。いや伊之助は相変わらずですが(苦笑)。
隊服はまだいいのですが、気になるのは日輪刀の行方。
特に炭治郎の日輪刀は縁壱の所縁の品だったのに・・・どうなったんだろう・・・。刀鍛冶の里に保管とか?
それと善逸の着物がお爺ちゃんのに代わっていますね。
以前の着物もお爺ちゃんから貰った物でしたが、その着物が唯一の形見なのでしょうか・・・。
そんなお爺ちゃんの遺骨も一緒に持って行く善逸。
先程お墓詣りした鬼殺隊の墓所には納骨せず、自分の近くで弔う事にしたのでしょうか。
・・・そうですよね、大切な家族ですもの。
そして地元へと戻ってきた竈門兄妹は、懐かしの三郎お爺さんとも再会。
この人が炭治郎を引き留めてくれていなければ、この物語自体が始まってさえいませんでした。
それを思うと改めて三郎お爺さんは隠れた立役者です。
三郎お爺さんもあの後、竈門家の惨事を知ることとなったでしょう。そして行方知れずとなった炭治郎と禰豆子の事をずっと案じてくれていたのですね。
泣いて駆け寄ってくれてありがとう。抱きしめてくれてありがとう。
そして・・・
実家では家族達が迎えてくれました。
花となってーーー
この花は・・・
もしや蓮華!?
蓮華の花言葉は「あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ」。
この物語が始まった時は炭治郎独りで悲しみに耐え忍ばなければなりませんでした。
ですが今は、自分を取り戻した禰豆子が一緒にいて、仲間達も傍にいて。
皆で悲しみを分かち合うことが出来ているんですよね・・・。
あ、ダメですまた泣きそう。
そしてこれはアニメのOPテーマ[紅蓮華]へのリスペクトとみていいのでしょうか?
そして炭治郎の新しい技が『紅蓮華』になると確信していいのでしょうか!?(興奮)
長い間留守にしていた竈門家に帰り、新たな生活を始める竈門兄妹と善逸と伊之助。
竈門兄妹と一緒に家族のお墓に手を合わせていることといい、一緒に掃除していることといい、本当に伊之助は丸くなったなあ・・・、というか“人”になってくれたとつくづく思います。
ちなみにこのページの炭治郎の左腕は普通になっておりますが、吾峠先生の巻末コメントによると渾身の作画ミスとのこと☆
うん、このページ永久保存決定。
単行本で修正されてしまうならば、左腕が普通の炭治郎は今この時だけになってしまうのですから。
炭治郎の身体が普通になってくれているのならば作画ミスだって大歓迎です。
住む者がおらず、ずっと閑散としていた竈門家。
そんな竈門家も笑い声で満たされることに―――
そして時は経ち・・・
・・・。
・・・は?
え?
え??
えええ???
ビル群?
これは一体???
同じ時代の外国?と解釈しそうになりました。
煽り文が無ければ。
煽り文にはしっかりと「時代は現代!!!」と。
ほんと???誤植とかじゃなくて???(←)
と、いうことは・・・
次回は此度の戦いでこの世を去った仲間達が、未来の世界で生まれ変わった模様が描かれるのでしょうか?
今回は生き残った鬼殺隊の“その後”が描かれていたので、今度は殉職した仲間達の“その後”が。
今回の巻頭カラーにて竈門兄妹が手にしていた花は彼岸花。
その花言葉は「転生」「再会」等がありますが、「また会う日を楽しみに」という言葉も。
時を経て生まれ変わり、再会を果たした仲間達が今度こそ平和な世界で幸せな人生を歩めているということを吾峠先生は描こうとしておられるのではないのでしょうか。
そんな彼らを見守るのが、この時代までずっと生きてきた愈史郎になるのでは。
そして愈史郎が過去を追憶する形で再び炭治郎達の時代へと場面が戻り、衝撃の新展開突入へ・・・という流れになると予想します。
ちなみにそんな未来の世界が『キメツ学園物語』に繋がるかどうかは、個人的にはどうとも言えませんね~。
繋がってもおかしくないですが、あの作品は完全にギャグに振り切ってますので(苦笑)。
はい。
そういうわけでして。
『鬼滅の刃』はまだ終わりませんよ。
(大・断・言)
絶対。
きっと。
間違いなく。
例え100人中99人の方々が「次回で『鬼滅』は最終回を迎える」とお考えになられようが、私だけは「『鬼滅』はまだ続く」と断言させて頂きます。
だって。
今回だって伏線と思われるものが張られているじゃありませんか。
表紙の隠された珠世さんという。
それに・・・禰豆子がちゃんと喋れるようになって、感じたことが一つ。
喋り方が、あの人に似てるんですよ。
竈門兄妹のご先祖の一人である、竈門すやこに。
思えば刀鍛冶の里編のラストで口枷が外れ久し振りに喋った時、禰豆子は語尾に「ねぇ」と付ける独特の口調で話していました。
それはすやこの口癖です。
そして人間に戻った今もその口癖が見受けられる禰豆子。
しかも。
不死川との会話で「寝るのが好き」という、すやこを強く連想させる発言もしているという。
これはひょっとして・・・
というより、やはり・・・
禰豆子も炭治郎と同じように、先祖から「何か」をダウンロードしているのかも。