あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第247話感想

2018-01-26 00:10:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2018年8号掲載
 掲載順第10位
 第247話 【“氷の女王”

 

 






 ・・・さて。

 大方の予想通り、この4thBOUT第1カードはえりなの完全勝利で終わったわけですが・・・



 今回の話って



 明らかに



 創真VS斉藤先輩の決着回である第243話との対照性が意識された脚本&描写になってるじゃありませんか!!

 

 

 それはもう初っ端の扉絵から。
 第243話の扉絵と並べると一目瞭然です。

 不機嫌そうな表情で桜並木を歩いていた創真。
 そして、今回のえりなも同様に仏頂面で桜並木を歩いているという。
 創真とは反対方向に。
 
あの時は編入試験に向かっている時の創真を描いているものとばかり思っていたのですが・・・違ってましたね。
 どちらも第4話の「あの宣告」後に別れた二人だったわけです。

 煽り文も粋ですよねこれまた。
 サブタイトルが【“氷の女王”】に対し、「春の嵐を乗り越えて・・・」とは。
 もう何度も言ってるように、第9話のサブタイトルである【氷の女王と春の嵐】という言葉と意味合いに格別の思い入れを持っている私としては堪りませんでした。
 ありがとう担当編集さん。グッジョブです担当編集さん。





 まずは今回最大のツッコミ所その1。
 創真くん、それぐらいの笑い方を「爆笑」とは言いませんよ。
 「そんなウケるとこあったか?」とかいう言い方の方が自然かと。



 食べるまでもない、とえりなの品を減点と決めつける茜ヶ久保もも。
 あ゛~~ほんっと少し前のえりなとそっくり。(-"-)

 まあ・・・確かにその指摘はご尤もではあるのですが。
 餡子を挟んだことでスフレの食感が損なわれてしまったのでは・・・?と正直な所私も思いましたから。
 創真も地獄の合宿での朝食ビュッフェ課題でスフレオムレツを思いついた際は「食感」に着目していましたしね。


 でも。
 食べれば案の定悶絶。(ザマーミロ)


 えりなのスフレどら焼きは、そんな食感の損失を大きくカバーする程風味が深かった模様。
 その隠し味になったのは、水分を抜いたヨーグルト、別名ギリシャヨーグルト」。
 調べたところ、ギリシャヨーグルトは低カロリー・高タンパク質なため、美容や健康に良いと女性達に人気がある模様。
 私は全く知らなかったけど。(←)

 そして、それを即席で作るためにえりなが用いたのが、前回ちらりと見せていたコーヒーフィルターだったわけですか。
 なんだか、生粋のお嬢様であるえりながこういった一般家庭で使われている道具を用いるのは不思議な感じですね。
 この工夫を思い付けたのは極星寮での生活があったから、とかいう理由だったならば個人的には大歓迎。(^^)



 品名からえりなの意図が分かっていたアリス。
 「grace(グラース)」の意味は「恵」。
 え???
 んなアホな。
 ・・・(再び調べてみた)・・・
 ホンマや☆
 いえ確かに「優美」も間違いではありませんでしたが、「恵み(恩恵)」という意味もちゃんとありました。(※他にも「(食事前後の)感謝の祈り」という意味も)
 うわこれは完全に引っ掛かってしまいました☆
 見事すぎて悔しいレベル。



 ともすればマイナスになりかねない事でも、敢えて承知で挑むチャレンジングな姿勢、ですか。
 残念ながらリスクを越えることが出来なかった恵のりんごどら焼きの工夫を、えりなはこのスフレどら焼きで越えてくれたわけですね。(^^)
 その一方で、私はこうも思いました。
 やはり恵の料理への姿勢は創真と似てますよね。
 恵VS茜ヶ久保ももの闘いではボクシングという「殴り合い」がイメージとして描かれていましたが、創真もまたこの遠月革命編内で「殴り合い」のイメージで闘っていましたもの。
 遠月革命編中盤における最大の山場であったVS葉山戦で。
 リスクを恐れず、可能性を信じ捨て身で挑む姿勢で。

 そんな創真や恵の姿勢は、言い換えればイチかバチかの大博打。
 ・・・あ、なるほど。
 そこが第232話の巻頭カラーと繋がっていたわけですか☆



 でもって今回最大のツッコミ所その2。
 えりなさん、創真からインスパイアされまくりやないけ。
 「上座にふんぞり返っているだけ」のくだり、創真から言われた事(第3話)じゃないですか。
 「お粗末さま」ってモロに創真の決め台詞じゃないですか~。





 創真の精神的成長の集大成が描かれていた第243話。
 それは、遠月学園という世界を認めるという形でした。

 そして、えりなの精神的成長の集大成が描かれていたのが今回。
 それは、『幸平創真』という人物を認めるという形だったという。
 えりなが創真に対して執拗に否定や反発や苛立ちを抱き続けていたのは、彼の(一見)失礼な言動だけでなく、「自由」や「可能性」といった自分の知らない“輝き”を持っていた事に対する嫉妬もあったわけですか。



 そんな二人に共通していたのは
 過去の自分”を回顧しながら“今の自分”を宣言していたこと。

 そして。

 “出会い”にしっかり向き合えていたことですね。

 特にえりなはその頑なさと幼稚さから“自分”にも“出会い”にも背を向け続けてきただけに、創真とはまた違う感慨深さがありました。
 現に茜ヶ久保ももからも「自分の事は棚上げしてるくせに」と言われてましたしね。
 でも、過去の自分を顧みることが出来るようになったのは大きな成長の証。
 今のえりななら、私も素直に「女王」と認められますよ。(^^)



 というわけで、やはり此の度の闘いでは[氷の女王]から変わったえりなが描かれましたね。
 この闘いが始まった時、茜ヶ久保ももへの冷笑を見て第9話【氷の女王と春の嵐】を思い出していた私。
 今回の扉絵&サブタイトルだけでも満足でしたが・・・やはり附田&佐伯先生はニクイお方です。最後に追い打ちをかけてくれました。

 去り際に「お粗末さま」と告げた時のえりなの表情。

 第9話での「ごきげんよう」を回顧したものになってましたね。(さあ!単行本2巻87ページと見比べてみましょう!)

 表情はほぼ同じながらも、その発言だけで明確に以前との違いが分かるというこの巧みさ。
 これは附田&佐伯先生の会心の工夫だったと思います。





 さあ、そして気になる他のカードの対戦図はというと・・・?
 (えりなの勝利のコマで先バレしちゃってたけど)
 予想的中!
 一色先輩VS司
 タクミVS竜胆先輩

 となりました!

 次回からは第2カード:一色先輩VS司の戦いが繰り広げられる模様。
 個人的にこの対戦はえりなVS茜ヶ久保ももよりも興味深いですね。
 なにせ、私から見て一色先輩は次期十傑第一席最有力候補ですから。
 勿論創真もいずれ必ず第一席になると信じていますが、まだまだ成長途上ですからね。
 料理面的技術やセンス、人格的度量や気概といった総合的な面で考えれば、えりなよりも、創真よりも、一色先輩が一番第一席に近いと思っています。
 そんな十傑第一席に一番近い人物と、現・十傑第一席との勝負。
 果たして一体どんな戦いになるのでしょうか?

 


『食戟のソーマ』第246話感想

2018-01-18 22:30:00 | 食戟のソーマ

 いや~今週号の『ゆらぎ荘』は普段よりも頭一つ抜け出ていたと言っていいほどの良さでした。
 コガラシのイケメンさがもうね!!!
 真のイケメンというものは、「優しい」だけじゃダメだと思うんですよ。
 相手を真剣に思い遣ってくれているからこそ。本気で大切に思ってくれているからこそ。
 だからこその、「怒り」。
 しかも、その「怒り」を単なる怒号としてぶつけるのではなく、敢えて背中を向けて告げたのも彼らしい配慮の形になっているんですよね。
 正面切って怒りをぶつけてしまったら、狭霧が傷付いてしまうかもしれない。
 怒りつつも、同時に相手を必要以上に責めようとしないコガラシの誠実さは本当に男前の一言です。

 「優しく」はあれほど、決して「甘く」はない。
 そういった絶妙な男前さは創真と似てるなあ、と個人的には思ったり。






 週刊少年ジャンプ2018年7号掲載
 掲載順第10位
 第246話 【カワイイ“女王”様





 茜ケ久保もものツイッターに寄せられる【いいね!】。
 う~ん時代だねえ~。(←ツイッターやってない人)
 でもさ~やっぱりそのスイーツは・・・(汗)。
 最近の「カワイイ」の基準はわからん★

 それにしても茜ヶ久保ももって随分とSNSの人気者だったんですね。
 月饗祭で売り上げ第一位だったのも、この人気が後押ししていたのでは。



 前回は茜ケ久保もものターンでしたが、今回はえりなのターン。
 やはりえりなもスイーツで正面勝負を挑んできました。
 やっぱりね~。やっぱりな~。


 お。
 前に新戸が言っていた「えりなは薊の計画の“鍵”」発言がここで再び取り上げられました。
 それを初めて聞いたときは色々と想像を巡らしましたが、一体どういう事なのでしょう?
 えりなの才[神の舌]と、薊がえりなを自分の価値観を絶対のものとするように洗脳したことが、きっと関係しているとは思うのですが・・・。
 その真相を明かすのは誰になるのでしょうかね?
 仙左衛門か、それとも司あたりか。
 やはり・・・薊か。



 えりなに(上っ面でとはいえ)声援を送るとは随分な余裕ぶりですね茜ケ久保ももは。
 それだけ自分の勝利を微塵も疑っていないということでしょうけど。

 その自信はどこから来ているのかというと、自分の絶対的センスや高度な製菓技術もさることながら・・・。

 用意されていた多くの選択肢の中から、「パティシエ」という道を選んだ自負。

 天性の才を持っていたという点ではえりなとよく似ていた茜ケ久保もも。
 ですが、えりなの「舌」という才は食物のみでしか発揮できないものですが、茜ケ久保ももの「審美眼」は衣服や玩具、装飾等々、デザインに関わるもの全てに通用する非常に活用幅の広い才です。
 それだけ多くの道があったというのに、何故「パティシエ」という道を選んだのか。
 その理由は―――

 ふ~ん・・・。

 茜ケ久保ももは「かわいい」ということを絶対的価値観としてこれまで度々口にしてきましたが、この時用いた「かわいい」を言い換えるならば。

 お菓子を作っている時の自分が一番“輝いている”から。

 それだけ茜ケ久保ももにとって、お菓子を作ることは好きな事であり、楽しい事であったのでしょう。
 なのに・・・。
 いつからなのでしょうね。
 お菓子作りが「敵を倒す手段」になり、「ストレス発散法」になってしまったのは。


 敷かれたレールをただ進むのではなく、しっかりと「自分」が選んだ「自分の道」を歩んできた茜ケ久保もも。
 それは尊敬すべきことです。
 ですが。
 そんな「自分だけの道」しか歩んでいないことが、茜ヶ久保ももの大人への成長を妨げているのでしょう。


 そんな茜ケ久保ももに何かを教えるため、えりなが作った品は。
 ホットケーキ!
 今の御時世では「パンケーキ」と呼んでいるようですが、いいんです!誰がどう言おうが私にとってはこういう品は「ホットケーキ」なんです!!
 だって「ホット」なんですから!!!
 料理とえりなの二重の意味においても。

 その品は、名付けて『Souffle’ le’ger de grace』 
 直訳すると『優美なるスフレ』とのこと。
 茜ケ久保ももの「可愛さ」に対して、えりなは「美しさ」で対抗してくるだろうとは予想していましたが、まさにえりならしい品ですね。

 それにしてもスフレかぁ~~~。(単行本4巻を目にしながら含み笑い)
 でもって桜の花かぁ~~~。(単行本1巻&小説版第二弾を目にしながら以下略)


 でも今回取り上げられていたのは、恵のどら焼きとの“繋がり”。
 和菓子を作ってくるかと思いきや、ホットケーキという至って馴染み深い洋菓子を出してきた時はちょっと意表を突かされましたが、どら焼きの構成要素をこういう風にアレンジしてくるとは思いませんでした。
 しかも「創真がもしお菓子を作るとしたらホットケーキかな~」と想像していた身としては、ダブルの不意打ちです。
 ・・・なんだか、附田&森崎先生のアイデアが今回の品には一層感じられるような・・・。

 でもって川島麗と一緒にアンもリアクション。
 「餡」だけに。
 うまい☆
 前回と同様に今回も過去作との融合リアクションですね。
 第30話での「見下ろすえりな」+第215話の「ぱふぱふ」という(苦笑)。





 繰り返し読んで気付いたことが一つ。
 インスタ映えするお菓子を披露している茜ヶ久保ももと、ホットケーキを作ったえりな。
 今回の話は共に「今のトレンド」にスポットを当てた内容になっていたんですね。
 こういう発見があるからこの漫画は面白いんですよ♪ 


 さぁて。
 次回は茜ケ久保ももの派手なリアクションが弾けそうですね。
 それに、まだ例のコーヒーフィルターが何に用いられたのか明かされていませんし。
 全然想像がつかないだけに、次回の種明かしが楽しみです。
 今回は料理を通して恵との“繋がり”が描かれていましたが、次回は是非とも新戸や郁魅との“繋がり”を描いて欲しいところ。
 新戸は勿論ですが、郁魅の場合も、今回の勝負にえりなが勝ったら第三次進級試験時(第191~192話)の敵討ちを兼ねることもできますから。



 そんなえりなの戦いの一方で、司と竜胆先輩は一体誰と当たっているのでしょうか。
 創真は今回は控えに回っているようですから、出場しているのはタクミと一色先輩。
 多分、一色先輩は司と、タクミは竜胆先輩と当たっているものと予想します。
 一色先輩は、その鋭さで司が何故薊政権を支持しているかについて切り込んでくれることを期待。
 タクミは、その情熱で竜胆先輩に立ち向かっていってもらいたいです。

 


『食戟のソーマ』第245話感想

2018-01-11 11:30:00 | 食戟のソーマ

 『火ノ丸相撲』アニメ化決定おめでとうございます!!!(><)
 あれだけの良作が長年アニメ化されなかったのはずっと不思議でなりませんでしたが、ようやくですか。
 まあ、今の相撲界の状況を思うと少しばかり複雑ですけども・・・。
 でもそんなリアルの状況なんて関係無しに、原作の良さをきちんと活かしたアニメにして頂きたいところです。

 それと、今号の『青春兵器ナンバーワン』について少し。
 ゴロー:「武士道とはペット道」
 エージ:(武士に謝れ)
 栗うさぎ:斉藤綜明先輩にも謝れ。 

 それにしてもやっぱりNo.06くんはカワイイな~v
 あのつぶらな瞳が堪らないv

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年4・5合併号掲載
 掲載順第7位
 第245話 【“可愛さ”のカリスマ】





 注目のえりなVS茜ヶ久保もものテーマ食材は『黒糖』!
 なんとまあ☆
 作中でも言ってる通り、これまたスイーツにもってこいと言わんばかりのお題ですね。
 個人的には願ったり叶ったり。
 これは恵との勝負に引き続きスイーツ対決になること間違いなし。


 今のところ茜ヶ久保ももへの好感度はマイナスですが、一つだけ感謝していることがあります。
 それは前の闘いで川島麗を浄化してくれたこと。
 お陰で不快感が解消しましたホントありがとう。



 前の勝負では割と控えめでしたが、今回は茜ヶ久保ももの調理の様子が存分に描かれてます。
 次々と調理技術を披露していく茜ヶ久保もも。
 特に感心したのは飴細工のシーンですね。
 たった一コマで済ませていますが、飴細工は製菓技術の中でもトップクラスの難易度ですよ。
 高難易度の技をいとも簡単そうにやれているということは、それだけ茜ヶ久保ももの技術は凄いレベルだということです。


 そんな魔法のように次々と技を披露していく茜ヶ久保ももの様子を観戦しながら創真は何をしているのかというと、新戸の生薬を飲んでたり(笑)。
 でも。
 甘さや辛さといった“味”に対するこの作品の用い方に「ある考え」を持っている私としては、“甘い”お菓子対決の最中に“苦い”生薬を口にしている創真のこの行動は中々深読みできるものがあります。



 これはなんとも早い展開☆
 もう品出し&実食ですか。
 茜ヶ久保ももが出してきたスイーツは・・・

 ロールケーキの巨城。  

 ・・・。(--;)

 いえ、凄いですよ?
 確かに凄いのですが・・・。でも・・・。
 これまでの過程や茜ヶ久保ももの素行を見ていたためか、なんか素直に感心できません・・・。

 なんというか・・・。
 まさに子供が作ったものといった感じですね。
 「可愛さ」のモチーフとして沢山描かれているイラストが、逆に子供の落書きのような印象になってしまっています。
 もしくは、ただ「力」のみをひたすらブチ込んだ品といった感じ。

 でもやはり味は一級品。
 「醤油クリーム」ですか・・・!
 これは面白い発想ですね~!





 えりなと茜ヶ久保ももは「子供っぽさ」という共通点がある、とは前から何度も述べていた事ですが、更に共通点を追加してくるとは☆
 生来の「可愛さ」に対する絶対的な審美眼、ですか。
 
 それ以上に驚かされたのは両親共にネコ頭だったことですけど(爆っ)。


 突出したセンスの持ち主だったが故に「可愛さのカリスマ」として、大勢の大人達から「可愛さ」の判断を委託され続けられていた茜ヶ久保もも。
 ほんとにえりなによく似た境遇ですね~。
 
 ただし。

 「カリスマ」であったということは、「常に先頭を歩む者」であったというわけで。
 茜ケ久保ももはその「可愛さ」のセンスが際立っていただけに、自分のセンスに共感してくれる同年代の人には全く出会えていなかったのではないのでしょうか。
 皆、茜ケ久保ももの好みに後からついてくるばかりで。

 その点においては、えりなは幸運だったと言えます。
 
小説版第二弾を読んでいる方ならば御存じの通り。
 
えりなは新戸という、美意識を共有し合える相手に早々に出会えていたのですから。





 茜ヶ久保もものスイーツはまるで牙城のような完成度。
 そんな品がもたらしたリアクションはというと・・・
 そうきましたか(苦笑)。
 茜ヶ久保ももの初リアクションとつい最近(第242話)のリアクションを融合させてくるとは、新しい試みですね。


 ・・・う~ん、それにしても・・・。
 言い方はかなり悪くなってしまうのですが、なんだか茜ケ久保ももの調理ってひたすら自分の世界にどっぷり浸かっている子供のおままごとといった感じに私には見えます。
 多分附田&佐伯先生もそれを狙っているのではないのでしょうか。

 そんな“城”に篭る「スイーツの女王」に対して、もう一方の「女王」はどういった勝負を仕掛けてくるのでしょうか。
 まず間違いなく言えることは、えりなもスイーツを、しかも和菓子を作ってくるでしょうね。
 えりなはこの闘いに、仲間達の敗北を背負って挑んでいるでしょうから。
 なので恵や新戸の得意ジャンルを用いてくれることを期待。
 それに薬膳では、黒糖は体を温める作用があるとのこと。
 ここらを上手く用いて、今のえりなは美しくあれども冷たい女王ではなくなったということを示してもらいたいところです。





 今回の話を読むにあたり、小説版第二弾の購読をお勧めします。
 読み味が倍増すること間違いなしですよ。
 テーマが【スイーツ】という事もさることながら、えりな&新戸のエピソードや飴細工に関する知識も豊富に書かれてますので。(^^)

 


『食戟のソーマ』第244話感想

2018-01-03 23:55:00 | 食戟のソーマ

 え?今回のジャンプの発売日って明日?

 うっそ★


 ということで大慌てで書き上げました。
 それでは2018年最初の『食戟のソーマ』感想、いってみましょう!

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年4・5合併号掲載
 掲載順第9位
 第244話 【4th BOUT】

 

 取り敢えず最初のツッコミとしては
 皆さんエキサイトしすぎ。(^^;;;A)

 でもこの事は「皆で団結すれば“檻”をも壊せる」という創真達の姿勢を体現していたようにも見えました。



 創真と闘い、やっと気付けた斉藤先輩。
 そう。
 「守るべき者=弱者」だなんて決して決まってはいないんです。
 その点においても本当に創真の姿勢には感心させられますね。相手への“決めつけ”の無さには。

 創真の武運を祈ってくれる斉藤先輩。
 う~ん、好感度上昇が止まらない♪
 寧々先輩といい、創真は良い先輩方と闘えてますね。(^^)

 



 さて、ここで次なる戦い4thBOUTに向けてのインターバルに。
 創真に生薬を淹れてくれる新戸。ありがと。(^^)
 ここの新戸の正面カット、可愛いんだけど・・・。けど・・・。

 言ってもいいですか?

 新戸の制服はリボンじゃなくてネクタイですよ佐伯先生。(多分単行本でも修正されない可能性大)

 甲斐甲斐しいのは新戸だけではなく郁ちゃんも。ありがと。(^^)



 会場に来てくれてた美作。(久我はどこ?)
 ここのタクミとの会話も良かったです。
 この二人の関係もすっかり良い形に昇華してくれましたね。(^^)
 個人的にはタクミにはストーカーになって欲しくないけど(爆)。 



 さて・・・。
 いよいよファイナルも近づき、竜胆先輩や司はどうなっているかというと・・・。
 うん、やっぱりね。
 もはや私の中では「体力制」という後付け設定は完全にお蔵入りしています。


 それは別にして、本当に竜胆先輩は良いキャラだなあ~。
 アリスとはまた違った形ですっごく活き活きと動けるキャラですよね。
 創真とのツーショットにもほっこり。
 カラーだったら絶対姉弟にしか見えないと思う。


 そしてガムテープで修復される牢屋のお手軽さ(笑)。




 インターバルを経て、始まらんとする4thBOUT。
 第1カードは茜ヶ久保ももと・・・。

 お~~~~~。

 ここでえりなが出陣ですか!
 この遠月革命編においてのもう一人の主役であり最大の鍵であるだけに最終戦まで出ないと思ってましたが、ここで出てくるとはね。

 触れる機会を逃したままだったのですが、描写的にもいいタイミングなのでここで触れておきましょうか。
 創真達反乱軍一同が腕に巻いてる布って、何の意味が込められているのでしょう?
 シンプルに捉えれば団結の証でしょうが・・・、一体誰が発案したのでしょうかね?
 個人的には創真に一票。


 遠月革命編が始まってから長い間なりを潜めていたえりなの冷笑でしたが・・・
 久し振りに復活★
 そうなんだよな~、この子ってホンット敵にまわるとイヤ~~~な奴なんだよね~~~。(-"-)

 そんなわけで、久し振りに「女王サマ」全開なえりなですが・・・。
 ・・・そういえば・・・。
 茜ヶ久保ももが恵との勝負で作った品って、確か【女王さまの林檎タルト】と名付けてたよね・・・。
 えりなのことだから「真の女王の品とはこういうものを言うのですわ(冷笑)」とか言ってきそう~~~。
 ま。
 少し前のえりなだったならば、の話ですけど。
 今のえりなは前とは違いますからね。
 今回見せた姿がかつての[氷の女王]を強く思い起こさせていただけに、逆に以前との違いが描かれそうです。



 かくして4thBOUTの第1カードは
 えりな VS 茜ヶ久保もも
 となりましたが、この勝負はスイーツ対決にはならないかと思います。茜ヶ久保ももとのハンディキャップを考えても。
 果たしてテーマ食材は一体何になるのでしょうかね?
 う~~~ん、スイーツに不向きな食材として絞り込むならば・・・海鮮系でしょうか?

 まあ、この二人のスイーツ対決も出来ることなら見てみたいですけど。
 茜ヶ久保ももは「可愛いもの」に強い美意識をもっていますが、えりなもまた強い美意識を持つ者ですから。
 その点から見ても、この二人は共通点がありますよね。子供っぽいということだけでなく。(←)



 ここまでで大分十傑陣のキャラクター像も明らかになりましたが、竜胆先輩や斉藤先輩が好印象なのに対し、茜ヶ久保ももはマイナスの印象です。少なくとも私にとっては。
 それは第151話でぬいぐるみのブッチーを虐げている姿を見た時から。
 可愛いものを「愛でる」とは言っているものの、その行動に「慈しみ」は感じられませんよね。茜ヶ久保ももって。
 ブッチーが大切なら手を引きちぎるなんて可哀想な事してんじゃねえよ💢 自分が引きちぎったんだから自分で直せよ💢 と、残虐で怠慢とも言える彼女の行動には不快感がかなりあります。
 しかも苛立つ理由が自分でも分かってないし。
 おまけに料理で憂さ晴らししようとだなんて思ってるし。
 どんだけガキやねんと言いたい。
 本当に創真達より二歳も年上なのでしょうか。甚だ疑問です。

 まあ、そんな茜ヶ久保ももだからこそ、えりなが闘うのに相応しい相手なのですが。


 第9話以来、極めて久し振りの食戟披露となるえりな。(そういえばあの時のサブタイも丁度【氷の女王と春の嵐】でしたっけね)
 お手並み拝見といきましょう。





 そういえば。

 今回の話数は「244」。
 下二桁がのゾロ目のこの回にthBOUT開始ですか。
 相変わらず狙ってくるなあ附田先生ってば☆ 

 

 


謹賀新年。

2018-01-01 23:00:00 | 日記

 あけましておめでとうございます!
 2018年もこのブログ【あまぐりころころ】を何卒よろしくお願いします!
 皆様はどんな新年をお迎えになられたでしょうか?

 私の方はというと、久し振りに実家に泊まりましたが・・・。やっぱり良いですね家族と一緒に過ごすのは。
 お母さんの作ったぜんまい煮や栗きんとん美味しかった♪
 甥っ子姪っ子達とも仲良く遊べて、温かい時間を過ごすことが出来ました。(^^)



 一年の計は元旦にあり。今年も一年の抱負をここで述べておこうかと思います。

 まず、今年のブログ運営についてですが・・・
 申し訳ない限りなのですが、今年一年は『食戟のソーマ』の感想を「ちょこっと」規模に縮小させてもらいます。
 その理由はというと、今年は『キングダムハーツ』の方に注力したいものでして。
 去年のE3(Electronic  Entertainment  Expo 2017)にて、今年2018年に発売予定と発表された『キングダムハーツⅢ』。
 長く待たされた分、ど~~~しても発売日当日にプレイしたいんです。
 でも、充分に楽しむためには全シリーズをクリアしなくては・・・!!(いえ、ノムテツさんのことですから初見でもきちんと楽しめるものにしてくださるでしょうがね)
 私は好きな物であればあるほど完璧主義になるという困ったところがあるのですが、去年はそれが災いしてしまい、『キングダムハーツFM』しかクリアできなかったんですよね。
 まあ、それ以外にも『ソーマ』の五周年記念やお婆ちゃんの三回忌や職場のアレコレやソレコレもあり、時間が取りにくかったという理由もあるのですが。
 今年2月に開催されるD23 Expo Japan 2018にて発売日についての詳細が発表されるでしょうが、既存のシリーズを全てクリアするだけなら何とかなるかも???しれないので。

 た・だ・し。

 私が予感している“不安”が的中してしまった際は『ソーマ』の記事に全力を注ぎます。

 今年は『食戟のソーマ』・・・というより、「幸平 創真」にとって最大の“谷”が訪れる年と予感しているので・・・。

 あ、勿論まだ途中の五周年記念記事は手を止めず書き続けているのでご安心ください。
 個人的に物凄く思い入れのある内容になってしまい、どうしても納得いく文章に練り上げたくなってしまって・・・。遅くなってしまい本当に申し訳ありません。(><。)


 ブログ運営以外の面では、今年も必ず「少年ジャンプ展」に行こうと計画しています。
 特に今年開催の二期からは遂に私の世代の作品になりますからね!(><)


 あとはとにかく、今年は去年とはまた違った形で職場が大変になりそうなので、精神的にもっとしっかりできたら・・・と。
 精神面を成長させるのはかなり難しいことですが・・・折れないように頑張ります。