あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『過ぎ去りし時を求めて』というサブタイ自体が既に意味深い。

2015-07-29 22:20:00 | 日記

 昨日今日と登山に行ってまいりました。
 まあ、なんだ。
 やっぱ木々の緑は良いですね~。 
 足はカクカクだけど(爆)。


 そんなネットに目を通さなかった一日の間にビッグニュースが
 ドラクエシリーズ最新作『ドラゴンクエストⅩⅠ』の発売が正式発表!!
 しかも来年発売予定とは!!
 これはビッグタイトルとして見ると、発表からかなり早い発売なのでは。
 シリーズが来年で30周年を迎えることに合わせての事ですから、制作は水面下で色々進んでいたのでしょうね。

 今回私がこの作品に注目した理由は、この作品が最近主流になりつつあるオンラインRPGではなく、従来のシリーズ通りのスタンドアローン形式だからなんですよね。
 や~・・・。
 実は私、オンラインゲームに抵抗がある人間なんですよ。
 嫌いとかではなくて、正確に言えば“肌に合わない”と言ったところでしょうか。
 リアルタイムで現実の人達と協力したり勝負したりするのは、リアルな“繋がり”が広がってそれはそれで非常に面白いのでしょうが、個人的には用意された物語&世界を自分の力&価値観で向き合い、やり込んでいきたいタイプなんですよ、私って。
 ここ最近ゲームに手を付けなかったのも、それが一因だったかもしれません。

 『キングダムハーツⅢ』、『FFⅩⅤ』、『FFⅦ(フルリメイク)』の発売予定に加え、今回の大発表と、いよいよPS4仕様のゲームのタイトルも本格的に充実してきた感が。
 これまで購入のタイミングを見計らっていましたが、さすがに来年はPS4を買うべきかな・・・?



 ちなみに今週の『食戟のソーマ』は、これまでの“溜め”がいよいよ次回大発散されそうでかなりワクワク♪
 個人的には「なるほど!!!」と強く納得できる着目点を期待したいところ。
 今回の章はかなり読者への考察部分が多く提起されているだけに、創真&附田先生による“解答”が大変楽しみです。
 なにより、ね。

 今回啖呵を切った創真がね。
 


イケメン度臨界点突破。




 これがもう。

 まったく創真って、ダークネスな演出が凄まじく似合う一方で、シャイニングな演出も滅茶苦茶似合うよね。
 しかもどちらもべらぼうに格好良いときたもんだ☆
 ここが「幸平創真」という人物のキャパシティの大きさでもあるんだよなあ~・・・。

 ああ、それと・・・。(以下反転)

 ひょっとしたら今回の集客の“鍵”は、料理以上に「お客(客同士、そして店主と客)とのコミュニケーション」かもしれませんね。
 久我の店を訪れるお客は、久我の料理に没頭し無我夢中になってますが、その反面、お客同士の会話ややり取りがほとんど見られません。
 対して(夜間営業の様子の限りでは)、創真の屋台は作り手と買い手がコミュニケーションを交わし、また、お客同士も笑顔で会話しながら共に料理を楽しみ合うという、とても温かい雰囲気が作られています。
 いわば、「力」の久我に対し、創真は「心」。
 これが前回感想のラストで私が久我に反論させてもらった点です。

 そういった「コミュニケーション」の広がりが「リピーター」となり、また、「口コミ」にも繋がっていってくれると。

 そうなってくると、創真の鍵の受け渡しの件も最初の考察とは違って単なる「増築」ではないかもしれません。
 そして恵が郷土食研究会の主将に頼んで取り寄せてもらう物も、「お客同士の交流」を助長してくれる物なのでは。
 何より、今回のメインの協力者が恵だったことが、非常に意味深いことになると思います。

 



 さて、それでは引き続き本編感想に取り組ませて頂きまーす。


『食戟のソーマ』第125話感想

2015-07-27 18:00:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年32号掲載。
 掲載順第7位
 第125話 【月饗祭】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、遂に開幕となった「月饗祭」!!

 まずはその仕組みから。
 来場者はまず、フードチケットを購入。
 そのチケットは「松・竹・梅」の三種類。
 松・・・一万円
 竹・・・千円
 梅・・・五百円
 それら各券がその値段分の価値があり、各模擬店の売り上げの証になるとのこと。


 そして扉絵が月饗祭全体の簡易図に。

 【目抜き通りエリア】 (一食およそ500~1000円)
  ここに出店するのは
  ・・・丼研究会(郁魅&小西)
    出張版トラットリア・アルディーニ(タクミ&イサミ)
    汐見ゼミ(アリス&葉山&黒木場)

 【中央エリア】 (一食およそ1000~5000円)
  ・・・創真(&恵)
    中華料理研究会(久我)

 【山の手エリア】 (一食およそ5000~∞円)←∞円って・・・(汗)
  ・・・えりな(&新戸)
    一色(&極星メンバー)
    司

 ちなみに学園内の移動には巡回バス(無料)も利用できるそうです。

 それはそうと、ここのミニキャラ達がかわいいんだなこれがv
 なかでも恵と新戸が良いカンジ。(^^)
 特に新戸なんて、ここのイラストだけ見ればとても優しそうで温和そうで慎ましやかそうに見えるよ。(←おい)





 屋台に看板も掲げ、いよいよお客さん達を出迎える創真と恵。
 片や道一本を挟んで、向かい側に位置するのは圧倒的な店構えの久我の模擬店。
 そんな店内で中心となって動いている久我。
 普段はチャラいですが、調理している姿は料理人としての確かな箔が感じられます。
 ここらはさすが十傑といったところですね。



 狙い通りに、胡椒餅の物珍しさに釣られて最初のお客が。
 喜ぶ恵の笑顔がもうかわいいったらありゃしない。
 子犬的っていうか、子ウサギ的っていうか。
 こんな風に喜ばれたら、お客側からしてみても買った甲斐あるだろうな~。(^^)


 胡椒餅の反応は上々。
 準備期間の大半を肉ダネの試作に費やしたこともあって、その美味しさは極上レベルに仕上がってました。

 試作期間中、試行錯誤している創真達の元を訪れてくれた郁魅。
 自分も丼研の準備で色々忙しいだろうに、きっとそんな多忙な時間の合間を縫って来てくれたのでしょうね。ありがとうね。(^^)
 流石はミートマスターなだけに、郁魅の助言は大きいものがありました。
 「麻辣」だけでなく他のスパイスからでも中華料理の味は高められることに創真は気付かされます。
 ということで、感謝の握手。
 この天然め♪

 そうして創真が辿り着いた肉ダネは、黒胡椒を中心にして、胡麻油でまろやかさや香ばしさを、五香粉に八角を追加して風味を高めた物でした。
 ちなみに五香粉とは、桂皮(シナモン)・丁香(クローブ)・花椒(ホアジャオ)・小茴(フェンネル)・八角(スターアニス)・陳皮(ミカンの皮)等の粉末を混ぜた複合香辛料とのこと。
 なるほど、確かにほとんど「秋の選抜」のカレー予選で登場したスパイスですね。
 えりなから圧倒的に足りないと評された「辛さ(麻辣味)」は、黒胡椒で補ったというわけですか。
 それもあって「胡椒餅」と。

 う~~~む、これはなかなか考えられていますね☆

 その出来は、肉料理のプロフェッショナルである郁魅も大絶賛のものでした。
 創真が「秋の選抜 決勝進出者」という話題性もあって、次々とお客が集まってきます。



 が。



 『十傑』である久我の知名度は創真よりも遥かに上。
 人一倍目を引く店構えや本格四川料理の魅力に、お客が奪われてしまいます。

 余談。
 唐辛子や花椒がふんだんに用いられている中華研の四川メニューですが、その中の一つにある「
口水鶏」は、直訳すると「よだれ鶏」とのこと。その名の由来は、「思い出したら涎が出る」という故事の一節に由来しているそうです。




 長蛇の列が並ぶ久我の店。
 対して、全く人が寄らなくなってしまった創真の屋台。




 結局、初日は惨敗という結果に。
 案の定大赤字確定となってしまい、退学の危機にも立たされてしまいました。

 白々しさも甚だしい態度で、ちょっかいを出してくる久我。

 そんな久我に対する創真の眼差しが・・・
 こわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばいこわいやばい。
 この眼は唐揚げ編で見せたのと同種のものですよ(滝汗)。        


 赤字を出してしまった事に困惑しまくる恵をよそに、創真はいつものヘラ顔(苦笑)。           

 創真もこの結果は予想済みだった模様です。
 でも、他に考えもあるようで・・・?





 日も暮れ、久我の店も店仕舞いした頃―――

 創真の屋台は、こつ然と消えていました。

 

 

 


 

 

 

 まず最初に訂正をば。

 第118話感想にて、久我の第一印象を「敵に回したらかなり五月蠅く絡まれそう」と述べましたが・・・、スミマセン。

 「敵に回したらかなりウザく絡まれそう」の間違いでした。

 「アンタ暇なの?」と言いたくなるくらいわざわざちょっかい出しに来たり、白々しい事を言ってきたりと、まあ~~~いい感じに「嫌な奴」でしたよ(怒)。
 だからこそ、尚更楽しみです。
 創真の“反撃”が♪





 久我が述べていた、「良い物を作ったとしても、客の口に入らなければ意味が無い」「月饗祭は審査員が必ず料理を食べてくれる“食戟”とは違う」という発言。
 確かにその通りだと思います。
 間違ってはいません。

 けど。

 それと似たようなことが、既に作中で述べられているんですよね。

 それを述べたのは

 他ならない、創真です。

 「地獄の合宿編」での朝食ビュッフェ課題の際、創真は学んでいます。
 お客が食べてくれてこそ、料理の良さが伝わるという事を。
 出された料理をお客が必ず食べてくれるというわけではないシチュエーションも、“食の世界”にはあるという事を。

 創真はただでさえ過去の経験を全て糧にする子です。
 朝食ビュッフェ編でも、えりなの集客力の強さに苦境に立たされた創真。
 それを踏まえたうえで、なお今回の惨敗を想定していたという事は・・・。
 彼なりの“策”が、まだ控えているという事なのでしょうね。




 さて、では創真はどんな策を立てているのでしょうか?
 そのヒントは、今回のラストで姿を消した屋台
 果たして創真は屋台と一緒にどこに行ってしまったのでしょう?

 そもそも、この屋台が疑問の根底なんですよね。
 創真は何故屋台の品を選んだのかということが。
 最初は過去の思い出に加え、庶民的で親しみやすいという創真の料理の特色に合ったジャンルだからかと思っていました。
 ですが、今回を読んで思い出したんです。
 創真は“動き続ける料理人”だということを。
 その行動も。その思考も。


 ・・・そのうえで、頭に浮かんだ考えはというと。

 創真は、ひょっとしたら久我の店の前だけでなく、他にも出店場所を申請していたのではないのでしょうか?

 そして、久我の店が開いている昼間の間は久我の店の前に出店し、夜間になって大体の店が終わる頃、別の場所で再び店を開くことにしたのでは。
 では、その場所はどこか。

 それは。

 循環バスの乗り降り場近く。

 循環バスを用いて帰路に就こうとしている客に、創真は自分の品を売り込むつもりなのではないのでしょうか?

 移動手段という、人が自然に集まる場所。そこを利用するというその策。

 そう、それは「商店街復興編(唐揚げ編)」で、もず屋(叡山)が用いた手段。
 その時の敵の策を、「移動可能な店舗」という屋台の利点を活かして、今度は逆に利用したのでは。
 これなら、バスを利用する多くの人に自分の品をアピールすることが出来ます。
 お土産として。
 これも、持ち帰りも可能という胡椒餅の特色ならでは。
 そしてこの点も、もず屋の唐揚げが家に持ち帰って食べるために作られているという事から習ったのでは。


 もっとも、帰ろうとするお客を捉まえるだけでは、久我のあの圧倒的な集客力には及ばないでしょう。

 ですが。

 この月饗祭の開催期間は計5日間。
 数日間に渡って行われるイベントには、必ず発生する存在があります。

 それはリピーター。
 そして口コミ。

 実際今回のお客も、「今日は・・・あっちの模擬店で食べようかな・・・」と言ってましたしね。
 今回は食べなくても、日を改めてまた来場するお客もいるという事です。

 加えて、創真の料理を口にしてくれたお客が、創真の品をまた食べたいと思ってくれたならば。

 そして、お客が友人知人に話題として創真の品を勧めてくれたならば。

 最終日に、創真の屋台に集まるお客は相当数に膨れ上がってくれるのでは。

 しかも、「秋の選抜」の予選と本戦(準決勝)でも述べられていましたが、創真の料理の味は「また食べたい」と思わせる、毎日通っても飽きない優しい味です。
 お客の心に沁み渡る創真の料理は、きっと多くのリピーターを生み出してくれることでしょう。(^^)

 お客が来ないなら、自分から動いてお客が誘われる状況を作り出す。
 これもまた、「朝食ビュッフェ編」に繋がっていることですね。




 そういうわけで、過去の章からこの考察が閃いたわけですが、ここ最近の展開もこの考察を裏付けてくれていると思うんですよ。
 「紅葉狩り会」の帰りにて、遠月学園があまりにも広いため、バイクという移動手段を入手していたことが判明した創真。
 
そのことから、来場者達がどうやって広大な遠月学園の敷地を移動するのかに気付いたのかもしれません。

 前回で恵が言っていました。
 「遠月学園では屋台の品は習わない」と。
 それだけに、屋台という店舗形式を鍵にしている今回の創真の発想は、遠月の学生達では思い浮かび辛いと思います。


 「紅葉狩り会」で、遠月学園の風潮に全然染まらない創真に呆れていた久我。
 だけど、そんな創真だからこそ出来ることがある。
 この点がまた、久我へのもう一つの“反撃”になると思います。





 最後に、私からもひとつ、久我に反論させて頂きますね。

 久我:「力ある者のところにしか客は来ない 当然っしょ?」

 ・・・そうかな?( ̄ー ̄)ニヤリ

 


『食戟のソーマ』第124話感想

2015-07-24 10:15:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年31号掲載。
 掲載順第7位
 第124話 【校歌斉唱】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 北条が実家の従業員達と少しずつ打ち解けてくれてるようで良かった(^^)、とか。

 学園祭の準備もたけなわな見開きの中で、お久し振りの面々がチラホラ・・・、とか。

 またもやアニメのオマージュですかタクミくん(苦笑)、とか。

 やっぱり友達いなかったんだな葉山・・・、とか。

 ここ最近のえりなの連続登場に異常さを感じたりとか。(←)

 衛生管理や食中毒への注意喚起に激しく同意したりとか。

 初の校歌披露に、何かここ最近「学校」アピールが著しいな、とか、これって附田先生からのアニメの音響監督に対しての挑戦状?と思っちゃったりとか。



 まあ、細かい感想は諸々あったんですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢 達 成

(歓喜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この衝撃に、全てが地平の彼方へ吹き飛びました。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 


 もう本気で附田&佐伯先生は私を悶え死にさせようとしているんじゃなかろうか。

 

 

 

 はっぴ姿!!!!!

 

 創真のはっぴ姿!!!!!

 

 まさにハッピー!!!!!(←申し訳ありません)

 

 

 

 以前から「創真のはっぴ姿が見たいー見たいーみーたーいぃーーー」とぼやき続けてきた栗うさぎの夢が遂に実現!!!





 しかも創真ちゃんで披露ときたもんだ!!!



 これだけでも嬉しすぎてどうにかなりそうなのに、「おやじー」とか「くーゆ?」とか、ひらがな発言って・・・!!

 

可愛すぎにもホドがあるでしょコンチクショーーー!!!!!

 o(><o) (o><)oo(><o) (o><)o

 


 ああ~~~もう悶えるわ転げるはひっくり返るはで大変でした。

 本気で附田&佐伯先生に足を向けて寝られません。
 今年一年分の眼福をどうもありがとうございました。



 というわけで今度は現在の創真さんのはっぴ姿を(←飛び蹴り)










 創真が久我の対抗策として考えた品は、台湾料理の「胡椒餅(フージャオピン)」。



 ・・・へ?



 中華料理じゃないの???
 それに、「辛さ」への対処は・・・???


 いくら台湾料理は中華料理の系統と言われても、こ、これは・・・。

 なんていうか、“創真のやり方”らしくない。

 いつも創真はストレートすぎる程、真正面から相手の土俵で勝負してきたのに・・・。

 創真が言うところによると、
 石窯で焼く様が珍しいから、注目を集められる。
 一度に沢山焼けるから、回転効率が良い。
 などの利点があるからとのことですが、それでも私としてはいま一つこの選択に納得出来ません・・・。

 それでも調べてみたところ、
 「中国八大菜系」の一つである、「福建料理」に含まれている。
 中国だけでなく、日本料理の影響も強く受けている。
 庶民的な家庭料理を基本とした料理スタイル。
 多彩な屋台料理が、食文化の一翼を担っている。
 など、確かになるほどと思える点が多々ありました。

 特に日本料理をルーツにしているという点は、「秋の選抜」や今回の学園祭の“裏テーマ”を考えると納得せざるを得ませんね。
 それに、創真は他にも策を擁しているようですし、とりあえずはこの選択を見守っていこうかと思います。





 一方で気になるのが、久我と司との「約束」。 
 「紅葉狩り会」での久我の発言から推測すれば、何かの条件を満たせば司と食戟出来る・・・とかいう約束かと思いますが・・・。
 どうやら今回の学園祭編は、創真と久我との勝負だけでなく、かなり多くの人間関係が絡み合ってきそうです。


 これは・・・、ひょっとしたら本気でオールスター的な章になるかも・・・?

 

 


『食戟のソーマ』第123話感想

2015-07-22 19:00:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年30号掲載。
 掲載順第3位
 第123話 【辛さを恐れず】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の扉絵はえりな、新戸、アリスの体育の授業風景。
 創真や恵、北条はバスケを選択していましたが、彼女らはバレーですか。

 前回の中国拳法家な創真と久我と同様に、今回も佐伯先生は楽しんで描いてくださったように思います。

 華麗にアタッカーなえりな。
 うん、意外。(←)
 案外運動オンチかと思ってたんだけど。(←←)
 この直後顔でアタックかましたらオチとしては最高ですね。(←←←) 





 一色先輩主催による、極星寮の模擬店は「芋煮会」とのこと。
 一色先輩ナイスセレクト!!(Σd(><))
 そう!秋といえば芋煮会!!
 芋煮会といえば河川敷!!
 これぞ東北の風物詩!!!

 これこそ、恵の活躍どころだったでしょうねえ~。
 ちなみに恵の地元の「芋煮」はどんな味付けなのでしょうか?
 「芋煮」は地方によって味付けや使用食材が様々なので、ここはぜひとも一色先輩(森崎先生)プロデュースの芋煮のレシピを単行本に掲載して貰いたいところです。

 というわけで。

 一色先輩頑張ってください。貴方ならやれると信じてる(爆)。





 月宴祭の準備もいよいよ本格的に。
 そんな中、久我率いる「中華料理研究会」と出会う創真と恵。
 どう見ても奴隷の使役にしか見えません(大汗)。
 調度品を全て入れ替えるえりなといい、川を引こうとする一色先輩といい、十傑ってすげえ。

 でも部員さん達は楽しんでるようです。(^^;A)
 久我は「中華料理研究会」を塗り替えただの支配しただのと聞いていたけど、意外と内部に不満は無いようですね。

 久我は着々と模擬店の設営を進めているものの、創真の方の店はまだ何も手つかずのまま。
 まずは出すメニュー決めから。



 ということで、えりなから聞いた「麻辣味」を用いた試作に挑んでみることに。
 中華研で食した麻婆豆腐の辛味の強さに対抗すべく、辛さをどんどん強化していく創真。
 ・・・。(^^;A)
 単なる「辛さ」との勝負になってまっせ創真くん。(楽しそうだ・・・)

 その結果出来上がった麻婆豆腐はというと・・・。

 危険感満々の一品でした(超滝汗)。

 案の定、味見した恵ちゃんは火を吐くという偉業を達成(大苦笑)。

 頑張れ恵。


 続けて作られる、他の中華料理。

 そのいずれも

 効果音:カーーーッ
 注釈:だいぶ赤い

 (^^;;;A)

 何故だろう、白黒漫画の筈なのにちょっと本気で赤く見えるよ。


 そんな激辛料理の連発にも、頑張って味見する恵。
 そんな恵の健気さを冷静な判断という名のもとに無下にする創真さん。(そういえば真夏にも郁魅が似たような目に遭ってたっけなあ・・・

 ホント、頑張れ恵。


 中華研の麻婆豆腐に使用されている調味料の全ては、なんと久我自身が作り上げた特製の物とのこと。
 それだけの手間暇と共に信念が散りばめられている、久我の麻婆豆腐。
 それはまさに、料理人の顔が見える一品。
 「秋の選抜」の決勝でも語られ、創真が模索している重要ポイント。
 それを至ってオーソドックスな品にさえ醸し出すとは・・・。改めて、久我の凄さを感じます。



 とそこに、廊下から聞こえてきたのはえりなとアリスの喧騒。
 申請期限が終わってしまったというのに無理やり途中参加しようとしているアリスを、えりなが叱っていたのでした。
 少し脱線。
 えりなとアリスって、並ぶと「金と黒」と「銀と白」といった感じで配色的にとっても似合うよね。
 まあ、個人的なイメージカラーとしてはえりなは「白と青」で、アリスは「白と水色」ですが。
 更に脱線。
 でもって恵は「白と緑」。
 創真は「赤と白と黒」だと思ってまーす♪


 そんな二人に声を掛ける創真。
 「薙切ズ」って言いやすいね(笑)。
 廊下のど真ん中で喧嘩もなんですし、皆で調理室にてお話を。
 前回は郁魅、えりな、恵とそれぞれコミュニケーションを交わし、今回は恵、えりな、アリスと皆一緒にコミュニケーションってか。
 もうこの漫画、ラブコメ漫画と錯覚されても誰も文句言えないと思う。

 アリスから、「辛さ」は味覚ではなく“痛覚”だという事を教わる創真。
 へ~。味覚の定義が「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「旨味」の五つであることは知っていましたが、どうして「辛味」は含まれていないのかと前から疑問に思っていたのでした。
 そういう理由だったとは☆

 成る程、と創真さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・辛いって漢字 幸平の「幸」って字に似てんなー・・・」

 

 

名言頂きましたありがとうございます。(大・爆・笑)

 

 

 

 

 

 

 

 なるほど、恵の場合は噴煙を上げてたけど(by第46話)、創真のオーバーフローの形は「現実逃避」か(爆)。





 アリスに続きえりなも、中華料理は「辛さ」だけでなく中国大陸全土に渡る多彩な料理体系を持つジャンルだと説明。
 えりなが創真にわざわざ説明したのは中華料理に手を出すことの無謀さを分からせるためでしたが、創真はその説明によって思い出します。
 それは、父親との記憶。

 遂にえりなは、創真の口から「父親」という言葉を聞きましたか。
 えりなは思い込みの強い子ですから、創真の口から一切聞くことないまま、いきなり他者から城一郎が創真の父親であることを知らされたら、「騙された」と誤解してしまうのではないか・・・と、危惧してたんです。
 でも今回至って自然に創真の口から語られたことで、その心配は少し軽減。

 でもこうなってきたとなると、もういつ、どこで、誰から、どういう形で「創真の父親=憧れの料理人」であることをえりなが知ってもおかしくありませんね。
 恵は創真と城一郎が親子であることは既に知ってますが、えりなが城一郎を慕っていることは知りません。それに、スタジエールの帰りの車中で、創真の話をすることはタブーということなりましたし。
 アリスは逆にえりなに憧れの人がいることは知ってますが、それが城一郎であることと、創真と城一郎との関係は知らないわけですし。
 もしかしたら極星寮の面々からバレるかもしれませんし、ひょっとしたら汐見を通して葉山からバラされる、という可能性もあります。
 どちらにせよ「城一郎との親子関係」という創真の素性は、えりなとの因縁における最大級の重要ポイントですし、えりながその事実を知るのはまだ当分先の事でしょうけど。


 父親との思い出から、創真は料理の案を何か閃いたようですが・・・?





 そして翌日の放課後。
 「中華研」の模擬店はほぼその全形が完成。
 それは軽い宮殿レベルでした(っていうか、これもう「模擬店」なんてレベルじゃない・・・/汗)

 周囲がその規模に感嘆する中、やってきた創真さん。
 設置したのは屋台。

 周囲が嘲り笑う中、久我は笑わず。
 お、これは好印象。
 創真達を「眼中にない」と言いながらも、嘗め切っているわけではないようですね。

 久我の目に留まったのは、屋台に設置されていた「釜」。
 え?釜?綿あめ製造機じゃなかったの?(←中華じゃなくなるっつーの)

 その釜から久我は、創真が何を作ろうとしているのか察しがついたようですが・・・?

 

 

 


 

 

 

 いつも的確なんだけど・・・。


 今回は殊更ツッコミがキレッキレですな創真くん☆


 そんなナイスツッコミの合間に落としてくださったボケもメガトン級の破壊力。
 お腹捩れるかと思いました。




 今回はかなり理論的な部分が多い内容でしたね。
 それでも非常に楽しく読めたのは、やっぱ創真のツッコミ&大ボケと恵のリアクション芸のお陰(爆)。


 前回にて「辛さ」がこの度の久我との中華勝負のポイントであると示されましたが、今回はそれ以外のキーワードも幾つか提示されました。

 「痛さ」
 「中毒性」
 「リピーター」
 「様々な料理体系」

 特に私が注目させられたのが「辛味は“痛み”」ということ。
 時々凶器な料理(※褒め言葉)を作りはしますが、創真の料理は優しく温かな味わいだということは、これまで度々描かれてきました。
 いうなれば、創真の料理は“癒し”の部類なんですよね。
 それは“痛み”とは相反するもの。
 今回の勝負は「辛味」が鍵となる以上、創真も久我の料理に負けない「辛味」を自分の料理に加えていかなければならないわけですが、それでは創真の料理らしくなくなってしまいます。
 “癒し”と“痛み”の両立。
 前回でも述べられていましたが、「秋の選抜」で美作との勝負の際に求められた“優しさ”と“強さ”の両立にかなりに似た課題ですよね。
 これは・・・。
 創真自身にもかなり深く関わっているテーマなのでは・・・?
 個人的にそう感じているだけに、創真がどんな料理を考え付くのかいつも以上に気になるところです。

 そういうわけで、やはり創真の“原点”を振り返る意味では城一郎の存在は絶対に外せないわけで。
 父親との思い出からアイデアを閃かせた創真ですが、その思い出から得たものをどう理解・分解・再構築したのか。
 他ならぬ十傑との勝負でもありますし、四宮の店でのスタジエール研修で学んだ成果を、ぜひ大いに発揮して貰いたいですね!


 とりあえずその品は屋台で出す模様。
 屋台で出店とは、とっても創真らしいですね。(^^)
 けど、その屋台でどんな料理を出すのかは、相変わらずのことながら全く読めません。
 ヒントはあの「釜」ですが、それでもさっぱり分からない・・・。
 今回のキーワードから推測するに、四川料理とは違う料理体系の中華・・・とか?



 そして早くも、次回から月宴祭が始まる模様。
 はてさて、一体創真はどんな対抗策で挑むのやら・・・? 

 

 


山場越え。

2015-07-18 23:55:00 | 食戟のソーマ

 ふ~~~~~っ。((( -.-) =з
 よ~やく職場関係の山を越えました。

 ・・・さて。
 これからはプライベート関係の山場が待っています。
 ただ、初経験の“山”なもので、越えられる自信はほとんど無いのですが・・・。
 なにはともあれ、まずは挑んでみたいと思います。



 来週の月曜日は祝日ということで、ジャンプは今日発売。
 では早速『食戟のソーマ』の感想を。

 ※反転してご覧ください。

  • 大分前の事ですが、覚えておいででしょうか?
    第52話感想での私の独り言を。

    ・・・・・・・・・・。

    やっちまった!!!!!

    やっちゃった!!
    いいんですか附田先生!?
    どーなってもわたしゃ知りませんからね!!(←そこまで言う)

  • 麺料理の正体は、担担麺ではなく、「担仔麺」!
    残念!!一文字違い!!(←)
    でも「担仔麺」なんて料
    理、知らないし。(っていうか、よく創真知ってたね)
    フージャオピンの材料を再利用という予想はほぼ当たり。やったぜ☆

  • 相変わらず良いお兄ちゃんな創真くん。(^^)
    相変わらず良いお嫁さん(笑)な恵ちゃん。(^^)
    二人の屋台をお客さんが取り囲んでくれている風景が、もはや将来の「ゆきひら」の風景にしか見えません。(⌒⌒)

  • お客が集まってくれたのは嬉しいけど、無料だから意味無し・・・、と残念がる恵。
    ・・・そうかな?
    この反響は、大きな波紋になると思いますよ♪

  • 恵の考えに賛同しつつ、更に考えを上乗せする創真。
    ここのシーンは先週の創真とえりなのシーンを思い出させます。
    創真&えりなとは対照的に、創真&恵の場合は二人の視線が同じという描写が多いんですよね。

  • 相変わらず葉山の発言は、間違ってはいないものの言い方が悪いんだよなあ・・・。((-"-))

  • そんな葉山の辛辣発言にアリスは拗ねてしまうのでは・・・と思ったら。
    意外にも素直に聞き入れるとは。
    ここのアリスは“成長”が感じ取れてとても良かったです。
    「相手の立場や要望を考えた料理」。
    それは彼女が創真との勝負で学んだことですものね。(^^)
    アリスもまた、敗北から学ぼうとする姿勢を持っていた事には、大きく好感が抱けました。
    やっぱりこの作品のキャラは、“敗北”を味わうことによってグンと魅力がアップするなあ~。

  • 帰路の途中で、「ゆきひら」の麻婆豆腐の話題に。
    恵は城一郎が作ったメニューと思っていたようだけど・・・。



    ・・・そうなんだよね、創真。

    「ゆきひら」のメニューは・・・。



    父親が作ったものではなく、母親から受け継がれてきたものでしょうから・・・。


  • この時の創真、優しい表情ながらも少し寂しそうで、見てて切なくなってしまいました。(><。)

  • 満月を見上げ、新しい「ゆきひら」の麻婆豆腐を思いつく創真。
    果たして、月から何を思い浮かべたのか・・・。
    私が思い浮かんだのは・・・。

    月餅。

    「はあ!!??」と思われたかもしれません。
    私もそう思うもの(爆)。
    でも、念のためにと調べてみたところ、これが非常に興味深い事ばかりなんです。
    その事は本感想の際に述べさせて頂きます。