今回もちょっとだけジャンプ本誌の簡単感想。
<暗殺教室>
遂に始まってしまった、「最後のミッション」にして「最後の授業」。
果たして渚達3-Eの生徒と殺せんせーはどんな卒業を迎えるのでしょう・・・?
<トリコ>
掲載順位が跳ね上がっててビビった。(←)
<火ノ丸相撲>
これまでずっと、一話ごとに大迫力で魅せてきたこの作品。
なかでも非常に感嘆すべき点は、毎回ながらもその迫力を飽きさせないところ。
超王道でありながらマンネリ化を感じさせない作品作りというのは非常に難しいと考えている私としては尚更感心させられます。
なのに。
まさかこれまで描かれてきた迫力描写を更に超えてくるとは思わなんだ。
<背すじをピン!と>
凄い。
なにが凄いって、内容もさることながら
扉絵の煽り文。
煽り文でこれほど大きなサイズの文字は、少なくとも私の記憶の中では初めてですね。
文字の大きさでその意味の大きさも表現するとは・・・。
これは見事な表現法です。
週刊少年ジャンプ2015年51号掲載
掲載順第3位
第143話 【火蓋は切られた】
今回はセンターカラー。
前々回のセンターカラーが十傑第一席の司先輩、前回は第二席の竜胆先輩と続いていたので、今回は第三席の女木島冬輔になる可能性も考えてはいましたが、やはりキャラクターが全く明かされていないキャラをピンで扉絵に抜擢するのは無理があった模様です。
では誰が抜擢されたかというと、えりな。
前回の扉絵でも描かれていたのに、えりな。
最近これと言った活躍も無いのに、えりな。
あ゛~~~~~。(と嘆息したいのを理性でなんとか抑えつつ)
一応、感想をば。
綺麗なイラストですね。
やっぱりえりなは清楚系の洋服が良く似合うと思います。
連載開始当初は彼女のこんな儚げな表情がカラーで見られる時が訪れるなんて微塵も思っていませんでしたよ。
でもこれこそが彼女の本質的表情です。
そして今回も気になった煽り文。
―――囚われの女王は学園から逃げ出した―――
ダジャレを兼ねた前回とは違って、これはかなりシリアスに、そして意味深く受け取れましたね。
薊という支配から逃れるために薙切家から、ひいては遠月学園から逃げたえりな。
ですが、どんなに逃げても囚われ続けたままという。
そして。
同時に彼女はもう一つ、非常に重要なものからも逃げています。
それは自分自身。
沢山ある、彼女が向かい合うべきもの。
今はまだ、それらに向き合う力は無いことでしょう。
それぐらい、これまで自分を守ってきた「鎧」を失ってしまった本来の彼女は弱いという事です。
「囚われているもの」から解放されるためにも、彼女はこれからどうやって本当の強さを学んでいくのでしょうかね?
・・・ふう。
駄目です。
やっぱり我慢できません。
もはやこのブログお馴染みの警告をさせて頂きます。
警告:えりなファンの方々は、できればこれ以降はご覧にならないことをお勧めします。
またもや栗うさぎが暴言を炸裂させますので。
毎度ながら本当にすみません。
(カウントダウン開始)
3
2
1
なんで今回のカラーがえりなだけなんだよーーー!!!!!
次回は表紙でも巻頭カラーでもないのが判明しちゃったから尚更納得できません!!
何故なら!!
次回で!!!
『食戟のソーマは』!!!
連載三周年突破!!!
だっ
(o(><o))
つー
((o><)o)
のーーー!!!!!
(o(>o<)o)
二周年でも四周年でもなく三周年なんですよ!!
三!!奇数!!これ大事!!
なのに至って通常通りなんて!!
楽しみにしてたのに!!
創真のカラーを楽しみにしてたのにーーー!!!うわーん!!!
三周年に乗じて、イラスト集とか公式ファンブックとか出るかもと密かに期待してたのにーーー!!!(←附田&佐伯先生を殺すつもりか)
いいもんいいもん!!
個人的にお祝いするからいいもん!!
思いっきり思いの丈を記念考察として発散してやるー!!
・・・以上、お見苦しい不満を爆発させて誠に申し訳ありませんでした。
だが後悔はしてない。(←)
では本編の感想へいくとしますか。
叡山の卑劣な策略によって、強制退去の危機が迫る極星寮。
そんな叡山に、全読者の感想を代弁してくれる竜胆先輩。
ありがとうございます。もっと言ってやってください。
・・・でも止めようとはしないんですね。
先輩であり第二席という立場なのですから、強制的に止めさせることも可能でしょうに・・・。
きっと彼女なりの慮りがあるのでしょう。
創真を気に入ってくれている竜胆先輩ですが、叡山の事も可愛い後輩と思ってくれているのでしょうから。
もう食戟開始の時間だというのに、椅子に座り込んでニヤニヤ笑う叡山。
あからさまにちゃんと食戟をするつもりなんて欠片もない態度ですね。(-"-#)
創真が心折れる様子をじっくり見物しようとする腹積もり満々です。(-"-#)(-"-#)
でも。
創真は至って平然と調理に入ります。
自分の勝利で極星寮の取り潰しが撤廃されれば、当然強制退去もキャンセルされるという事。
それなら、自分は料理を頑張るのみ、と。
そのとーり!!(^^)
やっぱり創真は「自分が今すべきこと」は何かをちゃんと分かっていますね。
そんな創真の料理人としての清々しい姿勢に、頷く竜胆先輩。
そのとーり!!(><)
あれこれ姑息な真似をせず、まずは料理で勝負しろってハナシですよね!!
というわけで、二人ともすっかり意見が合っちゃってます(笑)。
うんうん、もっと言ってやんなさい。
そしてどんなにえらそーにしながらも、竜胆先輩には勝てない叡山はやっぱり見てて楽しい♪
そんな創真(&竜胆先輩)のお陰でいま一つ緊張感が持てない空気のまま、とにもかくにも調理開始。
・・・あれ?創真が手拭を頭に巻かない。
えー?
なんで?
最近ずっと巻いてなかったし、初の十傑との食戟なわけだし、今回満を持してビシッと巻いてくれると(キメてくれると)期待してたのに。
お題は「地鶏」なわけですが、提案者は創真からだったものの扱った事はほとんどなかった模様。
やっぱりか(苦笑)。
創真って勝負の際は大抵相手の得意分野に合わせてくれますからね~。
今回珍しく自分から提案してはいましたが、きっと得意分野ではないんだろうな~、とは察しが付いていましたよ。
で、何を作るかというと、なんと「餃子」!!
☆(・o・)
これは予想外すぎる☆☆☆
だって餃子に使われるのは大抵が豚挽肉なのに。(まあ、確かに使おうと思えば使えそうではありますが・・・)
っていうか、月饗祭編で散々久我と中華対決を繰り広げたのに、またもや中華だなんて・・・。
そうして調理を進める創真。
そんな創真を叡山は五月蠅く煽る煽る。
あーウザい。(-"-#)(-"-#)(-"-#)
そんな叡山とは反対に、ここの「・・・だってさ幸平」と言う竜胆先輩は今回一番良い感じでした。(^^)
なんかもう、創真に対して一定の信用を抱いてくれてる表情ですよね。(嬉しい♪)
そこに、叡山へ現場の手下達から報告が。
極星寮へ攻め入ったものの・・・
すんごい防衛に遭っていました。
(Σd(>▽<))
叡山の部下が攻め入ろうとする直前に、このまま反抗しなければ遠月学園の生徒でいられる、歯向かって厄介事になるよりはマシかもしれないと、ふみ緒さんは極星勢に話していました。
ですがそれに反発する面々。
極星勢皆が、極星寮を守り、叡山の手下達と対決する道を選びます。
ふみ緒さんは敢えてそう言う事で、皆の意思確認をしたのでした。
この作品の大人達ってこういう傾向が割とよく見られますよね。
煽るようなことをわざと言い、子供の意思を確認するといったような。
そうして、ふみ緒さんが極星勢に渡したものは―――
極星寮黄金時代の名残である防衛設備。
城一郎や堂島先輩・・・随分「やんちゃ」をやらかしてた模様です。(^^;A)
・・・ところで「ゲバ棒」って何???
創真は今たった一人で戦ってくれている。
だから、せめて創真の食戟が終わるまでは極星寮を守り抜く、絶対に。
吉野:「極星ーーー! ファイトーーー!!」
極星勢:「「「「「「「おぉおおーーーっ!!!」」」」」」」
よく言ったぁ!!!
根性のある奴は大っ好きだーーー!!!
(d(>▽<)b)
待ってたんですよこういう熱い団結力!!
最高だ!!
最高の仲間達だ!!
全くもって折れない極星寮、そして創真に凄まじく顔芸を・・・もとい顔が歪む叡山。
本当に、新章が始まってからというもの佐伯先生の画力が無駄に発揮されまくりですね~(苦笑)。
そんな叡山の心境を見透かしているかのように声を掛ける創真。
やっぱり創真は気付いていました。叡山のことを。
回りくどいやり方でなく、自分に言いたいことがあるのなら
「ちゃんと皿で語ってくれます?」
クラッ
創真が美麗すぎて眩暈。
ホント困るマジ困るああ困る。
連載三周年への不満がこの一コマで浄化されそうになるじゃありませんか。
はぐらかされませんよチクショーめ。
そんな創真の言葉に、ようやく認める叡山。
創真を折るには結局料理しかないということを。
そして。
叡山は「策士」としてではなく、「料理人」としての顔に―――!
いや~~~ これはもう、申し分なく私が望む展開です!!
こういう熱い正面対決が大好きな栗うさぎとしては、極星勢の気概といい創真の変わらない真っ直ぐな姿勢といい、読んでてとても楽しいです。
何より嬉しかったのは、叡山がようやく料理人として本気で挑む気になってくれたこと。
てっきり今回の勝負では、叡山は最後まで料理人としての本気は出さないだろうと思っていたのですがね。
策略的なものではなく、あくまで自然体で叡山を正面対決に持ち込んでいっているという構成が巧いところです。
邪道極まりない叡山の手法と正反対の手法になっているのが、より王道!!といった感じ♪
創真と叡山の因縁は消化不良のままずっと長く引きずらせたままでしたが、それをこうして最近の叡山の「不正行為」の理由に繋げてくるとは。
叡山としては創真を屈服させたい思いはずっと抱えてはいたものの、薊政権による改革をきっかけに暴走したといった流れだったのでしょう。
前回の感想で「叡山とえりなは同じ」と述べましたが、やっぱり思います。
叡山って創真に対してかなりムキになってますよね。
これまではすました仮面で隠していたものの、創真が自分の思い通りになんてならないと思い知らされれば思い知らされるほど、ますます彼に対する感情が強くなるというような。
それだけ創真の姿勢は叡山の“琴線”と相反するものなのでしょう。
自分のやり方で創真を貶めることがイコール自分の肯定になっていたわけです。
そのため過剰なほど「料理人」としてではなく「策士(権力者)」としての力で創真を叩き潰そうとしていた叡山ですが、ここでよ~~~やく認めたわけです。
間接的策略なんかでは創真の心を折る事等不可能という事が。
ラストの創真の発言。これが効いてましたね。(ああ惚れる)
嫌味なようで凄い正当な創真の言葉って、やっぱり好きです。とても。
そしてやっぱり極星勢は創真の信頼に応えてくれました!!
「理屈」で屈服することなく、「熱情」で抗おうとする、愚かながらも心から尊敬させられる気概。
そんな創真と通じる意思を述べる役割が恵になっていたのも、良かったです。
やはり彼女が一番創真から学んだ子ですもの。(^^)
そんな恵とは対照的に、場の空気に取り残されたえりな。
学生の反乱運動なんて、「お嬢様」とはそれこそ無縁の世界だったでしょうしね(笑)。
これまでずっと自分に襲い掛かる“試練”はその圧倒的権力と才能で全て叩き潰してきた彼女にとって、この創真と極星勢の行動は理解しがたいでしょう。
「効率」や「結果」のみを見て、それに至るまでの「情」は無駄なものとして切り捨ててきたえりな。
ましてや、どう足掻こうが結果が同じと分かっている勝負なら尚更。
でもこれこそが、彼女に無い彼らの「強さ」です。
例え結果が同じであろうと、大切なものを守るために戦おうとする創真、そして極星勢。
えりなはそんな彼らの姿を、しかと目に焼き付けておくべきだと思います。
こうして一致団結し、50人もの大部隊と対決することになった極星陣ですが、約3時間をどうやって凌ぐのでしょうか。
とりあえずは伊武崎が手にしていた球体に期待。
こんな感じで極星勢一人一人がそれぞれのスキルを活かした活躍を見せてくれたら、創真の食戟と同じくらい目が離せない戦いになりそうです!!
そしてようやく日の目に出る[錬金術師]の真の実力とは果たしてどのようなものなのでしょうか―――?
・・・それにしても餃子かあ~~~。
懐かしいですね~。
餃子と言えば思い出すのは第61話の料理教室・・・・・・・・・・
!!!!!
閃きという名の神が舞い降りた☆
毎回80%以上の確率で外れる私の予想ですが、今回も述べさせてもらいます。
なんか今回の予想は、思いっきり外れても全く構わないと思えるくらい、ピタリと私の考えに嵌ったので。
今回の勝負では、薊政権に買収されている審査員達が一番の障害なわけですが・・・。
ひょっとしたら創真は・・・
審査員達に料理させちゃうつもりなのでは?
肉ダネや皮といったベースは自分で用意し、審査員達に包む作業を手伝ってもらおうと考えていたりして。
・・・え?
さすがにそれは無いだろって?
だって食戟に「審査員に料理を手伝わせてはいけない」なんてルールは無いもーん☆(←開き直り)
当然審査員達はやろうとしないでしょうけども、そこを竜胆先輩が巧く促してくれるのではないのでしょうか?
創真自身も老若男女問わず懐柔打ち解けさせる天下無敵のコミュ力の持ち主ですしね。
自分も作るのに関わった料理。
それなら、きっと審査員達はおのずと食べたくなると思うんです。
私が昔、実家で家族と一緒に餃子作りをした時もそうでした。
どんなに不格好であれど、拙くも、皆と一緒に自分も手掛けた料理って本当に美味しく思えるんですよね。
創真は審査員達にそんな調理体験をさせることによって、審査員達自らが自発的に改心してくれることを願っているのではないのでしょうか。
望むのは不公平な援助なんかではなく、公正な勝負。
仲間達との“絆”を。
叡山の“料理人としての誇り”を。
それだけでなく、審査員達の“正義心”をも。
創真は信じてくれているのでしょう。
創真は[春の嵐]。
叡山だけでなく、審査員達をも巻き込んで呑み込んでしまうに違いありません!!!