あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第179話考察&予想(&新連載『ラブラッシュ!!』感想)

2016-08-28 10:00:00 | 食戟のソーマ

 忙しさによるものかどうかは分かりませんが、体調を崩してしまいました。
 一時期かなり熱が上がったものの、何とか今は軽い鼻風邪レベルにまで回復。
 だけど・・・。
 そのお陰で『ぐりとぐら』の展覧会に行く予定がキャンセル。
 お母さんごめんよ~。
 私も行きたかったよ~。くすん。



 某鍵と錠のラブコメ漫画の終わりに伴い、新たにジャンプで始まったのが『ラブラッシュ!!』。
 主人公は、女性からは空前絶後の超イケメンに見えてしまうという特殊遺伝子を持った『白馬 レイジ』。
 これはなんとも露骨な名前ですね~(笑)。
 女性の理想の代名詞である「白馬の王子」。
 「白馬」をそのまま苗字として用い、名前は「王子⇒オウジ⇒(英語の)“O”ジ⇒(数字の)“0”ジ⇒レイジ」と変換してるわけですね。
 そんな主人公:レイジですが、第一印象としては好感触です!
 自分の特殊遺伝子に惹き付けられる女子達にちゃんと「錯覚だから」と説明する姿勢や、ココロの気持ちを受けて己を顧みる姿勢に、スジの通った誠実さが見られました。

 そしてラブコメの王道にきっちり倣い、この作品もダブルヒロイン制なわけですが、メインヒロインの二人もしっかりした魅力と個性のある子達ですね。
 ダブルヒロインは対照的に造形されるものですが、まさにそのセオリー通り。
 一人目は華やか系ヒロインであるココロ。
 二人目は清純系ヒロインであるシズク。
 基本的に清純系ヒロインを好む傾向がある私としては珍しく、この作品では華やか系ヒロインであるココロの方が好きと思えました。
 「女の子は素直が一番」と考えている私にとって、更にそれに加えて「相手に“好き”という気持ちを真っ直ぐに伝えられる子」というのは非常に好感が抱けるんですよ。(某鍵と錠のラブコメ漫画でマリーが一番好きだったのもこれが理由です)
 おまけに単なる猪突猛進っ娘ではなく、レイジの言葉をちゃんと聞く器量や、レイジ自身の気持ちも思い遣る健気さもあるという、この文句無しの良い子さ。
 なにより、ココロってとっても素敵に笑う子ですよね。
 初登場時の優しくも喜びに満ちたあの笑顔には、初見で魅せられました。
 まさに天使。まさに癒し。
 これは素直に恋の成就を応援したくなる子です。(^^)
 
 このダブルヒロインを軸に、主人公の特殊遺伝子に惹かれたあらゆる意味で個性的なヒロイン達がラブコメ戦争を繰り広げることとなるわけですが・・・。
 まあ随分と勢揃いしましたねえ~~~・・・。(^^;A)
 魑魅魍魎。和洋折衷。古今東西。有象無象。
 あの見開きだけで30分は楽しめそうです。

 そういうわけでヒロインには事欠かない主人公なわけですが、メインヒロイン二人は他のヒロイン勢とは一線を画した存在になっています。
 それが主人公の特殊遺伝子との関わり。
 種族を超えてまで、あらゆる女の子を魅了してしまうレイジの特殊遺伝子。
 それがレイジの最大の悩みであり、この作品の中枢です。
 自分がモテるのは全て己の特殊遺伝子のせいであり、「自分自身」を見てくれている子は誰もいない。
 その能力故に、レイジは女の子からの「好き」という気持ちに対して根本的に不信感を抱いているんですよね。
 そこをどう乗り越えていくのか。
 それがこの作品のテーマになるわけですが、それに密接に関われるのがメインヒロインのココロとシズク。
 特殊遺伝子が通用しないが故に、主人公をありのままで見てくれるヒロイン:シズク。
 それに対し、特殊遺伝子さえもひっくるめて、主人公の全てを見てくれているヒロイン:ココロ。
 これはどちらも、主人公が抱えている悩みにそれぞれの形で解決の鍵を握っている存在と言えましょう。
 それにどうやら、ココロは過去にもレイジと出会っている模様。
 ・・・とすると・・・!?

 第一話を読んだばかりで尚早すぎるかもしれませんが、栗うさぎの勘的に、最終的にレイジと結ばれるのはココロと予想させて頂きます。
 ココロの方が好きという個人的な好みもありますが、それ以上に、私が恋愛描写において最重要視している指標がこの第一話で示されていたのが、この予想を裏付ける要因となりました。
 その指標とは、「繋がれる手」と「重なる手」。
 ココロとの出会いでは、ココロの神々しさに見惚れていたせいもあるわけですが、彼女の手を取っていたレイジ。
 一方のシズクに対しては、その状況のせいもあるわけですが、男としての矜持もあったのかもしれませんが、レイジはシズクの手を取りませんでした。

手の繋がりは心の繋がり。
手の重なりは心の重なり。


 そう考えている私としては、差し出された手を取るかどうかというのは、互いの関係性を見計る上で最も重要な指標です。
 しかもレイジとココロは手を重ねてもいるときたもんだ☆
 気持ちのぶつけ合い。
 手の繋がり&重なり。
 私が恋愛的交流において最重要ポイントと思っている項目を初っ端から満たしてしまったのがココロとレイジ。
 こりゃもう、ココロを応援するっきゃない!ってなわけです。

 ええ、勿論私は『ソーマ』でもこの指標を最重要視して、主人公とメインヒロイン達との関係を見ていますよ?
 だからこそ、三周年記念考察の総括をああいう風に纏めたわけです。
 むしろ『ソーマ』ほど“手”を巡るストーリー性が深い作品は、そうそうないと思っていますから。


 少年漫画のラブコメというと必然的に「お色気」というファクターが組み込まれがちになりますが、その面では既にミウラ師匠と佐伯先生という超鉄壁の二大城塞がそびえ立っていますからねえ~~~(大苦笑)。
 個人的な好みから言っても、この作品にはイノセント路線を歩んでもらいたいところです。
 可愛らしく柔らかな作画の雰囲気から見ても、そちらの路線の方が似合っていると思いますしね。

 個人的に注目している点は、ヒロイン達それぞれの「好き」の形。
 ココロのような純真真っ直ぐな「好き」に始まり、いわゆるツンデレやクーデレ、ヤンデレなどといった様々な「好き」の形をどう魅せてくるか。
 そして、亜人種ヒロイン達が持っている特殊能力がどうラブコメ戦争に用いられてくるかというところですね。
 そもそもココロは恋愛を司るキューピッド族という、恋愛バトルにおいて圧倒的優位な力を持つ子です。
 そんなココロの能力がどう用いられ、どうレイジを守る事になるのか。
 まずはそれを次回に期待することにします。

 それともうひとつ気になるのが、どうしてレイジの18歳の誕生日に亜人種の女の子達からのアピールが封切られたのかという事。
 まるで、ある「上」の存在から、18歳になるまでは接触を禁じられていたかのように。
 その辺りも含めて、世界観はいくらでも広がりそうですね。

 なにはともあれ、この新たなラブコメは始まったばかり。
 適度に期待しつつ、見守っていきたいと思います。
 





 でもって『ソーマ』の方はというと、かなりの反響を呼んでますね。
 その頃私は社会のポイズンさんの光栄すぎるお言葉に悶絶してましたが(爆)。

 どうやら「汐見が人質にとられているため葉山はあの行動にでたのだろう」という予想が多く見受けられますが、私としては、葉山のあの行動は「葉山自身の意思」だと考えています。
 何故なら。
 葉山は「賢い」子だから。

 遠月学園という、日本の美食世界に絶大な影響力を持つ組織。
 それに刃向うという事は、日本の美食業界そのものを敵に回すことと同義。
 もし自分が薊政権に刃向ったら、自分の上司である汐見も薊政権に刃向ったものと見なされ、酷い迫害を受けることになる。
 それを葉山は察知していたのでしょう。
 実際に、進級試験の第一次・第二次試験で創真達はあまりにも理不尽な迫害に遭っていますしね。

 それに、葉山が大切に思っているものは汐見ゼミという“場所”ではありません。
 汐見潤という“ただ一人の人間”です。
 汐見の安全さえ保障できれば、汐見から教えて貰った「自分の料理」を更に磨き上げることが出来る。遠月学園の頂点への道もより上がりやすくなる(汐見の株も上がる)。
 葉山の価値基準からしてみれば、セントラルに入る事へのデメリットは全くないんですよね。
 葉山は幼少時に過酷な世界を生きてきたが故に、悲しいまでに現実主義者であり合理主義者ですから。

 ですが・・・。
 改めて言いますが、葉山は賢い子です。そして誇り高い子です。
 セントラルの教育メソッドの傲慢さに、内心ではちゃんと気付いていることでしょう。
 だからこそ、創真へ反発してしまっているのでしょうね。
 大切な人を守るためとはいえ、内心では気に入らない組織に参入した自分。
 対して創真は大切な場所を守るため、強大な組織に真っ向から逆らいました。
 そんな創真は、葉山からしてみればあまりにも愚かで、無謀で―――
 羨ましいのでは。

 自分には出来ない事が出来る創真への、嫉妬にも似た反発。

 それは。

 自分が作れないものを作れる葉山への嫉妬。

 初めて出会った時の創真の心情。
 それと交錯する感情なのではないでしょうか。




 では最後に、此度の勝負の予想をば。
 今回の勝負がどんな食材、どんなジャンルがテーマになるかは分かりませんが・・・。
 少なくとも、創真が作る料理は「スープカレー」だと思います。
 カレーは創真と葉山との出会いの品でもあり、創真がはだけさせられた品でもあるという、色々と葉山との因縁が深い料理ですからね。
 何より。
 スープカレーの発祥の地は札幌ですから。


『食戟のソーマ 弐の皿』第七話 ちょこっと感想

2016-08-18 23:40:00 | アニメ感想

 アニメ感想を書く際、照らし合わせるために単行本を見返すようにしているんですが・・・。
 今アニメでやっている展開が原作で描かれていた頃に、『ソーマ』のアニメ化が決定したんですねえ~~~。
 つくづく、月日の早さを実感。


 【『食戟のソーマ 弐ノ皿』第七話 ちょこっと感想】

 カットされてもおかしくないと思っていたんですがねえ・・・。
 第90話冒頭の仕上げシーンは。
 今見てもツッコミ所満載のシーンだよね、ほんと。(^^;A)

 今回は葉山と黒木場の闘いがメインだったわけですが、サブタイ通り(?)随分と動物が登場していましたね~。
 鷲と虎に始まり、鴨だの鰻だのポ●モンだの。(いやそれは)
 それでも私は前回のヘビさんに一票。
 主人公に絡んだ功績はデカい。(←)
 
 それにしても今回は、えりなの創真に対する話し方が原作の印象よりずっと穏やかで、観ていて心地良かったです。(^^)
 無闇に突っかかったり見下したりさえしなければ良い子なんだよえりなは。

 でも今回のベストシーンは「最高の闘いをお約束します!!」の黒服トリオ!
 ・・・と言いたいところですが・・・
 その直後の黒服トリオとアリスの漫才やり取りでしょうかね(笑)。
 特に良かったのが、黒木場が創真にも話を振っていたところ。
 原作では葉山も黒木場も互いの事しか敵視しておらず、創真は蚊帳の外的な扱いになっていたんですよね。(それは次回以降より顕著になるわけですが)
 そこに今回の黒木場のたった一言が入っただけで、少なくとも黒木場は創真の事も倒す相手として意識してくれているというのが伝わり、なんとも嬉しいものがありました。(^^)
 う~~~ん、やっぱりアニメは脚本部分の補正改正が大変素晴らしい♪
 だからこそ、次回から選抜終了までのアニメの脚本には大いに期待させて頂きます。





 さて、お盆も終わりを迎え、普通の日々が戻ってきました。
 このお盆期間中に少しでも『ソーマ』本編の感想記事を書き進めたいと思っていたのですが・・・。
 あまりブランクは埋まりませんでしたね★
 (息抜き回はともかくとして)ここ最近はイマイチな展開が続いていた本編ですが、ようやく面白そうな展開に。
 なので、本編感想が追いつかなかったこともあるので、ここで次回(第179話)の予想を簡単にですが述べておこうかと思います。


 前回ラストにて分断されてしまった創真達。
 第172話で表示されていた地図から推測するに、どうやら4つに分断された模様ですね。
 気になるのは創真班がどのルートに配属されたかということですが・・・。
 私の予想としては、北海道の中央を北上する「富良野方面ルート」でしょうかねえ?
 何故なら、このルートは全ルートの中で最も分岐が少ないから。
 断言させて頂きますが、この創真班のメンバーは[玉の世代]の中でも協調性・団結性において最も安定している面子です。
 だからこそ、作者がこれほど盤石な班編成にしたという事は、その分セントラル側からの試練が相当に厄介なものになると推測できるわけで。
 その厄介な試練を乗り越えるためにも、創真班はこの安定したメンバーのままで最終試験までいくのでは・・・と私は予想してみます。
 
 一方で気になるのが他の[玉の世代]の仲間達。
 今回(第178話)の様子から見るに、郁魅はイサミと、新戸は榊達と一緒になっているものと思われます。
 創真班がレギュラー陣ばかりになった分、他の班は新鮮な構成になりそうですね。
 あと気になるのはアリスと黒木場ですが・・・。
 えりなと新戸が切り離されたわけですから、彼らも間違いなく分断されてしまった事でしょう。
 そんな彼らは、一体どのルートになるかというと・・・。
 郁魅らは「十勝方面ルート」。
 黒木場は「小樽ルート」かな?
 港町育ちの黒木場に港町のルートを宛てるなんて馬鹿じゃね?と思われそうですが、そこはホラ、あれですよ。
 得意分野で屈辱を味わわせる方が、より大きいダメージを与えられるというヤツです。(はい、自覚してます。自分の根性の悪さを。
 ちなみに郁魅らは何故「十勝方面ルート」と予想したかというと、十勝って日本でも有数の酪農地帯じゃありませんか。
 そんな十勝地方は乳製品だけでなく、小麦や大豆、ビート(砂糖の原料)も多く生産していることから「菓子王国」と呼ばれているとのこと。
 私としてはそろそろ見てみたいんですよね、本編で。
 郁魅のもう一つのスキルを。
 そして、「お菓子」とくれば当然十傑の「あの子」の出番となるわけで。
 そんな諸々の理由から、この予想を立ててみた次第です。
 そうなってくると、消去法で残りの新戸班は「旭川ルート」となるわけですが・・・。
 旭川といえば、皆様ご存知の通りラーメンの聖地☆
 ここらで女木島冬輔が登場してくる可能性は高いですね。

 新戸班や黒木場はともかく、できれば郁魅班に関する予想だけは当たって欲しいところです。

 


『食戟のソーマ』第174話感想

2016-08-16 23:50:00 | 食戟のソーマ

 あっという間に終わった初盆。
 去年の今頃はまだお婆ちゃんが居たっけ・・・と振り返りながらの日々でした。

 お婆ちゃん、久し振りのお家はどうでしたか?
 ゆっくり過ごせましたか?
 お空にはお爺ちゃん達と一緒に無事に戻れましたか?
 また来年のお盆も迎えに行くからね。
 それまでまた、天国で見守っていてね。(^^)





 週刊少年ジャンプ2016年32号掲載
 掲載順第5位
 第174話 【時をかける鮭】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 某少女がタイムリープする映画(ドラマ)を狙っているな・・・としか思えないサブタイ★



 今回はTVアニメ放送開始記念という事で、二号続けてのセンターカラー!
 しかも次回と繋げると一枚の集合画になるとのこと。
 こういう試みは単行本第9巻&10巻の表紙カバーでやったことがありましたが、ジャンプ本誌で行うのは初めてですね。
 まず今回描かれているのは創真を中心に、恵、タクミ、そして竜胆先輩。
 うん、やっぱり恵は創真と一緒ということで。(^^)
 ということは次号描かれるのは、えりなは間違いないとして、新戸とアリスとか・・・?
 それと今回竜胆先輩が描かれたという事は、司も描かれそうですね。

 それにしても・・・。
 やっぱり創真と竜胆先輩はまるで姉弟みたい。
 この二人って髪も眼も同系色だから尚の事そう見えるんですよね~。
 その上性格面もかなり似ている部分がありますし。
 単行本感想が停滞しているためキャラクター考察も止まってしまっていますが、竜胆先輩はいずれ機会を見てガッツリ語ってみたいキャラです。





 では本編へ。
 セントラルの悪質な嫌がらせに些かも動じることなく、美味い鮭料理を出すと宣言した創真。
 かくして、鮭を調達せんとチーム全員外へと飛び出します。

 ここのコートを羽織る創真には魅せられますねえ・・・!
 こういったスピード感溢れる描写は相変わらずながら見事の一言。

 一方でこうも思った。
 やっぱり創真の笑顔は可愛いなv(←アホ)



 創真達が外に出てからおそらく数時間後。
 薊の特別授業に従って、再現料理を作った生徒達は次々と合格していきます。
 が・・・。
 その調理は全然身に付いていない模様。
 強大な“力”に依存してしまっているが故の思考力・判断力の欠如。
 そんな薊メソッドの“穴”が見えてきましたね。

 そして一つだけ料理用語の解説をば。
 アンフュゼ・・・フランス料理の技法の一つ。
          ある素材の香りをソース等に移すことを言う。
          大抵の場合は熱した液体に素材をしばらく浸す、という手法が多く用いられる。



 ああ・・・それにしても・・・。
 ババアの笑いが胸糞悪すぎる・・・。


 と、そんなところに戻ってきた創真達。
 はあ~・・・。これだけで心が洗われる・・・♪(←ほんとアホ)

 創真達は見事上質の鮭を手に入れることに成功していました。
 その鮭とは、「トキシラズ(時鮭)」。
 へえ~。トキシラズが用いられましたか。
 私としてはホッチャレが産卵を終えた鮭、いわゆる“親”なので、その対比として「鮭児」が取り上げられるだろうと考えていたのですがね。
 ※鮭児・・・11月上旬から中旬にかけて捕獲される。
        卵巣、精巣が未熟な若い鮭で、その身は大変脂がのっている。(通常の鮭の脂肪率が2~15%に対し、鮭児は20~30%)
        漁獲量が普通の鮭一万匹に対して1~2匹程しかないため、幻の鮭といわれている。

        ちなみに鮭児は2㎏台の小型のものが多く、時鮭は3~4㎏台が多いとのこと。
        どちらも同じ白鮭ということもあって、外見だけで見分けるのはかなり難しい。
 
トキシラズを選んだ作者側の意図としては、セオリーから外れた上質の素材の存在を取り上げたかったから・・・とか?


 トキシラズは本来春頃から夏にかけて取れる鮭。
 そんな季節外れの鮭が何故冬の今の時期にあったかというと、「ブライン法」という特殊な冷凍法のためでした。

 広井曰く、トキシラズもブライン法も業界では特に目新しい知識ではないとのこと。
 驚異的なのは、それをこの土壇場の限られた時間内で入手したという行動力でした。
 知識や交渉能力、そして運もなければとても不可能だったそうで。
 なるほどね。
 知識はアリスが、そして現場の行動力は創真と黒木場というトップオブトップがいたからこそ可能だったわけですか。
 交渉能力の点は当然創真と・・・、吉野あたりもここらで活躍してそう。
 恵はやっぱり、漁業組合を通したコネクションで貢献してくれたとか?
 運も・・・創真のお陰かな?

 入手に奮闘する彼らの様子は実際に見てみたかったですね。
 今回の描写だけでは誰がどう活躍してくれたのかというのがよく分かりませんもの。


 創真達が見事一級品の鮭を手に入れて戻ってきたことに歯噛みする広井でしたが、それでも嘲笑います。
 あ゛~~~不快すぎる。許されるならばフライパンで画面外へ叩き出したい。


 広井の余裕のわけは、制限時間が残り30分を切っていたからでした。 
 な~~んだ30分あるんじゃありませんか。

 あのね?

 

コイツらを誰だと思ってんの?

 



 畏れ多くも[玉の世代]の上位陣でっせ?
 (ましてや創真は地獄の合宿で15分以内に料理を完成させたというのに)

 というわけで、創真チームは超スピードで調理開始。
 鬼速」とは言い得て妙なり☆


 そうして、つつがなく「鮭の幽庵焼き」を完成させた創真達。
 思いっきり創真の得意分野に入る料理ですね。アリスや黒木場は主張しなかったのかな?
 まあ今回は時間が少ない事もありましたから、「早い・安い・旨い」がモットーの定食料理になるのは自然な流れだったのかもしれませんけども。

 というわけで、料理で主張できなかった分といわんばかりに創真の決め台詞を横から掻っ攫うアリス。
 おいこら(怒)。

 それにしても創真とアリスも仲良くなりましたね。
 この二人ってフレンドリーで愛想の良い者同士じゃありませんか。
 だからこそ、ムキになってケンカできる方が仲が良いと言えるんですよ。


 ま。
 そんなわけで散々悪態ついてた広井ですが、あっさり料理に敗北しましたとさ。
 ちゃんちゃん☆


 


 

 

 

 試験官がひたすら最低でした。
 主人公が美味しい料理を出しました。
 無事合格しました。

 本気で、この三行で今回のあらすじを終了させようかと思いました。
 やりませんでしたけどね。(そんなことしたら訪問者様達から怒られる・・・)
 それぐらい今回は盛り上がりなんて皆無の展開でしたね。

 落とす気満々だったのに、結局自分で合格を言い渡してしまうという矛盾だらけだった試験官。
 これについては方々でツッコミが湧き起っていましたね。
 確かに。
 私はこの作品はこういうものだと割り切っている部分があるのでさほどツッコむつもりはありませんが、指摘は至極もっともだと思います。
 広井のような三下悪役は今に始まった事ではありませんが、今回特に評価が悪かったのは粗悪な食材の配布というあからさまに不公平な待遇を取りながら、創真達に食材を調達させるというチャンスを与え、そうして散々コケにした挙句結局は出来上がった品の美味しさにに合格を言い渡すという、矛盾しまくりな行動を取っていたから。
 そんなチグハグな行動の理由は全て、創真班への侮り。そして決めつけ。
 遠月学園、ひいては薊政権という強大な勢力に依存しきっているが故の怠慢。
 創真と叡山との食戟でも審査員の矛盾性は描かれていましたが、あの時審査員が薊政権(セントラル)を支持していたのは、セントラルが作り出す美食は絶対に正しいという局所的な考えによるものでした。
 そして今回の試験官は更に考えが低俗だったというわけです。
 遠月学園の権力に従っていれば安心。
 遠月学園の財力があればどんなことでも通用する。
 遠月学園に刃向うなんて愚の骨頂。
 そんな利得と保身にまみれた考え。
 そんな広井の言動はただただ不快でした。
 っていうかもう、不快を通り越して最後には呆れてしまいましたね。


 叡山戦の時も、今回も。
 どんな悪役であろうが守っている、美味しい料理を「美味しい」と認める姿勢。
 それがこの作品の鉄の掟ですから。
 だからこそ際立つわけです。
 創真の料理に「不味い」と嘘を吐いてしまったえりなの“罪”が。
 えりなが犯してしまったこの“禁忌”がこれからどう描かれることになるのか。
 それは依然として私が注目している点であり、懸念している点です。



 それと私が感じた疑問点は、なんで今回、この試験内容でこの班編成だったのかという事。
 ぶっちゃけて言わせてもらいますけど・・・。
 別にアリスや黒木場が居なくても、この試験突破できたよね?
 「トキシラズ」や「ブライン法」の存在はえりなによる講義で事前に知っていたわけですし、食材の調達や調理時間だって現場で鍛え上げられたプロである創真が居てくれれば事足りることです。
 しかも肝心の、調達に奔走する創真達のシーンは一切描かれなかっただけに尚更そう思えてしまうという。
 なのに何故今回彼らを組ませたのでしょうか・・・?
 ・・・それはやはり、今後のための伏線でしょうかね。
 何故って

アリスと黒木場は協調性の無さツートップですもの(大苦笑)。

 月饗祭編で露わになっていましたが、アリスはフレンドリーである半面、我が儘でマイペースで気まぐれという非常に協調性に問題アリの子です。
 黒木場はもはや言わずもがなですし(苦笑)。
 そんな問題児達を纏められたのも、ひとえにマイペースでありながら協調性バツグンでもある創真だからこそ。
 これから本格的に[玉の世代]が阿吽の呼吸で協力し合う必要性が生じてくる筈、と推測している私。
 だからこそ、デコボコながらも協力し合って料理を完成させたという今回の彼らの共闘は、今後に向けての大事な経験になったと思います。





 そんなわけで、今回の第一次試験で作者が描こうとしたのは、ただ言いなりになり下がってしまっているセントラル側自力で考えて動くことで活路を作り出した創真達との対比。
 それとアリスと黒木場という[玉の世代]きってのクセありキャラとの初の共闘。
 この二点だったのではないかと思います。

 なんにせよ、この第一次試験はほんの小手調べ。
 第二次試験は試験内容も試験官も今回よりは真っ当になってくれるといいのですが・・・。

 


『食戟のソーマ 弐の皿』第六話 ちょこっと感想

2016-08-15 22:40:00 | アニメ感想

 ポシュッ

 はい。復活☆

 今回の件でつくづく思いました。
 やっぱりネットは「繋がりの世界」なんだな~と。

 こういう心底有難いコメントを頂くたびに、ブログのコメント欄を開けて個別にきちんとお礼を述べるべきなのでは・・・と悩みます。
 実際、好きな作品の感想を交換し合うのは大変楽しいですしね。

 しかしながら・・・。

 きちんとお返事できる自信がないんだよお~~~。(涙)



 貴重なお時間を割いてわざわざコメントしてくださったのですから、必ずお返事をするべきとブログ管理者として考えています。
 ですが、私の仕事上それがかなり難しいものでして・・・。
 ブログ関連でもそれ以外でもやりたい事がどんどん増えてきていることもあって、やはり大変申し訳ありませんが、このブログはコメント欄を開けることは無いと思います。
 こんな不誠実なブログですみません。
 訪問者の方全てに対する感謝は、ブログの更新で返していけたらと思います。




 さて、それではいつもの『ソーマ』の感想へと入りましょう。
 今回は先週のアニメの分だけをば。


 【『食戟のソーマ 弐ノ皿』第六話 ちょこっと感想】

 ありがとうございますアニメスタッフさん!!今回も大変満足な内容でした!!
 今回は随分と画面分割が多用されていたのも特徴になっていましたね。
 そして相変わらずながら、脚本(構成)が見事にブラッシュアップされていました。

 審査員達のやり取りはカットされたのかな~と思っていたら、今回に一纏めされていましたね。
 むしろそうしたことによって、原作の様々な点が分かりやすく、それでいてよりキャラクター達が活かされていたのが素晴らしかったです。
 特に「おお・・・!」と感嘆したのが、創真が筑前煮から発想を得たことを説明するシーン!
 ここで乾に話を振ったことで、原作で不明瞭だった点が一気に理解できるという造りに。
 それは試作段階の時に創真が地獄の合宿での乾からの課題を思い出していた時、何か考えている素振りがあったこと。
 あの時創真は乾の課題が日本料理だったということを切っ掛けにして、この筑前煮を基にした発想に辿り着いたということを原作では伝えたかったのですね。
 ・・・うん、盛大に勘違いしていました。(恥)

 仲が良く無さ気だった乾と角崎が、創真の料理を食べたことでちょっと仲良くなったというのも分かりやすくなっていましたね。
 そして堂島先輩は原作以上にパワーアップ(大笑)。
 やっぱり良いキャラしてますこの人。
 流石は最強キャラの一人。


 そしてヘビさんが可愛かった。
 創真の喉元に迫るヘビさんの図に妙に色気があった。
 創真とヘビさんのツーショットがなんか微笑ましかった。

 ・・・ヘビさんグッジョブ☆(d(‐ ‐))


 作画も相変わらず綺麗でしたが、その反面原作で鳥肌が立った「お前の事をずうっと考えていたんだぜ?」「あおがりよ」「御粗末っ」「それが料理人なんだよ」といった、創真のキメシーンはイマイチだったかも。
 うん、でもこれは原作と比べる方が酷ってもんだよね☆


 それと今回のもう一つのグッジョブは叡山の悔し顔があったこと。
 一瞬といえども、内心が垣間見えるこういった表情があるかないかでは、作劇の深みが段違いですから。

 そんなわけで今回も、結末を既に知っていながらも楽しく視聴することが出来ました♪
 なんだか今回の第二期は全体的に満足度が高くて嬉しいです。(^^)
 この調子で是非最後まで頑張って頂きたいですね。



 ちなみに。
 やっぱりEDの美作はうつ伏せだったか。
 (キャラ的にそうじゃないかと思っていたんだよね☆)





 はい。アニメ感想は以上。
 合併号のこの期間に少しでも本編感想も進められるように努めます。


 でもその前に、今日は地元の花火大会だったので伯母達と一緒に見に行きました。
 ここ数年見に行ってなかったのですが、花火には鎮魂の意味もあるとのことで・・・。

 綺麗な花火だったね、お婆ちゃん。(^^)

 


マジで仰天。

2016-08-14 22:40:00 | 日記

 今日も今日とて、時間の合間にネットの海をプカプカ漂流してた栗うさぎ。
 そんな中で、一日一回はお邪魔させて頂いている常連ブログ(サイト)様が幾つかあったりします。
 そして今日も訪問してみたところ・・・

 

 

 

 

 

 

 

(  ロ ) ゜ ゜!!!???

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシノブログガショウカイサレテイル?

 

 

 

 

 わ゛ーーー!!!

 ぎゃーーー!!!

 ひーーー!!!

 

 

 確かについ先日コメントさせて頂きましたよ。
 思いがけず取り上げてくださり、恐縮しきりでしたよ。
 ですがまさか私のブログをご存知の方がいらっしゃったなんて・・・!!!

 この場を借りてお礼申し上げます。中村さん。
 あまりにも勿体無さ過ぎるお言葉・・・。
 もう、ほんと・・・。

 ポシュッ



 ※栗うさぎは恐縮のあまり消失しました。24時間後に復活します。