あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第131話感想

2015-08-27 19:40:00 | 食戟のソーマ

 二週間振りということもあってかいずれの作品も楽しく読めた今週のジャンプ♪
 幾つかピックアップして短文感想をば。

  • 『幻獣医トテク』・・・金未来杯エントリー5作目。
                これまでのエントリー作の中ではこれが一番気に入りました!
                幻獣達かわいーーーv
                ボロンもv(プニプニしたい)
                オルトロスもv(ナデナデしたい)
                ドラゴンさんもv(どうかお大事に・・・!(><。))
                絵の読み易さと治療シーンのリアル性に伴った説得力もあって、これは連載して欲しい作品です。
                
  • 『火の丸相撲』・・・いつも熱いけど、今回はいつにも増して熱いな!!
               
    この作品の熱さは本当に好きです。素晴らしい。

               個人的には真田さんの“強さ”は「憧憬型」で、小関部長の“強さ”は「共感型」ですね。
               相手の「凄さ」を“本当の意味で”理解した時抱く感情。
               それは嫉妬や妬みなんかではなく、尊敬もしくは恐怖だと思います。
               共に心から相撲を愛する者同士。
               今回の真田さん側の描写もこれだけ良かったのですから、次回描かれるであろう小関部長側の描写も今から大変楽しみです!!

  • 『斉木楠雄のΨ難』・・・お爺ちゃんかわいそっ。
                 全国のジャンプ読者は、これを機会にお爺ちゃんお婆ちゃんを思い遣るべきだと思う。

  • 『背筋をピン!と』・・・「中華料理屋」発言は『ソーマ』を狙ってのことですか?(そういえば、担当編集さんが『ソーマ』と同じと風の噂で聞いたような・・・)
                ワルツの次はタンゴですか☆
                タンゴは「スタンダード」の中で一番好きな踊りです。(「ラテン」で好きなのはパソドブレとジャイブ)
                キレのある動きの変化が大きい踊りって、観てて楽しいんですよね♪
                こういう作品ほど、アニメになると凄く輝くと思います。

  • 『ニセコイ』・・・ニセコイヒロインズの中で、万里花が一番好きな私。(「好き」という気持ちを真っ直ぐに相手に伝えられる女の子が大好きなんです)
           それだけに今回の章はかなり注目して読んでいます。
           万里花の背景が今回だいぶ明らかになりましたが、私としては万里花の母親:千花はちゃんと万里花のことを考えてくれていると思っています。
           自分にも他者にも厳しい万里花。
           そんな彼女故に、楽と同様に過去の楽しい思い出を共有している筈の千棘や羽とは親しく接してこなかったと思うんです。
           楽への恋を第一に選んだ以上、同時に友情も失いたくないと思うのは甘い考えだと思っているから。
           そして、千花はそんな万里花の「母親」なわけで。
           過去の万里花への仕打ちも、万里花のプレゼントが本当に嬉しかったからこそ捨てたのではないのでしょうか・・・?
           
    血筋とはいえ、万里花を元気な体に産んでやれなかった自分。
           そんな負い目があるからこそ、自分だけが万里花の気持ちを受け取って幸せになる訳にはいかない。むしろ、嫌われるぐらいが自分には丁度いい。
           そう考えているからこそ、万里花に自ら“壁”を作っているのではないのでしょうか?
           そして無茶苦茶に思える結婚も、自分が外の世界で満足に働けないような弱い体だからこそ、同じく病弱な万里花を一生不自由なく養ってくれるような経済力と社会的経験を既に持っている相手を、と考えたからかもしれません。
           要するに、千花も華と同様に、娘への愛し方が非常に不器用な人なのでは。
                         



 

 でもって、『ソーマ』アニメの抱き枕・・・。

 もう苦笑いしか出んかったわ★

 自然な色気とあざとさは全く別物だと思うの。



 そんなアニメグッズの方はさておいて・・・

 さて!それでは二週間振りにいってみましょ~!



 週刊少年ジャンプ2015年39号掲載
 表紙&巻頭カラー
 第131話 【あの人を待ちわびて】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久し振りの表紙&巻頭カラーですよ~~~!!
 はてさて、今回は如何様な・・・?

 

 

 

 

 

うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 




 あの歓喜が再び。

 

 

 

 はっぴ姿!!!!!

 

 創真のはっぴ姿!!!!!

 

 まさにハッピー!!!!!(←つくづく申し訳ありません)

 

 

 遂にきました現在の創真のはっぴ姿!!
 しかも表紙で!!
 堂々と!!!




  ブラボー夏☆



 

 

 ああ、私夏生まれで良かった・・・。(←関係ねえ)



 創真が焼いているのは何でしょうかね?
 個人的にはシシカバブに見えるのですが・・・。
 レア加減といい、美味しそうに焼いてくれますねぇ創真くん!(あー食べたい)

 素敵に夏祭り姿な創真の一方で、恵&えりなのヒロインズもお揃いの浴衣姿、なかなか良い感じ。
 浴衣だけでなく、髪型や髪飾りまでちゃんとお揃いにしてくれているあたり、佐伯先生のこだわりを感じます。(^^)
  


 いつものことながら佐伯先生本当にありがとうございました。
 これで私、きっと年末まで頑張れる・・・!!





 というわけで今度ははっぴ姿の全身像を(←ドロップキック)

 

 

 

 巻頭カラーと共に始まる本編。

 第122話の扉絵に続き、今回は遠月ガールズ五人衆のチャイナ服披露です。

 ・・・正直に白状しときます。

 御免なさい。目にした瞬間、「北条とおんなじ・・・」と思ってしまいました。(←コラァ!)

 いやホントすみません。
 丁度今アニメの方でも北条が活躍中という事もあるのですが、アニメの彼女のチャイナ服も「赤」なものですから、どうしても第一印象が被ってしまったんです。

 ちゃんと見ればそれぞれしっかり違い分けされてるというのにね。
 皆それぞれ髪型やアクセサリーも凝ったものにしてくれてるのにね。

 アリスは色白という事もあって、凄く赤色が映えてます。
 えりなもお団子頭という超レアな髪型☆
 新戸のポニーテール姿だなんて、本編ではまず見れないかと。
 特に髪型が気に入ったのが恵!髪をおろした恵はかなり好きな事もあって、その延長線であるこのヘアスタイルは個人的に花マル!!
 対して、イマイチに思えちゃったのが郁魅。まあ、彼女は遠月ガールズの中でも一番髪が短いから、アレンジが難しいのは分かるんですがね。

 この作品はカラーイラストが多いですが、大体が学生服か調理服か水着(←をい)なので、今回のチャイナ服というドレスアップ姿はいつもとちょっと違う華やかさがあったと思います。
 特にこの作品の女の子達はアリス以外はアクセサリーをほとんど身に付けないだけに、その点が一番新鮮でした。



 まあ、白状ついでに言わせてもらえば創真のチャイナ服もぜひカラーで拝みたかったですけども。





 さて、仲間達の協力のお陰で月饗祭4日目の売り上げ首位を掴み取った創真!!

 首位を奪われたことに歯噛みする久我。
 そんな久我に勢いよく駆けつけて来たのは、十傑第二席の『小林 竜胆』!
 巻頭カラーでめっちゃ買い食いしてた彼女ですが、ここでもしっかり中華まんを手にしながらの御登場です(笑)。

 なんと久我は竜胆が苦手な模様。
 案の定敗北を突っつかれてしまいます。
 久我をからかうためにわざわざ駆けつけて来たんですか竜胆先輩・・・。
 いやそれ以前に人一倍五月蠅い久我にに「うるさい」と言わしめる人物がいたなんて・・・!(笑)


 全て創真の目論み通りになってしまったと思っていた久我でしたが、創真は微塵もこれで勝ったとは思っていませんでした。
 本当に勝ったと言えるのは、五日間の通算で上回った場合のみ。





 そうして迎えた月饗祭の五日目―――最終日。
 さすがに最終日である今回は郁魅やアルディ―ニ兄弟は助っ人に入れませんでしたが、それでも頑張る創真達。
 ですが惜しい所まではいったものの、通算売り上げで勝てる見込みはやはりありませんでした。

 え~~~っとぉ・・・。
 創真さん・・・いくらなんでもさすがにその見通しは私もフォロー出来ません・・・。(T-T)
 前回の私の推測が恥ずかしくなるレベルのアバウトさ。勘弁してください。

 目論みとしては超アバウトだったものの、真剣に勝つつもりでいた創真。
 (^‐^)=з
 そうなんだよね。
 創真はいつだって本気で闘う子。
 勝負事に関してはある意味で完璧主義とも言える子なんだよね。

 悔しさを口にする創真を、素直な奴だと評する竜胆先輩。
 そうなんですよ!!!
 創真は一見生意気に見えるけど、実際はとても素直な子です。(^^)





 通算売り上げでは久我に負けたものの、赤字からは脱出した創真達。
 では、もう片方の赤字組であるアリス&葉山&黒木場チームはどうしているかというと―――
 アリスが考えを改めて作り出した創作カレー。
 それはカレーの上に3Dプリンターで作り出したチョコレートがトッピングされた品でした。
 これにはビックリ。
 3Dプリンターそのものは知ってましたが、食べ物もプリントアウト出来るとは全く知らず。
 そしてチョコレートがカレーの隠し味に用いられることも知ってはいましたが、そのチョコを3Dプリンターで大量生産させるとは。
 これはアイデア的にとても面白いですね!!

 ・・・ええ、アイデア的には。
 個人的に食欲は全くそそられない品ですけど。


 とにかくこれでアリス達も無事赤字脱出。
 そんなアリスの突飛ながらも柔軟なアイデアに、やれやれと笑む葉山。
 お☆
 これは良い傾向。(^^)
 葉山の「世界」もまた少し広がってくれたようです。





 創真の店や久我の店の品も食する竜胆先輩。
 ・・・リアクションは取りませんか。やっぱり(笑)。

 そんな中、竜胆先輩は去年の「紅葉狩り会」の事を久我に振ります。
 「紅葉狩り会」にて思いっきり無謀に大胆に食戟を申し込んでいた創真。
 実は久我も去年、創真と同じことをしていたのでした。

 去年のメンバー、皆さん髪が短いですね~。
 創真といい、この作品の人物はほとんどの方が時間の流れと共に髪型も長くなってますよね。
 過去より現在の髪型の方が短いキャラって、今のところ水原とタクミぐらいじゃないでしょうか?(堂島先輩は例外☆)

 そして去年は、そんな久我の申し出を受けた十傑が一人いたのでした。
 それが司先輩。
 その食戟で、久我は司先輩に完敗を喫することに。


 そんな去年。
 月饗祭で「中央エリア」にて5日間連続1位だった司先輩。
 久我は、自分も同じことをやれたらもう一度食戟してほしいと頼んでいたのでした。
 やっぱり久我と司先輩の「約束」は食戟でしたか。

 っていうか。

 自分も同じことやってたんなら創真らを「雑魚」呼ばわりして見下すなよ(怒)

 と、私は思うんだけどねっ。


 竜胆先輩の言葉のお陰もあってか、去年の自分を振り返ると共に創真について考え直す久我。
 そして、創真の伸びしろを認めるのでした。


 よし!認めたな!!認めたんだな!!?
 じゃあもう第128話のような超陰険な嫌味を創真に言うんじゃねえぞ!!!(※栗うさぎは非常に執念深い性格です)



 屈辱を受けた相手であろうが、その力量は認める。
 竜胆先輩は久我のそんな素直なところが気に入っている模様。(^^)
 そして同様に素直な創真も気に入った竜胆先輩は、創真をある店に誘います。
 その店とは、司先輩の模擬店。





 一方、えりなは自分の模擬店の特等席を一人分だけ空けていました。月饗祭中、ずっと。
 ふむ、回想から察するに、どうやらえりなは城一郎に「自分が料理人になった際には、自分の店に来てほしい」といったような約束をしているようです。
 
 えりなのこんな表情初めて見た☆
 本当に、えりなにとって城一郎は“聖域”なんだな~。

 ・・・そ~いえば。
 ついこの前創真もえりなの店で食べさせてほしいと言ってたよね、胡椒餅と引き換えに(笑)。
 果たしてこの事は伏線に用いられるのでしょうか?



 そんな時、予約していない客が来店。

 まさか城一郎では・・・という期待がよぎるえりな。



 ですが。



 その来訪者を目にした瞬間、戦慄します。





 「お父様・・・」










 ・・・ふ~~~ん・・・。
 ここでもまた、えりなと「あの子」の共通点が出来るとはねえ~・・・。(単行本第二巻&小説版第2弾を見ながら)

 


 


 


 

 そんなこんなで、今回の中華対決は勝者無し!
 創真は通算売り上げで勝てず。
 久我は司との食戟がご破算に。

 創真:ぐぬぬ
 久我:ぶすっ

 (^m^)

 竜胆先輩の働きのお陰で、後味の悪くない結果になってくれたと思います。
 私としても久我が創真を認めたという事実だけでもう充分満足♪

 まあ、出来れば創真にはこの後でいいので、恵や美作に感謝を伝える場面を設けてもらいたいですね。
 特に恵には今回、あらゆる面で助けてもらいましたし。
 今回勝てなかった事に対して非常に悔しがっていた創真。
 でも、その理由は自分の誇りだけではなく、仲間達も協力してくれていたからだと思うので。
 それを僅かでも描いてくださるのと描いてくださらないのとでは、私はともかく一般読者の印象がだいぶ違うんじゃないかな、と思います。 





 そして以前から気になっていた小林竜胆が遂に登場&キャラ判明。
 予想以上に自由奔放なキャラクターでした(笑)。
 初登場時には悪い意味での小悪魔感を抱いていましたが、意外というか、やはりというか、この子もアリスと同様に「憎めない困ったちゃん」みたいですね。
 ただ、アリスは「自由奔放な子ども」ですが、竜胆先輩は「自由奔放な姉貴」といった感じ。
 気ままそうですし、人をからかって遊ぶし、行動原理は「面白そう」という人物っぽいですが、大事な部分はちゃんと見ている感じが窺えます。
 これまで榊や北条など「お姉さんキャラ」は既にいましたが、竜胆先輩は実質を伴った「姉キャラ」になりそうですね。


 そして案の定竜胆先輩に気に入られた創真。
 やっぱりね!
 やーっぱりね!!(喜)
 マジで創真は老若男女どころか強者も弱者も惹き付けますね~。
 基本的にはフレンドリーな態度で。
 そして素直な姿勢で。
 時に超不敵な対応で。
 とどめに温かい誠実さで。
 もはや死角無し!!!(Σd(><))



 現第一席である司先輩がどんな模擬店を出しているのか、どんな料理スタイルの持ち主なのかは私も気になっていただけに、これは非常に興味深い展開となりました。
 初日売上トップだった『茜ヶ久保もも』の店も気になりますがね☆





 その一方で、全く予想だにしていなかった人物が登場。
 まさかえりなの父親がこんなところで現れるとは・・・。
 っていうか御存命だったのね☆(核爆)
 いえね、まだ学生という身でありながらあんなにも「薙切」の名を背負って多忙な生活を送っているえりなの姿に、ひょっとして両親は早くに他界していて、だからこそえりなは後継者としてあんなにも肩ひじ張っているのかな~」と推測していたものでしたから。

 とにかく、母親は未だに不明ですが父親に関しては今回判明。

 ですが・・・。

 えりなや新戸のあの表情から一目瞭然。
 絶対に「良い父親」ではない様子です。

 えりなの父親という事はつまり、遠月学園次期総帥というわけですか。
 ・・・こうして書くとめっちゃ偉い人に見えるな~。(いや実際偉い人なんでしょうけども)



 当の父親はというと・・・。


 出た。手袋キャラ。


 「手」はこの作品における超重要なキーポイントと考えている私。
 それだけに、ただでさえ重要人物そうなえりなの父親が手袋を嵌めているというこの設定には妙に納得させられるものがありました。

 「手」は料理人にとって命同然の部位。
 それと同時に、「手」は人にとって、他者との“繋がり”を示す象徴たる部位です。
 その「手」を覆い隠しているえりなの父親。
 このことから相当の潔癖性、そして拒絶性が感じられます。

 えりなもかなりの完璧主義者ですが、父親はそれ以上の完璧主義者であり、最上主義者に違いなさそう。
 果たして彼も料理人なのでしょうか?
 でもこの雰囲気からして、少なくとも考え方は叡山のように「全ての料理人を従える者」といったような支配者的思想を持っていそうな人物に思えます。

 自分に刃向うものは「切り捨てる」や「叩き潰す」どころじゃない。
 跡形もなく消滅させる。
 
そんな人物なのでは・・・。





 どうやら城一郎の為にとっておいた特等席は父親が座ることになりそうですね。

 おそらく今回の対面でえりなは父親から、月饗祭の売り上げが首位でなかったことや、いまだに十傑の末席であることに酷い圧力を受けそうな予感がします。
 ここ最近えりなの物腰が少し和らげになっていたのは、今回の前振りだったのかもしれませんね・・・。
 創真や恵との出会いを通してほんの僅かに緩んでいたものが、父親から再びきつく縛られることになりそうです。



 う~む・・・。
 “えりなが囚われているもの”はこれまでの話からだいぶ見えてきていましたが、その象徴たる存在がまさか父親になるとはなあ・・・。

 創真の父:城一郎はある意味でのラスボス的存在ですが、えりなの父もどうやらラスボス的存在になる模様。
 ・・・ということは、恵の父親も!?(ナイ)

 

 


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合併号のこの期間。

2015-08-19 22:15:00 | 食戟のソーマ

 お盆の終わりと共に夏休みも終わりを迎えられた方がおられることと思いますが、如何お過ごしでしょうか?栗うさぎです。

 私としてはいつもと何ら変わらぬ日々を過ごしておりました。
 今年はお盆に入るまでは凶悪なまでの暑さだったものの、お盆に入った途端に曇りがちのやや涼しい天気が続き、私としては有難かったですね。エアコン代が浮いて(爆)。



 さて、先週が合併号だったため、今週はお休みなジャンプ本誌。
 例年ならこの期間を利用して単行本なり小説版なりの感想を書くところなのですが・・・。

 すみません。少なくとも年末までは本編以外の感想記事は書けそうにありません。

 今年の秋の終わり頃まで、どうしても集中して取り組みたいことがあるものでして・・・。
 ですが頭の中では『ソーマ』の単行本やこれからの展開に関する考察がかーなーりー溜まっていますのでご安心を。(←何がだ)

 代わりに・・・とは到底言えないレベルなのですが、小説版『食戟のソーマ ~a la carte~ Ⅱ』の感想記事にちょっとだけ追記しました。
 いや本当にちょっぴりなのですがね。
 新戸編と郁魅編の箇所を、ほんの5~6行程なんですがね。(←ほんとにちょびっとだな!!)

 追記しながら再認識しましたが、う~~~ん、やっぱり小説版第3弾の記事も書きたい・・・。
 第3弾も深読みするとかなり興味深い内容ばかりでしたから・・・。
 でもでも、うむむむむ。

 悩むところですが、ここはぐっと抑えて、今目の前にあるものに挑みたいと思います。



 次回の『ソーマ』は、ご無沙汰振りの表紙&巻頭カラー!!
 いやぁ~~~っ。
 めっちゃ楽しみです!!!(><)


 


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『食戟のソーマ』第130話感想

2015-08-14 17:00:00 | 食戟のソーマ

 丁度材料も揃っていたので作ってみました。



 ジャン!
 
 
 


 はい、もろに『ソーマ』本編の影響です。

 さすがに原作通りは難しいので、「麻婆麺」だけに留まりましたが(苦笑)。

 味の方は勿論
 ウマーーー♪♪♪
 でしたよー。(><)



 さて、お腹も満たしたところで(笑)、本編感想にいきまっしょい!!





 週刊少年ジャンプ2015年37・38合併号掲載。
 掲載順第7位
 第130話 【若き獅子たちの群れ】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 美作という強力な助っ人を得て、一気に追い上げに出る創真屋台!!
 わ~~~ここの創真の表情、クール・・・というより涼やかな表情でとても素敵v

 [周到なる追跡(パーフェクト・トレース)]によって、創真と全く同じスピードで次々と料理を作り上げる美作。
 やっぱり美作のコピー能力は凄い。
 一日二日ほどイメージトレーニングするだけで、この道十年以上のプロである創真の動きを完璧にトレースしきっちゃうんだもの。
 
 
 
 でも。


 でもね。


 創真大好きなんだけど。美作も好きなんだけど。
 
 
 「もう一人いるようだ!!」のコマこわすぎる・・・。(‐A;;;)



 美作の加勢に感謝する創真。
 創真としては美作があっさり協力してくれたことが少々意外だった模様。
 そんな創真に、聞こえないよう小さく呟く美作。
 「お前には・・・でかい借りがあるからなァ」

 (^^)

 そうだね。



 美作だけでなく、恵も[心遣い(ホスピタリティ)]に基づいた実力をフル発揮。
 恵のスタジエール先だった店の女将さんも創真と同様に、お客に100%満足して頂くことの難しさを説いていました。
 そんな研修先の女将さんから学んだことを思い返し、恵は丁寧にかつ要所を抑えた接客をこなしていきます。
 まあ、富田さんの持ち上げ方はちょい大袈裟に思えましたが(苦笑)。

 そして北条に続き、恵の人脈がここでも登場。
 全国津々浦々の提灯を引っ提げ、郷土料理研究会の面々が参上してくれます!
 恵が主将に頼んでいたのが提灯だったとは。
 これは全然予想出来なかったな~~~。
 屋台にも一個付いていた提灯。それを日が落ちてからの照明代わりに用いたわけですか。
 う~む、これはなかなか風情あるアイデアですね☆

 そして何気に初登場となる、郷土料理研究会の主将さん。
 優しそうな人ですね。(^^)
 他の部員の方達も皆良い人そう。

 研究会の模擬店の参加を断ってしまったというのに協力を頼んだことを申し訳なく思う恵でしたが、主将はちゃんと恵を信用してくれていました。(^^)
 そして、そんな確かな人望を持つ恵の姿を、創真はちゃんと見ていました。(^^)



 そうしてお客を次々と捌き続ける創真チーム。

 ・・・でしたが、ここにきていよいよ千人近くのお客を捌き続けるキツさが出てきてしまいます。
 そりゃそうですよね。
 スタッフが大勢いる久我の店に対して、創真の店はいくら美作が加勢してくれているとはいえ人数的にはたったの三人。
 しかも三人とも、朝から不休で働き続けているのですもの・・・!(><;;;)

 特に調理と接客の両方を担当している恵の負担は大きく、見かねた創真は田所のサポートに入ろうとします。(さり気にここの創真のセリフ、アニメのオマージュ)
 でも調理の柱である創真が持ち場を離れてしまったら、一気に中華研との差が・・・!



 とその時。



 郁魅が助っ人に!!



 丼研の模擬店の方は部員達に任せ、創真チームの協力に赴いてくれたのでした。
 丼研ユニホームも郁魅風に着直して気合いも充分(笑)。
 スタジエールで習得した火入れの技術を活かし、頼もしく胡椒餅を担当します!

 おおー郁魅格好良い!!(><)


 美作に続く強力な援軍の登場に感動する富田。
 ごもっとも!
 ・・・なんだけど~。
 アンタも手伝ったらどう?



 そしてまたもや現れる援軍!!

 それはタクミ&イサミ!!


 だから~~~。タクミく~ん、いい加減カッコつけるのはやめなさいってば。
 空回るだけなんだから(大苦笑)。
 創真に感謝されたいならもう少し素直になりましょう。60点。


 それでも、何だかんだでタクミは創真も認めるライバルなわけで。

 創真:「ついてこれっかぁ?」
 タクミ:「愚問だな!」
 

 
ライバル万歳(感涙)。


 
 
 「好敵手」と書いて「とも」と呼ぶ。最高。

 佐伯先生、これを狙って創真に鉢巻き&前掛けを装着させなかったんですか?(きっと違うでしょうけど)
 黒”と“白”の対比になっててクソ格好良い・・・!!!o(><o) (o><)oo(><o) (o><)o


 そしてタクミも創真に匹敵する「客商売のプロ」。
 その長い現場経験で培った実力で、いとも容易く創真らの調理スピードについて行きます!

 そんなタクミの実力に驚く美作。
 他者と協力することで見えるようになったキミのトレース能力の凄さと同じですよ。
 個人戦では見えない実力もあるという事です。(^^)
 そんな“即興者”と“熟練者”のコラボはなかなか良い味がありました。



 そうして数々の頼もしい援軍を得て、大繁盛し続ける創真の屋台。
 掲げられた沢山の提灯に囲まれながら、笑顔で料理を楽しむ老若男女のお客達。
 久我は察します。
 創真は四日かけて、自分の店を今ようやく完成させたことに。





 そして日が暮れ、放送される今日の売り上げ結果。

 「中央エリア」の第2位は、中華料理研究会「久我飯店」。

 ということは、勿論・・・!!!

  
 
 
 
創真チーム:「「「「「「おそまーーーーーーつ!!!」」」」」」
 

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よっしゃあぁぁぁ
!!!!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 もう最高。
 熱くって、爽快で、温かくて、清々しくって。
 ああもう最高としか言えない。









 正直、パズルのピースがピタッと合うような、考察面での爽快さは感じませんでした。



 が!!




 

そんなの関係ねえ!!!

 


 

 理屈を捏ねるのがアホらしくなるくらい、今回の展開にはもう大興奮!!



 熱く勢い溢れた展開に、もうひたすらのめり込むのみ。
 爽快なラストには、読んでるこっちもガッツポーズでした!!(o(><)o)





 「月饗祭編」がスタートした最初期に提示された問題点であった、人手の少なさ。
 それがどういう風に解消されるのかが初期の心配点の一つでしたが、まさかの仲間達の自主協力!!
 美作は模擬店を開いていない(=今回は十傑との勝負を視野に入れていない)ということから創真が協力を頼んでいても特に驚きはしませんでしたが、まさか郁魅やタクミまでが自分の店を離れてまで協力に駆け付けてくれるとは思いもしませんでした。

 正直なところ、久我が中華研の部員達を鍛え上げている様子を見た時に少しだけ思っていたんです。
 久我が部員達を“自分の特色”に染め上げているのなら、創真は“自分と違う特色”の料理人達を纏め上げて闘ってくれないかな、と。
 ですが、この予想は敢えて書きませんでした。
 第120話感想でも述べましたが、タクミ達とは「ライバル」なわけであって、少なくとも十傑との食戟が掛かったこの勝負で協力を頼むのはスジ違いだろうと思ったからです。
 ですが、ごめんなさい。違いましたね。
 彼らとは「ライバル」であると同時に、同じ荒野に足跡を刻む仲間でしたね。(^^)



 煽り合いながらも、互いの実力は認め合う事になったタクミと美作。
 友人として協力し合う恵と郁魅。
 本来ならば彼らのこんな関係はきっと築かれることはなかったと思います。
 そんな彼らを繋ぎ合わせてくれたのが創真。
 
 繋がる絆の中心に位置し、味方どころか敵さえも惹き付ける存在。
 こういうところが創真の天然カリスマ性と言えましょう。





 さて、こうしてようやく完成した創真の“店”。
 それはまさに月饗祭という「祭り」に相応しい雰囲気に包まれつつ、どんなお客も料理を楽しめる温かい店でした。
 ここまで辿り着くまでに4日かかった創真の中華屋台。
 その経緯を改めて振り返ってみたいと思います。

 月饗祭が始まるまでの準備期間中は、北条の協力で屋台自体は用意したものの、後は店構えに関する準備は特に着手せずメニューの胡椒餅に用いる肉ダネのクオリティアップに専念した創真。
 その理由は、創真は月饗祭は今回が初めてだったため。
 「地獄の合宿」での朝食ビュッフェ課題や、「スタジエール研修」での四宮の店でのコース料理の経験を通して、“未経験”の怖さをよく分かっていたからでしょうね。
 そのために、月饗祭を実際に体験するまでは料理の品質向上の方に力を注いだと。

 そしてこの時点で既に、創真は総売り上げで久我に勝つことは妥協していたと思います。
 「スタジエール研修」での三田村の店で創真が完全予約制を提案していた事や、今回恵が思い返していた女将さんの教えと同じで、今回の勝負における自分にとって比重の重いものと軽いものを選別したわけですね。
 そういうわけで、創真は久我に「売り上げ」でなく「料理」で勝とうとしたわけです。
 
それと一緒に、勝負を掛ける日を終盤の土・日に絞ったと。
 
 そして月饗祭第一日目。
 ある程度の集客力や回転効率のある「胡椒餅」で挑むものの、あえなく敗北。
 ただし。
 ただ負けました、では終わらず、久我の店の様子を終始観察し、月饗祭全体の流れを把握。
 そして売れ残った食材の再利用も兼ねて、日没後に屋台を移動させ無料試食を行い、実際にお客の要望を聞くことに。
 そんなお客のニーズによって生まれたのが、「なんちゃって担仔麺」だったと。

 二日目も引き続き、昼間は久我の店の観察&全体の流れの把握。
 この日の夜間の無料試食の際に、逆転を懸けた新メニューのアイデアが浮かぶことに。

 二日目の夜から三日目にかけては、新メニューの試作に尽力。
 勿論昼間の営業中は引き続き観察を続行。
 三日目の夜に、遂に「時限式麻婆カレー麺」が完成。
 それに合わせ、屋台の周囲に設置するベンチ&提灯も取り寄せてもらう事に。

 そして四日目。
 これまで積んできたことを全て活かし、勝負に出たわけです。

 まさに「動き続ける料理人」である創真らしいやり方でした。
 





 メニューについては当初はそのチョイスに違和感を感じたものの、こうして見直してみると三品とも状況に上手く適応している品になっていることに気付かされます。
 まずは胡椒餅。これはテイクアウト向きで、食べ歩きにも適している品。
 次になんちゃって担仔麺。これは食の祭典ということもあり、ずっと食べ歩いてお腹がもたれ気味な人でも楽に食べられるという気の利いた品。
 そして時限式麻婆カレー麺。これはまさにメイン。その香りと組み合わせによる強いイメージとインパクトで、お客の興味を引ける品。勿論ボリュームもあり、満足感も充分。

 そしてこれら三品いずれも、
胡椒の利いた肉ダネを用いているという“辛さ”の統一性があり、日本に関わりのある品になっているという見事なラインナップでした。





 久我
の店の問題点だった、客の回転の滞り。
 その原因は有名故の繁盛振りということもあったでしょうが、久我の店が本格的な料理と店構えだったということも一因だったと思います。
 久我の店は本格的な店構えということで飲食は完全に店内のみ。
 
なので勿論料理も最初から、店の外で食べることは考えられていない品でした。
 だからこそ行列を溶かすためには、店内の飲食時間を制限するしかなかったわけです。
 
 それに対し創真は、屋台という客が店外で食事する店舗形式を選んだことによって、行列の停滞という問題点を緩和。
 メニューの方も胡椒餅はテイクアウト専門とも言える品ですし、担仔麺なども、ある程度は持ち運べる品ですよね。
 つまり、お客は料理を受け取ったら、どこでも好きな場所で食べることが出来るという。
 そのまま後ろのベンチで食べてもいいし、食べ歩きも可。
 それに丁度良く、「中央エリア」には「憩いの広場」という、飲食も自由な広場もありましたし。(前回の冒頭参照)
 店構え、料理の食べやすさ。その両方を自由な形式にすることによって、行列の解消率を久我の店より圧倒的に早くしたのでしょう。

 ここら辺はかなりしっかりしたマーケティング理論が用いられているなあ~と思います。



 久我は“料理を出すまで”の事しか念頭においてなかった。
 それは自分の料理の力に客が悶える様を見るのが面白いという、自己中心的な考えでいたため。
 対して創真は“料理が出されてから”の客の立場も念頭に置いていた。
 そのため、客が料理を受け取った後、その場で食べるもよし、場所を移動して食べてもよしな胡椒餅を最初の品として選んでいたと。

 うん!!
 見事に創真は久我の「力」に「心」で勝ってくれました!!!(><)






 友人として。
 ライバルとして。
 そして仲間として。
 集ってくれた仲間達と団結し、十傑八席に快勝した創真。
 今回を読んで、やがて訪れるであろう団体戦に俄然期待が高まりました!!



 もう一つの最高の形ともいえる勝利を収めた創真達でしたが、それだけに次回の展開がどうなるのか予想がつきません。
 とりあえず無事赤字からは脱したでしょうから、創真と恵の退学の件については一安心ですね♪


 逆に今回思いっきり顔に泥を塗られた久我。
 多分今回の敗北のお陰で、久我と司の「約束」は叶わなくなってしまったんじゃないでしょうかね~。
 彼らがどんな約束をしていたのかも次回あたりで明かされることとなるのでしょうか。

 そんな久我は創真達1年生とも「料理で何か一つでも自分に勝ったら食戟を受けてもいい」という約束をしていたわけですが、きっと創真は今回は辞退することでしょうね。
 今回の勝利は創真一人の力ではなく、多くの仲間達の協力があったからこそ手に出来たものですから。
 創真はそういうスジはちゃんと通す子ですしね。(^^)

 それに、久我に自分達1年生を眼中に入れさせるという最大の目的は達成できましたし♪

 ・・・まあ・・・、そう予想するからこそ、代わりにえりなが久我と食戟するという可能性があるわけですけども・・・。



 他にもアリス達がどこまで挽回したのかも気になりますし、他の十傑達の成績も果たしてどうなっているのでしょうか?
 そして叡山や小林竜胆の動向は?

 なんにせよ、月饗祭はまだ終わっていません。
 残すところあと一日。
 果たしてどんな展開が待ち受けているのでしょう?


 


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『食戟のソーマ』第129話感想

2015-08-13 12:55:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年36号掲載。
 掲載順第4位
 第129話 【獅子と獅子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 創真が逆転の一品として創り出したのは、大きな肉玉が乗った麻婆麺!
 まずは創真が勧める通り、肉玉を崩さずに富田は食べてみることに。
 その味は富田もよく知っている、昔から変わらぬ「ゆきひら」の味。
 その安定感ある美味しさにしみじみと舌鼓を打ちます。


 ですが、向かい側の中華研の圧倒的な店構えや料理を目にし、畏怖する富田。
 こんな完全無欠の相手には敵わないのでは・・・と。

 ですが創真は異を唱えます。
 お客全員を100%満足させるのはその道十年のプロでさえ大変だというのに、果たして久我の店はそれを満たしているのだろうかと。


 そんな創真の言葉を受け、改めて久我の店を見直す富田と恵。
 久我の店の前に並ぶ長蛇の列。
 その中には、ずっと立ちっぱなしで疲れを見せる老人。
 子ども連れということで、長そうな待ち時間に躊躇する親。
 待ちくたびれて不満を抱く人達が。
 特に料理が出てから20分で退席しなければならないというのはイタイ!(><)

 私は食べるのが遅い人間なので、こういう条件を出される店はもうどんなに美味しかろうがノーサンキューです。(しかも辛けりゃ尚の事★)

 大変繁盛しているように見える久我飯店。
 ですが、
ゆっくり食事を楽しむ、というのには不向きな店でした



 ここで、富田に麻婆麺の肉玉を割って食べるよう促す創真。
 割れた肉玉から溢れ出る香り。
 そして中から現れたのは・・・月!!
 ・・・のような黄色い球体!!

 その正体はカレー!!

 カレーか~~!!
 これはしてやられた!!


 食べた富田は勢いよく服が破裂!
 ひっさしぶりに「おはだけリアクション」がきましたね~~~。
 ここ最近全然描かれなかっただけに、もうこのまま消失するのではとちょっと真面目に思っちゃってましたよ。

 それは刺激的ながらも骨身に染み渡る美味さ。
 そんな麻婆麺は、創真が四宮の店でのスタジエール研修で生み出した『ゆきひら・改』シリーズ第二弾!
 時限式麻婆カレー麺』!!!



 その香りに魅了される、久我飯店の前に並んでいた客達。
 富田さんの反応も都合のいい客引きになってるネ(笑)。

 そして!

 行列が半分以上創真の屋台へと流れます!!

 きたきたきたーーー!!
 この展開を待っていた!!(><)
 
確かに並ばなくてもいい店が明らかに美味しそうな料理を目の前で売っていたら、そっちに移りたくなるよね☆



 それでも、あんな小さい屋台で、しかもたった二人では客を捌き切れるわけがないと高を括る久我。
 案の定、すぐに手が回らなくなってきます。
 ですが、創真はそれを見越して“加勢”を頼んでいました。

 その人物とは―――美作昴!

 美作:「俺の方が先輩より十年ほど先輩っすよ」
 創真:「そういうのいいから早くしろ」
 ごもっとも。ムカつくから。


 第126話で描かれていた、創真が鍵を渡していた人物も美作でした。
 作業スピードを向上させるため、創真を[周到なる追跡(パーフェクト・トレース)]するべく、イメージトレーニングが必要だった美作。
 そしてイメージトレーニングは創真のいた環境に可能な限り近づけるのがベストだったため、創真は実家の鍵を美作に渡していたのです。

 実家の鍵を渡すって・・・!
 まがりなりにも美作は叡山の手下だった奴ですよ!?
 家探しでもされたら・・・とかいう思考はキミには無いの!?
 ・・・と言いたいところなんですが、そういう所が「創真」なんですよね~~~(苦笑)。
 思えば当初から、創真は美作が叡山の手下と察していても尚、彼を信用してくれていましたから。(^^)
 今回自ら実家の鍵を渡したことで、以前美作がやらかした家宅侵入罪も帳消しになっちゃった感じですね(苦笑)。
 創真って、何気に他者の“罪”を改めてくれる子だと思います。

 まあ、「ゆきひら」でイメトレしてる美作は警察に通報されてもおかしくありませんでしたが。

 そして倉瀬ちゃん久し振り。
 これまたアニメに合わせてくれて附田先生ありがとー。(^^)

 そして佐伯先生もありがとー!!(><)
 美作が髪を結ってくれてる!!
 第118話感想での私の要望が届きました!(いや偶然だから)
 うん、やっぱり美作は髪を結っている方が格好良い!



 そうして強力な協力を得て(シャレにあらず)、一気に巻き返しに出る創真達。


 調理法や食材は違えど、「獅子頭(シーズートウ)」という料理に酷似していた創真の『時限式麻婆カレー麺』。
 それと重ねて、創真に獅子のような畏怖を感じる久我。



 私から言わせれば、創真は獅子以上のトンデモンスターだけどね。

 


 

 



 ・・・・・・・・・・え~っと・・・・・・・・・・。

この湧き上がる複雑な感情はどうすれば???


 嬉しいやら面白いやらムカつくやらで超複雑です、ハイ。





 創真が3日間ずっと観察し続けて見つけた、久我の店の“死角”が遂に判明。
 それは繁盛しすぎる故に生じる問題。
 スタジエール編前半の「洋食の三田村」が抱えていた問題と似たものでした。 

 久我の店の行列は客を引き寄せるものであると同時に、客に不満を募らせる諸刃の刃的なものだったわけですね。
 これは繁盛店ならどこでも直面する問題です。

 久我の店は決して回転が悪いというわけではありません。
 大勢の客に対応するため、あらかじめ久我自らが部員達を鍛え上げ、自分と同じレベルの品を作れる精鋭達を十人以上も揃えていたのですから。
 ただ、今回は月饗祭という大イベントで、中華研は事前から注目されていた有名株。おまけにこの日はさらに来場者が増加する土曜日。
 どれだけ凄くとも、対応力の限界はあったというわけです。





 逆転の引き金となった『時限式麻婆カレー麺』。
 予想としては見事に大外れでしたが(苦笑)、この発想にはなるほど納得!!
 第127話で提起された課題である「味の強いイメージ」「辛味から興味を引き剥がせるようなインパクト」にこれ以上ないくらいドンピシャですよね!!
 確かにカレーとくれば、誰もが容易に味を想像できて、なおかつ食欲もそそられる品です。
 久我の料理の最大武器である“辛味”に対し、「カレー」というもう一つの“辛さ”の象徴たる料理をぶつけてきたと・・・!
 そうやって辛味がしっかり活かされつつも、ちゃんと優しくまろやかな味わいという“創真の味”を保っています。
 「辛味は痛み」という問題点もまた見事にクリアーしました!(><)


 中華にカレーという組み合わせも、「秋の選抜予選」で新戸が『羊肉四物湯カレー』を作った際、薬膳(中華)に扱われる生薬(スパイス)はカレーによく共通しているといったようなことが述べられていましたものね(第52話)。
 そう考えると、この組み合わせは充分相容れられるものです。

 そして 割れた肉玉から迸る香り。
 これは選抜予選で用いた“香りの爆弾”的な工夫ですね。
 選抜では「香り」の力を思い知らされた創真でしたが、今回はその「香り」を用いて見事集客の成功に繋げました。

 マジですか・・・。
 第122話感想で「辛味と中華が得意な久我が、葉山や新戸と関わる時が訪れるのが楽しみ」というようなことをちょびっとだけ述べたと思うのですが・・・。
 今回の料理の工夫は驚かんばかりに葉山と新戸の料理に関係したものになってます!!
 なにこの偶然。


 ただの麻婆豆腐ではなく「麻婆麺」にしたのもこれまた考えられてますよね。
 「麻婆麺」は日本生まれの料理ですから。
 やはりこの料理もまた、上手い具合に“日本の料理”に携わる品になってくれました。
 森崎先生ホント凄いです!!


 ・・・ただ・・・。

 「カレー」や「麻婆麺」の発想は非常に納得しているのですが、唯一疑問に残るのが、どうして創真は「月」をイメージした料理にしたのかということ。
 それを考えると、やはり私としては今回の品は創真の“母親”が反映された料理に思えるんですよね、どうしても。
 ・・・創真のお母さんって、名前に「月」が入っていたりするのかなあ~・・・。
 光月[みつき]とか、結月[ゆづき]とか。



 なんにせよ、今回の料理は日本人の麺好き&カレー好きという風潮を上手い具合に突いてくれたと思います!!
 理論上でも、実際的にも見事!!
 恐れ入りました!!





 そして『時限式麻婆カレー麺』と同じくらいのインパクトを落としてくださった方が一人。
 満を持して、『周到なる追跡者(パーフェクト・トレーサー)』こと美作昴参戦です!!

 いや~美作が加勢してくれたのは嬉しいです。
 そして熱いです。
 こういう風に以前戦った相手が主人公の味方になって再登場してくれるのは少年漫画の王道でしょうが、それでもワクワクさせられます!!
 美作も、ただ単に手伝うだけでなく、最大限に助太刀できるようにしてくれてたなんて良い奴ですよね~。(^^)
 相手の「料理」だけでなく「相手そのもの」を模写するのが美作の真骨頂。
 「猿真似」という悪印象でしか見られていなかった彼の能力も、こういう形で発揮されると非常に心強くも優れた能力へと大変換ですよね。
 周囲とは違って、美作の能力は否定しなかった創真。
 やはり彼の人を見る目は大変秀逸だと思います。

 こうして頼もしい味方になってくれた美作でしたが・・・。
 いつか創真を介して貞塚と出会うことになってしまったらどうしよう。
 「キング・オブ・ストーカー」と真性のストーカーの邂逅・・・。
 お、恐ろし過ぎて想像できない・・・!!(戦慄)





 いよいよ反撃の狼煙が上がった今回。
 これまで張られてきた伏線も発揮され始め、次回がかなり楽しみです!!


 ただ、唯一気になるのが、今回が月饗祭の「四日目」だということ。
 叡山や小林竜胆の事もありますし、最終日に何か大波乱が起きそう・・・。
 そのことだけが心配です。

 


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幸平創真のフィギュアゲットだぜ!!

2015-08-12 00:45:00 | 食戟のソーマ

 いや~~~自分、これまでフィギュアにはこれといって興味が無かったんですけどね~。
 初めて目にした時からそのクオリティが気に入ってしまい、もし縁があったならゲットしたいな~と思ってはいたんでした。

 そしたら、そう離れていないゲームセンターに置かれていることが分かり、近くに所用もあったので、これも縁と思って赴いたんです。
 でも、当のフィギュアはクレーンゲームの景品。
 そして私、自慢じゃないけどこれまで一度もクレーンゲームで商品をゲットしたことがない(爆)。
 そんなわけで、手に入れられる自信なんて正直あまりありませんでした。
 というわけで、事前に自分に“制限”を掛けてたんですよね。
 千円以上はお金をかけない、と。
 それでなくとも、私って一旦手に掛けた物事は最後までやり通さないと気が済まないタチなものですから。

 で、百円玉を10枚用意して(笑)、いざ挑戦。

 結果。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







よっしゃあ!!!

 






 こういう箱に入っている商品にチャレンジするのはそれこそ初めてだったのですが・・・。
 いや~~~テレビのバラエティ番組で、クレーンゲームの達人のスゴ技を観察していた甲斐がありました!!
 クレーンのアームに、箱に付いていたリング(写真にもちょっと写っている水色の部分です)を引っかけ、少しずつ動かした結果、見事ゲット!!

 費やしたお金はというと・・・。

 千円ジャスト☆

 すげー、私って自分の事予見できてる。(←)
 まあ、慣れた方なら数百円でゲット出来てるのでしょうがね(苦笑)。



 そんなこんなで、戦利品がこれです。

 まずは前から~。

        (アイテムあり)                 (アイテム無し)


 そして後ろから~。

         (アイテムあり)                 (アイテム無し)


 最後にアーップ。

 



 いや~~~
 手ぬぐいや前掛けのはためき感を始め、衣服の皺など、思った以上に細かいデティールに感心しました

 このポーズの創真は、オリジナルイラストのカットの中でも結構気に入っていただけに、ゲットできたことが嬉しいです。
 それに加え、立体の創真を手に入れられたお陰で、ずっと前から願っていた私の「夢」もここで実現することに。

 その「夢」とは・・・!

創真の髪の毛をツンツンすること♪(←バカ)

 

 創真のツンツン頭を見る度に(つまりいつも)思ってたんですよね~。
 あの髪の毛の先をチョンチョンつつきたいな~と(笑)。
 そんなわけで早速つつかせてもらいました。
 ツンツン

 これは大切にしなくっちゃ。

 


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