・・・軽く天国へ行けました。
もはや佐伯先生を、神棚に上げてお参りしたい。
次週のジャンプで、『暗殺教室』が連載二周年突破ということで表紙&巻頭カラー。
そして重大発表と。
ま、十中八九アニメ化でしょうね。
これだけの人気がありながらアニメ化しないのは、もう異常としか言えませんもの(苦笑)。
そしてそして、『ソーマ』の方は衝撃の両面ポスターセンターカラーだそうで。
果たしてどっち方面の“衝撃”なんでしょう(苦笑)?
超夏仕様と、巻末の次回予告にはありますが・・・。
去年の夏はこれでもかというぐらいの女の子の水着祭りが描かれましたから、今年は浴衣祭りでしょうかね~。
個人的には女の子の浴衣姿よりも創真のはっぴ姿が見たいのですが。
加えて、単行本の売り上げがなんと355万部突破という・・・!!
5月末の320万部突破の報から、約一ケ月で更に35万部も売り上げを伸ばしてくるとは・・・。
ニ●ニコ動画の・・・静止画MADの影響力・・・凄すぎ(滝汗)。
(今週のアンケートハガキの質問内容は、それもあってのことだったのかな?)
さて、そんな乗りに乗っている『ソーマ』の今週の感想にいってみましょう!
今回の話を読んだ後、この静止画MAD(5:47~7:28)を見て一人ニコニコしてました。
ニ●ニコ動画だけに(蹴)。
週刊少年ジャンプ2014年30号掲載。
掲載順第5位
第75話 【仮面の下】
触覚で魅了した新戸のすっぽんバーガー。
対するは、嗅覚で魅了の葉山のハンバーガー。
完成したその品に、観衆達は絶叫してますが・・・。
すみません。私にはそこまで反応する程美味しそうには見えませんでした。
口にした者にしかその魅力が分からない品であった新戸の料理に対して、葉山の料理は口にしなくともその魅力を伝えてくるという両者の違いを、観客の反応の違いとして表現していたのでしょうけども。
葉山の料理の魅惑的な香りに、審査員はもれなく犬化(笑)。
郁魅:「さっきまでの威厳どこ行ったー!?」
ごもっともーっ。
ちなみに審査員のお爺ちゃまはチワワ、もう1人の着物姿の小太りな老人はブルドックと化していましたが、よく分からなかったのがメガネ青年の犬種。
多分イングリッシュ・コッカー・スパニエルかな?(調べてみた)
まあ、とりあえず。
お爺ちゃま、お手。(←←←)
期待も高く、葉山のハンバーガーにかぶりつく審査員達。
なんと、一瞬で完食。
うわ!これはすごいな!!
こういう食事反応はこれまで見られなかっただけに、新鮮さもあってかなり凄く感じました。
料理を分析する余裕も無く食べ切ってしまったお爺ちゃま達に代わり、仙左衛門が解説。
でもね。
食の魔王ともあろうお方が、なんてお口でモギュモギュしてるんですか(笑)。
葉山のハンバーガーは、まずバンズは中東のパンである「ピタ」を使用。
ハンバーグパティは「キョフテ」というトルコのハンバーグを。
そしてケバブと、かなり中東色の濃い一品となっています。
葉山の料理や背景をもっと深く掘り下げるため、実際にトルコを旅してきたという森崎先生。
その体験で得た知識がとても良く反映されていますね~。
この作品が料理漫画として確かなクオリティもあるのは、ほんと森崎先生の尽力のお陰です。(^^)
仙左衛門によって、葉山のハンバーガーが非常にスパイスの効いた旨味溢れる品だという事を聞かされるものの、それでもケバブ+ハンバーグというとても重い組み合わせの料理を瞬く間に食べ尽くせたことが理解できない新戸。
そんな新戸に、今度は葉山が解説を。
ハンバーグに欠かせない要素は4つ。
バンズ、パティ、ソース、そしてピクルス。
ピクルスの代用としてシンプルに針生姜を用いた新戸に対し、「アチャール」というインドのピクルスをベースに、自身の嗅覚を活かして非常に深くも繊細なピクルスを作り上げた葉山。
そのピクルスの香りと酸味によって、肉+肉という重さを、逆に食欲を爆発させるものへと変えたのでした。
そして・・・おお~~~!
葉山のポテンシャルはえりなにも届き得るとまで評されます!!
葉山もえりなと同じ、秀逸な五感を持つ天性タイプだよな~と思ってはいましたが、その能力も同等レベルということがはっきり明示されました!!
そうなんですよね~。
予選ではスパイスのスペシャリストとしての面が強調されていましたが、それはあくまで自分の力の「延長線」。
彼の力の真骨頂は、その人並み外れた嗅覚なんですよね。
実際着目の鋭い創真も、彼の料理を初めて見た時(第45話)、彼の嗅覚の優秀さに気付きましたし。
今のところ、カレー、そして中東料理といったスパイスをメインとした料理を得意分野としている葉山ですが、これからもその「香り」を武器にした多岐に渡る面で活躍するであろうことが示されました。
ちなみに。
ずっと前から附田先生に尋ねてみたいと思っていたことがひとつ。
葉山と四宮では、一体どちらが鼻が良いんでしょう?
頂点を目指す自分に、No.2で居続けようとする奴は相手になる訳が無いと、新戸に告げる葉山。
志も、料理の世界も、何もかも狭いと。
・・・至極尤もです。
新戸の肩を持つつもりもありません。
だけど、ひとつだけ言わせてもらいますね。
葉山、君も“狭い”ですよ。
「ある世界」が。
第72話で、葉山も新戸も「(潤のために)(えりなのために)負けられない」と決意していましたが、新戸は勝利をえりなに捧げるためにと、一番はえりなで自分は二番でい続けるという決意だったわけです。
片や葉山は、えりなを超えて遠月の頂点は自分が獲るという決意でした。自分が一番になることは汐見も一番になるという事でもあったから。
一番を目指すか、二番でいようとするか。その志の違いを指摘されたわけですね。
えりなの下に付き従うという志も。薬膳のみを極めてきた己の料理も。
全てはえりなへの強固な忠誠心故のものだったのに。
それがこういう形で否定されてしまうとは・・・。
そして新戸おはだけ。仙左衛門も一緒に。
もう女性のまっぱリアクションは、心身共に相手への完全敗北と取りましょうそうしましょう。
これも「味の世界は口の中だけではない」という前回の葉山の言葉に沿った表現だったのでしょうね。食べなくとも、香りだけで屈してしまったという。
前回でイメージとして着ていたガメラスッポンの着ぐるみを、「破り取られる」というより「爆破された」と言った方が的確なほどの勢いで脱がされてしまった新戸。
着ぐるみという鎧並みの重装備をこういう風に破られると、普通の服よりも「脱がした」という感じがしますね☆(←だんだんコメントが下品になってきてませんか栗うさぎさん?)
そうして、第三試合は葉山の勝利という、圧倒的結果に。
そんな一部始終を見ていた創真達。
次はタクミと美作が出場する番となったため、創真と恵は叡山に連れられて客席へと戻ることに。
「何のお構いもできませんで・・・」と創真らを見送る美作。
日本の「お・も・て・な・し」の気概ここにあり!!
こういう言葉、最近中々聞かないだけになおさら美作に好印象。
・・・だったのに。
直後の一コマに、何やら不穏さが・・・。
改めて創真に、合宿での勝負の決着を付けようと告げるタクミ。
そんなタクミに、いつも通りの緊張感ゼロな態度で返す創真。
「また会おう」と言った直後に会ってしまったというタクミの痴態も蒸し返して(大苦笑)。
とまあ、ここまでだったらいつもの流れだったのですが―――
拗ねちゃい、背を向けるタクミ。(かわいv)
そんなタクミに告げる創真。
「分かったよタクミ」
「どっちがぺしゃんこにするか 決着を・・・つけようぜ!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
ファンなら誰もが気付いたでありましょう!!
この演出は!!この描写はぁぁぁ!!
明らかに、第19話の食戟宣告シーンの反映!!!
単行本感想でも裏ベストシーンとして選んでいるだけに、殊の外感無量でした!(\(^0^)/)
しかも、右手で創真を指さしていたタクミに対し、創真は左手でタクミを指さすという丁寧なシンメトリー描写。
ちくしょう粋なことしてくれるぜ創真!!附田&佐伯先生!!
そんな自分の熱意に真っ直ぐ向き合ってくれた創真に、タクミは笑顔。
今までで一番嬉しそうな表情になっちゃってます。
よかったね、タクミ。(⌒▽⌒)
そうしてタクミと別れる創真と恵。
戻る途中、叡山から美作昴という人物は逸材だと聞かされる創真達。
彼の行動原理は極めて貴重だと。
その頃、当の美作はというと―――
タクミの留守を狙って、メッザルーナに手を掛けるという行動に・・・!
その現場を押さえるタクミ。
ここ最近美作がタクミの身辺を探っていたことにも気づいており、その上で敢えて泳がせていたという。
うわあ・・・つい先ほどまでとは打って変わったクールな表情。
普段の空回り描写についつい忘れがちになってしまいますが、タクミも実はかなりの“格”を持った人物なんですよね~。
そんなタクミに、挑発的な発言をする美作。
見え透いていると、挑発に乗らないタクミでしたが・・・。
やってはいけないことをやってしまいましたね、美作。
料理人にとって魂ともいえるべき調理道具を汚すなんて、言語道断です。
しかもただでさえ、メッザルーナはイサミとの絆の象徴でもある、大切な物だったというのに。
これ以上ないほどの、料理人としての誇りと、大事な家族であり相棒でもあるイサミへの侮辱です。
これはタクミであろうが、誰であろうが、激怒して当然ですよ。
あまりの暴挙に、怒髪天をつくタクミ。
そんなタクミに満足げに笑い、「ある提案」を持ちかける美作。
嫌な予感嫌な予感嫌な予感・・・!!!(><;)
ハンバーガー対決となった第三試合は、葉山の勝利。
ということで、「白と黒」の対決は今回も「黒」の勝ち!!(創真然り、黒木場然り)
さりげにこの漫画って「黒」が強いよね☆
圧倒的といった形で負けてしまった新戸でしたが、敗因は葉山に指摘されたその志や自身の料理の狭さだけでなく、もう一つあったと思います。
それは着目点。
葉山VS新戸の対決を予想していた私ですが、その理由は、スパイスVS生薬という似た系統の勝負を見てみたいと思っていたからでした。
ですが、実際は期待とは違って嗅覚VS触覚という人の五感に訴えかける料理勝負に。
ハンバーガーにスッポンを用いるという新戸の料理は、非常に斬新な発想でとても良かったと思うのですが、食感という「五感」を料理の最大のポイントにしてしまったことが、逆に葉山の最大の武器である嗅覚の優秀さを引き立たせてしまう結果となってしまいました。
強い忠義心を持っているという点において、ある意味似ている立場と言えた葉山と新戸。
ですが、新戸にとってこの勝負は、「もう1人のえりな」と言えるべき存在との対決になってしまっていたと思います。
最も敬服する人のためにと頑張った勝負。
それが、その敬服する人と似た力を持つ者に敗北し、しかも否定されてしまうとは・・・なんとも皮肉です。
これで、第一回戦で女性キャラは全員敗北という形に。
ですがその結果に対する反応は、三者三様でした。
アリスはガチ泣きしながらも、リベンジに向けて気持ちを新たに。
恵は悔しさを感じず、むしろここまでやれたことに今まで感じ得なかった向上心を抱くことに。
そんな中、唯一追い詰められた表情になっていた新戸。
胸中にあるのは、勿論えりなのことでしょう。
今まで、多分誰よりもえりなの傍に付き従っていた彼女。
だからこそ、えりながどれだけ「完璧」と「勝利」のみを必要としてきたかを、他は容赦無く切り捨てるというやり方をずっと見てきたはず。
選抜開始前には「創真を成敗する」と断言し、勝負の前日には「勝利を手にする」と宣言した手前、もはや立つ瀬は全くありません。
果たしてこの結果に、えりなはどういう態度を新戸に取るのでしょうか。
・・・・・・・・・・もし、新戸さえも郁魅の時のように無慈悲に切り捨てたならば。
これから例えどんなことがあろうが、私個人のえりなへの好感度は最低域から上昇することは無いでしょう。
一方の葉山。
以前からかなりの強者とは思っていましたが、今回でえりなにも匹敵するかもしれないとまで言わせる程の格を見せてきましたね。
流石はあの創真を脱がせただけの事はあります。
いえ、ふざけて言っているのではなくて。
創真の脱衣リアクションがあったのは過去二回。
最初は十傑第七席であり、実際はその席以上の実力者であろうと見ている一色先輩の料理を食べた時。
二回目は、全国大会3連覇の経歴を持つもず屋の唐揚げを食べた時。
城一郎の料理で育ち、相当に舌の肥えている創真にリアクションを取らせるのは、実はかなりハードルが高いことなんですよ。
それを成した葉山は、やはり創真がライバル視するに相応しい人物です。
でも。
ケチをつけるわけではないのですが・・・。
葉山の料理って、いま一つ「お題」からズレてる気がするんですよね。
予選の際は「カレー料理」というお題であったのに、「料理」という面を満たしているとは言い難い品を出してきたり。
そして今回作った料理も、「ハンバーガー」というお題でありながら一般的なケバブとさほど違いがありませんでしたし。
確かにハンバーガーに欠かせない要素はきちんと踏まえてはいましたが、「ハンバーガー」としての更なる工夫や進化は感じさせられない品でした。
着目点と、オリジナリティを持った工夫の乏しさ。
それが葉山の料理の弱点だと思います。
そして、もう一人のライバルとの交流もありましたね♪
選抜編が始まってからというもの、事ある毎に再戦を宣言していたタクミでしたが、ここでよ~~~やく報われました(苦笑)。
普段のコントなやり取りも大好きだけど、やっぱりこういう正当なライバルとしてのやり取りも良いですね~。本当に最高。
葉山とは「静かな対決」を、そしてタクミとは「熱い対決」をといった風に、様々な形の対決を見られるのは創真スキーとして堪りません♪♪♪
タクミにとって、冷めていた心に熱を付ける存在であった創真。
そして、それは創真にとっても。
タクミは、創真の“世界”が広がるきっかけとなってくれた存在なのですから。
普段は飄々とあしらっているけど、内心はちゃんとタクミをライバルとして認めている創真。
むしろ、ちょっぴり特別なライバルとさえ思ってくれていると思いますよ?(^^)
でも・・・そんな清々しいやり取りも束の間でした。
この直後、第20話や第25話並みのジェットコースター的展開になるとは。
熱く気持ちの良い流れから、息を呑むシリアスさになってしまうという、まさに急転直下。
なんだかんだで、全体的に割と順当だったこれまでの展開でしたが、遂に不協和音が表面化してきましたね。
附田&佐伯先生もいよいよ本領発揮してきたといった感じに見受けられました。
酷く嫌な奴のイメージを嘘のように払拭させるのが「附田マジック」ですが、それは逆に言えば、“良い人”のイメージも逆転させることが出来るということ。
“良い奴”に思えていた美作のイメージが、ラスト数ページで完全な“敵”へと変換されてしまったのは、もう見事というか、残念というか。(あれだけのことをやらなければ、美作の良いイメージは覆せなかったのでしょうが)
きっと意図的にタクミを激怒させた美作。
審査員が奇数居るのを利用しようと、何かを持ちかけてきましたが・・・。
叡山から、遠月学園は恰好の「遊び場」と言わせ、次回予告の煽り文には「勝負の鬼」と言われていた美作昴。
これはあくまで私の予想なのですが・・・。
支持した審査員の数に合わせて、敗者が勝者へ敗北宣言を取るというようなことを持ちかけたのではないのでしょうか?
例えば、3:2なら敗者は勝者に頭を下げる、4:1なら土下座、5:0なら下僕として絶対服従・・・とか・・・。
うわ。自分で考えときながら、なんて外道(爆っ)。
これまでタクミと美作が勝負となった場合、勝つのは美作であろうと予想していた私でしたが、今回ばかりは私の予想外れろ!!と真剣に思いましたね。
これほど勝敗の予想が感情と理屈のせめぎ合いになるのは初めてかもしれません。
タクミにはぜひとも勝ってもらいたい!!!(そうすりゃ、準決勝は「イケメンカルテット」の夢の競演になるし!!/爆)
でも、これまでの伏線を考えると美作の勝利は濃厚。
あああああ果たしてどうなってしまうのでしょう・・・!!(><;)
第72話で、それぞれの「大切な人」のためにという強い決意を見せた葉山・新戸・タクミ。
その思いが今回、新戸は葉山に、そしてタクミは美作に傷付けられてしまいました。
さて、残る一人となった葉山は、その思いを誰に、どう指摘されることとなるのでしょうか?(個人的には創真を熱烈希望)
更新がかなり遅くなってしまっていて申し訳ありません!!
過労で倒れるかも、とちょっと本気で思っていたりする現状なもので。
少なくとも今週中には遅れを取り戻せるよう頑張りますので、第75話の感想はもうしばらくだけお待ちください!!(うおー!創真ー!タクミー!)
週刊少年ジャンプ2014年29号掲載。
掲載順第1位。
第74話 【敏感怪獣】
『ワンピース』が休載だったとはいえ、『暗殺教室』を抑えてまたしても掲載順1位獲得。
今回の人気に該当する回は、第70話【対極】。
今回のセンターカラー・・・色々な意味で反響凄そうだなあ・・・。
と述べた私の予想大・的・中・☆★☆
やっぱりあのイラストは相当な反響を巻き起こしたみたいです(苦笑)。
でもって、次回の掲載順は「あの」第71話の人気が反映されるのですよね・・・。
今回以上にやらかしているだけに、何位になるかコワイです。
「掲載順が上位で嬉しい~♪」と思っていた矢先に、カコン★と順位が下がるのもまた『ソーマ』なので・・・(苦笑)。
さて、では本編。最初は新戸の調理シーンから。
前回大ゴマを使って捌いた(笑)スッポンを、甲羅ごと茹でて出汁を取る新戸。
ここでお得意の生薬投入。
「五味子」と「金針菜」、とな。
はい、では久し振りに解説いってみましょー。
五味子[ゴミシ]・・・マツブサ科であるチョウセンゴミシの成熟果実。ブドウのような赤い実で、乾燥したものが生薬として用いられる。
滋養強壮の作用の他、鎮咳去痰の薬として用いられる。
「五味子」という名前は、甘味・酸味・辛味・苦味・塩味の五つの味全てを持っていることが由来とのこと。(実際は酸味がほとんど)
金針菜[キンシンサイ]・・・ユリ科の植物である藪萱草[ヤブカンゾウ]の蕾を乾燥させたもの。黄金色で、細長い針のような形状から、そう名付けられた。
和名は「忘れ草」といい、ユリの花によく似たオレンジ色の綺麗な花を咲かせる。
ちなみに、よく似た名だが「忘れな草」とは全くの別物である。(こっちはムラサキ科の、小さな青い花)
栄養価が高く、ビタミンA、 B、 C等を含むため、昔の中国では船乗りが常備したという。
特に多いのが鉄分で(ホウレンソウの20倍)、そのため貧血の特効薬として知られている。他に、精神安定等の効きめも。
中国ではスープや炒め物等の具材として、広く親しまれている。
そんな盛り上がりを見せる試合会場。
しかし、創真と恵はいまだに姿を見せず。
なぜなら絶賛迷子中だったから。
なにやっとんねん恵。
創真に早く試合を見せるために迎えに行ったというのに、逆効果じゃん。(ここ最近すごくしっかりしていた分の反動か?)
そんなところに偶然?にも通りがかったのは美作とタクミ。
というわけで、美作の控室のモニターで、皆一緒に試合観戦することに。
・・・ん~~~。
美作が超情報取集タイプなことが分かった今、こうして一緒にいればいる程創真やタクミの情報を搾取されそうでちょっぴり心配なのですが・・・。
この後すぐ対戦する立場のタクミと美作が一緒という状況を、ひとり気まずく思う恵。
その原因は君なんだけどね。(今回の栗うさぎは、恵への厳しさ三割増し)
でも。
怪しい所はあるものの、やっぱりいまひとつ警戒しきれない美作。
お茶を出してくれるだけではなく、そのお茶も、タクミには紅茶、創真らには日本茶と別けて出してくれてるという気配りの細やかさ。
良い人指数の上昇が止まりません。
しかもエプロンが・・・(大笑)。
まさかそのエプロンで試合に臨んだりはしませんよね?ね?
どうしましょ。美作がいるとお笑い成分に困りません。
この第三試合の勝者は葉山と新戸どちらになるか、創真に尋ねるタクミ。
創真は、新戸の料理は見たことが無い、ということで恵の方に尋ねます。
でも、仮に新戸の料理を知っていたとしても、創真はどちらが勝つかという予想はあまり口にしない子だと思いますよ。
創真ってホント、事実や自分の中の本当の事しか言わない子ですから。
それに、城一郎に長い間挑んできた創真にとって、勝負というものはやってみなければ分からないと考えてそうですし。
ここら一帯のやり取り、何気にそれぞれの呼び方が初めて明かされてましたね。
タクミは恵の事を「田所さん」と呼び、、恵はタクミのことを「アルディーニ君」と呼んでいたのですか。
苗字で呼ぶ場合、タクミとイサミで呼び分けが付かないんじゃないのかな~と思いはするものの、恵がタクミを苗字で呼んでいてくれていたことは、私的に嬉しかったですね。
恵が名前で呼ぶ男の子は、創真だけであって欲しいので♪
そして創真は案の定、新戸を「秘書子」呼び(笑)。
「ハンバーガー」というお題から考えて、得意のスパイスを活かせる葉山が有利で、馴染みの無い薬膳を得意とする新戸は分が悪いと、まあ誰もが思うであろうセオリーな予想を立てる恵。
だからこそ、そのセオリーを覆せたのなら、新戸は相当な実力者だという事が大いに示せるのですが・・・。
その一方、試合会場では新戸の方から実食に入ることに。
スッポンのパティに、餡かけのソースとサンチュ、それらを挟むバンズは、バターを塗ったフカフカの蒸しパン・・・。
めっちゃ美味しそう!!(><)
栗うさぎは基本的にハンバーガーは好きなのですが、お店では滅多に買わないんですよ。
なぜなら、マヨネーズとピクルス(っていうか漬物全般)が嫌いなもので(爆)。
だけど、新戸のハンバーガーは私の苦手なものが一切入っていないという素晴らしさ。
こりゃ新戸の勝ちですね!!(←)
そんなとっても美味しそうなハンバーガーなのに、観衆達の感想は「思ったより普通」「期待外れ」と言いたい放題。
特にモブ生徒!!「甲羅でも盛り付けてれば面白かったのに」って、どんなセンスだ!!(大体どうやって食うんだっつーの!)
こういう、食べてもいないで好き勝手言う奴らを見ていると、軽率な言葉は口にしない創真がいかに誠実かというのがよく分かります。
かくして、いざ実食。
バンズのフカフカ描写に、蒸しパンが食べたくなりました。ハンバーガーじゃなくて(笑)。
今回の薬膳効果は、お肌のツヤ出し。
う~む、前回の薬膳カレーに比べてリアクションが控えめに感じられてしまいます。
スッポンの生き血はパティに加えられていた模様。
それだけでなく、「土鼈甲」という漢方薬として用いられているスッポンの甲羅も粉末にして加えているとのこと。
なるほど、肉・エキス・血・甲羅と余す所なく使用している、まさにスッポン尽くしなハンバーガーなわけですね。
しかも工夫はそれだけではなく、新戸はスッポンのゼラチン質と餡かけの粘り気によって上顎の内側[軟口蓋]を刺激させるという、味覚だけでなく触覚にも訴えかける効果も狙っていたのでした。
おお~。ここらへんの着目は、医療に繋がる薬膳のエキスパートらしい発想ですね。
審査員のお爺ちゃま達のリアクションが控えめだと思っていたら、仙左衛門と新戸がイメージ描写でやらかしてくれました。
ヤンキー化、ジ●ジョネタに続き、今回の「いいのかな~シリーズ その③」。
ウル●ラマンキングVSガ●ラ。
こりゃ近いうちに、仮面●イダーも出てくるな(爆)。
しっかりおはだけしときながら、陶酔する総帥。(上手いこと言った!みたいな顔をしております)
ビーム光線の一発でも出しときゃ完璧だったのに。(←)
東洋医学さえも含まれている知識量は脅威と、新戸の料理を分析するタクミ。
知識量というか、情報量で脅威な存在もいますよ。目の前に。
片や創真は、何も言わず。
この表情は、黒木場の料理を観察していた時と同じですね~。
創真が何を感じ取っているのか非常に気になるところです。
ですが、ここで美作が、勝つのは葉山だと言い切ります。
先程の一般的な観点から予想を立てた恵とは違い、美作は確信した表情で断言。
一体何を根拠に勝敗を見切ったのでしょう?
そんな葉山も料理の仕上げに入ります。
焼けたドネルケバブをそぎ落とし、さらにハンバーグまで焼き始める葉山。
え~~~肉+肉のダブル攻め!?
それはさすがにクドイのでは・・・と思ったのに。
葉山がハンバーグを焼き始めた途端、明らかに変わる観客の表情。
モニター越しでは香りは伝わらないのが残念なところですね。
葉山:「口の中だけじゃないだろ? 味の世界は―――・・・」
ごもっとも。
うっわやばい!!葉山が勝ちそうな雰囲気プンプンです!!
香りもプンプンなだけに!!(←オヤジギャグも大概にしろという)
さて、早くも次回で決着が付く様子の葉山VS新戸によるハンバーガー対決。
創真や恵の時と比べて展開が早く感じられますが、テンポとしては良いかもですね。
「一人の人のために」という、強い決意を持つ者同士。
果たしてどう決着がつくのでしょう。
まあ、美作さんが葉山の勝利宣言しちゃってくれましたがね。
他のキャラが言うのと、美作が言うのとでは、確実性が段違いなんですよね~。
美作は実力が全く明かされていない分、未知の風格を持っていますから。
その実力を示す一端として、今回の予想はきっと当たることになるでしょう。
あ~あ。葉山VS新戸という組み合わせは当たったけど、勝者は新戸という私の予想は外れちゃいそうです。
今週号のジャンプは、『ワールドトリガー』が表紙&巻頭カラー&人気投票結果発表。
なんだかアニメ化決定となった途端に持ち上げられ方が半端無いのは私の気のせいでしょうか(汗)?
で、そんな人気投票で栄冠を手にしたのは誰かというと・・・
第一位:三雲 修
おおおおお!!
修おめでとー!!
いやこの結果には驚きましたが同時に嬉しかったですね~。
私も『ワートリ』の中で一番応援しているのは修なので。
それにしても、応募総数が25981通って・・・凄いな!!!
『ソーマ』の約3倍・・・うおお。
それだけ『ワートリ』はジャンプ本誌からのファンが多いということなのでしょうね。
それに対し『ソーマ』は、単行本を軸としたファンが主なのかも。
本編も熱い展開になってるし、この勢いのままアニメ化を迎えてもらいたいものです。
それでは遅くなってすみませんでした!今週の『ソーマ』感想いってみましょう!
週刊少年ジャンプ2014年28号掲載。
掲載順第4位。
第73話 【細を穿つ】
さて、叡山からの刺客とみられる巨漢と相まみえることになった創真。
前回ラストシーンを読んだ時、「あれ?他の人達は?」と思ってたのですが、創真君が寝坊しちゃって、一人遅れて会場に向かってたところだったのね。(^^;)
でも無理矢理起こしてなくて良かった。
前日あんなに頑張ったんだもの・・・、出来る限り休んでもらいたいから。(^^)
そして謎だった巨漢の顔が遂に公開。
予想を全く裏切らず、ホントに16歳かと疑わざるを得ない強面人物でした(汗)。
まさにヤンキーな叡山の手下に相応しいといった感じ。
予選の時に嫌味ともとれる発言をされたこともあり(第59話)、創真さん、お顔がダークサイド(汗)。
ですが、そんな創真に対して巨漢が口にしたのは、「一緒に会場まで行こう」という意外にも親しげな申し出。
特に断る理由も無かったので、創真はその申し出を受けることに。
ということで、ちょっと待ってろと、乗っていたバイクから降りる巨漢。
そのバイクの厳つさ(前回も言ったけど、「普通二輪車」だよね???)に、持ち主である巨漢にもワイルドな印象を抱く創真でしたが・・・
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なにこのゆる~く笑いを誘う3コマ漫画。
とりあえず3コマ目の創真くんは、今週の「ベスト・オブ・ソーマ」に決定ということで。(鳥さんが・・・v 鳥さんを・・・v)
なんと見た目からは想像もつかないほど、非常にマメで几帳面な性格だった巨漢。
「微に入り細を穿つ」を信条とする、そんな巨漢の名前は『美作 昴』。
「美しいものを作る」と書いて「みまさか」か~。
ほんと創真の言うとおりキレイな名前だし・・・、良い名前だね。(^^)
ちなみにそんな自分の名前が、上着の裏に刺繍されていた美作。
はい、勿論手縫いです。(みまさかが~夜なべ~をして~♪)
ヤバい・・・ヤバいよ良いキャラすぎるよ美作・・・。
っていうか創真がこれほどツッコむのも珍しいよね(笑)。
そんな美作の外見に似合わぬ真面目さに、創真は警戒を緩めて一緒に会場へと向かうのでした。
その頃、会場内では第三試合のお題が発表されていました。
それは「ハンバーガー」!!
なんとも意外。かつなんとも一般的な料理が挙げられましたね~!(っていうか、「食材」のお題じゃなかったね。こりゃとんだ早とちりを★)
予選の「カレー」に始まり、第一回戦は「お弁当」、「ラーメン」、そして今回の「ハンバーガー」と続く、今回の選抜のお題。
それらのお題に、丸井は何か気付いたようですが・・・。
続いて発表される、注目の対戦カード。
果たして栗うさぎの予想は・・・!?
当たった―――!!(\(^0^)/)
第三試合は葉山VS新戸となりました!!
ようやく、よ~~~やく予想が当たってくれましたよ!イエーイ!
念願の、スパイスのスペシャリストと薬膳のエキスパートの対決がここに実現です!!
アメリカの国民食「ハンバーガー」。
そのお題からしてみれば、若干葉山が有利・・・と言えるかな?
そんな葉山がまず出してきたのはドネルケバブ!
おお~特大の肉の柱…!中々ワイルドだな~。
これは「ミートマスター(いや、「ミートジェネラル」?)」の郁魅は気になるところでしょうね。
片や新戸の方はというと・・・
な、ななななんとスッポン!!
薬膳ではお馴染みな食材ですが、ハンバーガーに用いられるのは、これまでの料理漫画の歴史上でも初なのでは?
何とも大胆な組み合わせを仕掛けてきましたね~。どんな仕上がりになるのか全然想像がつきません。
予選の際は「四物湯」カレーで審査員達を筋肉ムキムキにさせた新戸ですが、滋養強壮として有名なスッポンを用いたハンバーガーによって、今回はどんなリアクションを審査員達は起こすことになるのでしょう?(「若返り」しか思い浮かばない、稚拙なアタマの栗うさぎ)
そのスッポン。
これが生きたまんまのシロモノでした。(葉山とは違う意味で、新戸もなかなかワイルドね☆)
ということで、新戸は捌きに入ります。
裏返されて、伸び出たスッポンの首を一刀両断★
微塵のためらいもなくスッポンの首を切り落とした新戸に、観衆達は青ざめてますが・・・
そりゃそうでしょ。
解体にいちいち躊躇していたら、料理人なんてやってられません。
まあ、私も生きたままの状態で包丁を入れる際には、さすがに手を合わせずにはいられませんけども(苦笑)。
どうやら新戸は、スッポンの血も料理に使うつもりの模様。ソースにでも用いるつもりなのでしょうかね?
スッポンの生き血も確かに滋養強壮の薬としてよく飲まれたりしますが・・・。
う~ん、リアルな解体シーンが描かれているためか、な~んか料理に血生臭いイメージがついちゃったかもです。
そのイメージをどう払拭するのかも、また見どころですね。
甲羅を取り、露わになった内臓にこれまた青ざめる揚げ物コンビですが・・・
そりゃそうでしょ。
この世のほとんどの動物は、表面の皮を剥がせばこういうものなんですぜ?(←ある意味問題発言)
ここらへんはジビエを実際に飼育しながら調理しているだけあって、吉野が解説役になっていますね。
丸井はもとより、榊も、そして今回は吉野も解説役を務めあげ・・・、果たして揚げ物コンビに解説役が回ってくる時は訪れるのでしょうか???(訪れないと思うけど)
そんな新戸を恍惚としながら見ている人物が一人。
やっぱり出番があったか貞塚。
・・・北条・・・今何してるのかな~・・・。
その一方で、恵に急かされながら試合会場へと向かう創真。どうやら恵に会う前に、美作とは別れた模様。
マイペースで動じない創真にツッコミが入る。うん、やっぱりこれが通常スタイルですよ(笑)。
その途中で、第三試合の組み合わせが葉山と新戸になったという事を聞き、最後の第四試合はタクミと美作になるのか、と考える創真ですが、そこである事に気付きます。
前回イサミが、タクミの出番は何回戦になるのだろうと口にしていたことから、どうやら第三・四回戦出場の選手には、自分が何回戦に当たるのかは知らされていなかった様子。
なのに、第三試合が始まった頃に、創真と同じタイミングで会場入りしていた美作。
ということは・・・美作は事前に自分の対戦順を知っていた・・・?
そんな疑惑が浮上した美作は、一人廊下を歩きながら、何かをブツブツ呟いていました。
・・・まあ、なんだ。
創真ファンとして言わせて頂きます。
美作さん、ありがとう。
さて、語りたいことは諸々ありますが(笑)、まずは一回戦第三試合について。
念願の[葉山VS新戸]となってくれた第三試合。
これまた偶然にも、お互いの調理服が「黒と白」☆
そんな二人の勝負が始まったわけですが、最初からスパイスと生薬のぶつかり合いにはならず、まずはパティに使用する肉的部分から双方仕掛けてきましたね。
ドネルケバブを用い、旨味のインパクトを与えてきた葉山と、スッポンという超意外な食材によるインパクトを与えてきた新戸。
現時点では、単純に食べたいと思わされるのは葉山の方ですが、どんな料理になるのかという興味においては、新戸の方が上ですね。
次回はバンズにも焦点が当たってくることでしょう。
今回二人が挑むお題は「ハンバーガー」。
ラーメンをも通り越した、ファーストフードの代表格です。
これまでのお題を通して見ると、実家で作った経験のあった「お弁当」に創真が当たったのは、かなり運が良かったと言えるんですね。
「ラーメン」も「ハンバーガー」も、定食屋には無いメニューですもの。
・・・・・・・・・・創真に「お弁当」が当たったのは、叡山が裏工作していたから・・・というのは考え過ぎですよね?
そして。
予選から続くこれらのお題・・・。
日本独自の進化・発展を遂げた料理が選ばれているのでは?
予選のお題であった「カレー料理」は、日本人の好みに合った形に変貌したカレーライスを筆頭に、カレーうどんやカレー炒飯、カレー鍋やカレーまん等々、それこそ数えきれないほどの派生料理となって発展を遂げましたし、本戦第一回戦第一試合の「お弁当」は、既に本編(第62話)で説明されている通り。第二試合の「ラーメン」は、このブログの第67話感想でも述べましたが、世界でも高い人気を得る程までに改良・進化された料理です。
そして今回の「ハンバーガー」。
これもまた、当初のビーフバーガーやチーズバーガー等から日本独自の発展を遂げ、今ではコロッケバーガーや月見バーガー、フィッシュバーガー、果ては日本食との合体作であるライスバーガーや金平バーガー、かき揚げバーガーなど、非常に個性豊かかつ多種多様な料理へと相成りました。
・・・もしこの考えが当たっていたならば。
言ってやりたいことがあります。ある人物に。思いっきり。
なので、どうか当たってますよーに!
・・・これら、世界でも評価される日本の食文化。
そして、合宿編が実は選抜編に繋がっていたことを考えると・・・。
今度はこの選抜を土台にして、世界の料理学校との対抗試合開催!とかいう展開がやってきちゃったりして☆
でもあながち冗談にならないんですよね~この漫画の場合。
第一話から城一郎を通して世界の食風景が描かれていますし、合宿編で最大の敵となった四宮は外国で活躍しているし、何より“創真のライバル三本柱”(←勝手に命名、でも本気)であるタクミ・葉山・黒木場らも全員外国出身だし。
何気にこの漫画は国際色が豊かなので、グローバルな展開もあり得ると思います。
さて。
今回満を持して登場となった、8人目の本戦出場者『美作 昴』。
いや~~~久し振りに「良いキャラだ!!」とストレートに思わされるキャラですね!
凄みながらも言ってることは超真面目で律儀だわ、でかい図体に反してやることはコマメだわで、そのギャップにかなり愛嬌を抱けました。
ラスト部分で油断ならない面が描かれてはいましたが、悪い奴ではなさそうです。(^^)
根は良い奴そうではあるものの、やはり美作は叡山の手下とみてまず間違いないでしょう。
インテリヤクザな手腕を持つ叡山の手下だけあって、美作も相手の超詳細な情報を元に対戦方法を探るという(これまた図体に合わない)インテリタイプのようです。
っていうかキミ、将来料理人じゃなくプロファイリングの仕事に就いた方がいいんじゃない?
そしてそしてそして。
そんな超細かい美作のお陰で、色々と判明した創真の個人情報。(改めて、本当にありがとうございます美作さん)
もはや創真のこういった設定は公式設定資料集でも出ない限り知り得ることは出来ないだろうと思っていたので、思わぬプレゼントでした♪
創真の血液型は、「やっぱり」といった感じ。
彼のマイペースさは、もはやツワモノレベルですからね~(笑)。
誕生日が明かされなかったのは残念でしたが、私としては創真は春産まれのイメージですね。
そして、星座は多分牡羊座かと思うんですよ。
少なくとも「火」属性の星座である可能性は高いかと。
そして創真以上に細かいデータが披露されていたタクミ。(一体どうやって調べたんだか)
あ、やっぱりタクミは創真より背が低かったか☆(本人に言ったら絶対凹むだろうから、敢えて追及しないでおきましょう/苦笑)
多分タクミは「地」属性の星座かと。
乙女座だったら一部のファンがネタにしそうな気が(爆)。
ちなみに、恵は「水」属性(おそらく蟹座)、えりなはほぼ間違いなく山羊座だと私個人としては考えてます。
とまあ、第三試合の内容判明以上に、美作が色々とオイシイ所をもっていってしまった今回。
女性読者は拍手喝采で喜んだ反面、男性読者は「恵やえりなの個人情報は!!!???」と叫んだに違いありませんね(苦笑)。
週刊少年ジャンプ2014年27号掲載
掲載順第7位
第72話 【『玉』の世代】
旨味のガチンコ勝負を繰り広げた、恵と黒木場。
結果、軍配が上がったのは黒木場。
うん、ここはやはりね。
ということは、審査員達は黒木場のスープも全部飲み干していたのでしょう。
でも・・・勝敗の判定理由は明示していませんでしたね。
これまではちゃんと述べてくれていたのに。うむむ。
今回の勝負はどちらかに至らない箇所があったとか云々ではなく、単純によりどちらが美味しかったか、だったのでしょう。
それでも私としては、「じゃあ、第68話での創真の着目描写は一体何だったの?」と言いたいのですが・・・。
ここも単純に、黒木場は創真も目を留めるような凄腕の料理人、と見ていいのでしょうかね?
そして会場を後にしようとする恵ですが、気が抜けてしまっていつものガクブル恵ちゃんに(苦笑)。
でもやっぱりこっちの方が恵らしいよ。
そんな恵に掛けられたのは、称賛の拍手。
予選で恵を罵倒していたモブコンビもバツが悪そう。(( ̄ー ̄)ニヤリ)
秋の選抜本戦という大舞台への出場を果たし、審査員も唸らせる見事な料理を作り上げた恵。
彼女の実力が皆に認められた瞬間です。
続く第三・四回戦は翌日ということで、本戦一日目は終了。
審査員達のお腹事情も考慮してでしょうか?(笑)
そんな審査員達も帰路に就きますが、その途中で突如顔が強張る仙左衛門。
え・・・?どうしたの・・・!?
・・・と本気で心配した私の気持ちを返してほしい。
そっちかい。
しかも「そこ」かい。
実は持病があって発作が起きたとか!?やっぱはだけすぎて体が冷えたのが原因!? ・・・なんてすんごいありきたりな推察をしてしまったじゃないですか。ほんとにもう。
確かに時間差で「おはだけ」がくるかもとは前回予想していたけどさ。
恵に計り知れない潜在能力を感じ取る仙左衛門。
そうでしょうとも♪(( ̄ー ̄)ニヤリング)
創真ら第92期の生徒達に、これまでの世代とは違う、“玉の世代”としての可能性を感じるのでした。
試合を終え、談笑する極星寮の面々や郁魅達。
ほんと見てて嬉しくなります、こんなにも仲良くなってくれて。(^^)
とここで、タクミからこれ以降の対戦についての追加説明が。
第二回戦も、第一回戦と同様に対戦相手が抽選し直されるとのこと。
あらまあ。
それじゃあ、第二回戦で創真と黒木場がぶつかる可能性は逆に低くなってしまいましたね。
不安もある半面、かなり楽しみにしていたのに・・・。
最後の最後まで、附田先生は私達読者に対戦図を予想させるつもりのようですね。
ありがとうございます。
お陰で全然退屈しません。
それにしても、やっぱり創真とタクミのやり取りって良いなあ。
もうすっかり良き友人でありライバルって感じですね。(^^)
この二人の対決も出来ることなら見てみたいのですが・・・。
そして恵を労う創真達。
料理人として対極な黒木場に敗北することで落ち込まないかと危惧していましたが、予想とは全く真逆の良い表情だった恵。
悔しさも無く、むしろこれまでで一番「前向きさ」を感じるほど。
敗北したばかりなのに、もう「次」を待ち望んでいる。
色々なことをやってみたい。
もっと自分を試してみたい。
そんな自分の「可能性」に高揚感を。
これはある意味最高の形で、選抜を終えることが出来たと言えましょう。
そして夜を迎え、第三・四試合を控える葉山・タクミ・新戸それぞれの描写が。
創真や恵と違って試作等を行っていない様子から見るに、対戦順やお題はぶっつけ本番で知らされるようですね。
ひょっとしたら「料理の種類」がお題だった第一・二回戦と違って、第三・四回戦は「食材」のお題になるのかも。
<葉山の場合>
外に出て、明日の本番に向けて精神集中していた葉山。
初めて登場した時と同じく、ここでもシナモンを嗅いでます。
ちなみにシナモンの香りには気分の高揚の効果があるそうで、気持ちに活を入れたい時などに良いそうです。
そんな葉山に声を掛ける汐見。
汐見は葉山に言います。
あまり勝とうと気を張らないでほしいと。
やはり相方だけあって気付いていましたか。
第58話感想でちょっぴり述べましたが、葉山の汐見への一途な姿勢には私も思うところがありましたので。
<タクミの場合>
なんとなく分かってはいましたが、やはりここ一番といった時には弟より兄の方が落ち着いていました(笑)。
タクミに肩を叩かれたイサミの顔と夜風に当たるタクミの横顔が似てて、ようやく二人が双子なんだと実感。(←)
<新戸の場合>
えりなに勝利を誓う新戸。
なにこのえりなの超上からポジション。
そんでもって掛ける言葉も「いい子ね」って。
アンタら同い年だろ。
「頑張って」とか「応援してる」とか、もっと他に掛ける言葉はないのでしょうか。
彼ら3人に共通するのは、「一人の人のために勝つ」という強い思い。
そういう考えを持つ人物は第一・二回戦ではいませんでしたしね。
「頂点まで辿り着く 絶対に」
「決して負けない」
「必ずや勝利をこの手に」
三者三様の言い方で、確固とした決意を込めた言葉を口にしていますが・・・。
タクミは、創真との再戦のためと、自分達兄弟の料理の誇りのために。
新戸は、十傑であるえりなの秘書として、その名声に恥じぬように。
・・・じゃあ、葉山は・・・?
選抜予選が始まる前に、自分と汐見のコンビは最強だという事を証明させると言ってましたが(第46話)、何でそこまで拘るのでしょう?
そして日が明け、選抜本戦二日目。
会場前で創真に声を掛ける人物が。
その人物は―――叡山からの刺客であろう、例の巨漢。
・・・・・ちょいと聞きたいことがひとつ。
そのバイク、「普通二輪車」だよね???
(大型二輪車だったら、年齢的にアウトよ)
非常に頑張った恵でしたが、ストレートに実力差が出る形となり、敗北。
ひとまず今回で、恵の「秋の選抜」はここで終了となりました。
ですが、予想を遥かに超える大健闘を見せてくれましたね!!
勝敗の結果よりも、精神的な大きな成長を恵がこの大舞台で披露出来たことの方が私は嬉しかったです。
優勝することよりもこうして自分の“可能性”を感じることが出来たこと、そして「落ちこぼれ」というレッテルの払拭として、あの温かい拍手を貰えたことの方が遥かに恵にとっては価値があったことでしょう。(^^)
本当に最高の、「田所恵」という料理人の“羽ばたき”でした!!
そして、二回戦でぶつかる確率は低くなってしまったものの、 アリス、そして恵と、お互い親しい者を負かしたという共通点が出来た創真と黒木場。
もし黒木場が不必要に恵を打ちのめしていたら、マイナスな因縁になってしまうのではないかと危惧していたのですが、予想以上に恵が円満な終結を迎えられたお陰で一安心。
タクミ、葉山、黒木場には、創真と正々堂々と勝負出来るような、見てて気持ちの良いライバル関係を築いて欲しいと願っているので。
創真、そして恵の戦いが一段落し、焦点はまだ戦っていない残りの選手達へ。
葉山、タクミ、新戸。
この三人の「誰かのために」という思い。
大切な人が居るというのは、非常に大きな力になりますよね。
実際、城一郎も同じような事を言ってますし。
ですが、彼らの言葉に込められた思いは、それぞれ微妙に違うように感じました。
中でも一番引っかかったのが葉山。
普段はあんなにも汐見に対してズバズバ言いたい放題という、敬意なんて全く無いような態度なのに、本当は誰よりも汐見に対して献身的な葉山。
でもその一方で、汐見のためにと無理をし過ぎるところがあるというか・・・、汐見以外には誰にも心を開いていないというか・・・そんな印象を感じていました。
汐見が今回言っていた事もここなのでしょう。
あまりにも汐見の為と思う余り、その気持ちが「勝たなければならない」という“義務感”になってしまっているのではないのでしょうか。
多分汐見としては、葉山があまり自分の為にと無理をせず、もっと自由に料理を楽しんでくれることを望んでいるのでしょうね。
一方のタクミは葉山と違って安心して見ていられるんです。
彼の場合は“義務感”ではなく、「負けたくない」「イサミの分まで頑張ろう」という自らの“願望”ですから。
イサミもタクミの勝利ではなく、彼が悔いの無い戦いが出来るようにと願ってくれていますし。
そして新戸も。
彼女も強い忠義心を持っているという点では葉山と共通するかもしれませんが、彼女の場合は純度100%で「えりなに勝利を捧げたい」と思っていますから。
そしてえりなの方も、新戸に勝利のみを望んでいますからね~。
ここでの新戸への発言に、はっきり言ってまた好感度が下がりました。
これほど自分に忠義な新戸にさえも上から目線なんですね、えりなって。
共通の意思が描かれた葉山、タクミ、新戸でしたが、一方での各々の相手である汐見、イサミ、えりなの描写はそれぞれ異なっており、それらの相違が何気に興味深かったです。
その一方で、創真とのコンタクトという形で、残る一人である巨漢へと焦点が。
こいつについてはそれこそ一切合切が謎ですからね~。
葉山ら三人のように、この人物も「叡山のために」という気持ちを果たして持っているのでしょうか。それとも・・・?
最低でも次回では、顔のお披露目はして貰いたいものです(苦笑)。
さて、次回の内容は創真と巨漢とのやり取りと、第三試合の開始ぐらいまでとなるでしょうかね?
恒例の絶対外れる対戦予想ですが(←もはや自虐)、第67話感想で述べた通りに
葉山VS新戸 ⇒ 新戸の勝利
タクミVS刺客 ⇒ 刺客の勝利
と、予想しておきます。
二回戦でも抽選が行われるということで、どんな組み合わせになるか分からなくなってしまいました・・・が。
伏線やら理屈やらを抜きで言わせてもらえば、決勝戦で創真と当たるのはタクミか黒木場になって欲しいんです、本当は。
タクミならそれこそ決勝戦に相応しい熱く正当な勝負が出来るに違いありませんし、黒木場は作画&演出的に恐ろしいほど盛り上がりそうなので。
でもやっぱり因縁的に考えて、決勝は巨漢とになってしまうのか・・・、それとも第二回戦でぶつかることになるのか・・・。
う~~~む、考察は尽きません。
一回戦は残りあと二試合。
果たして栗うさぎの予想は今回も外れるのでしょうか?
・・・・・・・・・・一組ぐらいは当たりたいよう・・・(泣)。