あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

ΣΣΣ( ̄ロ ̄)!!!

2014-10-31 00:15:00 | 食戟のソーマ

 ・・・・・・・・・・遂にきましたか・・・。

 きてしまいましたか・・・。

 ・・・ふう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『食戟のソーマ』
ア●メ化決定おめでとうーーーーー!!!!!
★。.::・'゜☆。 \(><)/ ☆。.::・'゜★

 

(※まだ本誌で発表されていないので、とりあえず伏せて)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずは純粋に祝福したいです!!
 おめでとうございます!!附田先生!佐伯先生!森崎先生!
 先生方の日々の努力がまた一つ実ってくれたことがとても嬉しいです!!(^^)

 てっきり本誌での表紙&巻頭カラー連発は連載100回記念との折り合いの都合だと思っていたのですが、まさか●ニメ化決定が理由だったとは。
 今までは大抵、発表の前号で「重大発表あり!!」とかいった予告があったのですがねえ~。

 ・・・それだけ色々過密しているのかもしれませんね・・・。

 まあ、正直なところを言わせてもらえば、私もアニ●化については不安の方が大きいんですがね。
 勿論喜びもあります。
 「動き」と「声」という、漫画では不可能な“命”が創真達に吹き込まれるのはとても楽しみです。

 ですが。

 この『食戟のソーマ』という作品は、ほんの少しでも表現のさじ加減を間違えると、大きく作風が崩れてしまうと思うんですよ。
 その「絶妙さ」の象徴が、まさに主人公である創真。
 本誌感想内でも度々述べてきましたが、創真は私がこれまで出会ってきた少年漫画の主人公の中でもトップクラスの「絶妙」な子です。
 初期の頃の創真はホント、作中の人物達ばかりか読者まで敵に回すような、飄々としながら自信満々で生意気で不敵さ炸裂といった問題児。
 なのに。
 じっくり腰を据えて彼を見ていくと、その態度をきちんと裏付ける誠実な姿勢や熱い意志に気付かされるという。
 そんなアクが強くも深い魅力を持った創真を、制作スタッフの方々がちゃんと理解してくださるか。
 それがとても心配なのです。
 ただでさえアニメは、初見の人でも入り込みやすいように作品のアクを薄める傾向がありますからね~。
 創真は主人公であると同時にこの作品の世界観そのものとも言える存在なので、本当に創真のキャラクター性は大切にして頂きたいです。 

 そして私が「登場人物のキャラクター」と同じくらいア●メ化に伴って気になるのが「演出」。
 特に気になるのが調理シーン。
 スポーツ漫画やバトル漫画並みのスピーディーさやテンポの良い描写は私が原作の非常に好きな部分の一つです。
 料理漫画であるこの作品のメインな分、ぜひ力を注いで頂きたいものです。

 あと気になるのはやはり「声」ですね~。
 特に難しいのがやはり創真ではないでしょうか。
 上にも述べた通り、非常に絶妙な創真のキャラクターを声で表現するいう役を、一体誰が担うことになるのか全く予想できません。
 熱さと冷静さ。
 少年らしい活発さと大人同然の落ち着き。
 飄々さと誠実さ。
 大胆さと繊細さ。
 優しさと不敵さ。
 白さと黒さ(爆)。
 これら相反するものを全て内包しているのが創真。
 彼の非常に豊かな多面性を表現できるのは、かなりの実力者ではないと務まらないのでは・・・。
 身の程知らずながらも、そう思ってしまいます。

 とにかく、制作スタッフの方々には原作を大切にして作って頂きたいと願う次第です。



 あとは附田先生方がこれまで以上に多忙になってしまうのが何より心配です・・・。(><lll)
 少なくとも佐伯先生はただでさえ月イチレベル以上の頻繁さでカラーイラストを描いているのに加え、単行本作業など、既に相当な仕事量を抱えておられるでしょうから・・・。
 アニ●化となると、更に仕事量が増えるのは必至。
 つい最近の葦原先生の件もありますし、とにかく先生方の体調と精神を何より優先にしてスケジュールを組んで頂きたいですね。

 心配な事もありますが、今は静かに祝いつつ公式での情報を待とうと思います。


『食戟のソーマ』第92話感想

2014-10-29 23:45:00 | 食戟のソーマ

 『火ノ丸相撲』が表紙&巻頭カラー!!
 連載開始から半年足らずでこの快挙!!凄すぎ!!
 でも、読者アンケート人気もすこぶる高いですし、充分納得。
 ジャンプ読者歴がそれなりに長い私も、こんなに早く表紙に再抜擢された作品はちょっと記憶にありませんね。
 『ソーマ』でさえも、表紙には半年以上掛かりましたから。
 私も好きなこの漫画。ぜひこのまま突っ走ってもらいたいです。(^^)

 






 週刊少年ジャンプ2014年48号掲載。
 掲載順第7位
 第92話 【発火装置】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 葉山の料理が出され、次はいよいよ黒木場のターン!

 あ。やっぱ角崎と黒木場ぶつかった★
 攻撃性丸出しキャラ同士、こうなるだろうとは思ってましたよ(苦笑)。
 料理を食う前からウダウダ文句言ってんな的なことは創真も言ってましたが、や~~~黒木場と比べると創真がいかに気遣いのある言い方をしてるのかがつくづく分かります。

 そうして黒木場の品である「鰻のマトロート」の実食へ。
 ここで黒木場は葉山に、お前を倒すためにウナギに“火薬”を仕込んだと発言。
 黒木場、キミ審査員殺す気!!??
 
・・・というのは冗談で。(←)
 ほう、料理の「爆弾性」はこれまで創真の料理に用いられていましたが(海苔弁当の旨味爆弾等)、遂に黒木場の料理にもその言葉が用いられましたか。

 いざ口に頬張る木久知。
 途端に体に走る電撃!!
 なるほど、単なるウナギではなく電気ウナギとしてリアクションを起こさせましたか。その発想は読めなかっただけにいい刺激。(電気だけに/爆)
 それにしても、このウナギさんの顔、どっかで見たことあるような・・・。これもデジャブかしら?

 その“火薬”とはプラム!
 黒木場がウナギを開いていたのは、プラムを巻き込むためだったことが判明。
 う~ん・・・。
 正直なところ、この事実には感心半分、残念半分といった感じでした。
 このウナギにプラムという斬新な組み合わせは、これまで力押しで攻めてきた黒木場の料理の中で一番発想や工夫が感じ取られて、かなり感心させられました。
 ただ、ウナギを開いて中骨を取った事が、喫食者が食べやすいようにという気遣いからではなかったというのが残念。
 予選で「イセエビのフレンチカレー」を出した際、自分の料理の食べさせ方を審査員に強要させた黒木場。
 恵との戦いで、少しは相手への気遣いを学んでくれたのかな?と期待したのですが・・・。甘かったようです。

 そんな彼の傍若無人振りは今回も健在。
 言われるがままに料理にむしゃぶりつく審査員達。

 忍び寄る黒木場の威圧に戦慄する葉山。
 お。やっとそのすました表情が乱れましたか。
 黒木場じゃないけど、本当に葉山は感情をあまり見せないだけに、こういった表情を見ると「待ってました♪」と思えてしまいます。(そうです栗うさぎはナチュラルにドSです)



 かくしていざ判定に。
 さあ、軍配が上がるのは葉山か黒木場か、どっちか!?

 ・・・あれ。
 長考状態。
 それだけ彼らの実力は拮抗しているということですか。
 うん、それは納得。

 っていうか、今回も投票制ですか?
 第一回戦は合議制だったのにね。
 今回は食戟じゃないんだけどね。

 考えあぐねるものの、なんとか判定を下す面々。
 乾、水原のベテラン組は葉山へ。(あ、今回は乾イラスト描いてない)

 そして注目の堂島先輩は黒木場へ。おお~。

 角崎も黒木場へ。
 これで2対2。
 最終的決定は木久知に委ねられることに。

 ・・・って。
 あれ。
 決められないとな☆

 この木久知の判断は、私としては「それも仕方ないんじゃないかな」といった感じでしたね。
 審査というものは、究極論で言わせてもらえば個人個人の裁量ですから。
 ましてや明確な基準やルールなんて無い、料理の審査なら尚更です。
 今回の勝負のお題である「洋食のメイン一品」。
 その審査に最も適切な人物である「洋食のプロ」である木久知。
 そんな彼女が優劣を付けられなかったのですから、両者の品は本当に素晴らしかったのでしょう。



 ですがそんな木久知の判断に納得できない輩がいるのもまた事実。
 筆頭が黒木場。ブチ切れます。(ひえー)

 そんな黒木場を諌めようとするアリス。
 それはいいけどそのホイッスルどこから出したの?
 番外編でのボイスレコーダーといい、第90話の消臭スプレーといい、この子四次元ポケットでも持ってるんじゃなかろうか。

 そして観客達もブーイングを。
 美作の時もそうだったけど、たった一人を大勢が責めるのはやめて欲しい・・・。

 と、ここで進言したのは堂島先輩。
 さすがはアニキ!ジェントルマン!!
 鶴の一声ならぬアニキの一声で静まる会場。
 ホントさすがですアニキ!!

 食戟の場合では、決着が付かなければ“勝負預かり”として後日再試合を行う事になっている、と。
 なるほど。
 これは今後の為に覚えておくべきことでしょうね。(φ(..))
 ということは、創真とタクミの再勝負や、四宮との引き分けも食戟のルールに沿っていたと言えるのかも。(そしてどっちの勝負も預かっているのが日向子サン☆)

 だけどこれは「秋の選抜」であり、観戦者の多くは多忙な著名人で日程調整は現実的に不可能。
 そう言う一色先輩が超極悪面なのは何故(滝汗)。



 そして堂島先輩が出した提案。

 それは、何とも予想の斜め上☆☆☆



 「秋の選抜」史上初―――

 

 

 

「三つ巴の決勝戦」に!!!




 







 感想の簡略期間中なのですが、今回は今後の予想や考察が多いので二分割させて頂きます。





 いや~~~。なんとも予想外の決着となりました。
 まあとりあえず今回一番言いたいのは、黒木場、もっとカルシウム摂りましょう、ということですね。(^^;A)
 それだけに、ラスト見開きの創真のきょとん顔にはなんかホッとしちゃったり☆
 創真のマイペースさに癒しを感じる今日この頃です。

 実際ここの創真の構図は中々巧みでしたね。
 敢えて中心線からずらし、葉山や黒木場よりやや小さめに描くことで、騒然としたその場からやや離れた位置にいるという彼の「距離感」を、そして白い背景を多くとることで彼の「淡白な空気」を、だけど真正面から描くことで確かな「印象」をと、非常にシンプルながらも凝った見せ方に思えました。



 私としてはこの決着の形は驚かされはしたものの、何も不満はありません。
 むしろ、良く出来た落としどころかもしれないと思っているぐらいです。
 葉山が勝って創真との予選での決着をつけてほしいと思っていた読者や、私のように、黒木場が勝って創真と初めてのコンタクト&勝負を繰り広げてもらいたいと思っていた読者、それら双方に応えてくれた形になったのではないかと。
 
 それに、第89話感想の最後でも述べましたが、二人を決勝に上げたことで恵やアリスだけでなく新戸の“格”までも救済してくれたわけですし。
 ・・・まあ、そうなるとタクミはどうなるのというハナシなのですが・・・。
 これに関してもきっと大丈夫!!
 これも上の過去感想で述べてますが、きっとタクミは名誉挽回な大成長を遂げてくるでしょう!!
 なぜなら彼も「イケメンカルテット」の一員なのですから!!

 そう、「イケメンカルテット」・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ゛あ゛あ゛タクミがここにいれば完璧だったのにぃぃぃい!!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・失礼しました。(m(_ _;)m)





 とにもかくにも、今回の勝負を引き分けとしたことで、逆に決勝戦は勝敗がしっかり付くことになったのではと思います。
 ただし!
 対戦者が三人になってしまった事で、審査員は一人でなければいけない事態にもなってしまいました。(でないとまた引き分けになる可能性が・・・)
 まあ、仙左衛門が審査を務めるにまず間違いないでしょうが・・・。

 実を言いますと、黒木場が決勝へと進んでいたらという前提で、これからの展開の妄想予想が一つばかりあったのでした。
 以前から何度も述べていましたが、タクミ・葉山・黒木場の三人を「創真のライバル三本柱」として特別視している私。
 これまでタクミも葉山も、創真の“世界”を広げる非常に大切な役割を果たしてきました。
 ならば、黒木場は一体どんな重要な事を創真に気付かせることになるのだろう。
 そう、ずっと考えてきたんです。
 第一回戦で創真はアリスに、黒木場は恵に勝ったという、お互いにとって親しい者をそれぞれ倒したという共通点がある二人。
 そして、もし決勝戦で、「神の舌」を持つえりなが審査員に加わったとしたならば。
 黒木場は創真に「特別な女性」について考えさせられる切っ掛けを投げかけるかも・・・と、考えていたのですよ。


 そして、前回の感想のラストで述べた、「つい最近気付いた「ある考察」」。
 これも上記の予想と少し被る考えなのです。
 確か第82話の感想でも少し述べたと思うのですが、「秋の選抜」という戦いの中で創真が作ってきた品はいずれも思い入れの深い品となっています。
 予選では創真のアイデンテティーの象徴作とも言える、カレーリゾットオムライス。
 本戦第一回戦では、実の祖母同然に慕っている人との思い出がある、海苔弁当。
 第二回戦では、父親に初めて認められた品であったビーフシチュー、と。

 ここで私が気になったのが、本戦での二品。
 まずは第一回戦の弁当対決。
 この時の対戦者は薙切アリス。
 創真は本当の祖母のように思っているキヨお婆ちゃんのことを思いながら作ったのに対し、アリスは実の祖父である仙左衛門から自身の料理の至らなかった点を指摘されることに。

 そして第二回戦のビーフシチュー対決。
 対戦者は美作昴。
 この「ビーフシチュー」という品は創真にとって初めて父親に認められた品であったのに対し、美作はかつて父親に認められたいと思って作った品が、逆に大きな確執を生んでしまっていたという。


・・・これって偶然でしょうか???



 
第一回戦、第二回戦共に、創真と対戦相手それぞれの近親者に何らかの関係性が持たれているというこの共通点。
 ということは、決勝でも?
 でも葉山や黒木場の近親者なんて、それぞれ汐見とアリスの一人ずつだけ。
 ということはやはり創真は「特別な女性」について考えさせられることに?
 

 
 いずれにしても、とんでもなく高揚させられる勝負が繰り広げられるのは必至!!!
 料理に絡めた人間描写を附田&佐伯先生がどう魅せてくれるのかにも大きく期待が膨らみます!!

 そんな期待に満ちた決勝戦ですが、果たしてお題は何になるのでしょうか?
 私の考えでは、今回の「秋の選抜」の共通テーマは「日本独自の進化・発展を遂げた料理」にほぼ間違いないのですが、逆にこのテーマを満たす料理は何かと訊かれると全然思い浮かばないんですよね(爆)。
 うーん・・・。
 うーーん・・・。
 う~~~ん・・・。
 駄目だ、「お寿司」しか思い浮かびません。(/(^0^)\)





 そ・し・て!!

 なんとなんと、、次回は少し早目の二周年記念ということで表紙&巻頭カラー!!!
 約二ケ月前にも表紙&巻頭カラーを飾ったというのにまたもや!!!

 ・・・御免なさい。

 今回の記事の冒頭で『火ノ丸相撲』の快挙を『ソーマ』と比べてしまいましたが、『ソーマ』もとんでもない快挙を連発してますね。 
 マジで佐伯先生、現在のジャンプ作家陣の中で一番カラーを描かれていると思います。
 ・・・・・カラーの原稿料は白黒の1.5倍・・・・・。(情報元:今週の『磯部磯兵衛物語』)

 去年の一周年記念の際は確か『トリコ』に座を譲って一週間早い号でお祝いした覚えがあるのですが、今回は更に早く、約一ケ月前からのお祝いに。

 ・・・・・ということは・・・・・。

 こりゃあ、大々的に行ないそうですねぇ・・・。



 連載100回目記念を。



 このまま行けば、再来月の12月半ば頃に100回目を迎える、この『食戟のソーマ』。
 多分、カレンダー通りに丁度二年目(11月半ば)でお祝いすると、連続となってしまい相当ハードな負担が先生方に掛かるため、今回は早めに周年記念を行うことになったのではないでしょうか?



 まあ、どんな事情があるにせよ。



「三つ巴」となった決勝戦!!!

「イケメンカルテット(※タクミ不在)」の夢の競演として、
思いっきり楽しませて頂きたいと思います!!!
(><)  

 


 


『食戟のソーマ』第91話感想

2014-10-22 23:30:00 | 食戟のソーマ

 次回の巻頭カラーに抜擢された『火ノ丸相撲』にも驚かされましたが、それ以上に。
 『ワールドトリガー』の熱い展開に驚いた!!
 もうグイグイ惹き込まれましたよ!!
 まさか『ソーマ』以外でこの感覚を味わうことになるとはなあ~。
 葦原先生凄いです!!

 それだけでなく、今号のジャンプは『火ノ丸相撲』、『暗殺教室』、『僕のヒーローアカデミア』、『銀魂』と、見応えのある話が揃っていて凄く充実感がありました。
 『NARUTO-ナルト-』という大きな看板漫画の最終回が刻一刻と迫ってきていますが、この調子ならジャンプは大丈夫そうですね。(^^)




 週刊少年ジャンプ2014年47号掲載。
 掲載順第2位
 第91話 【喰らいあう獣】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 香りと悠然たる風格で、会場内の空気を支配する葉山。
 なんかもう、葉山の格上げがノンストップといった感じですね。(^^;A)


 一方の黒木場は、そんな会場の空気を無視し、自分の料理に全神経を集中。
 前回のイメージでは葉山のジェット機に追い越されてた黒木場だけど、地上戦では負けない、とばかりに今回はバイクを吹かしております。
 うん、上手い表現ですね。
 バイクの加速力に乗じて、黒木場の瞬発力もイメージできるところがお見事。

 
 そんな黒木場が作ろうとしている料理が判明。
 それは「マトロート」!
 あらま。
 前回何気なく取り挙げた品が的中してしまいましたよ☆
 一般的なマトロートはぶつ切りにしたウナギを用いているのですが、黒木場は前回ウナギを開いていたような・・・?
 と思っていたら、その理由もきちんと説明されてました。
 網脂(クレピーヌ)でコクを付加するだけでなく、開いて中骨を取ることで断然食べやすくもなりますし、これは一石二鳥の発想です!



 葉山が優勢の空気を作れば、それに負けじと黒木場も魅せてくる。
 こういった実食までの互いのアピール合戦もまた見ていて面白いものです。
 能ある鷹(鷲)は爪を隠す・・・とばかりに、いよいよここで全力発揮の高揚の笑みを浮かべる葉山。
 観客達は葉山がそういう風に笑うのをかなり珍しがってましたが・・・。
 この方の不敵な笑みは今更デショ?

 それに・・・。
 この顔も“本当の顔”ではありませんし。



 そうして先に仕上げたのは葉山。
 彼の料理は『鴨のアピシウス風』。
 素で知らん。

 果たして彼の料理に対する審査員達の反応は―――?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うわあ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久し振りに引くレベルだわコレ・・・。(-_-|||)

 

 乾や水原はいいんです。彼女らのリアクションのレベルには耐性が付いています。(以前は鴨さんに抱かれてたけど(合宿課題時)、今回で遂に鴨さん自身になっちゃったね乾サン/笑)

 しかし角崎や角崎や角崎や木久知は・・・。

 鷲の足で「鷲掴み」というのは非常にお上手なのですがね。
 しかし、ああしかし・・・。   



 ここから展開する(イメージ上での)カードバトル。
 これは否応無しに『遊●王』を思い出しますねえ・・・(懐)。
 黒木場の豊富な手札に対し、葉山は強力なスパイスデッキで総攻撃。
 カードから浮かび上がるのは、ポケットから出てくるようなモンスター。
 うわあ、デジャブを感じる子達がいっぱい☆

 ・・・・・・・・・・でもね。

 このデッキ、草タイプに偏り過ぎなんですが。
 少し強い炎タイプが一匹いれば簡単に打ち破れそうなんですけど?



 自分の手札をことごとく打ち破られてしまう黒木場。
 ですが、切り札となる一枚を残している様子・・・!  
 
 「カード」とか「切り札」というと、どうしてもVS美作戦時のタクミを思い出してしまうのですが、今回の黒木場の逆転策は効きそうですね。
 私が黒木場の勝利を予想しているというのもそうですが、それ以上に。
 観衆の予想よりも、審査員達のリアクションよりも、創真の慧眼の方が信頼できるので。




 やっぱり葉山の料理は「香り」に重点を置き過ぎだと思います。
 「洋食のメイン一品」というお題から推測するに、「メイン」としての強さは申し分ないけど、その「香り」が強すぎて、他の料理(副菜やデザート等)の美味しさを損ねてしまう・・・というような点を指摘されそうな気が。

 対する黒木場の料理も「膂力」という強いものではあるのですが、自分の得意分野を活かせるお題ですし、そこは上手く対応してくるような気がします。





 この調子だと、次回で決着が付きそうですね。
 その際に、つい最近気付いた「ある考察」を述べさせて頂こうかと思います。


『食戟のソーマ』第90話感想

2014-10-13 23:55:00 | 食戟のソーマ

 さて、それでは今回から年末まで、短縮版の感想を述べさせて頂きます。

 それにしても、今回の『暗殺教室』のイリーナ先生可愛くて素敵だったな~。
 あの魅せ方は、間違いなく佐伯先生から学んだと思う(笑)。



 週刊少年ジャンプ2014年46号掲載。
 掲載順第8位
 第90話 【鉄の意志、鋼の心】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 準決勝第二試合の開幕に伴い、扉絵は黒木場VS葉山のセンターカラー!

 

 おお~これはカッコイイ!

 



 さすがに今回は「これは料理漫画です」の注釈が無い!!(爆っ)






 して本編。

 当の葉山と黒木場。

インパクトが濃すぎて逆に引いちまった。(^^;;;A)

 

 どちらも準決勝に向けて最終調整をしてるものの・・・。

 なんかこの二人、ちょい違う方向に行っちゃってると思う。




 かくしていざ勝負開始。
 ちゃっかりえりなと同じ特等席で観戦しちゃってる創真くん。(^^;)
 心の中で喚くえりなが面白かわいい。
 栗うさぎ自身が言ったこととはいえ、こうも早くに「新戸の庇護消失効果」が現れるとは思わなんだ。
  
 そんな一緒の創真とえりなが気になる、恵と郁魅。
 もはや三角関係を通り越して多角関係の図(笑)。
 やっと恵も、創真の傍に他の女の子がいることが気になるようになったんだねえ・・・。(しみじみ)



 ここで堂島先輩が、個人的に非常に気になることを!!
 料理人の味覚は、過去に経験してきた様々な味の引き出しの累積によって作られるとのこと!!
 様々な味・・・。
 その積み重ね・・・。
 それをいうなら、創真の“引き出し”は相当凄いレベルと言えるのですけど!!!
 創真はそれこそ幼少時から、城一郎という超トップレベルの料理人による「美味しい味」に慣れ親しんでいるのに加え、ゲテモノ料理という「未知なる味」もずっと嗜んできました。
 「美食」のみを口にしてきたえりなに比べ、「経験した味の多様さ」でいうなら創真の方が圧倒的に上、とほぼ確実に言えるでしょう。
 こりゃあ・・・。
 遠月学園や「憧れ」だけでなく、「神の舌」というえりなの“聖域”にさえも創真が介入してくる可能性が本気で高くなってきました。
 えりなの“天性の味覚”に対し。
 創真は“これまでの経験によって培われた味覚”として。



 それにしても。
 プニキャラな葉山(&黒木場)がカワイ過ぎてびっくりした。
 佐伯先生、こういう可愛らしいデフォルメ描写も本当にお上手になられましたね~。
 この葉山(&黒木場)がもしフィギュア化したら、ちょっと欲しいかも。



 そして今週のツッコみどころ。
 えりなに続く十傑入りとまで持ち上げられている葉山。
 ついこの前まで、それはアリスと言われてた筈なんですケド?
 観衆達も、「予選の時点で格付けは済んでいる」とアホ発言。
 Bグループ予選第一位の人物が第一回戦で敗退した事実は、都合よく記憶から消去されている模様です。



 ・・・と思ってたらば、当のご本人登場。
 そして創真さん、両手に花状態☆
 かなりの高頻度で女の子に囲まれてる創真さん。
 それはヘタなラブコメ主人公以上。
 だけどそれが全くイヤミになってないのが創真クオリティ☆



 葉山が使う食材は鴨。 (割とこの作品って鴨が多く使われてますね)
 一方の黒木場が取り出したのは、予想外も予想外のウナギ!!
 ですがウナギは日本のみの食材ではなく、諸外国でも扱われている物とのこと。
 私も少し調べてみたところ、フランスでは日本以上の調理法で食されているそうです。
 フランスではウナギをバターで炒めて、野菜やブイヨン、ワインで煮込んだ『マトロート(マトロット)』という料理が有名だそうですが・・・果たして黒木場はどう調理してくるのやら。



 第69話で語られた内容も相当でしたが、今回明かされた黒木場の過去は更に壮絶。(><|||)
 厨房だけが自分に残された唯一の居場所。
 その居場所でさえも、勝たなければ―――死ぬ。

 そんな地獄を生きていく為に黒木場が獲得したのは、絶対的な味への集中力と激しい闘争心。
 なんとアリスともほぼ毎日料理勝負をしていた黒木場。その際にも、常に全力で向かってきたとのこと。
 ふむ。
 ここのくだりは、創真と城一郎の実家での日常を彷彿させました。
 二人もほぼ毎日、全力の料理勝負を行なってきましたからね~。
 でもそういう真剣勝負を常に行うというのはとても重要な事と思います。
 確か『ヒ●ルの碁』でも、「強くなるには自分より強い相手と頻繁に戦うといい」というような事が述べられていましたし。

 ・・・な~んか、さっきの堂島先輩のことといい、創真のポテンシャルの底知れ無さが暗に裏付けられていってると思う・・・。



 ウナギを捌いていく黒木場。
 その手腕は、静観が基本の創真が思わず「速い・・・」と呟くほど。
 これは相当凄い事ですよ!
 それだけあって、えりなでさえも「完璧」とまで!!



 葉山と黒木場。この対決カードを、大鷲(葉山)と猛虎(黒木場)との勝負と例える堂島先輩。
 それじゃあ、創真は○○○だな、と思った栗うさぎ。
 さて、○○○に当て嵌まるのは次のうちどれでしょう?
 ①フェニックス
 ②龍
 ③黒ピエロ
 正解者には、炙りゲソのピーナツバターあえをプレゼント♪(←嘘です



 恵にもでしたが、葉山に対しても思いっきしケンカ腰な黒木場。
 料理人同士が仲良くしてるのも「気に入らねえ」
 勝負に対して冷静な人物も「気に入らねえ」
 それじゃあキミが「気に入る」のは一体何なんですか~?(^^;)
 ・・・と、思いつつ、黒木場とウマが合うタイプは大体予想出来てたり☆
 多分黒木場は、裏表の無いタイプが嫌いではないと思いますよ?
 「あの子」や「あの子」みたいな♪



 「イケメンカルテット」中で、闘争心の激しさで見るなら間違いなく
 黒木場>タクミ>創真>葉山
 ですね。

 黒木場はもう、モロ剥き出し。(※バンダナ着用時)
 タクミはストレート。
 創真は落ち着いていながらも熱い。
 葉山が一番冷静。
 そうして見ると、今回の勝負は両極端同士の勝負なのですよね。

 そんな黒木場に対し、落ち着き払っていながらもしっかり返す葉山。
 涼しい顔してズバショと挑発★
 こういう所が葉山と創真の共通点だと思うの。(^^;A)



 そして、ラストで「最上の香りを奏でろ・・・!」と、中二病全開なセリフを言う葉山。
 葉山の実力が初めて明かされた回でもある、第45話のサブタイトル【香りと刺激の伴奏者】を反映したものですね。
 ほぼ間違いなく、これが葉山の二つ名になることでしょう。

 それにしてもこのラストページ気合入ってるな~・・・(汗)。
 森崎先生が見たらきっと喜びそう(笑)。



 メインの食材は明かされるも、いまだにどんな料理を出すのかは分かっていない両者。
 私も皆目見当がつきません。

 創真VS美作戦と同じ、「洋食のメイン一品」がお題のこの勝負。
 創真は「メインになる強い味」という隠れたお題の意図に気付き損ねかけましたが、果たして黒木場と葉山は大丈夫でしょうか?
 って。
 そりゃねーな☆
 葉山の料理は「鋭い味⇒強い味」ですし、「膂力」の黒木場の料理なんてもはや言わずもがなですし。
 それを考えると、創真の料理って「イケメンカルテット」中で一番優しい味と言えるのかも。

 それにしても、私から見て今回の葉山は「やっちゃったな~~~」といった感じでした。
 ちょっと葉山、自分の鼻に頼り過ぎてますね。
 まだ料理が完成されてないのにこう言うのは早いと思いますが、只でさえ、葉山の料理はお題の意図を完璧に捉えているとは言い難いのに・・・。
 これで負けたりしたら、新戸やタクミに続いて、アイデンテティーにヒビが入ることになってしまうのでは。

 早くも次回実食のようですが、果たして両者とも、どんな品を出してくるのでしょう?





 いや~・・・、それにしてもこの度の勝負は、「イケメンカルテット」として見ると考察甲斐が倍増しで非常に面白いです♪
 こりゃあ、頑張って単行本感想を仕上げなければ。


『食戟のソーマ』第89話感想

2014-10-10 23:25:00 | 食戟のソーマ

 いつもこのブログをご訪問くださりありがとうございます。
 ほぼ毎回文章だけの(しかも滅法長いという)ブログだというのに、閲覧してくださることに日々感謝しております。

 え~~~・・・。

 本当に突然で申し訳ない限りなのですが、これから年末まで、このブログのメインである『食戟のソーマ』感想を大幅に縮小させて頂きたいと思います。 
 感想を書くのが重荷になったとかそういうのではありません。決して。
 むしろ、こうやって感想を書く上で作品を深く読み込むことはとても楽しいです。脳みその良い運動にもなってますし(笑)。
 ただ・・・。
 諸事情により、年末までにどうしてもやり遂げたいことがあり・・・。
 今まで通りの文章量の感想を毎週綴るとなると、どうしても多くの時間を費やすため、他のやりたいことに中々手が付けられないのです。
 選抜決勝も迫った今、とても面白い展開の真っ最中なこともあり、この決断にはかなり迷いましたが思い切って決行することにしました。
 といっても、文章量が激減するだけで、感想自体はこれまで通り毎週UPしていきます。
 むしろ本誌発売からのタイムラグが減って、かえって結果オーライになるかも?(爆)
 そういうわけで、誠に勝手ではあるのですが、どうかご了承ください。(m(_ _)m)  


 とりあえず、今回はいつも通りに。
 それではいってみましょう~。





 週刊少年ジャンプ2014年45号掲載。
 掲載順第4位
 第89話 【朝はまた来る】
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 見事美作を撃破し、決勝進出を決めた創真!!

 これにて、創真の料理人をやめるという件と、それに伴う退学の件は文字通り破棄されることに。
 決着が付く前に分かっていた事ではありましたが、やっぱりホッとしました。
 ああ良かった。(^^)


 創真の完勝に納得できない美作でしたが、ここでやはり創真は差し出します。
 どんな文句も封じ込める自分の料理を(笑)。

 口にする美作。
 やっぱり彼も「ゆきひーランド」へごあんな~い(笑)。
 角崎達はライド系のアトラクションを楽しんでいましたが、美作はコーヒーカップに恍惚。(やはり彼も女子高生スタイルに/(^^;A))
 一緒に乗ってるソーマピエロなんて可愛いんだコンチクショウ!!(><)

 夢の国の心地よさによって思い起こされる、幼き頃の思い―――





 意外や意外。
 昔は品の良いお坊ちゃんだった美作。
 彼の根の真面目さや几帳面さはここらが由縁になっているのでしょうね。

 昔から手先が器用で「模倣」に秀でていた美作。
 ですが、父親からは「信念が無い」と否定され、挙句の果てに遠月学園に放り込まれてしまったという。
 美作は、ただ、父親に認めてもらいたかっただけなのに。


 ここの美作の境遇、少しだけ創真と似ていますね。
 認めてもらいたい人物であった父親から、自身の意思とは関係無しに遠月学園に放り出されたところが。
 もっとも、創真は元々父親との仲は良好でしたから、美作のように歪みはしませんでしたけど。


 そうして、どんどんダークサイドへと堕ちていった美作。
 勝者が正義。
 
それが全てである「食戟」という勝負を異常なまでに繰り返したのも、自分を否定した父親への反発と共に、勝つことで自分の才能を証明させようという思いがあったからなのでしょう。
 相手の料理に「一歩」だけ手を加えるというやり方に固執していたのも、父親に勝ったそのやり方を正当化するためだったのですね。


 やがてそんな暴れざまが叡山の目に留まり、彼の傘下に入ることになったのでしたか。





 創真が勝利したことによって、美作はこれまで奪ってきた包丁を失うことに。
 そして創真は、取り返した包丁は全て元の持ち主に返す、といつの間にか契約内に入れていました。

 元の持ち主達の元に戻っていく包丁。
 第76話で伊武崎が話していた、母親の形見だった包丁を奪われた子も無事に取り戻し、創真にお礼を。
 女の子だったのですか☆(回想の後姿を見るに、男とばかり・・・)
 なんにせよ、良かったね。(^^)  

 創真には感謝の意が送られますが、美作には皆一様に嫌悪の視線を。
 当然の報いでしょう。これまで彼が犯してきた事を考えれば。
 でも。
 たった一人に大勢が敵意を向けるのは・・・、やはり見ていて気持ちの良いものではありません・・・。



 負けてしまった以上、これが潮時。
 敗北とこれまでの罪を認め、遠月を離れて料理ももうしないと言う美作。


そこに下った創真の一撃☆☆☆




 何気に創真の攻撃って、けっこ~~~威力が高そうだよね。(^^;)



 「それじゃ俺が食戟受けてやった意味ねーじゃんか」

 ごもっとも。(⌒⌒)
 創真は美作を「倒す」とは言ってますが、「料理人をやめさせる」とは一言も言ってませんよ?



 ひとつだけ、最後に残った包丁。

 それはタクミの物―――メッザルーナ。

 タクミが会場に来ていたことに気付いていた創真。
 ここでタクミに話しかけますが・・・その顔。
 創真、キミわざと言ってるでしょ?絶対分かってて言ってるでしょ?

 そしてやはり、受け取るのを拒否したタクミ。
 次に口にしたのは、美作への再戦布告。
 それは裏を返せば、勝ち逃げは許さないという事。
 料理人をやめるなということです。

 そしてそれは創真に対しても。
 ここでもメッザルーナを食戟で取り返すと宣告。
 それも裏を返せば、創真との再戦の約束は無くなっていないということです。

 そうして、直接的な言葉を掛けずとも、タクミに闘志を取り戻させた創真。
 ホント創真さんって、天然の策士♪

 「どうしようもない負けず嫌い」
 そう創真は言ってますが、きっとこれは自分の事も言ってるのでしょうね。
 自分と似た誇りを持ち。
 自分と似てプライドが高く。
 自分とよく似てて凄い負けず嫌い。
 だからこそ、創真はタクミを理解し、信用してくれていたわけです。(^^)



 美作に目線を合わせ、語りかける創真。(こういうところに感じ取られる、彼の優しさ)
 説いたのは、自身の料理人論。
 どんなに凄惨な失敗をしても。
 どんなに壮絶な屈辱を味わっても。
 “朝”が来る以上、前に進まなければならない。
 それが料理人―――「道を歩むもの」だから。 


 創真のその言葉に感じ入る恵達。
 ・・・そして、観衆らも。


 お前もそうだろう?と美作に告げ、立ち去る創真。
 自身を「料理人」と思っているのなら、醜態を晒す負け方をしても、誇るものが無くなったとしても、料理人でい続けろ。
 込められていたのは、そういうメッセージ。
 本当に創真って相手の言葉を巧みに掬い取る子ですよね。
 まさに『言葉の支配者』に相応しい言い様でした。



 今度は、ちゃんと届いた創真の言葉。
 それと彼の料理によって・・・・・・・・・・

 ハイ。

美作昴の創真流浄化 完・了(笑)。

(さすがはソーマピエロ・・・。「可愛い」だけでは終わりません。(^^;A))

 



 創真の発言の矛盾点にちょっと呆れる郁魅。
 それに賛同しつつも、恵は。
 「でも・・・創真くんらしいよね」
 ごもっとも。(⌒⌒)
 誰かの為ならば、自身を賭けることを全く厭わない。
 それが幸平創真という子ですよね。

 ここの恵の笑顔。
 完全に恋する女の子のそれです。
 創真を分かってくれている恵。
 もう恵になら、安心して創真を頼めますよ。(←姑か)



 再起し、改めて再戦を約束したタクミ。
 だからこそ創真は安心して、これまで通り“上”を目指すことができます。

 会場を後にしがてら、えりなを挑発してくれる創真さんが最高♪
 さて、えりなのそのセリフはいったいいつまで言えることやら。

 ・・・言えない・・・Sうさぎの目には、ここの創真の指が中指に見えるなんて言えない・・・っ。





 沸き立つ歓声。
 それは、引き続き行われる第二試合開始に向けられたもの。

 そう。

 黒木場VS葉山の勝負がいざ始まります!!

 ・・・ここの二人、「黒と白」というより、もはや「闇と光」だな・・・(汗)。


 

 

 


 

 

 

やはり、温かい終結となってくれましたね。(⌒⌒)


 

 

 本当に今回は見事な構成と言わざるを得ませんでした。
 創真の姿を軸にしつつも、彼の独壇場にさせるのではなく、タクミや他の学生達の姿も通して美作に大切な事を伝えたその流れには、深い感銘を受けました。

 今回のVS美作戦は、これまででもトップクラスの「深さ」が込められた話でしたね。
 それでも、創真が語ったのは最低限の言葉だけ。
 あとの部分は、タクミや自分の料理に任せたというのが、これまた彼らしい限り。
 そもそも美作を改心させる今回のくだりは、創真自身の勝利とタクミの再起が無ければ出来なかった筈。
 そこを何の迷いもなく賭けるあたり、いかに創真が自分とタクミを信じていたのかを、改めて実感させられます。



 前回までが沸き立つ格好良さなら、今回は染み入る格好良さ。
 そしていつだって変わらない、大きな温もり。
 そんな尽きぬ魅力を持った子、創真。

 彼が説いたのは、「自信」」や「誇り」のさらに“その先”。

 美作の料理を「信念の無いもの」と否定するのではなく、説いた「信念」は料理人としての生き方。
 改めて、彼の寛大さに感服させられました。

 ・・・どうして創真の言葉って、こんなに深いんだろう・・・。
 相当な修羅場を潜らないと、こんなにも深く、重い言葉は言えないと思うのですが・・・。 


 
 そんな創真の言葉を裏付けてくれたのが、涙を浮かべてまで、自分の道具が戻ってきたことを喜んだ学生達。
 それだけ、彼らは道具への愛を、ひいては料理人の「道」を捨てていなかった者達だったということです。
 形ある物を奪っても、誇りや意志を奪うことは出来ない。
 それを彼らが証明してくれましたね。

 そして、そんな彼らを代表してくれたのが、タクミ。

 ・・・考えてみると、以前の創真ではこういう解決の仕方は思い浮かばなかったのではないでしょうか。
 編入した頃は、 遠月の生徒達を「プロの世界を知らない奴ら」と、甘くさえ見ていた創真。
 ですが今回、タクミや他の生徒達の姿を介して、自身の料理人論を説いた創真。
 それは、今や彼らも一人の「料理人」として認めているから。

 あの頃とは確実に変わった創真。
 そんな創真の姿に、学生達も彼への見方に変化が。
 着実に、創真の成長と共に彼の周囲にも変化が起こりつつありますね。 
 タクミという、創真のこれまでの価値観を大きく変えてくれた存在を介して、非常に上手く繋げてくれたなあ、と思います。



 第一回戦の裏キーワードは「着目点」と「温かさ」でしたが、今回は「信用」と「理解」だった第二回戦。
 「秋の選抜」という“上”を目指す勝負の中で、創真は同時に“横”の繋がりも広げていっていると、今回を読んで感じました。




 さて、いよいよ次回から、創真の決勝の相手が決まる争いが始まります。
 それらに関連して、
今後の予想を諸々。

 まずは今回改心してくれた美作。
 彼も今後、郁魅と同様に、心強い創真の仲間になってくれそうですね! 
 彼ほど初見から「良いキャラだ!!」と好感を抱いたのは、正直なところタクミ以来ですから。
 何より、「美作」という、「創真」と並ぶ意味深い名を持つ彼。
 その個性的なキャラを活かした、面白くも頼もしい味方としてのこれからの活躍を、非常に期待しています!!(><)

 一方で、眼に力は取り戻したものの、表情は晴れていないタクミ。
 これからしばらく、タクミは自分だけの「武器」を手に入れるための模索期間に入ることになりそうですね。
 今回美作という共通の相手に対し、一方は接戦の末完敗、そして一方は完勝と、明確に差が出てしまったタクミと創真。
 実際「イケメンカルテット」のメンバー中で見ても、タクミ以外の三人は審査がより厳しかったAグループで、しかもタクミより点数が上でした。
 明らかに、タクミは彼らより一歩遅れてしまっています。まさか、附田先生はここまで考えて予選の点数をつけていたのでしょうか?だとしたら・・・もはや神!!
 ですが、苦い敗北を味わった分、タクミはこの差を一気に埋める大きな成長を遂げてくれることでしょう!!
 ・・・メッザルーナを取り戻すまでは、創真とのコント(←)もお休みになっちゃうのかな?
 それはヤダな~。くすん。

 そして・・・。
 依然として心配なのが、
叡山の存在。
 創真を潰す刺客であったはずの美作に、見事勝利した創真。
 ですが、肝心の首謀者が勝負の最中に全く姿を現さなかったのが逆に不安を感じます。
 曲がりなりにも十傑の一人であり、一色先輩もやり方を危険視している程の人物が、これでなりを潜めるとは到底思えません。
 美作を倒した以上、創真は決勝戦で相当な試練に襲われてしまいそうな予感がしてしまい、かなり心配です。

 ちなみに次回から始まる黒木場と葉山の勝負の行方ですが、私は黒木場が勝つと予想します。
 「イケメンカルテット」中、いまだに一番素性が明かされていない黒木場。
 正直なところを言わせてもらうと、葉山やアリスでさえも彼の「隠れみの」だったのではないかと思っているぐらいなのです。
 それだけ私が黒木場にかなりのものを感じているというのもありますが、彼が勝利して決勝に進むと2人の人物の“格”が保たれることになるのですよ。
 1人目がアリス。
 彼がかなりの強者と示されることで、そんな彼の主であるアリスも“格”が保たれることになります。
 そして2人目が恵。
 黒木場が決勝まで進めば、そんな彼といい勝負を繰り広げた恵の“格”も維持されることに。
 第一回戦で負けたという結果に終わった二人ですが、黒木場の力が示されることで彼女らの実力も決して低くは無いということが裏付けられると思うのです。
 まあ単純に、創真といまだに交流を持っていないだけに、この大舞台で初交流の初勝負を派手に繰り広げてもらいたいというのが一番の理由ですが(笑)。

 はてさて、「洋食のメイン一品」という第二回戦のお題。
 果たして黒木場と葉山はどんな料理を作ってくるのでしょう?(海鮮系が得意ジャンルなこと、そしてスペイン料理のプロである角崎が審査員にいることから、黒木場はパエリヤとかかな?)



 次回はセンターカラー。
 前回のカラーは創真と美作のコスプレイラスト(笑)だったから、今回はやはり黒木場と葉山のイラストとなるのでしょうか?