ひょんなことから3連休をゲット☆(うちの職場は三連休が取れたら奇跡レベル)
この滅多に無い機会を活かしたい、ということで考えた結果・・・。
明日から泊りがけで東京に行くことにしまーす☆
目的は只今開催中の『少年ジャンプ展』!
第一期は知ってる作品もそれほど多くないので、行くかどうかずっと迷っていたのですが・・・。
やっぱり現ジャンプ読者として、創成期からしっかり知っておくべきかと思って。(^^)
ついでに以前から気になっていた自由が丘あたりものんびりまったり散策してみたいと思います♪
迷子にだけはならないように気を付けて(爆)。
『ソーマ』の感想記事やら色々と溜まっている中で大変申し訳ない限りなのですが、どうかもうしばらくお待ちください。
それではいってきまーす!
週刊少年ジャンプ2017年41号掲載
掲載順第12位
第230話 【勝利をねらえ!】
サブタイを見た時点で予感してました。
嫌な予感を(苦笑)。
堂島先輩から依頼され、わざわざ出向いてくれた四宮。
この機会に、創真は城一郎に師匠を紹介。
四宮は城一郎の事はあまり知らなかったようですね。
顔はよく知らなかったとしても、『才波 城一郎』という名を知れば気付くかもしれませんが。
四宮からも指導してもらえるなら百人力、と有難がる創真達でしたが・・・
恵にとってはプチトラウマのフラッシュバックという事態に。
さあどうなる恵?
さあどうする四宮??
と、ここで扉絵。
恵と四宮のツーショットです。
これは第110話の扉絵だった創真と四宮のツーショットを思い出させますね~。
そういうわけで本編でも・・・♪
時間軸は元へと戻り、3rdBOUTのテーマ食材の抽選へ。
恵が引いた食材は―――「りんご」!
応用も効き、本来ならば悪くはない食材ですが、如何せん対戦相手はスイーツのスペシャリスト。
りんごはまさにうってつけの食材です。
極星寮の仲間達は「せめて野菜だったら・・・!」と悔しがってましたが・・・。
野菜だろうが果物だろうが全く問題ないでしょ☆
だって。
どちらも“大地の恵み”ですもの。(^^)
再び回想へ。
四宮とのマンツーマン指導が始まる恵でしたが・・・。
案の定、「お約束」の連発★★★
四宮のツッコミがごもっともなのである。
ハッキリ言っちゃう創真さん。
そんなどストレートなキミが好き。
そして数時間後・・・。
依然としてぎくしゃくな関係に頭を抱える四宮。(頑張れ)
でもって恵はこの在学中に一体いくつ「人の字」を飲むことになるんだろう・・・。
そんな四宮に話し掛ける堂島先輩。
依頼したのは自分からではあるものの、四宮が二つ返事で了承してくれたのは意外だったとのこと。
そんな堂島先輩に「ただの気まぐれ」と返す四宮。
薊政権なんてものはどうでもよく、関わるつもりなどそもそも無かったと。
でも・・・
“頂点”への道を歩む中で、自分の店を持ち、自分に付いてきてくれるスタッフ達を得て。
そんな中で、次は自分が誰かを導く番かもしれない―――そう思った時。
頭に浮かんだのが創真と恵の顔だったのでした。
★。.::・'゜☆。 \(T▽T)/ ☆。.::・'゜★
このコマ今週のベストシーン確定。
創真&恵派にとっては至高以外の何物でもありません
遠月学園のためでもなく、日本の料理界のためでもなく。
四宮が動いた理由は
創真と恵のため。
そんな四宮の思い遣りが嬉しいやら喜ばしいやらで大変です。
ですが、残念ながら四宮は筋金入りのツンデレ(笑)。
ツンな態度に恵が萎縮したままでは指導もままなりません。
でも優しく励ます四宮なんて四宮じゃない。(←おい)
というわけで、四宮はどうしたかというと。
四宮:「根性だ!!」(どがぁぁん)
ごもっともーーーーー!!(Σo(><))
こういう根性論大好き!!
分かりやすくって最高!!
いきあたりばったり的な根性論は好きではありませんが、事実に基づいた根性論なら大歓迎。
「敵と戦う以前の特訓段階でビビってたら勝てるものも勝てない」というお言葉が正論すぎてもう。
そんな四宮の発破を受けた恵は・・・
・・・。
(そっとジャンプを閉じ、目を瞑ること3分)
うん・・・、また一つ、恵は一皮剥けたんだね・・・うん・・・。
・・・まあ、なんだ。
そういうわけで無事?恵も吹っ切れ、ようやく本腰を入れて特訓できるようになったのでした。
皆の勝利のために。
いざ挑まんとする恵。
そんな恵の姿に、この二人が奮い立たないわけがないわけで。
創真の言う恵の“覚悟”とはやはり、2ndBOUT時の久我達のように、例え負けてでも相手の消耗を優先させて「次」へと繋げようとしているのでしょうかね~。(どう考えても体力制には納得も理解も出来ませんが)
創真とタクミもいざ出陣。
彼らのテーマ食材は・・・
創真の第1カードは「バター」!
タクミの第2カードは「牛肉」!
かくして3rdBOUT開戦です!!
附田先生のツイッターによると、今回の恵と四宮のエピソードは約3年前から書きたいと思われていたとのこと。
そんなにも前から温めていたお話だったとは☆
でも確かに当時から四宮の[レギュム(野菜料理)の魔術師]に始まり、恵の[レギュムのコロポックル]やら[レギュムの雪ん子]やら色々盛り上げられていましたからね~(懐)。
[レギュム(野菜料理)の師弟]という関係に収まるのも非常に納得。
創真のどストレートさと四宮のツッコミにコメントしてくれていたのも個人的に嬉しかったです。(^^)
・・・それにしたって・・・。
ジ●ジョのパロディといい、恵って女性キャラで一番ブッ飛んだ描写されてません?(半目)
普段が気弱で地味でオドオドしている分、反動がデカくなるのでしょうか・・・。
本当にこの作品のキャラは一癖ある子達ばかりだなあ・・・。(そこが面白いんですけども)
作画面でも、まさかこの漫画でシャボン玉背景が見られるとは思いませんでした。
本当に佐伯先生はその才能の使いどころを間違えていらっしゃる。良い意味で。
これで実質共に、創真と恵は兄弟弟子に♪
かつて三周年記念考察にて、「タクミ・葉山・黒木場ら三大ライバル達が、四宮を介して創真との縁がより深まれば面白いかも」といったような予想を述べたこともありましたが・・・。
彼らより先に恵がその座に就いちゃうとはね☆
でもこれはこれでよし!!(Σd(^▽^))
勝手に四宮を「師匠」呼びする創真。
勝手に四宮を「コーチ」呼びする恵。
やっぱりこの二人はお似合いのカップルです。
こりゃ創真と恵が結婚する際には四宮は仲人役決定ですね♪(←)
さて、こうして四宮コーチ(苦笑)から直々に指導を受けた恵ですが、果たしてどんな戦いが展開されることになるのでしょうか。
第3カードのテーマ食材は「りんご」。
作中では茜ヶ久保ももに有利と言われていましたが・・・、恵にとっても有利ですよ?
だってりんごなんてそれこそ東北の果物の代表中の代表☆
日本の生産量のほとんどを東北地域だけで賄っているんですから。(うちの地元も結構な産地です)
恵にとっては、果物の中では最も馴染み深い品と言えましょう。
そういうわけで、テーマ食材における有利性はお互い五分。
冷菓やジャムなど幅広い分野に応用可能なりんごですが、茜ヶ久保ももはスイーツの中でも特に焼き菓子が得意なこともありますし、りんごの焼き菓子を作ってくると予想します。
ざっと思いつくだけでも、アップルパイ、タルトタタン、アップルクーヘン・・・。
茜ヶ久保もものことだから、外観も綺麗なお菓子を作ってきそうですね。(実際前回でも「可愛いものが好き」という、見た目にこだわる発言もありましたし)
対して、恵は一体何を作るのか。
りんごは料理にも充分使える食材ですが・・・
恵は普段はあれほど気弱でビビリなくせして、四宮や黒木場との勝負から分かるように意外と大胆なまでに相手の土俵に乗った正攻法な手段を用いてきますからね~。
その事から考えてみても、恵もお菓子を作ってきそうな気がします。
数あるりんごを使ったお菓子の中で、ちょっと恵にリクエストしたいお菓子がひとつ。
それは『タルトタタン』。
りんごの焼き菓子についてちょこちょこ調べていたところ、偶然タルトタタンのルーツを知ったのですが・・・
これがまあ、滅法興味深いエピソードだったんですよ!
言い伝えによると、タルトタタンはとある“失敗”が切っ掛けだったとのこと。
その“失敗”を挽回しようと工夫し、出来上がった物を型からひっくり返して出してみたのが新たなお菓子の誕生の瞬間だったという。
ちなみに。
そんなタルトタタンはフランスの伝統菓子です☆
失敗を挽回するための創意工夫、それによって生まれた「予定を超えた凄いもの」・・・。
ね?
地獄の合宿時で四宮と衝突した原因や、創真の信念と重なりません?
こういういきさつがあったため、是非とも恵には『タルトタタン』を作ってもらいたいと思った次第です。
勿論、恵独自の工夫や気遣いが込められた、ね。(^^)
一方の創真達はというと。
第1カードの「バター」は、寿司職人である斉藤綜明にとってはかなり不利な食材です。
これはラッキー。
でも・・・。
斉藤綜明も伊達に十傑ではありません。
寿司以外でも、きっとかなりの腕前を持っているに違いないでしょう。
「和」のイメージがかなり強いキャラだけに、どんな料理を作ってくれるのか逆に楽しみなところがありますね。
バターも汎用性は高いものの、メインにするには・・・ちょっと難しい食材かと。
バターなんて油脂の塊をメインにした場合、どうしてもクドく重い品になりがち。
豊かな風味を活かしながら、いかにクドさをカバーするか。そこがポイントでしょうかね?
第2カードは「牛肉」。
牛肉といえば、郁魅の得意中の得意分野。
郁魅も感嘆するような牛肉料理を期待します♪
それにしても、創真との食戟では「鶏肉(地鶏)」でしたが、今度もお肉ですか叡山・・・(苦笑)。
なんか、今回の3rdBOUTはいずれのテーマ食材も応用性豊かな食材ばかりですね☆
某有名ジャンプ感想サイト様でも仰っておられたことなのですが、確かにこれらの食材ならば、創真ら反乱軍全員がそれぞれのテーマ食材三つを全て用いた料理を互いに連携し合いながら出してきてもおかしくないと思います!
・・・でも。
敢えて、私は別の予想を立てさせて頂くことにしましょう。
今回の冒頭で「“個としての戦力”が求められる戦局もある」と述べられていたことから、少なくとも第3カードは恵単独による闘いとなるかと。
四宮との特訓で得た成果がメインに描かれると思います。
料理面は上記で述べた通り。
そして創真とタクミの方は、「世界」を意識した料理を披露してくれることを期待しています。
斉藤綜明も叡山も、「己の料理」、ひいては「己の世界」しか見ていない人物です。
対する創真とタクミは、二人とも「出会いによる世界の拡がり」を理解している人物。
これまで焦らしに焦らしてきた「チームワーク」を、最もお互いの出会いによって良い影響を受けた二人が披露してくれることを心から期待しています!!
だって。
ラストがあれほど良い感じの“引き”だったのですから!!(>▽<)
週刊少年ジャンプ2017年40号掲載
掲載順第11位
第229話 【3rd BOUT】
連帯食戟の一日目が終わり、翌朝。(え?前夜のエピソードは無し?)
宿泊先のホテルにて、3rd BOUTに向けて三者三様に士気を高める反乱軍代表トリオ。
・・・ホント三者三様に(苦笑)。
創真はアリスと黒木場とでトランプ。(葉山はどこ?)
そんな様子を観戦しているえりな。
郁魅も気付いているように、一緒に混ざって遊びたいのが見え見えです(笑)。
えりなはトランプ遊びが、しかも「七並べ」が特に好きですからね。(※公式設定)
あ、創真が勝った。わーい♪
と、そこへ茜ヶ久保ももが。
叡山と斉藤綜明は先に会場へ向かったとのこと。
ちなみに司と竜胆先輩は昨日の消耗のため、まだ部屋で休んでいるそうです。
あそ。
出会ってすぐは人見知りが激しいものの、時間を置けば結構喋る人物だった茜ヶ久保もも。
「可愛いもの」が好きと言う茜ヶ久保ももは、創真達にも次々と「~みゃん」「~にゃん」といった猫の鳴き声系のあだ名を付けていきます。
で、創真は斉藤綜明の「“そう”みゃん」と被ってしまうため・・・
「幸ひゃん」。
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「幸ちゃん」の方がかわいい。
(どどーーーん)
ですが、そんな様子を一色先輩だけは神妙な面持ちで見ていました。
何故なら、茜ヶ久保ももがそういったあだ名で呼ぶ場合は相手を格下と思っている時のみだったからです。
なんという・・・!
ということは、斉藤綜明も格下に見ているという事ですか!?
てっきり仲が良いからそう呼んでいたのだとばかり思っていたのに。
なので、こうも考えていたんですよね。
附田先生も茜ヶ久保ももと斉藤綜明は仲が良いと仰っていた事から、ひょっとしたら3rdBOUTでこの二人が連携してくる可能性もあるかもしれない・・・と。
ですが、この事実判明によってその可能性は消滅。
やはりセントラル陣は一貫して連携を用いなさそうですね。
そんな茜ヶ久保ももは、恵もあだ名で呼び・・・
威圧たっぷりに挨拶するのでした。
・・・ん?
この様子だと恵の対戦相手って・・・。
恵を案じるタクミとえりな。
そんな中で、創真だけは内心描写が全く描かれていないんですよね。
それが逆に思わせぶりという♪
場は試合会場へと移り、本番開始に向けスタンバイする創真達。
タクミの声掛けに、恵はお守りを手にしっかりと答えます。(お。このお守り随分と久し振りに見たなあ~。)
そんな恵に微笑む創真。
頑張る恵を見守る創真の描写は、やっぱり何度見ても好き。(^^)
恵、タクミ、そして、創真に声を掛けるえりな。
「頑張ってね」
(⌒▽⌒)
あのえりなが・・・。
これまでは郁魅にも、新戸にでさえも、相手を応援する際は「期待しています」という上から目線の発言(&表情)しかしてこなかったというのに。
こんな“対等”の言葉を掛けてくれるとは。
掛けられるようになったとは。
感慨深いです。
そうして発表される3rdBOUT対戦カード。
【第1カード】
幸平創真 VS 斉藤綜明
【第2カード】
タクミ・アルディーニ VS 叡山枝津也
【第3カード】
田所恵 VS 茜ヶ久保もも
・・・・・・・・・・。
おい。なんで創真だけ紹介文が悪口だらけなんだよ。(タクミのはまともなのに)
ほんといい加減にしろ(怒)。
ところで。
ここの恵、いい感じに美少女に描かれてるな~と思ったのは私だけ?
落ち着くよう、自分に言い聞かせる恵。
これまでの特訓を思い返しながら。
指導してくれた堂島先輩や城一郎達、そして―――
師匠ーーー!!??
はい、そういうわけで。
栗うさぎによる対戦カード予想
盛大にハズレました。
(/(^0^)\)
一つも当たりませんでしたよ。一つも。
見事すぎていっそ笑えてきます。あっはははー。
う~~~ん、おっかしいな~~~。
タクミや恵はともかくとして、創真が茜ヶ久保ももと当たる可能性は結構高いと思ってたんですけど。
タイムオーバーのため前回感想時に述べそこねた事なのですが、この遠月革命編が始まって以降、創真が闘ってきた相手っていずれもえりなのマイナス面的ファクターを持つキャラばかりだったんですよね。
叡山は「創真への私怨」において。
葉山は「本心から目を背けるところ」において。
寧々先輩は「柔軟性の欠如」において。
そして。
司は「己の理念に合わないものは無情に排除しようとする点」において。
あと残りのセントラル陣の中では、茜ヶ久保ももが一番えりなと共通するファクターがあるじゃないですか。
「子供っぽさ」において。(核爆)
・・・まあ・・・。
無理矢理こじつければ、えりなと斉藤聡明の共通点もあるといえばあるのですがね。
それは、「役」を演じているところ。
斉藤綜明は「武士」という役を。
そして、えりなは「女王」という役を。
今回の勝負を通して斉藤綜明のキャラがより掘り下げられたならば、えりなとの共通点も見えてくるかもしれませんね。
さて、気になる勝敗の行方ですが、これは創真とタクミが勝利し、恵が敗北を喫すると予想します。
恵の勝利の可能性として強力な助っ人が参入してくれたものの、これまでの展開で散々思い知らされてきたように、この作品は徹底して「現実」というものを貫いてきますから・・・。
今回ラストの展開にひとしきり驚き喜んだ後、冷静になってみると・・・この展開に少し似たようなエピソードがあったことを思い出したんですよね。
それが、創真と司が初めて料理勝負を行った時。(第163~164話)
あの時も創真は四宮との修行で得た成長を己の料理に存分に詰め込んだものの、実力差を埋めるまでには至りませんでした。
あれほど創真にとって「最も大切なもの」が関わっていた勝負だったというのに・・・。
なので多分今回も、恵の勝利の可能性は低いかと。
ですが、この対戦カードは恵自身が言いだしたということですし、きっと彼女なりの考えがあるのでしょう。
その考えが成就するよう祈っています!
逆に、勝つ可能性ほぼ100%なのがタクミ。
むしろ勝たなきゃおかしいレベル。
だからこそ、この勝負では「タクミの勝利以上のもの」を期待します。
タクミも叡山もお互いに創真に強い闘志を持つ者同士ですが、その感情は正反対。
そんな「幸平創真という人物への見方」を此度の勝負で描いてくれたらならば、個人的には願ったり叶ったりですね。
創真に対する闘志の一種の形として、『つきかげ』での特訓時(第201話)に見せてくれたようなアレンジの応酬による連携をタクミが創真と披露してくれたら、それこそ文句無し!!
ケンカしつつも協力し合う創真とタクミの姿・・・是非見たいところです。(単行本24巻78ページ2コマ目は今でもお気に入り♪)
附田先生が創真を斉藤綜明という関連性の薄い相手と組ませたのも、多分「本当の連携プレー」を存分に披露させるつもりだからではないでしょうか?
「美作の仇討ち」という縁はあるかもしれませんが、斉藤綜明は美作を全く侮辱したりせず、とても好感の抱ける形で認めてくれていましたからね。(^^)
そんな相手に「仇討ち」なんてのは、創真の性格から考えてもまず無いでしょうから。
単独勝負ならば五分五分といったところでしょうが、誰かのサポートが得られれば間違いなく創真は勝てるでしょう。
城一郎や堂島先輩が介入してきた時点でもう誰が登場しようがおかしくないと思ってはいましたが、まさか四宮師匠も直接指導してくださるとは思いもしませんでした。
しかも恵に。
でも確かに、地獄の合宿時に四宮が(未遂ではあるものの)勧誘したのは創真と恵でしたものね!!
凄く納得。
そして凄く嬉しいです。(^^)
次回は修行内容と並行して、各テーマ食材が決定されるといった内容でしょうかね?
創真は1stBOUTがあまりにもアレだったこともありますし(苦笑)、さすがに今回は斉藤綜明に有利な食材である「魚介類」には当たらないで欲しいところ。
恵は「野菜」が当たってくれれば俄然期待が高まりますが♪(スイーツにも合うしね)
四宮師匠の指導は厳しいでしょうが、恵も決意が固まれば根性のある子ですし、きっとついて行けることでしょう。
むしろ。
この事を知った乾日向子サンの反応が気になってしょうがない・・・。(^^;A)
いや~~~今回は感想を書くのに四苦八苦。
本編を読んだ方ならお分かりかと思いますが、湧き出る不平不満を落ち着かせるのが、もうとにかく大変だったもので・・・。
そういうわけで、今回の感想の大半(特に前半)はかなりダークネスな内容となってしまっています。(これでもかなり抑えたんです)
どうかご了承ください。
週刊少年ジャンプ2017年39号掲載
表紙&巻頭カラー
第228話 【希望の連帯】
アニメ制作好調!ということで今回は表紙&巻頭カラー!
センターカラーはほぼ月一回ぐらいでありましたが、表紙&巻頭カラーはかなりご無沙汰。
え~っと確か・・・、前の表紙&巻頭カラー回は連載4周年突破記念であり葉山との決着回でもあった、第191話【熱戦の果てに】だったかと。
あの回は去年の11月頃だった筈だから、約9ヶ月振りかあ~・・・・・・・・・・わお。
表紙は至って王道のイラスト。
創真はやっぱり格好いい。
巻頭カラーの方はというと、まずは竜胆先輩によるアニメ第三期の報。
やっぱりこういった一人司会はアリスや久我や竜胆先輩がハマリ役☆
アニメ放送開始が今秋10月ということで、見開きの扉絵も現十傑陣となってます。
そんないつものダジャレはともかく。
主人公がWサインしかしてないんですけど・・・。(T‐T)
では本編へ。
完敗を喫してしまった久我・女木島・美作ら反乱軍。
その敗因理由はというと
美作の場合は「隠し包丁」の入れ過ぎだったとのこと。
は?
いえ、これが美作ではなく他の料理人だったならば、素直に納得できましたよ。だけど。
よりによって人一倍優秀な模倣スキルを持つ美作にその敗因理由ですか???
しかもこれまでの模倣よりも更に進化させたという[周到なる追跡・閃]をあれだけ披露しておきながら。その理由って。
しかも作中で「勝敗を分ける一貫」としっかり述べられていながらも、アレンジの軍艦巻きには一切触れていないというこの雑さ。
アレンジが評価のプラスになったのかマイナスになったのか。
それすらも全然分からないというこの消化不良感は酷いものがあります。
例えばですよ。
例えば、まぐろ一匹一匹の個体差によって隠し包丁の入れ加減が変わってくるとか、視覚的には完璧にトレースすれども、握りによる絶妙な力加減はトレースしきれなかったとかいう理由だったならば、個人が積み重ねてきた経験の差という理由がごく素直に納得できたと思うんですよ。
作者の狙いとしては、薊の教育指針である「模倣」に対する抗議の意味で美作を敗北させたのかもしれません。
それと同時に、「相手を見る」ことが重大なポイントである今回の連帯食戟において、まさに相手を「見る」スキルである[周到なる追跡・閃]だからこそ「見落とし」という繋ぎ方にすることを狙ったのかもしれません。
ですが、もしそうだったとしても。
この敗北理由は美作が頑張ってくれたこれまでの過程を踏みにじってしまっていると思います。
久我の敗北理由については案の定といったところ。
女木島先輩に至っては一切説明なし。
これは間違いなく竜胆先輩の実力開示を避けた形ですね。
なんてったって附田先生は温存の鬼ですもの。
別名焦らしの鬼。
こうして圧倒的実力を見せつけた十傑上位陣。
この勢いのまま、次なる闘い3rdBOUTも続けて出ようとする竜胆先輩ですが・・・
はぁ?
料理勝負で消耗してしまい、次の戦いまでに全回復できそうにもないってどういうこと???
確かにこれまでも勝負後の体力消耗描写やノックダウン描写はありましたが、それらはお色気リアクションと同様に一種の演出表現と私は解釈していました。
料理「バトル」漫画として分かりやすくするための演出と。
ですが、それを現実に持ってこられると・・・。
これはあれでしょうか。
通常はイメージとして描かれているお色気リアクションが現実に反映されてしまった、「おさずけ」(第189話)と同じようなものなのでしょうか。
あの意味不明な後付け設定も全く受け入れられませんでしたが・・・
これはそれ以上に受け入れられません。
確かに真剣勝負に身を投じた際は、多かれ少なかれ心身の消耗はあることでしょう。
ですが。
丸一日かけて休まないと全力で挑めないとかほざいていたら、とても“現場”で戦い続ける事なんてできませんよ!!
実際“現場”で働いている者として、この展開は“現場”を舐めた発言にも感じられて、不快を通り越して軽い怒りさえ抱いてしまいました。
現場なんてそれこそ毎日が「戦場」だっつーの。💢
・・・とまあ、不満轟々だったわけです。
ここまでは。
戦略云々はどうであれ、やはり本気で勝つつもりで挑んでいた事もあり、露骨に悔しがる久我。
「先輩」の職権濫用で憂さ晴らしです。
これが普段だったら「なに創真こき使ってんねん💢」と激怒するところですが、次のコマで瞬時に怒り消滅。
ホント創真のこういう素直すぎて逆に皮肉スキルは天賦の才だと思う。
お茶に映る、自分の悔し顔。
それを一気に飲み干し・・・久我は今回の敗北に納得しました。
この一連の流れは大変秀逸ですね。
敗北を受け入れる久我の成長が、短い行動の中で見事に描かれていたと思います。
そんな久我を見守る創真も良かったですね。(^^)
というわけで、司と竜胆先輩は明日行なわれる試合は出ないことになりました。
もしまた自分と闘いたいのであれば、お前も明日は控えに回った方が可能性はあるかもしれないと創真に告げる司。
ですが、創真は明日は自分も出ると断言します。
自分達はチームで勝ちにきているから、と。
よく言った!!!(Σd(>▽<))
こういう所が創真の非常に大きな強み。
独りよがりな感情に走ることなく、常に大きな視野で今一番大切な事を見失わないでいてくれるんですよね!
それに、にたっと笑いながら司に告げた軽い煽りも非常に創真らしい言葉だなあ、と。
「遠月を取り戻してからでも」と自分達の勝利を前提にしていながら、「たっぷり挑戦できるから」と司達を遠月から追い出そうとは微塵も考えていないという。
こういう生意気さと温かさの凄い絶妙な配分が、個人的に感じる創真独特の魅力ですね。
と、いうことで。
3rdBOUTに出るのは―――
きたーーーーー!!!一年生トリオ―――!!!
(\(^0^)/)
個人的にこの面子は、反乱軍の中で最も安心して見守られる三人です。
進級試験時にセントラル側の策略によって分断させられた時も、タクミと恵が生き残ってくれたことは本当に心強かったですから。
それにこの三人なら、連帯食戟の本当の真価を披露するのにこれ以上なく適任ですしね!
さてさて、気になる対戦カードは一体どうなるでしょうか?
遠月革命編が始まって以降、この傾向が増えてきたと思うのですが・・・
序盤から中盤までは期待を昂らせる面白い展開を繰り広げておきながら、肝心の終盤になると色々と釈然としない決着理由になる勝負が多いように感じます。
これまでは個人的な深読みで何とか解釈してきましたが、今回は流石にその許容量を超えてしまいました。
体力制なんてものを唐突に提示されても、こっちとしては単なるご都合展開にしか思えません。
久我達の敗北を無駄にしないようにという意図があったにせよ、もっと納得のいく形はいくらでもあったと思うのですが。
この作品はイメージはイメージ、(作中における)リアルはリアルと、しっかり区分できていたからこそ読み手もそう割り切ったうえで楽しめてきたと思うんです。
それがここにきていきなりイメージとリアルが混合されるのは、非常に悪手としか思えません。少なくとも、私個人の考えでは。
「おさずけ」共々、もう今後は一切用いて欲しくない設定です。
そんなわけで、今回の中盤まではもうとにかく全っ然素直に読めませんでした。
でも。
またもや導入の上手さに惹き込まれてしまうというね☆
さすがに今度の3rdBOUTこそは、決着共々説得力のある形になってくれることを切に願う次第です。
さてさて、私が最も思い入れのある面子ばかりが揃った、反乱軍の3rdBOUT出場者。
対するセントラル陣は司と竜胆先輩が控えに回った以上、必然的に残り3名の茜ヶ久保もも、斉藤綜明、叡山になるわけですが・・・。
では、いっちょ予想を立ててみましょう!(腕まくり)
どの組み合わせでも面白くなりそうですが・・・
まず最初に言えば、3rdBOUTの対戦図は
創真 VS 茜ヶ久保もも
タクミ VS 斉藤綜明
恵 VS 叡山
と予想してみます。
理由としては、単に実力順に見てこの組み合わせが一番妥当だから
・・・というわけではなく(笑)。
創真 VS 茜ヶ久保もも は、以前残党狩りの際に茜ヶ久保ももの試合を見て創真が闘ってみたいと意欲を燃やしていたことから(第153話)、その伏線回収と読んで。
なにげに創真は駄菓子使いの名人ですし(苦笑)。
タクミ VS 斉藤綜明 は、美作の敵討ち・・・というのもありますが、タクミも日本の心を尊重してくれている人物ですからね。(小説版第一弾参照)
秋の選抜予選では[味の地平を斬り拓く者]として武士のイメージで描かれたこともありますし(第56話)、両者共に和の志のぶつかり合いが期待できそうです。
恵 VS 叡山 はというと・・・。
以前も述べたことですけど、私から見て叡山というキャラは「料理人としての誇りを持っていない、悪役としての四宮」というイメージなんですよね。
薊政権が始動した際に、率先して極星寮を取り潰そうとした叡山。
あの時は創真が代表して戦いましたが、その件から見ても恵と叡山は浅からぬ因縁が。
ここ最近全然活躍の機会が無かったこともありますし、ここはいっちょ、恵にとって最初の食戟であった四宮戦を彷彿とさせるような熱い戦いを期待して、この予想を立ててみます。
・・・と、ここまで述べてみたものの、不確定要素は幾つもあるのですがね。
叡山は創真への報復に固執してしまっていることから、強引にでも創真の対戦相手になりそう。
ですが。
今の叡山と闘ったところで、極星寮奪還時に闘った時とさほど変わらないと思うんですよ。
あの時の戦いから、叡山は全然成長していません。(むしろ退行してる?)
創真も宣言していたように、彼らが再び戦う時は、叡山がきちんと己のこれまでを顧みて、真っ当な料理人としての誇りを取り戻した状態で戦ってもらいたいので。(^^)
そして恵はその献身的な性格から、自分の勝利を捨ててでも創真やタクミを勝たせるためにサポートの方に注力してしまう可能性が。
なにより。
一番の懸念人物は、やはり(元)第四席の茜ヶ久保ももです。
お気付きでしょうか?
さりげに茜ヶ久保ももって、竜胆先輩や司に続いてカラー扉絵に抜擢されているのを。
DVD同梱版第25巻表紙にも描かれていましたし、第175話の連号カラー扉絵でもえりなや司と一緒に描かれてましたし。
佐伯先生のお気に入りだかどうかは知りませんが、地味に優遇されてるような気がするんですよ。
「お菓子」という得意ジャンルは割と早くに明かされたキャラですが、その分野が少々特異だけに油断ならない人物だと思います。
そんな不確定要素は多々ありますが、もし順当に戦いが進めば、今回は反乱軍の全勝になるのではないかと。
創真は仲間達のサポートを得られれば充分に十傑上位に勝てるでしょうし、タクミもテーマ食材がよっぽど不利にならない限り、勝てると思います。
恵は反乱軍の中では最も下ではあるかもしれませんが、なんだかんだで恵も成長していますから。
今の恵なら、十傑下位ならば充分に健闘できると思っています。
っていうか、これからも創真と一緒に歩んでいくならば、これぐらいの実力は必要ですしね。
はてさて、一体結果は・・・?