あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第203話ちょこっと感想

2017-02-28 11:00:00 | 食戟のソーマ

 先日は黒うさぎが暴走してしまい、大変失礼致しました。(m(_ _)m)

 が後悔はしてない。





 さて、本編。
 どちらのチームも、そのメンバー編成だったからこそ創れた料理というのが良かったですね。
 
 味だけで見れば、堂島チームの方が上だったことでしょう。
 イメージにおける服の飛散率が創真の方が高かったですし。(悔しい)
 ですが、単純に「味」だけでは価値が測れないのが料理の面白いところなわけで。
 城一郎チームの方は独創性。堂島チームは協調性を秀だたせ、「引き分け」にしたのは落としどころとして中々上手かったと思います。

 ケンカしてるようでむっちゃ褒め合ってるやり取りも大変微笑ましかったです。(^^)
 これこそお互いが心から認め合っていなければ出来ない事でしょうからね。
 創真もタクミもえりなもプライドが高くて負けず嫌いなだけに尚更。



 そんな特訓の第一段階は上々でクリアできた創真達でしたが・・・。

 ほう。そうきたか☆

 創真の料理から思い出したことや極星寮での生活で教わったこと、仲間達との交流の中で気付かされたこと等、周囲の温かさに支えられて少しずつ、でも確実に薊への“怖れ”に立ち向かい始めていたえりな。
 ですが、私の中ではそれでも、えりなが再び薊の支配下に置かれてしまう可能性は存在し続けていました。

 何故なら、えりなは「父親への愛着」から逃れることは出来ないのでは、と考えていたからです。
 それが最も根深い、最大の不安要因だと。

 この事は第171話の感想内でも述べたことでした。
 えりなが薊に逆らえないのは、その教育法以上に、「親に捨てられてしまうという恐怖」が彼女の心を支配しているから。
 子供にとって、親から捨てられるというのはとてつもない絶望。
 怖い。
 賛同したくもない。
 だけど、拒めない。
 そんな「愛情」という鎖にも、えりなは囚われている、と。

 その最大の不安要素を、仙左衛門は否定するでもなく排除するわけでもなく、逆に肯定してくれたんですね。
 刃向えば父親から捨てられてしまう、と思うえりなの怖れを。
 親子なのだから、それは“刃向う”のではなく“我が儘”。子供が親に我が儘を言うのは何も悪い事ではない、と。

 私から見れば、えりなは当初から人一倍我が儘で甘えん坊な子でしたけどねっ。
 でも・・・。
 世間に対しては「優等生」であり続けたように、親に対してもえりなは「良い子」であり続けようとしていたのでしたか。
 なんだかんだでえりなはアリス以外の親族との交流があまり描かれてこなかっただけに、これは盲点でしたね。

 根っから真面目な子なだけに親に逆らうのはいけないこと、悪い事という考えが硬くえりなの心を縛っていたわけですが、今回仙左衛門に肯定されたことで、えりなはまた一つ“解放”されたことでしょう。
 薊に遠月を乗っ取られた時は「えりなを救ってほしい」と創真に頭を下げた仙左衛門でしたが・・・。
 ちゃんと貴方もお孫さんを救ってくれているじゃありませんか、お爺ちゃん。(⌒‐⌒)



 そういえば、今回テーマに出された料理は『アッシェ パルマンティエ』というものでしたが・・・。
 んなもん知らねーよ。
 と思った方が大多数だったことでしょう。
 実際私もそうですし。

 ただ、全く見たことも聞いたこともない品ではありましたが、ミートソースとマッシュポテトとチーズの重ね焼きという、とても味のイメージがしやすい料理ではありましたね。(おいしそう・・・)

 それらから推移するに、今回出された料理は読者への「試し」に思えました。
 読者がどれだけ料理についてこれるかを測るための。
 今回の料理がもし私達読者にとって馴染み深い品だったなら、城一郎チームの突飛なアレンジに「こんなの元の料理とは別物じゃないか!!」という意見が出たかもしれません。
 かといって、それこそ味も全くイメージ出来ないような料理をテーマに出したら、それこそ読者は“置いてきぼり”になってしまいます。 
 読者の中で定着している「オリジナルの料理のイメージ」と、創真達が創り出す「型破りな料理」。
 共感性と斬新性。
 そこらの境界線をどう引くか、附田&森崎先生は模索しているのかもしれませんね。

 


『食戟のソーマ』連載四周年記念WEB人気投票

2017-02-22 23:55:00 | 食戟のソーマ

 zzz・・・。(三日前からふて寝中)

 ・・・ぱち。(覚醒)

 ・・・むくり。

 

 

 

 ・・・さぁて。
 それでは今回をもちまして第三回目となる、人気投票の結果について述べさせて頂きましょうか。

 はい。
 このブログにお越し頂いている方なら察してくださっているでしょうが、念のため注意喚起させて頂きますね?

 

 

 ここから先は栗うさぎが黒うさぎへと豹変します。





 そりゃもう凄まじい荒れ狂い様です。
 お見苦しい表現の羅列となります。

 今回の結果を心から喜んでおられる心の綺麗な方は、悪い事は言いませんからこれ以降はお読みにならないでくださいませ。どうかお願いします。

 

 

 

 

 では。

 

 

 

 

 スイッチ。

 

 

 

 

 オン★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんともま~~~
露骨な結果になったこと。💢

 

 

 

 

 

 ええ予感してたよ!
 今回もネット投票、しかも複数投票不可という時点で嫌な予感しかしなかったさ!!

 でもって実際の結果はといえば・・・

 

 

 あ゛ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!



 

 端くれとはいえ私もネット界の住民の一人。
 えりなと新戸とアリスがネット界の人気における強者三名だということは常日頃から知ってたよ!
 そりゃもう、事ある毎にちょくちょく名前が挙がってたしね!
 本編で出番が少しでも無いと、「出番はよ」とかすぐに声が上がってたしね!
 今回の投票結果はま・さ・に!!そんなネット界の世論をモロクソに反映してたっつーの!

 

 だがなあ!!!これだけは言わせろ!!!




 まずは一位のえりなぁ!!

 元々おめーは悪役まっしぐらの初期から高い人気を得ていて気に食わんかった!!
 しかも遠月革命編が始まってからというもの、唯一のネックだった創真への盲目的な批判や侮辱をようやく改めやがって、更に好感度をあげやがったな!!
 だが確かにそれだけの魅力がお前にはあるんだよコンチクショウがーーー!!!
 だからっていい気になるんじゃねーぞ!
 少しでも創真を傷つけたり貶めたりしたら、その瞬間に一切の容赦なしでツッコミの串刺しにしてやるからそのつもりでいろ!!
 堂々の一位獲得流石だくそったれーーー!!!💢 💢 💢



 次に二位の新戸ぉ!!

 第一回目の人気投票時は14位で、第二回目は5位。
 ここまでは普通にすげーと思ってたさ!
 だけどトップ3に入るのは頑張りすぎだーーー!!
 出世にもほどがあるっつーねん!!
 えりなとワンツートップ飾れて良かったなコノヤローーー!!!💢 💢



 でもって三位のアリスぅ!!

 おめーも元々安定した人気を得ていたけどな!!
 だけどまさか主人公以上の票数を得ちまうとはね!!!
 確かにアンタも憎めない良いキャラしてるよ!
 してるけども!
 ああもう三位入賞おめでとうだよ!!!うがーーー!!!💢





 そしてぇ!!!

 

 

 

 

 

うわーーーーーーーーーーん!!!!!
創真がまさかの4位だなんてーーーーーーーーーー!!!!!
(。・°°・(TT)・°°・。) 

 

 トップ3にも入れなかったんだなんて嘘でしょ嘘に決まってる嘘だと言ってーーー!!!
 分かってない!!
 皆何も分かってない!!
 創真の魅力を!!重要性を!!全然!!
 少なくともえりなにおいては、創真が振り回してくれなかったら絶対彼女の魅力はほとんど読者に理解されないままだった!
 なのにそんな功労者である創真が!!よりによって!!

 あ゛ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

 これだからネット投票は嫌なんだよ!!
 どいつもこいつも顔とスタイルだけで選びやがって!!!(暴言)
 あーもーネット投票なんて大っ嫌いだーーー!!!!!

 

 

 でもって恵は5位ってか!!

 ドンマイ!

 だんだん順位が下がってしまっているけど、今は耐え忍べ!!
 現在進行中の遠月革命編はえりなが持ち上げられている優遇されているけれど、キミも立派なメインヒロインだ!!!
 最終的にはキミは料理人としてもヒロインとしても大成すると私は確信してるぞ!!

 

 

 

 

 他はもう知らん!!


 覚えてやがれ。
 次の人気投票では絶対創真が挽回するからな。

 絶対!!

 絶対・・・!!!(ズゴゴゴゴゴ)


ふて寝中。

2017-02-21 22:15:00 | 食戟のソーマ

 zzz・・・。

 zzz・・・ネット投票なんて・・・。(※寝言です)

 zzz・・・ネット投票なんてくそくらえ・・・。(※寝言です)

 zzz・・・チクショウ覚えてやがれ・・・。(※寝言なんです)


『食戟のソーマ』第202話ちょこっと感想

2017-02-19 10:00:00 | 食戟のソーマ

 先日職場でとある機会に恵まれ、「ガランティーヌ」という料理を御馳走になりました。
 ウマウマでした。(^^)

 そういえば以前『食戟のソーマ』感想でも「ガランティーヌ」について調べたことがあったっけなあ、と思い出し、久し振りにその記事を読み返してみたところ・・・ビックリ。
 丁度今週の本編とリンクしている話でしたよ☆☆☆
 どうやら私はこの作品と微妙な縁があるようです(笑)。



 そんな今回はというと、前回のタクミに引き続き、えりなが遂に「これまでの自分」をぶち破ってくれました。
 遠月革命編が始まってからというもの、部屋で一人考え込むという、“閉じ籠もる”姿が大半だったえりな。
 そして、そんなえりなの“閉じ籠り”を周囲の人達が打破していってくれていたんですよね。
 薊が遠月を支配し、薙切邸に閉じ込められていた時はアリスが。
 極星寮に匿われ、部屋で考え込んでいた時は一色先輩が。
 そして、今回自室で怯えていた時は城一郎(&堂島先輩)が。

 ああ・・・。そう考えてみると。

 そんな中で唯一えりなが自ら行動を起こしたのが、創真の部屋への訪問だったわけですね。



 これは自論ですが、一人で悩みこんでも結局は良い解決法なんてあまり浮かんでこないものです。
 
堂々巡りになってしまったり、独りよがりの答えになりがち
 そんな時はやはり、“外”に出るのが一番の良策だと思うんですよ。
 周囲の人達に相談するのは勿論のこと、ただ単に出掛けたり遊んだりするのも気分転換としてかなり状況打破に繋がります。
 それを凄く理想的な形で体現してくれていたのが、小説版第4弾の最終章のタクミ。
 あの時のタクミも美作戦での敗北で色々と考えがゴチャゴチャしていたものの、極星寮で難しい事を考えることなく皆で騒いでいるうちに、いつしか気持ちの整理が付けていました。
 ただ閉じ籠ってばかりではなく、とにかく「動く」こと。
 これが大事なんですよね。

 初めて型を破る料理を作ったという「行動」を起こせたことで、えりなの気持ちはまた一つ落ち着いたに違いないでしょう。
 実際、汗を掻きながら料理に打ち込んでいたえりなの表情はとっても活き活きしていましたよ。(^^)



 そんなえりなの成長を全く知らず、自分の良いように考えていらっしゃる薊。
 な~~~にが「君の言葉を聞かせてもらう時間だ」だ。
 えりなの言葉なんて今まで一つも聞いてこなかったくせに。
 まあ実際いるんですけどね、こういう人は。
 「一体どんな耳と頭してんの???」と不思議に思えるぐらい自分にとって都合のいい解釈しかしない人間が。

 そんな薊は「どうせなら派手に」と連帯食戟を大掛かりなものにしようと考えている模様。
 ということはやはり、現十傑全員のセントラル勢 VS 元・十傑+創真達の反セントラル勢 となるのでしょうか?
 この場合だと人数が一人合いませんが、そこは竜胆先輩は不参加(謹慎)とかにすればどうとでもなりますし。

 ・・・ええ、「さすがにそろそろ竜胆先輩もその腕前を見せるでしょ」と思われる方もきっと多いでしょうね。
 
 ですが附田先生の温存癖を甘くみてはいけない。

 竜胆先輩は重要なキャラクターだと思っているからこそ、まだまだその実力は明かされないだろうと私は予想します。



 それにしてもまあ。
 前々回の恵といい。
 前回のタクミといい。
 今回のえりなといい。
 三人とも、心に思い浮かべる光景に居るのは創真という(歓喜)。
 やっぱり創真の存在感や影響力って半端ないですね。
 ほんと凄い子♪

 

 

 

 それとですね。




 本当は前回感想で述べるべきだったのですが・・・。




 前回の堂島先輩&タクミのアドリブに連動し、今回は城一郎と創真とえりなが一見滅茶苦茶にしか見えないアドリブを仕掛けてきました。
 これらの姿勢から
 連帯食戟ではメインがやりやすいようにサブがただ従順にサポートするのではなく、サブもまた大きく主張する必要がある
 ということが示された訳です。

 

 

 

 

 

 

 なにそれ。

 

 

 

 

 

 

 

超面白いじゃないですか!!!!!

 

 

 

 





 初めてです。

 少なくとも私は、こんな戦法を用いる料理勝負は初めてですよ。

 凄い斬新。
 凄い新鮮。

 進級試験序盤のあの不満構成は何だったのかと本気で思うぐらい、素晴らしい設定を考えてくださいましたね附田先生・・・!
 「メインとサポート」という概念をぶち破るこの発想・・・恐れ入りました!!!


 といっても、「メインもサブもお互いのエゴをぶつけ合う」というこのやり方は職場では絶対にNGですけどね。
 周囲に迷惑をかけるだけの行為に他なりません。
 ですが、創真達が今居る環境は「学び場」であり「勝負の場」。
 遠月学園という「研鑽」をモットーとしている場だからこそ存分に出来るやり方です。
 そこもまた、旧体制を肯定する巧い設定だと思いました。


 お互いがそれぞれの持ち味を活かしたアドリブをぶつけ合いながら、一つの料理を完成させる。
 はっきり言って、このやり方はとんでもなく危険です。
 それこそ伸るか反るかの大勝負。
 下手したらそれぞれの持ち味を相殺しかねない。むしろ一皿のバランスが崩壊しかねない方法。
 でも。
 上手くいけばそれぞれの持ち味を相乗させる可能性もあるという。
 だからこそ、この連帯食戟は一般の団体戦以上にお互いへの理解が超重要になってくるというわけです。
 その意味においても、恵とタクミが生き残ってくれたのはまさに適任としか言いようがありませんでしたね。

 このやり方には驚かされもすれども、それ以上に感心させられました。
 流石は「あの」創真を育て上げた附田先生だと。
 創真も葉山戦(第187話)で言ってましたものね。
 美味くなる可能性があるならば当然捨て身で飛び込むと。
 リスクなんて度外視で可能性を探求し続ける。
 それが『幸平創真』という料理人。
 そして附田先生もまた話作りの中で、失敗の可能性を覚悟の上でも、それを超える面白さの可能性を日々模索してくれているのだろうな・・・と思います。



 ちなみに今回で気付いたことですが、この創真達のやり方は司瑛士には絶対に出来ないやり方ですね。
 司はそりゃもう、少しでも自分の意に反することをされたら失神してしまいそうなお方ですもの(苦笑)。
 司の料理スタイルは完璧な「調和」。
 それに対して創真達のこのやり方は、「予定調和」から逸脱した破天荒極まりないものなのですから。
 それを考えると、鹿料理勝負のリベンジの事もありますし、ここは是非とも創真と「誰か」のペアで勝ってもらいたいところですが・・・。
 果たして?

 

 

 ・・・さて・・・!
 いよいよ明日発売の少年ジャンプで、第三回目となる人気投票の結果が明らかになる訳ですが・・・。

 どうかどうかどうか創真が三連覇を達成できますように~~~!!!(>人<;;;)