あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『鬼滅の刃』第197話感想

2020-03-23 02:00:00 | 鬼滅の刃

 つい数時間前まで『鬼滅の刃』の特別番組を見ていました。(なのでUPがこんな時間に)
 それによると、劇場版無限列車編の最新情報が4月10日に発表されるとのこと!!
 絶対見る!!!

 

 

 って・・・
 4月10日って『FFⅦ リメイク』の発売日やんけ!!!(なにこの究極の二択)

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年15号掲載
 第197話 【執念】

 

 

 冒頭の珠世さんが妖艶で美しいです。
 無惨を背後から抱いている珠世さんですが、抱擁というものは愛情表現の最たる動作である一方、 「相手に対する執着的怨恨」を表現する動作でもありますからねえ・・・いわば怨霊的な。
 特に女性の場合はこの所作の効果は殊更大きいわけでして。しかもしっかり無惨の顔に爪を立てているという隙の無さ。
 ・・・吾峠先生、間違いなくこのページはノリノリで描いたな☆

 

 縁壱には遠く及ばない鬼殺隊の力は、無惨にはほとんど効かないものでした。本来ならば。
 ですが珠世さんの毒の効果によって、赫刀を始めとした鬼殺隊の攻撃は極めて有効な攻撃に。
 「こんな短期間でこれほどの毒を~」と、驚愕する無惨。
 これもひとえに竈門兄妹の協力の賜物です。
 炭治郎が鬼達の血を採取してくれて禰豆子が自身の血を提供してくれたからこそ、この短期間でこれほどの効果を成す薬毒を開発することに成功できたのでしょう。

 そしてこれらの毒は童磨に用いられたのとは全く違うものとのことで、無惨をもってしても分解・解析に時間が掛かるそうでした。
 ふむ・・・。
 童磨に用いられた毒もしのぶさんと珠世さんの共同研究で作成された毒でしたが、多分・・・、童磨に用いられたのは藤の花を元にした毒で、無惨に用いられたのは禰豆子と無惨の血を元にした毒なのではないのでしょうか?

 

 

 突如。
 動きが止まる無惨。


 珠世さんの薬のお陰と考え(ご名答!匂いで分かったのかな?)、これを好機に一気に畳み掛けようとする炭治郎でした・・・
 が、次の瞬間。

 

 

 無惨から発せられる衝撃波!!

 

 

 「パギャ」展開(第191話)の再来です。
 謎の攻撃によって炭治郎も伊黒さんも倒れてしまいました。

 

 見れば無残の胴体には大きな口が。
 第192話の感想で無惨のパギャ攻撃が足から出されていたのが判明した時、「腹からも攻撃を出してきたらもう笑うしかありませんね」と言った私。
 よし、笑ってやろう・・・と言いたいのですが。
 笑えない!!!こんな状況で笑えるわけがない!!!

 炭治郎が!!!炭治郎がぁあああ!!!(>|||

 

 

 この衝撃波はこれまでの単純な攻撃とは違っていました。
 なんと炭治郎は体が激しく痙攣しまともに動けなくなってしまいます!!!
 しかも呼吸も出来ないという!!!

 うああああああああああ!!!うああああああああああ!!!

 アニメになった時、このシーンを直視できる自信がありません。
 アニメのあのハイクオリティと花江さんの声がドッキングしたら、下手したらトラウマになりそう。

 

 無惨・・・おまえ・・・。
 家族を奪い、血毒で苦しませて、散々負傷させて、そして今度は神経系まで狂わせて。
 いったいどれだけの苦痛を炭治郎に浴びせるんだこの野郎(怨)。

 

 

 なんとこの衝撃波は愈史郎の術符を通じて、遠く離れた場所にいる産屋敷輝利哉達のところにまで届いていました!(ああ!鎹鴉が・・・!!)
 ということは、無惨が放ったのは視神経を通してダメージを与える術だったのでしょうか?

 自分がダメージを負っても尚、現場の炭治郎や伊黒さんの無事を確認しようとする輝利哉。
 本当に鬼殺隊は老若男女問わず、全員がそれぞれの役目を全うすべく戦ってくれていますよね・・・。

 輝利哉達にまで効果が及んだことにより、本拠地の場所が逆探知されるのではないかを懸念する煉獄槇寿郎さん。
 う~ん果たしてどうでしょう。
 確かに総力戦であることを考えればここで宇髄さんや槇寿郎さんのターンになってもおかしくはありませんが、いよいよ佳境に迫っているこのタイミングで本拠地が襲われても物語の主軸にはあまり影響がありませんからねえ・・・。

 そんな波乱の中、残り時間はあと25分。
 

 

 

 炭治郎達にとどめを刺すこともなくその場を去ろうとする無惨。
 もはや逃げることだけで精一杯なのでしょう。

 

 そこへ。
 無惨に斬りかかる一人の剣士。

 その人物は―――伊之助!!!
 遂に復帰してくれましたか!!待ってたよキミが戻ってくるのをずっと!!

 愈史郎ら救護チームによって応急処置はされていましたが、それでもかなりのダメージを受けている模様。
 かなり息が乱れています。

 

 無惨は伊之助にも炭治郎達に放ったのと同じ術を放とうとするものの・・・不発に終わります。
 もはや疲労が溜まりきったせいで、術を放つほどの余力は残されていない模様。
 やはり術の類はそれなりに消耗が大きいみたいですね。

 

 無惨のパギャ攻撃によって足を失った悲鳴嶼さんと腕を失った義勇さん。
 実は彼らは・・・

 

!!!!!

 

 何てこと・・・。

 私、てっきり・・・。

 彼らが欠損してしまったのは、あの時愈史郎の術符を用いていなかったからだとばかり・・・。

 伊之助らが欠損せずに済んだのは、愈史郎の術符で透明化していたから無惨の狙いが若干外れたんだとばかり・・・。

 それがまさか、同期組を庇ってくれていたんだなんて・・・。


 柱達の気概に泣きそうになりました。
 ごめんなさい。貴方達の気概を甘く見ていて。
 ありがとう。同期組を守ってくれて。

 

 伊之助の言葉に涙を滲ませる炭治郎の姿が、更に私の涙腺に揺さぶりをかけます。

 

 

 自分達を庇ってくれた悲鳴嶼さんの足。義勇さんの腕。
 食事を共にした仲間達の命。

 いずれも、もう戻ってくることはない。

 

 「返せよ」

 「全部返せ」

 「それができないなら」

 「百万回死んで償え!!」

 

 伊之助・・・!!(><。)

 

 

 立ち向かう伊之助に、腕を地中に潜らせて攻撃を仕掛けてくるという戦法をとってきた無惨。
 ・・・多分これは童磨戦から得た情報を元にした攻撃方法でしょうね。
 皮膚感覚が優れている伊之助でも、さすがに地中の動きは感じ取れませんから。
 今回の冒頭で、童磨戦から「毒」についての情報は活かせなかった事を提示しておきながら、ここで「伊之助の触覚」についての情報は活用できた、というのを暗に描写しているのは巧いところ。
 このお陰で説明はなくとも、読者からはある程度繋がりが察知できますものね。
 多分吾峠先生はそんな読者の読解力も見越してこういう描写を入れてくださっていると思います。

 

 無惨の腕に掴まり、ピンチに陥る伊之助。
 そんな彼を炭治郎に代わって助けた人物は―――善逸!!!
 待ってたよキミが戻ってくるのもずっと!!



 伊之助と一緒に無惨に立ち向かいながらも、炭治郎に呼び掛ける善逸。

 「炭治郎 生きることだけを考えろ」

 「聞こえるか お前は死なない 絶対死なない」

 「禰豆子ちゃんと帰るんだ 人間に戻った禰豆子ちゃんと」


 善逸・・・!!!(><。。)


 ここの善逸の言葉もまた、伊之助のとは違う意味で感動しました。
 何が良かったって、「死ぬな」ではなく「死なない」と言ってくれていたことです。
 「死ぬな」という言い方って、既に当人の死が前提にある発言だと思うんですよ。
 ですが、善逸は「死なない」と言ってくれた。炭治郎の死を完全に否定してくれた。
 この言い方が嬉しかったです。本当に。

 しかも。
 とてもとても有難かったのが、炭治郎の“未来”を語ってくれていたこと。
 鬼殺隊士のほとんどがそうではあるのでしょうが、炭治郎はこの最終戦の先に自分の“生”を全然見ていないんですよね。
 自分の命と引き換えになっても大切な人を守る。自分が死んでも無惨を倒す可能性を繋ぐ。最期まで鬼殺隊士の務めを全うする。
 それらの意志は、それだけ強い覚悟を意味してもいるのですが・・・。
 やはり炭治郎を大切に想う身としては、そんな彼の姿勢は見てて辛いわけでして・・・。
 だからこそ、「帰るべき家がある」「家族が待っててくれている」という炭治郎の未来を示す善逸の言葉は私としてはとても有難くもあり、炭治郎に必要な言葉だったと思います。


 それも相まって。
 善逸の言葉に涙を溢れさせる炭治郎の姿が、私の涙腺を決壊させました。(←)

 

 

 伊之助と善逸。二人の言葉を受け、必死に頭を働かせる炭治郎はある手段に打って出ます。
 それは日輪刀を己の身に刺して無惨の術を打ち消すこと。
 ・・・相変わらずながら、本当にこの作品は敵の術を破る手段がハードというか、策を選ばないというか・・・。いや戦況から見て当然かもしれないのでしょうが・・・。
 無限列車編でも炭治郎は魘夢の術を破るために自分で自分の首を斬ってましたし・・・。(あああ今思い出しても血の気が引きそう)
 本当に炭治郎の胆力は凄いの一言です。
 これが凡人ならパニックのまま何もできずに死亡してしまうに違いありませんが、炭治郎はちゃんと思考を働かせ、かつ解決策を導き出したのですから。

 己の日輪刀を自身に突き立てる炭治郎。
 「赫刀」のままで。
 
蒸気を上げる日輪刀。
 この反応は
無惨の血鬼術を打ち消しているものなのでしょうか。
 もしかしたらそれだけではなく、日輪刀が高温になっていることを示しているのでしょうか。その色が意味している通りに。

 

 

 再び戦いに復帰せんとしているのは炭治郎だけではありませんでした。

 今一度、戦場へと集いつつある柱達。
 全ては無惨を倒すべく。

 

 

 


 

 

熱い。

 

 

 いやもうこの作品はずっと前から熱かったですが、今回は殊更胸に来る熱さでした。
 なんといっても後半の伊之助と善逸の言葉が・・・!!(><。。。)
 本当に伊之助も善逸も成長しましたね・・・。
 あの伊之助が仲間を大切に思い、「奪われる」ことに怒り、涙するなんて。
 あの善逸が怯えずに強敵に挑み、仲間を励ましてくれるんだなんて。
 初めて会った頃は二人とも自分の事しか考えられないような子達だったというのに。
 今はこんなにも他者(仲間)のことを思い遣る事が出来るようになったんだなんて。


 改めて思いますが、本当に本当にかまぼこ隊は良いチームです。

 一応これでかまぼこ隊が同じ場に揃いはしたものの、肝心の炭治郎の復帰はまだ。
 早く三人のコンビネーションが見たい・・・!!
 
・・・のですが、それ以前に
 どうか早く炭治郎の痙攣が治りますように・・・!!!(>人<;)

 

 

 炭治郎の心配をする一方で他の仲間達の現状も心配だったり。
 まず一番気掛かりなのは鏑丸ですね・・・。
 衝撃波自体のダメージも勿論ですが、鏑丸は伊黒さんの「目」にもなっていたわけですから・・・。
 もし考察通り無惨のあの攻撃が視覚を通して追加ダメージを与えるものだった場合、炭治郎と同様に苦しんでしまっているか・・・もしくは・・・。(考えない考えない!)

 そして依然として不明なのが不死川の容態。
 今回で悲鳴嶼さんと義勇さんが欠損したのは善逸と伊之助を庇ってくれていたためだったということが明らかになりましたが、ということは、ひょっとしたら不死川はカナヲを庇ってくれていた・・・?
 だからあの場で唯一カナヲだけが吹き飛ばされずに済み、不死川が一番大きく吹き飛ばされてしまっていたのでしょうか?
 足、腕、眼の欠損ときたら・・・不死川は胴体に風穴が空いていたりして・・・。 (風柱だけに、なんて言えない言えない言ってはいけない)
 ですが同時に、あの時不死川は癒史郎の術符を用いて姿を消していたため、大ダメージは免れている可能性もあります。
 こうした場面状況から考えると、無事か否かの天秤がほとんど均衡になっていますよね。
 本当に吾峠先生のバランス感覚は優れているなあ、と舌を巻くばかりです。

 そしてそして、伊之助&善逸と同じタイミングで治療を受けている筈のカナヲは一体どうしているのでしょう?
 カナヲも禰豆子に同伴してくれているのでしょうか?
 もしそうだったら、禰豆子&蜜璃さん&カナヲで女子チーム結成?(←)

 

 

 ちなみに考察好きな身としては、この件で炭治郎の日輪刀は炭治郎の血肉を受けた(=炭治郎の身体は日輪刀を受けた)という点にも留意しておくつもりです。
 ・・・これも偶然かもしれないけど・・・。
 義勇さんも止血のために、熱した日輪刀を己の身に受けていましたっけねえ・・・。(第164話)
 そういえば描写はされていませんでしたが、結局炭治郎はあの後傷を焼いてもらったのでしょうか?(めっちゃ痛そうなので個人的にはやっていて欲しくありませんが)
 あの時の傷の位置は左上腕。
 そして今回炭治郎が己の日輪刀を突き刺した箇所も左上腕に近い位置。
 もし炭治郎が治療を受けていた場合、炭治郎は義勇さんの青刀と己の黒刀(赫刀)をほぼ同じ個所に受けていることになる・・・。
 ああダメです、とめどなく考察が拡がっていく・・・!

 

 

 さあ、いよいよ無惨の体力が底を尽きかけています。
 でも。
 ここまで戦況が大詰めに迫ってくると・・・
 盤面がひっくり返されそうで怖いのですが、ね。

 


カウントダウン開始・・・!

2020-03-16 17:10:00 | 鬼滅の刃

 血の気が引きました。

 

 

 

 

 今週の『鬼滅の刃』に。

 

 

 

 

 

 

や ば い。

 

 

 

 

 今週でなんとかジャンプ本誌に感想を追いつかせ(現にもう少しで第197話感想が完成)、今月末の第200話達成記念に合わせて考察記事をUPしようと計画していたのですが・・・。

 

 

 もう駄目です。
 これ以上悠長にしてられません。

 

 

 計画を前倒しして、今週中に記念考察第一弾をUPします!!(お願い!!今週いっぱいまでもって!!私の集中力・・・!!)

 

 

 

 

 

 このままでは次回、私がある意味で最も恐れている展開に・・・!!!

 


『鬼滅の刃』第196話感想

2020-03-14 23:20:00 | 鬼滅の刃

 週刊少年ジャンプ2020年14号掲載
 第196話 【私は】

 

 

 

 前回のラストを経て、今回。
 遂に「その時」を迎えました。

 

 

 炭治郎達と無惨が戦っている街へ息を切らしながら向かい続ける禰豆子。
 そうしながらも、次第に禰豆子の身体から鬼の特徴が消えていきます。


 そんな禰豆子の脳裏に浮かぶのは、これまでの記憶。

 大切な家族達の姿から始まり、無惨によって幸せを奪われたあの夜のこと。
 思い出された無惨の言動に、激しい怒りが湧き起る禰豆子。
 また遊郭編の時のように鬼化が進んでしまうのではないか、折角人間に戻りかけているのに、と一瞬危惧しましたが・・・
 次に思い出されたのは、泣きながら駆け寄る炭治郎。

 
そうして次々と思い浮かぶこれまで出会った人達の姿。

 その中にはしのぶさんとのやり取りもありました。
 しのぶさんが飼っていた金魚に纏わるエピソードですか・・・。
 そういえば単行本6巻のおまけページに、しのぶさんの金魚を禰豆子が愛でている様子が描かれていましたものね。
 鬼に対して拭えぬ嫌悪感を抱いていたしのぶさん。
 それでも・・・。炭治郎に胸の内を打ち明けていたからかな?
 禰豆子に優しく接してくれていたんですね。
 困惑気ながらも「仮面」ではない笑みで。

 ただ一つ気になったのは、回想の中に蜜璃さんがいなかったこと。
 何故に?
 柱達の中で一番禰豆子を可愛がってくれて、禰豆子もまた大変慕っていたというのに。
 他の方も仰っておられましたが、これはやはりこの先の展開で禰豆子が最初に邂逅する仲間が蜜璃さんになるフラグなのでしょうか?

 


 そして・・・


 最後に思い浮かんだのは・・・


 (待ってました!!!)


 微笑みながら手を差し伸べる炭治郎。

 


 その瞬間、禰豆子の鼓動が大きく脈打ちます。

 苦しげに頭を抱えるも・・・

 炭治郎の声。

 繋がれた手のぬくもり。

 

 

 勢いよく空を見上げる禰豆子。

 

 

「私は 竈門禰豆子!!」

 

 

 

遂に
禰豆子は人間に戻りました。

 

 

 

 

 

 一方その頃。
 炭治郎達と無惨の死闘は尚も続いていました。

 戦う一方で、残りの柱達が戻ってくるのを察知する無惨。
 柱達の治療を行う愈史郎らに対し、「完全に死ぬまで戦わせるつもりだ」と考えていますが・・・
 なに勘違いしてんだこの野郎は。
 愈史郎達が仲間を治療しているのはあくまで彼らを死なせないためです!!
 柱達が尚も戦場へ戻り続けるのは自らの意思!!
 鬼殺隊士達は誰一人として仲間を道具扱いしている奴なんていません!!!

 

 あと35分と確実に迫る、夜明けまでのタイムリミット。
 遂に無惨は「あの逃亡手段」に打って出ます。 
 縁壱からまんまと逃げおおせた「爆散」という方法で!!

 無惨が爆散して逃げようとしているのを察知する炭治郎でしたが、まだ対処の仕方が見つけ出せていません。
 伊黒と二人で協力したとしても非常に困難なのは明らか。

 ところが。

 無惨は爆散出来ませんでした。

 そう。
 炭治郎と縁壱の他にもう一人無惨の爆散手段を知る人物―――
 珠世さんが薬を用いて妨害してくれていたのです。


 「複数の掛け合わせ」であった珠世さんとしのぶさんが共同開発した薬は、やはり二種以上でしたか。
 この作品って二重三重どころか四重五重レベルの“仕掛け”が張られているので、そうだろうとは思っていました。
 それに、珠世さんなら必ずや無惨の爆散に対する対処法を用意してくれているであろうとも。


 珠世さんとしのぶさんによる薬の効果は
 人間返り
 老化
 分裂阻害
 の三種だった・・・!?

 と、思いきや。

 突如吐血する無惨。

 実は薬の種類は四つ。
 その四種類目は細胞破壊。
 薬は四段仕掛けの代物でした!!(ほらね、四重五重レベルの仕掛けだった)

 

 凄いですね。
 しのぶさんも珠世さんも、自分が死んでからが本当の復讐の始まりでした。

 取り敢えず無惨にはこれだけ言っておきたい。

 

 

女の怨念なめんな。
 

 

 


 

 

 とうとう果たされました。

 「禰豆子を人間に戻す」という、炭治郎の最大の目的の内の一つが。


 禰豆子の目線による回想が描かれていた今回の前半。
 これは回想と並行して禰豆子の自我が戻っていくのを示していたのでしょう。
 私も一緒に振り返ってしみじみしましたが、同時に禰豆子を人間に戻したのは人々との絆のようにも見えて、更にしみじみ。
 でも決定打となったのはやはり炭治郎。
 この兄妹の絆はやはり強いですね。

 「私は 竈門禰豆子」
 自我を取り戻したという事を証明するこれ以上ない言葉でした。

 

 

 

 さて。

 禰豆子が人間に戻ってくれて良かったです。
 きっときっと、炭治郎も大いに喜んでくれるに間違いありません。

 でもね。

 今人間に戻っちゃったら。

 

 炭治郎達の解毒はどうするのぉ~~~~~!?!?


 一番禰豆子の力が必要なのが炭治郎なのに!!
 炭治郎が一番ピンチなのに~~~!!

 禰豆子が人間に戻ってまず困るのは無惨ですが、失礼ながら私も困ってしまいました。
 まあ、無惨なら「また鬼にしてから取り込めばいい」とか考えそうですけど★


 いや待て、冷静に考えろ自分。
 炭治郎がこれまで長い時間を掛けて修行や死闘を重ねて人間でありながら常識から外れかけるぐらい強くなったように、禰豆子もまた、人間に戻ろうとも何かしらの“力”が使えるのかもしれません。
 だからこそ炭十郎やお館様が導いたのでしょう。
 とはいえ、さすがに超回復能力は失われていそうですが。



 それにしても、人間に戻ると同時に自我も取り戻しましたか・・・。
 ええそうです。
 「人間に戻る≠自我が戻る」と私は考えていましたので。
 なので不躾を承知で言わせてもらいますが、人間に戻った事よりも自我が戻った事の方が私にとっては重要性が大きかったりします。

 何故なら、少し前から口枷もしていない事もあり、遂に禰豆子の口から竈門一家惨殺の夜の一部始終が明らかになるということですから。
 現に、今回の回想の中でもさり気に重要な情報が開示されています。
 無惨が人間を鬼にしているのは「太陽を克服できる鬼を作り出すため」なのは周知の事ですが、問題はその直前の発言。
 「この程度の血の注入で」と呆れているという。
 と、いうことは。
 禰豆子に与えられた無惨の血の量はそれほど多くなかったということです。
 ですが思い出してください。
 沼の鬼が禰豆子と戦った時「無惨から与えられた血の量が多い」と推察していたのを。(第12話)
 何故なら、それだけ禰豆子の鬼の力が強かったから。
 今回明らかになった事実とこの推測は明らかに矛盾します。
 他にも禰豆子の急激なパワーアップや特殊性は珠世さんや堕鬼も目を見張るものがありました。
 ということは、やはり・・・。
 竈門家には「鬼に関わる何か」があったという事なのではないのでしょうか。

 

 そして禰豆子が自我を取り戻したことで開けたことがもう一つ。
 禰豆子の視点からによる炭治郎の過去も明かされるであろうことです。

 これまでにも竈門一家の過去の出来事は描かれてきましたが、それらは全て炭治郎一人の視点によるものでした。
 継国兄弟(巌勝&縁壱)の場合が良い例ですが、同じ場面でも一人の視点からだけでは真実は明かされにくいものです。

 個人的に気になっている炭治郎の過去の出来事はこの二点。
 一つは第81話で炭治郎が語っていた、幼い頃弟を火鉢から庇って額に火傷を負った時。
 もう一つは第92話で炭治郎が失神時に夢見た、おそらくかなり珍しいであろう、二人が喧嘩した時。
 この二つの過去回想を見ると、どうしても思わざるを得ないんですよね。
 炭治郎は自分を守ることは一切しない子だよなあ・・・と。
 心も、身体も。
 
 そんな炭治郎の事を、舞台裏を明かす形で禰豆子から語ってもらいたいです。

 

 

 

 とまあ、禰豆子の自我が戻ったことについて色々と述べてみましたが、私が最も言いたい、かつ注目している件について述べることで今回の感想は終わりにしたいと思います。

 自我が戻ったという事は―――

 

 

「自我を取り戻すよりも重要で優先すべきこと」が完了したのでしょう。

 


当たりました。

2020-03-12 22:40:00 | 鬼滅の刃

 『鬼滅の刃』のオーケストラコンサートに。

 第一希望の東京公演に。

 ・・・まあ、夜の部なんですけどね。
 本音を言えば初回にあたる午前の部が本命だったのですが。

 A席なんですけどね。
 できればS席が良かったのですが。
 でも大丈夫。私には双眼鏡という心強い味方がいる。(←)

 

 

 

 

 ( -.-) =з

 

 

 

 

 

 

やったぜ待ってろ

東京国際フォーラム

!!!!!

 

 


過ぎ去る日々。(『鬼滅の刃』第195話感想)

2020-03-11 21:00:00 | 鬼滅の刃

 今日で東日本大震災から9年目を迎えました。
 あれからも多くの自然災害を受けた日本。
 あの時の悲しみ、不安、恐怖、混乱、喪失・・・。
 それらを糧に、私達は少しでも前に進めているのか。学べているのか。
 改めて考えさせられる日です。

 

 

 

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年13号掲載
 第195話 【めまぐるしく】

 

 

 戦場外の状況を読者に伝える役目が多い、最近の扉絵。
 それだけ同時進行で頑張っている人達が多くいるという証拠ですね。
 今回の扉絵は治療中の蜜璃さん。
 ずっと蜜璃さんの解毒は完了しているのかどうか気になっていましたが、彼女には茶々丸が血清を運んでくれていました!!

 ありがとう、茶々丸ありがとう。
 お陰で血毒による皮膚の爛れが消えていますよ。

 そういえば蜜璃さんはネコ好きでしたよね。(ファンブックより)
 茶々丸、どうかスリスリセラピーと肉球マッサージで蜜璃さんを癒してあげて・・・!

 

 

 自身の身体に浮き出てきた古傷に、否応無しに縁壱の脅威を思い出す無惨。
 化け物は自分ではなく縁壱の方、ですか。
 いいえ、縁壱は間違いなく一人の人間です。
 ま、無惨のような自分の杓子定規しか認めない奴には言っても分からないでしょうけど。

 

 その一方で炭治郎は察知していました。無惨が取り繕えなくなってきていることを。
 今は身体的にですが、最終的には精神的にもそうなることでしょう。

 これまで皆が繋げてきたものを想いながら頑張る炭治郎。
 あああでも「最期まで」だなんて言わないでほしい・・・。(><。)
 そりゃあ、鬼殺隊の人達はそのほとんどが炭治郎のような強くも悲壮な覚悟で戦っているというのは分かっています。
 それでもやはり見守る側としては辛い・・・。


 前回の描写だけでは無惨の急所と縁壱による傷の位置関係が一致しているのかどうか分からなかったのですが、ちゃんと急所と連動している模様です。
 何気にこの作品って細かい点の説明も行き届いているのが親切ですよね。(^^)

 こうして「透き通る世界の必要性」という問題点は縁壱のお陰でクリア。
 ですが、敵の事だけでなく仲間の事も考える人物なのが炭治郎。
 失明している伊黒が鏑丸のサポートだけで戦い続けるのは難しい事をちゃんと思慮していました。


 考えを巡らせ、炭治郎が見つけた解決策は。
 愈史郎の術符の使用。

 な・る・ほ・ど!!!

 確かにその手がありました!!
 最近は「透明化」という使い方をされていたので、すっかり忘れてしまっていましたよ。

 

 

 炭治郎がその名案を思い付いた矢先に入る、鎹鴉の時報。
 夜明けまであと40分!!
 うわわ、炭治郎と無惨の一騎打ちが始まった時は確かあと一時間くらいでしたよね?
 ギリギリの一秒一秒を繋いでいって、炭治郎(と伊黒)は約20分も時間を稼いでくれました!
 そして、この間無惨は更に1000年分老けた、と♪(←)

 

 で。
 その時報を聞いた無惨はどうしたかというと。

 逃げた。

 一目散にスタコラサッサですよ。

 あれ?コイツって数時間前は「鬼狩りは全員自分が倒す」とかほざいていませんでしたっけ??
 なんかもう・・・ひたすら呆れた。
 これほど一貫性の無いラスボスも珍しい。
 さすがは珠世さんに「生き汚い」と言わしめた存在です。

 

 無惨を追うものの、どんどん距離が開く炭治郎。
 
「こんな負け方あんまりだ」
 鬼殺隊を応援している全ての読者が同じことを思ったに違いない。(勿論私も)

 

 一切の躊躇なしに逃げに徹する無惨。
 道端に横たわる隊士達の亡骸を平気で踏みつけながら。
 無惨のこの心無い行為に怒髪天を突く炭治郎。(当然ですね)

 直後、無惨の背後に迫ってきたのは

無数の日輪刀。

 第183話の炭治郎の得意技?再びです。
 っていうか更にパワーアップしてますね(汗)。

 闇雲に投げているのではなく、刃先が全て無惨に向かっているという点が、炭治郎の表情と相まってかなりの気迫。
 確認しときますけど、今の炭治郎って片目しか見えていない状態なんですよね???
 それなのにこの抜群のコントロール。
 あな恐ろしや。

 といっても、個人的に炭治郎のこの攻撃の仕方はかなり好きですけども。
 気迫は鬼と見紛うほどですが、その原動力は第183話の時と同様に仲間の無念を晴らすという熱い優しさなのですから。

 

 「今は斬撃よりも体深くに刀が貫通する方が危険」と判断し、飛来する日輪刀を迎撃する無惨。
 でも次のページを捲った途端に

 ドギャ

 伊黒によって、急所の一つがあった首を貫かれました。しかも赫刀で。
 伊黒グッジョブ。(d(--))

 こんなに早いフラグ回収初めて見ました。
 吾峠先生素敵。
 無惨ざまあみろ。

 

 すかさず無惨も伊黒に反撃しようとするものの、炭治郎が阻止!(ナイスフォロー!)
 そして炭治郎は愈史郎の術符を伊黒に渡そうとします。
 鏑丸と伊黒の視覚を共有させようと。

 ですが、無惨の「パギャ」によって阻まれてしまいます。
 炭治郎も伊黒も技を出して致命傷は避けていますが(流石の順応力の高さ)、やはりダメージは受けてしまい、その衝撃で炭治郎の手から術符が離れてしまいます・・・!

 ですが炭治郎は諦めませんでした。

 舞い飛んだ術符の位置を伊黒に口頭で知らせ、次に言葉に発したのは―――


「鏑丸頼むーーーっ!!」

 

 うおおおおおおおおおおおおおおお!!!

 鏑丸も見事に応え、術符を口でキャッチ!!!

 うおおおおおおおおおおおおおおお!!!

 テンション爆上がりです。
 発想といい気概といい、ホント炭治郎って最高の主人公・・・!!!(感涙)

 

 こうして炭治郎の見事な機転によって無事に伊黒の視覚が開かれることに。
 伊黒は言います。

 「炭治郎  感謝する」

 この瞬間、私の中の伊黒に対する過去の因縁が清算されました。

 というわけで、これからは「伊黒さん」と呼ぶことにしましょう。



 こうして互いに助け合いながら戦う炭治郎と伊黒さん!
 「二人ならできる!!」という伊黒さんの熱い言葉にこれまた感慨深くなる栗うさぎ。
 まさかこの二人がこれほどの共闘を見せてくれるんだなんて・・・。(><。)

 そんな炭治郎と伊黒さんの奮闘を前に、逃げられない無惨。
 そしてとうとう息切れを・・・!!
 確実に近づいています。無惨の体力の限界が!! 

 

 

 

 

 一方その頃。

 場面は戦場の外の様子へ。

 


 佇んでいたのは、愈史郎チームではなく、蜜璃さんでもなく・・・
 禰豆子。

 

 その片目は・・・。

 

 

 


 

 

 いやはや・・・

 今回はすっっっごく久し振りに、純粋にワクワクしながら読み進めることが出来ました!!
 いつもはワクワクというよりハラハラしながら読むことになってしまうんですもの。(><。)

 

 今回の戦いは、まさに私が待ち望んでいた『竈戸炭治郎の戦い方』になっていました。
 第192話の感想でも述べた通り、今回はまさに
 想いと共に
 考えを巡らし
 仲間と一緒に戦う
 という、私の願い通りの形に。
 お陰でカタルシスが半端なかったです。


 なかでも特筆すべきはやはりこれ。
 炭治郎の機転による、伊黒さんへのフォロー!!
 最初の頃からそうでしたけど、やっぱり炭治郎って咄嗟の機転が利く子ですよね、凄く。
 投擲技術といい(笑)、定評のある炭治郎の柔軟性と賢さを今回は久し振りに堪能出来て、興奮と同時に嬉しく思いました。(^^)
 それと同じくらい嬉しかったのが、ようやく伊黒さんが炭治郎に心を開いてくれたこと。
 そもそも炭治郎は伊黒があれほど邪険にしていながらも、鳴女との戦いで無事だったことが分かった時は泣いてまで安堵してくれましたし。
 伊黒さんにとって大切な人である蜜璃さんを、刀の投擲で無惨から守ってくれましたし。
 そして今回、相棒の鏑丸をごく当たり前に仲間として信頼してくれましたし。
 炭治郎を何度も助けてくれている伊黒さんですが、炭治郎も同じくらい伊黒さんを助けてくれているんですよね。
 これで伊黒さんが謝意を認めることが出来ていなかったら暴言の一つも放っていたかもしれません。(←)
 なんにせよ、これで私も伊黒さんを素直に認めることが出来ます。(^^) 

 ・・・これで、炭治郎に心を開いていない柱は不死川一人のみ・・・。(悪い笑み)

 

 それはそうと話は変わって、とうとう赫刀で十二ある無惨の急所のうちの一つを斬ることに成功しましたね!!(><)
 まず最初の達成者となったのは蛇柱の伊黒さんでした!
 私の願望としては、こんな感じで少しずつでいいので、他の柱達や同期組が無惨の急所を一つずつ潰していってもらいたいところ。
 折角無惨の急所が十二あるのと同じく、現在の呼吸の型も十二あるのですから。(※日の型を除いて)

 

 ちなみに。
 赫刀で無惨の急所を斬った人物第一号は伊黒さんでしたが・・・

 今回の炭治郎の日輪刀投擲シーンを見て、私が思いだしたのは第183話のあの炭治郎のファインプレーです。
 蜜璃さんを助けるため、そして無惨に殺された隊士達の敵討ちも兼ねて仲間の日輪刀を投げ、無惨を怯ませていた炭治郎。
 あの時も炭治郎よくやった!!!と胸がスカッとしましたっけ。
 ですがこうして振り返ってみると、あのシーンはカタルシスだけではなく、考察的な意味もあるように思えてきました。

 そう。
 あの時も無惨は急所の一つである脳(頭)に刀が貫通させられているんですよね。

 赫刀でではありませんでしたが、炭治郎は初めて当たった攻撃でありながら無惨の急所に大ダメージを与えていたという、かなり大きな功績を上げていたわけです。

 偶然でありながらこの大きな効果。流石は主人公☆
 もし。
 無惨の弱体化等による影響のお陰で、無惨の急所を「同時に」斬る必要がなくなったならば・・・
 炭治郎のこの初撃も後に大きな結果に繋がることになるのではないかと期待してしまいます♪

 

 

 そんな無惨ですが、いよいよ消耗が目に見て取れるようになってきました。
 ただ、失われた体力は「栄養補給」という形でリカバリーすることが出来るわけでして。
 その際狙われる可能性が高いのは、やはり「稀血」である不死川。
 現在の安否も不明ですし、「無惨の回復」という点において彼もまた一つのキーマンでしょうね。

 それにしてもここまで追い詰められても尚無惨が血鬼術を使わないのはどうしてなのでしょう。
 これは禰豆子の場合ですが、血(血鬼術)を使いすぎると眠くなってしまうといった旨の説明が単行本第7巻のおまけページにありました。
 確かに、自らの血液を用いる血鬼術はそれなりに消耗が大きい力と言えます。
 無惨はこれ以上の消耗を避けるために敢えて使っていないのでしょうかね?

 

 

 

 そんなわけで炭治郎や伊黒さんの活躍にとてもワクワクさせられた今回。
 ただし、ワクワク“だけ”で終わらせないのが吾峠先生。

 禰豆子という大きな希望と絶望を併せ持つ存在をここで投入してくるあたりが、いかにも吾峠先生らしいところです。
 第189話の扉絵で示唆されていた通り・・・
 やはり右目が人間の目に戻っていた禰豆子。
 髪の毛を一本だけ垂れさせることによって「人間」と「鬼」の境界線を比喩させていましたが・・・う~ん、個人的にはこの表現は別に必要なかったかも。
 人間の方の目から涙が出ていることから、人間としての自我も戻りかけているのが窺えます。

 無惨が目に見えて弱体化してきている現在、やはり読者として気になるのは以下三つ。
 禰豆子はどのタイミングで人間へと完全に戻るのか。
 戦線復帰する前に戻ってしまった場合、鬼としての能力『爆血』は使えるのか。
 そして。
 果たして禰豆子は無惨に吸収されてしまうのかということ。

 どうやらまとめサイト等を見てみると、「禰豆子が無惨に吸収されてしまうのではないか」という点を懸念している人が多い模様。
 ですが私はその点においてはあまり心配していません。
 禰豆子は炭治郎や善逸がそれこそ全力で守ってくれるでしょうから。
 多くの方々が禰豆子を懸念しておられるのは勿論禰豆子自身を心配してのこともあるでしょうが、それによって無惨が日光を克服してしまうという点を案じているのも大きな理由の一つでしょう。
 ・・・ですが・・・。
 個人的にはこの点に他の方々があまり触れていないのが不思議でしょうがありません。
 無惨が日光を克服するもう一つの手段として、「青い彼岸花」という方法が残されていることに。


 むしろ私としては「戦線復帰する前に戻ってしまった場合、鬼としての能力『爆血』は使えるのか」という点が心配です。・・・今のところは、ですが。
 珠世さんの血清のお陰で無惨の血毒を抑え込んでいる鬼殺隊士達ですが、あくまでその血清の効果は一時的なもの。
 完全に解毒するには、やはり禰豆子の『爆血』が必要不可欠。
 特に一番容態が悪いのが炭治郎ですから・・・。(><。。。)


 今回が大きく「希望」を抱かせるような展開になっているだけに、禰豆子の存在が「絶望」に働いてしまうのではないか・・・と読者に不安を抱かせるあたり、吾峠先生は本当に心理操作がお上手ですよね。
 ・・・天然だろうけど。(←)