あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ 餐の皿』第二話&第三話 ちょこっと感想

2017-11-01 23:00:00 | アニメ感想

 さ~~~て!
 それでは祖母の三回忌も無事済んだことですし、ブログの方に注力したいと思います!
 昨日で無事歯の治療も完了したしね!(←関係ない)



 まずは今週の『ソーマ』本編について少しだけ感想&考察を。

 タクミの試合結果はお見事!!の一言。
 まあ、ちょっとだけツッコませてもらうならば、「牛肉」というテーマであるもののタクミの料理は牛肉の主役感が薄く思えましたが。

 そして次の料理披露は茜ヶ久保ももVS恵の第3カードとなる模様。
 果たして茜ヶ久保ももが作っている物は何なのか、考えてみました。
 鍋から漂う匂いだけで真っ黒司会者(もはや名前で呼びたくないレベルで嫌い)は浄化されていましたが・・・。
 ふむ・・・。
 浄化・・・デトックス・・・清涼感・・・。
 清涼感といえばミントですよね・・・。

 試しに【りんご  ミント】で調べてみたところ・・・。
 なんと【りんご  ミント  デトックス】という大当たりなワードがヒット☆
 どうやら「デトックスウォーター」というものが世間にはある模様。
 私は美容にあまり興味が無いので全く知りませんでしたが。(←女子失格)

 でも、“ウォーター”では茜ヶ久保ももの得意分野である「焼き菓子」には使えない・・・。実際鍋で煮込んでるし・・・。(※デトックスウォーターは冷蔵庫で一晩風味を抽出)
 ふむむ・・・。
 でもこのジャストヒット具合から考えて、的外れではない筈・・・。
 ふむむむ・・・。
 粘って、さらに調べてみたところ・・・ヒット☆
 りんごとミントで「ミントジェリーというものが作れるそうです!(作り方もドンピシャ!)
 なるほど、これなら焼き菓子に充分に使えますね!
 タルトやシュークリーム(シュージェリー?)とかに合いそう♪

 一方の恵については・・・
 今回タクミが実家で積み上げた経験やスタジエールでの修行、美作との闘いといったこれまでの集大成という“過去”を料理に込めたならば。
 恵には自分の闘いの先に仲間達の勝利を繋げるという、これからへの“未来”を込めた料理を創ってもらいたいところですね。
 そして、タクミが“過去”、恵が“未来”となれば、創真は勿論。
 仲間達と一緒に闘えたからこそ創れたという“今”の料理を是非披露してもらいたいところです!!

 

 

 さて、それでは久し振りにアニメ版『ソーマ』の感想へといきましょうか。
 時間確保の都合上、今期は二話分一緒に述べていきたいと思います。



 【『食戟のソーマ 餐ノ皿』第二話 ちょこっと感想】 (収録話 第122話 ~ 第124話


 あ~ソーにゃん可愛い~~~
という感想から今回はスタート。
 原作で見た時は創真の髪色に合わせて赤毛(オレンジ)かと思っていたのでしたが、黒猫さんでした。
 それもまた良し。


 そしてやはり今回も、アニメオリジナルの改変がとても秀逸・・・!!
 毎回言っていることですが、それでも本当に毎回称賛する価値があるんですよ。
 今回大いに感心したのは創真がえりなに試食を頼むシーン。
 原作では創真はえりなと
 出店受付時に鉢合わせ ⇒ その帰りがけに模擬店前で邂逅 ⇒ 学校内でアリスとケンカしているところに再び出くわす
 といった流れになっていましたが、週刊連載ではあまり感じないものの、アニメで一気に見るとなると「え?またえりなと会った?え?また~??」といった感じでかなりえりなとの邂逅がしつこく感じられてしまうんですよね。
 それをアニメスタッフさん達は見事に整理☆
 アリスとの言い合いのシーンを校内から模擬店前でのシーンにドッキングさせることで、非常にすっきりと、かつ違和感皆無の形で纏められていました!!
 しかも「アリスは十傑であるえりなに月饗祭参加の許可を頼みに来た」という背景をさらりと述べさせることにより、更に納得性と自然さを増加させていたという。
 これで冒頭からの
 創真の大胆行動に触発されて月饗祭への飛び入り参加を決意 ⇒ えりなからの許可を頼むも叶わず ⇒ 汐見ゼミとの合同参加を企む
 というアリスの一連の行動もスムーズに理解できる流れになっているんですよね。
 こういうちょっとしたセリフや表情の描写があるかないかだけでも説得力というものは段違いだというのを、アニメスタッフさん達は本当によく理解してくださっていると思います。

 いやはや、この構成力は大変見事。素晴らしい。天晴れ。
 私がこれまで見てきた原作付きアニメの中でも間違いなくトップクラスと断言できます。

 一方でえりなやアリスだけでなく、新戸も己の得意分野である薬膳の面から創真にアドバイスしてくれていたのも大変素晴らしい改変ポイントでした!
 それだけでなく、創真の調理を手伝ってもくれていたし♪
 この描写は創真への態度の軟化だけでなく、早めに調理を終わらせてえりなの時間を確保してあげたいというえりなへの配慮と捉える事も出来るんですよね。
 脚本の構成力もさることながら、キャラクターそれぞれの「らしい」言動もまたアニメの大きな評価ポイントだと思います。

 でも、創真の迷言がカットされてしまったのは残念。(><)
 いまだにあれを越える迷言には出会えていません。

 ま。
 三対一にショックなえりなサマがめちゃ良かったからいっか☆



 あとはもう、期待に違わず創真の真っ赤な中華料理が色々と凄い威力。(大苦笑)
 やっぱ色が付くと凄いですね。
 空気まで・・・。(^^;;;A)

 それと改めて思いますが、創真と恵はやはりお似合い。
 涙ぐましい恵の努力をあっさり無下にする創真の薄情さが、なんというか嵌りまくってるというね(苦笑)。
 しかも揃ってタラコ唇になってるし(苦笑)。
 でもやっぱり一番は
 隣り合っている姿がとっても自然なこと。(^^)
 あ~お似合い♪お~お似合い♪と終始微笑ましく見守らせてもらいました♪


 創真が胡椒餅をメニューに採用した理由が補足されていたのも良かったと思います。
 原作では「中華料理はなにも四川料理に限ったものではない」というえりなの発言のみから思いついていましたが、アニメではそれに加えて久我の「店構えも大事な要素」という発言とも繋げていたのは実に巧妙でした。
 これで料理面と、お客へのアピール面からの両面から理由付けが。
 この補足のお陰で、「前半であれだけ辛さを追及していたのに、なんであっさりと辛くない料理に?」と人によっては抱きかねない疑問点を払拭してくれたと思います。
 まあ胡椒餅は、これまで扱ってきた「辛味」を麻辣味(花椒&唐辛子)でなく胡椒で代用しているんですけどね。

 はっぴ姿の創真ちゃんに悶絶したのは言わずもがな。


 そして驚くべきは遠月学園の校歌がいたって校歌らしい校歌だったこと。
 これには附田先生も感激したに違いない。

 つくづくアニメ様様なお話でした。
 あ~面白かった♪





 では続けて



 【『食戟のソーマ 餐ノ皿』第三話 ちょこっと感想】 (収録話 第125話 ~ 第127話

 

 

 

 

 

至高。

 

 

 

 

 

 もう一度言いましょう。

 

 

 

 

 

 

至 高。 

 

 

 

 

 

 確かにアニメ版ソーマはこれまでにも何度か原作を超える神回がありましたけども・・・。


 今回は凄すぎる。

 今回も凄すぎる。


 今期は第一話目から安定した良質さでしたが、今回はもう。

 あまりの完成度の高さに逆に称賛の言葉が見つからない・・・!!!


 この高クオリティな面白さは、ひょっとして・・・
 と思ったら大・正・解。
 安心と信頼の高田耕一さんが今回担当(絵コンテ)してくださっていました!!
 この方が担当してくださる回は、そのほとんどが私にとって好評価な内容だったりします。
 代表回は第一期では第7話【静かなる丼、雄弁な丼】。第二期では第4話【追跡者】ですね。
 あの時も全力で称賛させてもらいましたっけ♪



 まず最初に絶賛したいのは作画の綺麗さ。
 とにかくもう

 創真が美形。

 創真がイケメン。


 創真が素敵。


 勿論他のキャラ達ももれなく可愛く格好良く描かれていましたが、やはり贔屓目全開な私からすると、創真の美麗さが頭一つ上に見えてしまうという。
 個人的に必見シーンだった、原作第126話「そう?」と問い掛ける創真のシーンも気合が入ってくれていたのはまた格別な喜びがありました。
 間違いなく今回は永久保存決定です。
 ホント眼福でした♡



 そしてアレンジの見事さも今回も相変わらず健在☆
 特にそれが輝いていたのは、第一日目終了後に主要一年生メンバーが集合したシーンですね。
 なにが素晴らしかったって、一人一人全員が創真とコミュニケーションを交わしてくれていたところ。
 原作ではその場にいなかった新戸も加わってくれていたただけでなく、創真の胡椒餅も食べてくれていて。(^^)
 黒木場と葉山も一緒に創真と会話する様子が、[秋の選抜決勝トリオ]を思い起こされる形になっていて。(^^)
 創真と恵が仲良く並んで遠スポ新聞を読んでいたりして♪(^^)
 とにかく非の打ち所のない仲睦まじさとキャラクターの活かされ方になっていました。

 特にポイントが高かったのが、えりなだけが胡椒餅を食べなかった点についてちゃんと言及されてくれていた事。
 これは原作でも個人的に目に留まっていた点だったので、この補完は大変グッジョブでした。
 本当にアニメ版のアレンジは痒いところに手が届くような気の利きようです。本当に素晴らしい。
 「薙切ズの一人」というおざなりな呼び方もまた素晴らしい(笑)。

 あとは郁魅とタクミの創真大好きっぷりも見てて大変楽しかったです♪♪♪
 タクミ&郁魅を予感している私としては、原作以上にタクミと郁魅のシンクロっぷりが描かれていたのは嬉しいところでした♪

 つくづく思いますが、創真って誰と組んでも面白い交流が出来ますよね。
 この点が『幸平創真』という主人公の魅力の根幹に関わる部分だと考えています。
 こういう以前戦った相手だというのにも関わらずまるで旧知の仲のように親しいやり取りができているという創真の姿が、えりなの目を引いているという形に繋がっているわけです。
 本当に隙の無い描写だな~~~。(感嘆)


 同時にここら一帯のシーンは、構成面でも見事な効果を発揮していたという。
 原作では創真一人の回想という形で胡椒餅の料理面的解説が述べられていましたが、アニメでは香辛料のスペシャリストである葉山と、実際の協力者である郁魅との交流を通してリアルタイムで解説する形に改変。
 こうすることで、主要メンバーが一同に揃っているこのシーンの価値がより上がることに。
 どんだけ見事な構成力なんですかと言いたい。
 ヤスカワショウゴさん(脚本担当の方)は天才ですか。



 一方の[白衣の三人組]のやり取りも最高(笑)。
 特に黒木場が原作以上に良い~持ち味を出してくれていましたね~。
 ベスト発言は「現実だぞ」というツッコミ(ボケ?)。
 そりゃそうだけど(笑)。

 ナン味のキャンディーにもやられました。
 そりゃ売れんわ(笑)。



 あと細かいところでは、前回に引き続き創真が胡椒餅を選んだ理由もさり気に述べられていたのが良かったですね。
 石窯の物珍しさと焼き方のインパクトから、集客効果を狙った創真。
 「今回もそれを狙ったんだけど・・・」と、創真本人に胡椒餅を選んだ理由をちゃんと述べさせていたのは良かったと思います。
 その一方で、創真に余計な「含み」を持たせていた場面はカットしたのもまた良かったかと。
 原作は、そして主人公も
 説明が多いようで、実は相手(読者)を納得させる説明は足りていない。
 という大きな短所があるんですよ。
 それが理解のしにくさ、又は誤解の生みやすさという弊害になってしまっているんですよね。
 その点をアニメは大変丁寧にフォローしてくれており、実に有難い限りです。
 本当に、『食戟のソーマ』という作品は良いアニメスタッフ方に恵まれました。本当に。




 とにっかく今回はもう、作画・脚本はもとより、キャラクター一人一人の活かされ方がとんでもなく輝きまくっていましたね。

 原作で既にストーリーは分かり切っていたというのに。
 これほど純然に笑わされ、そして楽しめたのはすごく久し振りです。本当に。

 第一話も第二話も100点満点と言えるほどの出来でしたが、今回は150点、いえ200点です!!!
 アニメスタッフさんありがとうございました!!!(><)

 


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