雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

意外と知らない権利のこと。

2016-01-14 07:45:23 | 日記
 先日、友人から有給休暇を取ることになり、休暇簿の理由の欄に私用と書いたら上司にダメと言われ書き直した旨の話を聞きました。友人は何も疑問を持ってないようでしたが、私は有給休暇の理由について、ダンナとも議論したことがあります。

 そもそも、有給休暇に理由はいらないんです。これは取らせて下さいというものではなく、取得の権利があるのです。但し、業務に支障がないようにとの配慮は必要ですが、基本的には、いつでも理由を問わずに取得出来ます。

 とは言え、査定に響くからとか同僚の目があるからという理由で、堂々とした理由が無い限り取りにくいといったところが現状でしょう。知り合いの中小企業の社長は、そんなに権利を主張する社員は要らないと言わんばかりです。(私は、出世と関係ない職場にばかりいるので査定なんてあまり考えたことないですが。)休暇を取ったくらいで査定に響くとびくびくしているより、日頃の仕事に自信を持って、なくてならない社員になればいいんじゃないかな~とも思いますが。

 なんで、有給休暇の話をしているかっていいますと・・・

 労働者のいろんな権利が名ばかりで、国は法律を作りますが、中小企業はそんな権利を施行されたら我が社はやっていけないというところばかりだということです。

 この背景には、私たち働く者もその権利を知らないということがこういう事態を許しているのだと思います。

 こんな状況では育児休暇など都会の大企業や公務員しか取れないだろうし、男性が会社を休めないということは、子育てや家事の負担が全て女性にいくことになるのは目に見えてます。そんな、状況下で、どうして女性も男性張りに働くことが出来るのでしょうか。結婚と子育てをしないしかないですよね。

 少子化に至るシステムはいろいろあるかとは思いますが、こういうことも大事です。

 労働者の私たちも労働者としての権利をもっと知るべきだし、そういうことを知らない無知な社長や上司に教えてあげなければならない思います。地域づくりだけでなく、社会の在り方も少しづつ変えていかなければ、何も変えることは出来ないと私は思います。