雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

小さい農業。

2016-01-24 07:35:15 | 日記
 昨日はダンナのお付き合いで某農機具メーカーに展示会へ。ちなみにダンナは土木技術者なんですが、会社で作った農業部門のトップをしてまして、そういった関係でメーカーさんにご招待を受けたわけです。

 ま~、私は農機具にはそんなに興味ないんですよね。

 で、会場を回りながら考えさせられることがいろいろ…。

 まずは、機械が高い、そしてデカい。この辺りで田んぼを作るには、一般的に、トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、籾摺り機、軽トラなどが必要です。育苗からとなると、さらに育苗ハウス、播種機なども必要になります。

 国も、日本の農業に国際的競争力をつけるよう大規模化をすすめています。大規模な圃場整備もその一つです。ですが、圃場整備も自己負担です。この地域でも昭和53年ころやったほ場整備の農家負担分の全額返済が終わったのは確かおととしくらいだったような。

 因みに、昨日見た農機具でも、大型のトラクターなんかは1台600万円台でしたよ。これらの機械を収める作業所も必要ですし、大規模化による農家の負担は想像以上です。

 で、米の売値はびっくりするほど安いと思うのですが、多くの消費者はお米が高いということで米離れが進むわけですよ。

 こんな状況では個人の農家にとってこれ以上稲作を続けていくのは難しいと思います。

 よく冗談半分で農業をやめれば豪邸が建つんじゃないの?と知り合いに言ってみるんですが。

 で、会場内で私の目を引いたものが一つ。

 ミニ耕運機。

 今、使っているものはなんと、20年くらい。まだまだ、使えるのですがいろいろ不便な部分もあり、最新型のが欲しくなりました。

 値段も16万円とか。お手頃です。600万の農機具のあとで見るとタダのような価格。

 これと草刈機があれば、私の畑は出来るんです。

 決めた!私は小さい農業を突き詰めることにします。機械に頼らない農業。売り上げがそのまま利益になるような農業を目指そうかなと。

 

 ダンナとは対極的な農業なのですが、これも二分化ということで。