参考書を校正しながら読むレベルに到達したが、それだけに不安にさせられる
技術評論社『平成16年度情報セキュリティアドミニストレータ合格教本』のまとめ作業が終わってしばらく経つ。
Itecの『午前に出る情報技術』も二周目に入っている。
ある程度脳が馴染んできたので、午前問題は出題の意図も読み取れるようになりつつある。
これまでの経験上、問題に答えさせることで出題者が何を見たいのかが分かるぐらいになれば、大体の試験はパスしている。
午前分野はようやくその水準に手が届きそうだ。
『午前』と並行して、『情報セキュリティアドミニストレータ スーパー合格本 2006』(村中直樹 秀和システム 東京 2006)を読み始めた。
正攻法で全分野を地道に勉強するタイプの本ではなく、
過去の出題傾向を分析し最低限必要な部分から手を付けていく手管は、『一週間で~』とかよくある他の類書に通じる。
特徴的な部分は、資格試験の対象者像からも出題傾向を分析しようという、えげつないと言って良いほどの裏読みの姿勢だ。
出題意図を読むという点でわたしの性に合っている本だが、残念なことに編集ミスが多い。
秀和システムのサイトに正誤表の形で公開されている情報のほかに拾い切れていないミスがあり、
あまりの間違いのひどさに立腹した。
たとえば、ディジタル署名のしくみの説明で使われているイラストで、発信者は自分の公開鍵で署名を作成し、
受信者は発信者の秘密鍵で署名を復号することになっている。
その直後の例題も、正解とされる選択肢の記号と内容があっていない。
この本で初めてディジタル署名を勉強する人は、間違った知識を身に付ける恐れがある。
まだ読み始めたばかりだが、あまり信用できないのではないかと不安にさせられる。
校正の段階で、著者はざっと目を通すだけで、内容の分かる編集者もレビューをしていないのだろう。
編集チームのレベルが低かったのか、納期がきつすぎたのか、余分なところを勘繰るのはさておき、
このレベルのものを資格試験の参考書として発行してしまうのだから、出版社としてはかなり恥ずかしいのではなかろうか。
技術評論社『平成16年度情報セキュリティアドミニストレータ合格教本』のまとめ作業が終わってしばらく経つ。
Itecの『午前に出る情報技術』も二周目に入っている。
ある程度脳が馴染んできたので、午前問題は出題の意図も読み取れるようになりつつある。
これまでの経験上、問題に答えさせることで出題者が何を見たいのかが分かるぐらいになれば、大体の試験はパスしている。
午前分野はようやくその水準に手が届きそうだ。
『午前』と並行して、『情報セキュリティアドミニストレータ スーパー合格本 2006』(村中直樹 秀和システム 東京 2006)を読み始めた。
正攻法で全分野を地道に勉強するタイプの本ではなく、
過去の出題傾向を分析し最低限必要な部分から手を付けていく手管は、『一週間で~』とかよくある他の類書に通じる。
特徴的な部分は、資格試験の対象者像からも出題傾向を分析しようという、えげつないと言って良いほどの裏読みの姿勢だ。
出題意図を読むという点でわたしの性に合っている本だが、残念なことに編集ミスが多い。
秀和システムのサイトに正誤表の形で公開されている情報のほかに拾い切れていないミスがあり、
あまりの間違いのひどさに立腹した。
たとえば、ディジタル署名のしくみの説明で使われているイラストで、発信者は自分の公開鍵で署名を作成し、
受信者は発信者の秘密鍵で署名を復号することになっている。
その直後の例題も、正解とされる選択肢の記号と内容があっていない。
この本で初めてディジタル署名を勉強する人は、間違った知識を身に付ける恐れがある。
まだ読み始めたばかりだが、あまり信用できないのではないかと不安にさせられる。
校正の段階で、著者はざっと目を通すだけで、内容の分かる編集者もレビューをしていないのだろう。
編集チームのレベルが低かったのか、納期がきつすぎたのか、余分なところを勘繰るのはさておき、
このレベルのものを資格試験の参考書として発行してしまうのだから、出版社としてはかなり恥ずかしいのではなかろうか。
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