さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

銀座のクリスマス

2009-12-18 | フェア

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 久方振りでございます。プランタン銀座のフェアも今日で三日目。ようやく銀座での毎日にも慣れてきました。

 さて、先日ブログでも紹介しておりました東京フォーラムで開催中のストラスブールのマルシェ・ド・ノエルにも足を運んで参りました。が、思ったほどショップは出ていなくて、ちょっぴり拍子抜け…。

 実は、ひょっとして買付けの折にアルザスで飲んだクレマン・ダルザスやリースリングが売っていないかと期待をして行ったのですが(このアルザスのワイン、日本のお店ではとんとお見かけしないのです。)、あるにはあったものの、現地での安いお値段を想定していた私達にとってはダブルパンチ級なお値段!輸入品なので当たり前といえば当たり前なのですが、現地ではとても安くて美味しく、喜んで飲んでいたので、ちょっとびっくり。スパークリング・ワインのクレマン・ダルザスについては、「え~!これだったらシャンパーニュが買えるよ。」ということで今回は却下。特にロゼのクレマン・ダルザスには、私も河村も心惹かれながらも、「またアルザスに行こう!」と今回は諦めたのでした。

 やはりどうせだったらクリスマス時期に、本場のマルシェ・ド・ノエルを見にストラスブールに行ってみたいものです。果たしてそんなことがあるのかしら。

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今日からプランタン

2009-12-15 | フェア

 昨日は名古屋-東京間の移動。そして今日からいよいよプランタン銀座のフェアが始まりました。初日からお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

 今日はエンジェルコレクションここ一番の気合いの一日!今朝は午前6時半にプランタンへ出勤、午前11時の開店まで怒濤の(笑)飾り付け、そしてそのまま午後8時半の閉店までエンドレス。本当に長い一日でした。今日は早めに寝てリフレッシュし、また明日に備えたいと思います。私達は12月21日までプランタンにおります。銀座にお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ!

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いよいよ明日から東京

2009-12-13 | 

     20091213

 名古屋骨董祭へお越しいただきました皆様、ありがとうございました。今日までだった名古屋骨董祭も終わり、明日はプランタン銀座アンティークバザール出店のため、いよいよ東京へ向います。クリスマスの華やいだこの時期、久し振りの銀座でちょっぴり楽しみ。毎年のことですが、これが今年最後のフェアで、「あぁ、もう年末なんだなぁ。」と感じるひとときです。

 明日はお昼前に東京へ向い、夕刻銀座に到着後プランタンに商品を搬入。いよいよ「戦闘態勢!」のエンジェルコレクションです。

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文化学園のカレンダー

2009-12-12 | 日常生活

      20091212

 12月も半ば近くなって参りました。年末といえばカレンダー、カレンダーといえば文化学園のオリジナル!

 文化学園は、19世紀にパリで刊行されたモード雑誌“LA MODE ILLUSTREE”に挿入されたファッションプレートの原画を多数所有していることでも知られていて、その原画を元にしたオリジナルのカレンダーがまたこの年末も発行されました。実は昨年、卓上型の方を贈り物にしたところとても喜ばれたので、今回も通常の壁掛け用と一緒に卓上型も注文、すぐに手元に届きました。

 今年の壁掛け用カレンダーには、ウエディングドレスのファッションプレートが使われていましたが、来年のものは1880年代の旅行服やリゾート服等々。淡いピンクとブルーのバッスルスタイルのドレスの組み合わせが私好み!また来年仕事場に掛けるのがとても楽しみです。

 この文化学園オリジナルカレンダーはこちらから注文することが出来ますよ。950円という嬉しいお値段、限定100部なので欲しい方はお早めに!

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来週はプランタン

2009-12-11 | フェア

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 今週末は名古屋骨董祭、そして来週にはプランタン銀座のアンティークバザールとフェアが続きます。プランタンのフェアでは、抽選でアンティークが当たるアンティークプレゼントと、ポストカードのプレゼントが恒例になっていますが…今回、プランタン銀座でお買い物をされた先着1,000名の方にプレゼントされるのがこの猫カード!プレゼントされるものはアンティークではなくリプロダクションですが、とっても可愛いのですよ!だってこのカード、エンジェルコレクションオリジナルなんですもの。

 このたび、私のアンティークの猫カードコレクションの中から、私達が「猫イジメ(笑)」と呼ぶこのカードをセレクト。ポストカードを作ってみました。“Bonne année” なので、年賀状にも最適!

 このカードが欲しい方は是非プランタンへ!来週はプランタンでお待ちしております。

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明日から名古屋骨董祭

2009-12-10 | フェア

 いよいよ明日から名古屋骨董祭。今日は会場で準備だったため、先程帰宅しました。たいてい骨董祭などのフェアの場合、前日の午前中から準備なのですが、なぜか名古屋骨董祭だけは午後3時から午後8時までが搬入、飾り付けの時間。途中、河村が忘れ物をサロンに取りに帰ったり(会場からサロンまではなんと車で10分程度なのです。)、久し振りの骨董祭の準備にあたふたしながらも、何とか飾り付けを終えて帰ってきました。

 明日は午前10時から。今回も、以前と同じブースNO.C-5のアニーズアンティークスさんのブースですが、今回、お隣には以前名古屋在住で現在長野県の佐久在住、お馴染みブロカント・アーさんご夫妻が初出店。ブロカント・アーさんと一緒の可愛いブースで三日間、楽しくお仕事出来そうで楽しみです。

 名古屋近郊にお住まいの方はどうぞいらしてくださいね!

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扇物語

2009-12-09 | アンティーク

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 二~三日前、扇言葉について載せましたが、その時にオスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇 」と一緒に注文したこちら「扇物語―西洋の扇と女性のよそおい」が、昨日届きました。「扇物語」というロマンティックな書名にも惹かれますが、本の中身も想像していた以上の充実振り!オールカラーで美しい扇のコレクションが沢山掲載されているのはもちろん、扇にまつわるファッションプレートや、当時のカタログなど、資料もいっぱいです。おまけに扇の作り方まで網羅。そして何より、すべて日本語で説明されているところが感動的です。(笑)

 先日ちょっぴり紹介しました「扇言葉」も、こちらにはすべて載っていますよ。嬉しくなって早速Libraryのページに掲載しました。よろしかったらご覧になって下さいね。

 そうそう、河村が自身のブログ「しのぶ写真館」にアルザスの画像を少しずつ掲載しております。「しのぶ写真館」へも是非どうぞ。 

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新着ジュエリーとカードを更新しました!

2009-12-08 | アンティーク

 今回はジュエリーとカードの更新です。今回も沢山のアイテムをUPしておりますので、どうぞゆっくりご覧になって下さいね。

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フラワーバスケットのロケットはゴールドの質感も美しい18K製。両面とも細工してある点がポイントです。どうぞ近寄って細部までご覧下さい!

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このリボンを結わえたバスケットに薔薇のお花、いかにも19世紀のフランスらしいモティーフです。

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小さめなサイズのこちらも、上のロケットと同じくルイ16世様式のもの。ルイ16世といっても、18世紀のものではなく、この当時マリー・アントワネットの好みだったこの様式がリバイバルしたのです。繊細なバラの細工と、優しい丸みのある形が女性らしいですね。

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いったいどうやって彫ったの?と聞きたくなるような繊細で緻密な彫刻。当時の職人の仕事ぶりが伝わってくるアイボリー製品です。すずらんのお花の形も丸くて可愛い、身に着けても良し、ディスプレイしても良し、のブローチです。

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シードパールにキラリと光る小さな小さなローズカットダイヤ。どうしても大きな画像にすると、この良さが伝わりにくいような気がします。実物はパールが上品で可憐な雰囲気のピアスです。

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とにかく手彩色がとても美しいのです。手に持っているのは、樅の木と、同じくクリスマスには欠かせない宿り木です。

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この右下のお人形を抱いた女の子の表情がなんとも可愛いカード。このカードにも樅の木や柊など「おめでたい」アイテムが描かれています。 

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マドモワゼル・マルグリット(マーガレット)とでも呼びたいような麗しい嬢さんです。印刷のトーンと彩色の美しさが抜群です!

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この女の子二枚のカードは、元々同じシリーズのクリスマスカードだったものと思われます。当時のブルジョワのお家の子供は、大きなリボンの付いたこんな暖かそうなお帽子やマフをしていたのですね。

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この二枚もクリスマスらしいカード。マフをしてブーツを履いているエンジェルなんて、なんだか可愛くありませんか?下のカードの薄いクリーム色の色合いもシックで好きです。

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“heureux anniversaire” は「お誕生日おめでとう」のこと。こんな花文字のお祝いなんて素敵ですね。

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すずらんの花束で「あけましておめでとう!」 紫とゴールドのアール・ヌーボーの雰囲気のある数字とすずらんの遠近感のある表現が特徴です。

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今回入荷したボン・マルシェカードのこの6枚シリーズ、せっかく揃っているので額装するのもおすすめです。額のご注文も承りますので、お気軽にどうぞ!

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本当に本当に繊細なレースペーパー、こんなデリケートなカードがあるでしょうか。このカード、調べてみたらなんとスイスの修道院に行き当たりました。いつの日か、私もこの修道院の「黒い聖母子」像を見たくなりました。

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しっかりした表情が魅力的な聖母子像「ロザリオの聖母」です。幼子の手にもロザリオが、そして背景にもレース加工のロザリオが。とても興味深いホリーカードです。   

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寒い日にはヴァン・ショー

2009-12-07 | 日常生活

 今日は急に寒くなりましたね。こんな日にはヴァン・ショーが恋しくなります。寒い冬のフランスで買付けの途中、よく飲んでいるのがヴァン・ショー。ヴァン・ショー(Vin chaud )とはつまりホットワインのこと。私がいつも飲むのは、ごく一般的な赤ワインにオレンジの皮やシナモン、クローブなどのスパイス、それにお砂糖を入れて甘くした物。

 いつもパリのキャフェでこれを頼む度、見るからに外国人とおぼしき私の顔を見て、ギャルソンのムッシュウに「大丈夫?飲み方分かる?お砂糖を入れるんだよ。」なんて心配されています。スパイスが入っていることもあって身体が温まり、寒いパリではことのほか美味しく感じます。どうやらフランスでは、紅茶のティー・バックのようなヴァン・ショーを作るためのスパイスセットが市販されているそうで、ずっと探しているのですが、残念ながらまだお目にかかったことがありません。ボン・マルシェやギャラリー・ラファイエットの食品館に行けばあるかしら?

 そんな先日、買付けから帰ったばかりの色葉さんから、パリで白ワインやロゼワインのヴァン・ショーを飲んだことを聞き、「えっ~!白やロゼもあったの!?」なんて驚いています。次回は、私も是非トライしたいもの。その前に東京フォーラムのマルシェ・ド・ノエルでも、ヴァン・ショーが飲めそうで、今から楽しみにしています。

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扇言葉

2009-12-06 | 日常生活

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 またまたこの扇が登場!扇のことを調べていたら、18~19世紀の扇言葉について知りたくなりました。当時の社交界で、恋人へあからさまに言葉で伝えられないことを扇に託して伝えたという扇言葉。その扇言葉をちょっぴり覗いてみると…

■ファンの先端に指をタッチ 「あなたとお話ししたい」

■開いたファンの後に目を隠す 「あなたのことが大好きです」

■ファンを心臓近くに 「あなたは私の愛を獲得した」

■大きく開いたファンをゆっくり閉じる 「あなたと結婚することを約束します」

 実際にはまだまだ沢山。きっとこれを艶やかな仕草でしてこそ、恋愛も成就したのでしょうね。う~ん、これをレースのファンでしたらかなり艶っぽい。どうやら、この扇言葉については、オスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇 」が詳しいらしく、早速アマゾンで注文してしまいました。この「ウィンダミア卿夫人の扇 」、ヴィクトリア朝の人々の風俗が端々に登場するらしく、到着が楽しみです。

 ですが、実際のところ、扇言葉の数々を見てみると、情けないかな私にはそんなに覚えられそうにありません。(これを覚える男性も大変!)果たしてやってみたところで、相手はちゃんと反応してくれるのかしら?相手が見ていてくれなければ意味がないし…こちらにも疑問が残ります。間違って他の人が反応したら困っちゃいますものね。(笑)

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