あんみつとシナモン

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アルピニスト渡辺玉枝さんの事を知ろう!

2012年06月18日 | 山登り


    先月、5月20日付けの山梨日日新聞に
    エベレスト登頂を成功させた渡辺玉枝さんの記事が載っていました。
    一部抜粋しましたので、お読みください。 

『世界最高峰エベレスト(中国名チョモランマ8848m)登山に挑戦していた
渡辺玉枝さん(73)=富士河口湖町=が19日午前7時(日本時間同10時15分)ごろ、
登頂に成功し、自身が持つ女性最高齢の記録を10年ぶりに更新した。      
渡辺さんは2002年5月にも63歳でエベレストを制覇。
ポーランド人登山家が保持していた当時の記録を塗り替えた。
同行したカメラマンの村口徳行さん(55)=写真左側=も7回目の

登頂成功で日本人の最多登頂記録を更新した。   

渡辺さんは4月にネパールのカトマンズからチベット側に向かい、
エベレスト北側のルートから登頂に挑戦。
現地時間の18日夜に8300m付近から頂上へアタック開始。
19日午前7時ごろ、登頂成功。
そして、過去の登山者のごみを清掃しながら下山。

70代のエベレスト制覇は、三浦雄一郎さんが03年に当時世界最高齢の70歳で成功。
三浦さんは、08年にも75歳で2度目の登頂を果たしている。
男女を通じた最高齢登頂は08年、ネパール人の男性登山家が76歳で達成。』
  

    渡辺さんの人柄についても新聞は書いています。

『「高校まで一日も休まない頑張り屋」「物静かで謙虚」
渡辺さんをよく知る人はこう評する。
1938年11月21日、旧河口村(富士河口湖町)に5人きょうだいの末っ子として生まれる。
渡辺さんが小学校3年の時に嫁いできた義理のお姉さんは
「具合が悪くても、小学校から高校まで1日も休まなかった」と振り返る。

登山を始めたのは、神奈川県庁に勤務していた20代から。
77年に海外遠征開始、91年ネパールのチョー・オユー登頂、
その後次々と8千メートル級を制覇。
02年エベレスト、04年ローツェ、と8千メートル級5座制覇。
植村直己冒険賞や野口賞を受賞。

輝かしい登山歴を誇るが、周囲に自慢げに話すことはないし、
エベレストの思い出を話す時も率直に感想を表現し、嫌みがない。
と周囲の関係者の話。
実兄がエベレスト挑戦を知らされたのは3月28日の出発前夜。
友人にも知らせず、育てているポインセチヤの水やりを親族に頼むと、
静かに現地に向かったそうだ。 』





    実は私の(山の)大先輩T子さん(70)が、
    渡辺玉枝さん(73)と山仲間だったそうです。
    この写真は神奈川県庁勤務時代の山サークルで
    越前岳に昭和42年1月に登った時の写真だそうです。
    時代を感じさせる山ファッションですよね。
  ~~後列左が渡辺玉枝さん。右が大先輩のT子さん。~~

  そして、この職場のサークル登山がきっかけになり  
    山の魅力に開眼し、渡辺さんの大いなる挑戦の
    始まりになったのですね。



    この写真も同じ山行だと思います。
    これが(本当の)山登りファッションだ! というスタイル。
    ウール100%の、シャツ・ニッカズボン・靴下
    超重い革の登山靴
    両横に大きなポケットが張り出した3室のキャンバス製のザック
    いずれも、大雨は大敵!
    濡れたら重くなるし、冷えるし、乾きが悪いし…の時代でした。


  以上、2点の写真をT子さんよりお借りして、本人了解のもとに
    ブログに掲載させていただきました。