2013年1月27日まで、
広尾の山種美術館 で
「高山辰雄」と「奥田元宋」の
生誕100年記念展を開催しています。
高山辰雄『聖家族』1993(平成5)年
紙本・彩色 三番町小川美術館蔵
家族の在り方から人間の本質に迫ろうとした
哲学的なテーマに取り組んだ高山辰雄。
「命あるものの、何をしたいのかを、
絵の中にさがしている」高山辰雄。
奥田元宋『奥入瀬(秋)』1983(昭和58)年
紙本・彩色 山種美術館蔵
「元宋の赤」といわれ赤色を用いて
鮮やかな色彩で
静寂な風景を数多く描いた奥田元宋。
「対象をありのまま描写するのではなく、
心でとらえた姿を描く」奥田元宋。
日本絵画の巨匠二人の今年生誕100周年を記念して
開催された展覧会です。
日展ではライバルとして切磋琢磨し、
日本画の在り方を探求し続けた二人の芸術の軌跡を
見ることができます。