広尾の山種美術館では12月23日まで
小林古径の生誕130年を記念して
古径と奥村土牛の作品を紹介しています。
一見すると二人は表現方法や描写に
違いがあるようようにみえますが
古径と土牛は同じ梶田半古に入門していたこともある
兄弟弟子になるのでどこか共通する画風も感じ取れます。
6歳年上の古径を土牛は尊敬し、手本にしていたようです。
あの有名な土牛の「醍醐」の桜は
古径の7回忌の法要帰りに立ち寄った醍醐寺の桜(というより幹?)
にかなり魅了されたようです。
珍しい作品に古径の現存する唯一の油絵画が展示されてます。
セザンヌに影響されているように見えます。
山種美術館は土牛の作品を135点も所蔵しているとのこと。
まだまだ、これからも貴重な作品を展示してくれると思います。