渋谷東急本店横Bunkamuraザ・ミュージアムでは
3月9日(日)までシャヴァンヌ展を開催しています。
フランスでは壁画家として有名だそうです。
日本ではあまり見る機会のないシャヴァンヌの作品を
今回は見ることができます。
彼は1824年、リヨンの名家に生まれました。
22歳の時旅したイタリアでルネサンスのフレスコ画に
深い感銘を受けて画家を目指したそうです。
壁画と建物を移動して持ってくるわけにはいかないので
シャヴァンヌ自身が油彩で描いた壁画の
下絵や縮小版を展示しています。
チケットの絵はリヨン美術館の壁画の再生作品で
諸芸術とミューズたちの集う聖なる森(シカゴ美術館蔵)という題です。
建築、彫刻、絵画を擬人化した中央の女性を囲むように、
詩、舞踏、天文、喜劇などをつかさどる
9人のミューズが集う牧歌的な情景は、
アルカディア(理想郷)そのものでしょう。