あんみつとシナモン

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伊豆の長浜城跡に行こう!

2014年03月26日 | 散策

沼津からバスで40分、城下橋下車徒歩5分。
保存整備された長浜城に行きました。


昭和60年市教委が調査し、
小規模ですが、4っの曲輪と15の腰曲輪、
曲輪上の土塁跡や6基の堀切など確認。
昭和63年、国の史跡に指定され、
平成6年土地の公有化。
平成7年度より保存整備着手。
現在は400年前の姿が復元されています。


曲輪とは城を構成する区画。
       防御陣地や建造物を建てる敷地、
       兵の駐屯施設などを作る平場のこと。

腰曲輪とは斜面の中腹に設けた曲輪。
        斜面の勾配が穏やかで防御機能が十分ではない場合に設ける。
      


長浜城跡に通じる入口。

戦国時代に北条水軍の拠点として築城され、
駿河に侵入してきた武田氏との海戦では
前線基地として水軍の主力が集結された。


      

立派な木製の階段を登り、跡地に行きます。



第4曲輪跡。 
小規模の曲輪だが、尾根伝いに登ってくる敵をここで攻撃する。




駿河湾の奥深い湾内、
長浜城のすぐ下の入江までマグロなどの大型回遊魚が
入ってくる日本でも有数のマグロ漁場でした。
戦国時代にはすでにマグロ漁は行われていたようです。
しかし、この磯でマグロの大群が捕らえられた最後の漁は
大正時代の初めまで。今はお洒落なヨットハーバー。

 


長浜の魚見小屋。マグロ漁場の図(明治時代の資料から)
廃城後も城山には魚見の松や櫓が数か所あった。
小屋から魚群を発見すると大きなメガホンでデッキ下にある小屋に知らせる。
待ち構えていた漁師たちが船を漕ぎだし大網を張り魚群を入江に囲い込む。




長浜城跡周辺の風景と付近の地名



第一曲輪。物見台。標高30mで眺めは抜群です。



社がある第三曲輪。


かなり地味で観光地とは言いにくいですが
歴史的にいっても、有意義な時を過ごせる
貴重な場所だと私は思います。

近くを通りましたら、立ち寄ることを
お薦めします。

城跡は「ぬまづの宝100選」に選ばれています。