千代田区丸の内の三菱一号館美術館では
9月23日までヴァロットン展を開催しています。
スイスで生まれ、
パリで活躍した画家フェリックス・ヴァロットン(1865~1925)
白と黒のコントラストで表現した作品や
油絵、挿絵、批評、演劇など幅広い芸術分野で活動した画家。
20世紀以降は各種の芸術流派にも影響を及ぼしたようです。
日本発の今回の回顧展は、肖像画、風景画、
毒のあるユーモア漂う風刺画、
男女の怪しい緊張関係を暗示する室内画など、
油彩画、版画計約130点の作品を展示しています。
彼の独特な表現方法は、100年以上たったいまでも斬新で
まるで現在活躍している画家が描く
現代アートのようです。
展覧会会場は撮影禁止ですから
せめて、三菱一号館美術館の外観や廊下などを
撮影してきました。
赤煉瓦の建物は1894年(明治27年)に
ジョサイア・コンドルによって設計された。
1968年(昭和43年)老朽化のため解体。
40年後、復元。
2010年春、三菱一号館は三菱一号館美術館として
生まれ変わる。
3階に上がる階段。
2階南側廊下。
実はヴァロットンという画家は知りませんでした。
でも、ポスターの内容で「面白そう」と感じ、
友人を誘い行ってきました。
彼の作品は解けない謎につつまれた騙し絵のようです。
皮肉とユーモアの絵画を鑑賞し美術館を出た時
友人と私は
「これは絶対おすすめの絵画展だよね」
「見に来てよかったね」
と、不思議な感覚に酔ったように話をしていました。