
神の宿る場所と
言い伝えられてきた
熊野古道を歩いてきました。
語り部さんの説明を聞きながら。
今回の中辺路(なかへち)コースは
熊野古道のメインストリートです。




約4時間のコースです。
平安時代は
京都と紀伊山地の霊場を
繋ぐ参詣道です。
熊野三山とは



の三つの霊場を言います。
この三山を巡拝するための参詣道が
熊野古道なのです。

中辺路コーススタート


熊野の自然と歴史を
感じられる古道。


箸折峠の小山の上に
小さな牛馬童子像。
失意のうちに訪れた
花山法皇の旅姿といわれている。

山を越え、杉木立に包まれた聖地

石畳の古道沿いに咲く
季節の花に癒されました。

近露の里に下りてきました。
長閑な里には
カフェやお茶やがあります。









ランチ後のスタート地は
発心門王子から。
木の根が多い道
発心とは仏門に入り
修行を始めること。

水呑王子近くは石畳

マイナスイオン充満の
林道。

伏拝王子近く
古道沿いにはお地蔵様も多い。
山里に暮らす人々が祭るのか。
信仰と歴史を感じながら歩く。

祓戸王子近く

美しい石畳が続く

熊野本宮大社に到着
かっては多くの人々が
ここを目指した聖地。
全国にある熊野神社の
(約3,000社)総本宮。
スサノオノミコトを祀る。

熊野本宮大社境内。
熊野の神の使い
八咫烏(ヤタガラス)が乗った
黒いポストは現役。
後方にあるたらようの木は
葉に文字が書けることから
ハガキ(葉書)の語源に
なった木。

熊野本宮大社
御本殿(重・文)は
熊野造りの神社建築。
奥に見える証誠殿は
1000年以上続く熊野詣の
歴史を感じる神聖な場所。

大斎原(おおゆのはら)
高さ33.9mの大鳥居が見えてきました。
昔は熊野本宮大社の社地でした。
明治22年の大水害までは
壮麗な社殿がこの森の奥に
立ち並んでいたのです。


翌日歩いた古道
有名な大門坂に行きました。
ここは熊野古道のポスターに
よく登場する場所です。
熊野那智大社に向かう
全長約600m、
高低差約100mの
杉の原生林に包まれた
石畳の道でした。
古くから神々が住まう地として
崇められた、熊野三山。
中世には蟻の熊野詣でと
言われるほど
上皇も老若男女も
救いと癒しを求めて
参拝したのです。
今も昔も
清々しく厳かな気配に
満ちていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます