19日に終わってしまうので、
慌てて丸の内の三菱一号館美術館に
行ってきました。
いまここではイギリス人女性写真家
ジュリア・マーガレット・キャメロン展を
開催しています。
生誕200周年を記念しての
作品展なので、写真は150年位前のものです。
キャメロンは
インドのカルカッタで1815年に生まれました。
上流社会で社交生活を謳歌していましたが
48歳で初めてカメラを手にした時、
その才能が開花しました。
当時はたんなる記録するためのものであった写真を
芸術作品として世間に認めさせたのです。
150年前のイギリスでは、写真技術は開発途上。
一枚の写真を完成させるのも大変な作業だったようです。
彼女の作品はまるでモノクロの美しい絵画を
見るようです。
ソフトフォーカスされた女性の憂いを含んだ表情。
画家や小説家、役者などの芸術家を男性モデルにし
知的で魅力ある作品の数々は
彼女が切り開いた新たな芸術表現なのですね。
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