日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

記憶仕様それぞれ。

2016-09-02 22:10:09 | 発達応援
 我が家の猫、梅ちゃん。

 

 写真は撮り損ないましたが、今日、はじめて引き戸を自分で開けました!
これまで、「あーけーてー」と鳴くか、佇んでいるだけだったのに、
ちょいちょいちょいと、前足で戸口に隙間を作り、隙間に顔をねじ込んで、
見事に廊下からリビングに入ってきました。

 これまで、兄ちゃんのちぃが開けるのを見ていましたが、もう、これで開けられる!
兄ちゃんのように、ドアノブ式の部屋も開けられるようになるか!?

 がんばれ、梅ちゃん!

 ものの覚え方には、人それぞれの方法があると思います。

 たとえば、
「りんご、ふとん、シャワー、ねこ、チューリップ、オムライス」
この言葉を覚えてね、あとで聞くから…、と言われたら、
その言葉を聞きながら、あなたの脳はどんなふうにはたらき出し、どんな覚え方をしますか?

 私は、まず、聞きながら、聞いている言葉は漢字でイメージしながら、
同時に映像、イラストとなります。

 言葉の順番がどうでもいい場合は、
言葉の順番は入れ替わり、映像、イラストにしやすい順番になり、物語風になって記憶します。

 上記の言葉の場合、聞きながら、
「林檎、布団、シャワー、猫、チューリップ、オムライス」となり、
猫が布団に寝ていて、台の上に林檎とオムライスがあり、チューリップが飾って、
で、シャワーがつながりなく、ぽつんとしている、そんな絵を思い浮べると思います。

 そんな手間なことを、と思われるでしょうが、
字だけを頭で思い浮べ照り、口で唱えるよりも、私はその方が覚えやすいのです。
でも、もし、メモを取ることが許されるなら、聞きながら、
漢字でメモをとって、でも、やっぱり、頭の中では映像化すると思います。

 たぶん、こういう覚え方って人それぞれなのだと思います。
これが、英単語だと、私も映像かなんかせずひたすら書き、読み方をブツブツ言って覚えます。

 こういうのは、小学校からずっと「学習」とか「勉強」とかする中で、
自分で作り上げたもので、それぞれにやり方の嗜好性があるのだろうと思います。

 昨日のブログで取り上げた、
「ワーキングメモリーが弱い」と言われるような子どもさんも、
同年の子どもさんに比べると、弱いかもしれませんが、
本人が学習の体験を通して、周りの人からの助言をもらいながら、
少しずつ、少しずつ、本人なりの覚え方を学習し、作り上げていくのではないかなぁ、と
私は思っています。

 こんな覚え方もあるよ、色々、試してみたら?そんなことを周りの大人は提案し、
本人のやりやすいものや工夫できる余地をつくってあげるとよいのではないかなぁ、と
思います。

 人生がはじまって、まだ4,5年の人たちに、
「ワーキングメモリーがね…」と難しい顔をするのではなく、
さぁ、今からたくさんのことを覚えていこうね、という気持ちを育みたいものですね。

 なんだか、本当に、まるで人生は2,3歳から決まってしまうのかねぇ、と
速過ぎる世の中の流れに、呆然とする私です。

 
コメント (2)
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