日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

子どもが課題を転がしていく。

2016-09-17 21:47:16 | 発達応援
 台風の行方が気になるけど、よい天気〜と、思っていたら、
夕方から雨で、20時頃は遠くで雷も聞こえる大雨
明日は出かけなくてはいけないけど、ビーサンかなぁ。

 子どもと一緒に学習していると、色々なタイプの子がいます。
同じ道具を使っていても、途中からはその子独特のアレンジが加わって、
違う課題に発展していくこともあります。

 そして、「できるかな、どうかな」と本人もわからない感じのとき、
やってみたい、できる、という子と安全圏内で、チャレンジはしない子、それぞれです。

 また、できないかもしれないことに挑戦する子どもの顔も
できるかな、どうかな、、きゅっと引き締まる子もいれば、
できないなんて想像もしていない、のーてんきな表情の子もいます。

 やっている課題を子どもが自分でどんどんアレンジして、
自分でスモールステップを作り出していくときは、
その課題のレベルがその子に合っているんだなぁ、という目安になります。

 それはその子の中の好奇心や知っていることの引き出しとの対応なので、
本人が持っている知識をどんどん使えるものにしていくと思います。

 今日は当てはめパズルを使って学習しました。

 

 最初は、子どもは好きなように動物を外し、また入れるというやり方でやっていたのですが、
途中で「最初、シロクマで、次が…」と言い出したので、
順番決めて外して、また順番通りいれていこうか?」と提案すると、
ノッてきました。

 はじめから全部外すと、わからなくなるだろうから、
最初は2つだけ、次に3つだけ、とだんだん個数を多くしていきました。

 やりながら、子どもはきちんと順番よくできるように、
取った順番にきちんと並べていました。

 そこで、途中で「並べてるの怪獣が来て、バラバラにしても良い?」と聞くと、
「良いよー!』というので、きれいに並べてあるものをバラバラにしました。

 それも繰り返していると、子ども自身が、
「怪獣だぞー、がおーっ!」と自分で並べたものを、自分でぐちゃぐちゃにし出しました。

 そうやって、ただ、動物を当てはめるパズルが、
少し、記憶力も鍛えるパズルになりました。

 また、シロクマとゴリラが戦ったら、どっちが強いか、とか、
「ここにはいないけど、ワニとゴリラだったら?」と話しが広がっていきました。
動物が好きらしい、その子は持論を思う存分展開し、
いる動物、いない動物、色々な動物のことを話してくれました。

 そして、少し、動物の分類をしたりして、
フォイヤーシュタインの学習が広がりをみせました。

 子どもが自分で見つけて広げていく世界に乗っかると、
その子にとって少し、難しく思える課題もすんなりとまではいきませんが、
子ども自身がしっかり考えながら取組むことができるように思います。

 教える方は、自分の土俵に子どもを引っぱることより、
子どもが作った土俵に乗ったり、土俵を広げる手伝いを心がけると良いように思います。

 それは、子どもの発する言葉がヒントになりますね。
聞き漏らさないようにしなくちゃ!
コメント
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