日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

道案内。

2016-09-01 20:09:30 | 発達応援
 くだものがおいしい季節ですね。
梨、ぶどう、りんご、イチジク…、冷蔵庫は野菜と果物が勢力争いをしています。

 剥くのが面倒と、くだもの離れしているというニュースを聞いたことがあります。
こんなにおいしいのに、剥くのが手間だなんて、信じられない!

 果糖の取り過ぎをちょっと心配しつつも、やめられないくだものです。

 保護者の方と発達検査について話す機会がありました。

 発達検査、色々あります。
その保護者さんは、検査の結果を見ての心配やら「診断名はなんなのか」という点で、
戸惑っていらっしゃるようでした。

 検査の結果を聞いたとき、よく耳にするのが、
「ワーキングメモリが若干弱いですね」ということ。

 お子さんに検査をされて、結果を保護者さんに伝えられた方々は、
上記のような、どこが弱いとか、こういう困難さがあるとか、
そういう話しを保護者さんとすることが、きちんと結果を報告した!と
任務遂行と自身の仕事っぷりに満足されているのでしょうかねぇ。

 こういう発達検査は、貼付けて動けなくするお札のように、
保護者の思考をストップさせ、お子さんへの見方をわからんちんなものにする可能性があります。

 それは、例えば、お子さんについて「ワーキングメモリが弱い」と言われると、
お子さんはまるで未来永劫ワーキングメモリは弱いままであるかのようにイメージを固定され、
なんの発展も進展もないように保護者に感じさせる呪縛というか、魔法というか、
そんな役割をしているように感じるのです。

 ワーキングメモリが弱ければ、
小学校に上がるまでに、まだ間があるお子さんに何をしたらいいのか、
どんな助けがいるのか、どうやったら向上するのか、
そんなヒント、道案内をして欲しいと思うのです。

 検査の結果を読み取るには、専門知識が欠かせないことと思います。(たぶん)
それをわかりやすく説明するのは、検査した人の当たり前の仕事。

 もう一歩、進んで、じゃあ、何をしたら良い方に向うのか、
そこを補うには他のどんな力を使えばいいのか、
そんな、何かに取組みたい!と思うような検査であって欲しいなぁ、と思うことです。



 
コメント (2)
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