うちのゼミでは,毎年,2年次,専門書の輪読を課題としています。輪読というのは,特定の書物について,ゼミ生が順番に,担当箇所を読んで,解釈をした内容を発表し,その発表を受けて,全員で問題点について論じ合うという課題です。人文・社会科学系大学のゼミでは定番の課題です。私も,学部時代と大学院時代にそれをこなしました。
現3年ゼミ生も昨年度,マーケティング論の専門教科書の輪読を経験しました。しかし,全くダメでした。解釈するということはなく,専門用語と理論を理解しないまま,ただ教科書の文章を不完全に縮約して,内容を細切れにして話をしただけでした。しかも,論じ合うということはなく,まともな質疑応答すらもできませんでした。
それでいいのかというと,そうはいきません。なぜならば,教科書に載っている基礎的な専門用語と理論の理解なしでは,3年次の研究発表と4年次の卒論を乗り切れないからです。
今年度,4月からゼミ3年生に研究テーマ設定について発表してもらっていますが,基礎的な専門用語と理論を理解していないために,現象を表面的に追いかけるだけの内容になっています。なぜそのような現象が起きるのかという理論的分析を視野においていない,あるいは視野においていても,どのように進めればよいのか不明な発表ばかりです。
基礎的な専門用語と理論を理解したうえで,研究発表に挑まないと,他大学生の前で恥をかくだけになると感じ,今月から,ゼミ3年生には週に1回昼休みに集まって,輪読をやり直してもらうことにしました。
その時にゼミ生に要求するのは単純なことです。「専門用語や理論を具体例に結び付けて説明すること」。
マーケティング論や経営学のような実学の専門用語と理論は,具体例に結び付けやすいといえるでしょう。したがって,それらを具体例と結び付けて説明できないのは,理解できていないからだといえます。使用している教科書はマーケティング論の中級レベルの教科書です。入門レベルではないので簡単には理解できないかもしれませんが,3年次の今まで,授業ですでに接したことがある内容になっているはずです。
これから毎週,「具体的にはどんな例が当てはまるのか?」と問いかけるつもりです。ゼミ生は,先回りして,「具体例ではこんなことがあります」といえるように,予習しておいて欲しいと思います。
現3年ゼミ生も昨年度,マーケティング論の専門教科書の輪読を経験しました。しかし,全くダメでした。解釈するということはなく,専門用語と理論を理解しないまま,ただ教科書の文章を不完全に縮約して,内容を細切れにして話をしただけでした。しかも,論じ合うということはなく,まともな質疑応答すらもできませんでした。
それでいいのかというと,そうはいきません。なぜならば,教科書に載っている基礎的な専門用語と理論の理解なしでは,3年次の研究発表と4年次の卒論を乗り切れないからです。
今年度,4月からゼミ3年生に研究テーマ設定について発表してもらっていますが,基礎的な専門用語と理論を理解していないために,現象を表面的に追いかけるだけの内容になっています。なぜそのような現象が起きるのかという理論的分析を視野においていない,あるいは視野においていても,どのように進めればよいのか不明な発表ばかりです。
基礎的な専門用語と理論を理解したうえで,研究発表に挑まないと,他大学生の前で恥をかくだけになると感じ,今月から,ゼミ3年生には週に1回昼休みに集まって,輪読をやり直してもらうことにしました。
その時にゼミ生に要求するのは単純なことです。「専門用語や理論を具体例に結び付けて説明すること」。
マーケティング論や経営学のような実学の専門用語と理論は,具体例に結び付けやすいといえるでしょう。したがって,それらを具体例と結び付けて説明できないのは,理解できていないからだといえます。使用している教科書はマーケティング論の中級レベルの教科書です。入門レベルではないので簡単には理解できないかもしれませんが,3年次の今まで,授業ですでに接したことがある内容になっているはずです。
これから毎週,「具体的にはどんな例が当てはまるのか?」と問いかけるつもりです。ゼミ生は,先回りして,「具体例ではこんなことがあります」といえるように,予習しておいて欲しいと思います。