ゼミ3年生には,現在,昼休みを利用してマーケティングの専門教科書の輪読を行ってもらっています。輪読というのは,特定の書物について(主に理論書),ゼミ生が順番に,担当箇所を読んで,解釈をした内容を発表し,その発表を受けて,全員で問題点について論じ合うという課題です。人文・社会科学系大学のゼミでは定番の課題です。理論や専門用語の理解のためにやることが多いでしょう。私も,学部時代と大学院時代にそれをこなしました。
しかし,うまくいきません。例年通りうまくいかないのです。自分なりの内容の解釈がなく,専門用語と理論を理解しないまま,ただ教科書の文章を不完全に縮約して,内容を細切れにして話をしているだけです。しかも,論じ合うということはなく,まともな質疑応答すらもできていません。思考の訓練にすらなっていないのです。
どうすればいいのかというと,専門用語や理論を具体例に結び付けて説明するよう心掛ける。具体例に結びつければ,その専門用語や理論が現実の動き説明することに役立つのか,あるいは役立たないのか考察することができます。その時に,自分なりの解釈を加える余地が生まれます。また,特定理論で説明がつかない現実の動きがあった場合,別の理論を当てはめることができるのか考察してみると,理論間の関係を理解することができます。
マーケティング論や経営学のような実学の専門用語と理論は,具体例に結び付けやすいといえるでしょう。したがって,それらを具体例と結び付けて説明できないのは,理解のための努力を欠いているといえるでしょう。使用している教科書はマーケティング論の中級レベルの教科書です。しかも,その教科書を使った授業をゼミ生たちは既に履修しています。
ゼミ生には,教科書の理論に接したらすぐ,「具体的にはどんな例が当てはまるのか?」と問いかけて欲しいと思います。
しかし,うまくいきません。例年通りうまくいかないのです。自分なりの内容の解釈がなく,専門用語と理論を理解しないまま,ただ教科書の文章を不完全に縮約して,内容を細切れにして話をしているだけです。しかも,論じ合うということはなく,まともな質疑応答すらもできていません。思考の訓練にすらなっていないのです。
どうすればいいのかというと,専門用語や理論を具体例に結び付けて説明するよう心掛ける。具体例に結びつければ,その専門用語や理論が現実の動き説明することに役立つのか,あるいは役立たないのか考察することができます。その時に,自分なりの解釈を加える余地が生まれます。また,特定理論で説明がつかない現実の動きがあった場合,別の理論を当てはめることができるのか考察してみると,理論間の関係を理解することができます。
マーケティング論や経営学のような実学の専門用語と理論は,具体例に結び付けやすいといえるでしょう。したがって,それらを具体例と結び付けて説明できないのは,理解のための努力を欠いているといえるでしょう。使用している教科書はマーケティング論の中級レベルの教科書です。しかも,その教科書を使った授業をゼミ生たちは既に履修しています。
ゼミ生には,教科書の理論に接したらすぐ,「具体的にはどんな例が当てはまるのか?」と問いかけて欲しいと思います。
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