明日の葉っぱ(8×8)=69

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アルバム ぷらいべいと 吉田拓郎

2018-07-11 11:08:19 | 僕の音楽日記
1977年4月25日発売のこのLPは
急遽予定され発売になった
大人の裏事情があったと聞く。

そんなことより
ファンは
すごく嬉しくて
ボブディランもセルフカバーアルバム
「セルフポートレート」を出したように

拓郎もそんな感じで愛唱歌的なものも含めて
アルバムとして発売してくれたことは
ファンとして楽しみの幅は広がったことを
覚えてる。

今ならcover花盛りな時代。
1977年あたりでは
そんな風潮は無かった。
拓郎が歌う
「くちなしの花」
当時は
(合わないなぁ〜)と感じてたけど
今はしっくりくるんだなぁ
歳のせいなのかなぁ

しかるに…このアルバムは思い出深く。
ちょうど中学3年の初夏修学旅行前に発売されたもので
修学旅行にこのアルバムの曲を覚えてバスの中で歌った(一人独演会)覚えがある
マイクを独り占めにして
アルバムの曲を歌いまくったのだ。
クラスの仲間は
白けきってたけど…
拓郎好きのいつものワガママだ
と見過ごしてくれた暖かいクラスメイトだったわけだ。

それにバスガイドのお姉さんが
拓郎のファンという事を自己紹介で
僕らに伝えたものだから
もう僕は舞い上がって

だって…
クラスの中で拓郎ファンは俺一人。
孤立無援!
学年でもあと一人いるくらい程度の少なさ。
みんな誰のファンなのよ!って言いたくなるくらい
拓郎の良さを分かち合えない
歯がゆさと寂しさを常に抱いていた
少年だったわけだから…

なおさら
バスガイドのお姉さんがファンという事で
その修学旅行のバスの中は楽しかった。
お姉さんに聞かせるためだけの
僕のマイクパフォーマンスだったわけだ。

手作りの歌詞カードをこさえて
「ぷらいべいと」のアルバムの曲を歌いたくて
自己顕示欲も旺盛になってた頃の僕だった。
このアルバムを聞くたびごとに
あの修学旅行の時の自分と
バスガイドの拓郎好きのお姉さんを思い出す。

昔の写真アルバムを開けば
バスガイドのお姉さんの肩に手を回し
笑顔で映ってる僕がいる。