お酒を口にする機会
は
興味本位から
とか
だまされて飲まされるとか
色々なアプローチの仕方がある。
とりわけ
ビールが最初だったかも…
親戚の集まりの席で
大人達は酔ってて
その中に紛れ込んで
親戚のひとつ年上の子がグラスのビールをクイッと
飲んだのをみて
僕も真似して
飲んだ苦い
麦酒 だ
ただ 苦いだけの炭酸の飲み物に
大人たちは
楽しそうに
美味しそうに
飲んでるのが
不思議だったのを覚えてる。
小学生になりたての頃の出来事だったか
多分口にしたお酒は
それが最初だろう。
中学の頃
仲間と夜遅くまで
音楽の話やら
女の子の話やら
盛り上がっての時
2リットルのコカコーラとサントリーホワイトの小瓶をもって
それで
ウィスキーコーク なるものを飲んでみるべ
ということになって
割り方が適当だったあの頃
やたらウィスキーが強い
ウィスキーコーク の出来上がりに
むせかえって
飲んだ記憶がある。
最初の一口は
コーラの味が口の中を巡るあとに
喉を過ぎる頃
熱い何かが
喉をかきむしりながら
胃の中へと流れていく
もっと薄く作れば飲みやすいのに
何故あの頃ってやたら濃いウィスキーコーク ばかり飲んでいたんだろ。
早くお酒に慣れたかった？
大人びたところを見せたかった？
どちらにせよ
かっこよくお酒を飲んでる自分達に酔いしれたかったことは確かだ。
ウィスキーコーク はえーちゃんの歌にあったっけ
歌いながら
えーちゃんの曲を聴きながら
飲む
ウィスキーコーク 。
ちょっと
やれてる自分に
酔う前に
酔っている。
普通はウィスキーが余るのに
コーラの2リットルと640mlのサントリーホワイトがなくなってしまうのだから…
悪酔いした次の日の学校は
最悪で
二度と飲むまいと心に誓った
ウィスキーコーク 。
飲み方としては
悪酔いしやすいから
という噂と経験からの
伝えが流れるように
あの頃
好んで飲んだウィスキーコーク だった。
それからは
多分
ビールに変えたように思う。
高校の頃は
フルーツワインとサッポロ黒ラベル
がもっぱらのお酒との関わり。
ウィスキーコーク は
なんだが青臭い
ガキだった時の背伸びした
飲み物。
悪酔いの代名詞。
その後はえーちゃんの歌で酔ってばかりだ。
