明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

俺たちの旅 中村雅俊

2019-06-25 21:15:01 | 僕の音楽日記
人生は旅と似ている。


俺たちシリーズ第二弾にして、ヒットドラマの
俺たちの旅

カースケの自由さとあのキャラクターに
憧れ 僕もカースケのような男に
なりたいと、思いながらドラマを見ていた。

あの頃から人生の旅は始まっている。

夢を半分見たあたりから
現実の波に乗って
生活の為の仕事につきながら
おおよそ
「俺たちの旅」のような
生き方には程遠い
人生という名の旅の途中。

将来とか
夢とか
自分の描いていたものは
今や 語る事もできないくらい
僕の視界から消え失せてしまって、
それでも、
この歌を聞くたびに
胸に秘めた想いや夢や
懐かしい友達の事を思い出す。


気に置けない仲間たち
自分が自分でいれた
あの空間 あの場所
色んな奴がそれぞれ旅立っていったけれど

また、それぞれ傷つきながらも
今日まで
生き抜いてきた証として、
集まれる場を持とうじゃないか!

旅の途中のやつも
旅を終えたやつも
懐かしい顔を携えて
集まって
今日まで生きてきた証を確かめ合い
称え合おうじゃないか!

そう、思いながら
クラス会の幹事を引き受ける事とした。

もう、後先何年 何十年と老いを迎えていくだけの残りの人生を
若かった頃のような
はしゃぎ方はできないけれど

俺たちの旅は続いているのだけれど

まだまだ
と言い合える仲間であることを
実感できるその日を楽しみに
夢見ながら…



青空 ひとりきり 井上陽水

2019-06-25 05:50:37 | 僕の音楽日記


作詞 作曲 井上陽水

楽しいことなら 何でもやりたい
笑える場所なら 何処へでもゆく
悲しい人とは 会いたくもない
涙の言葉で 濡れたくはない
青空、あの日の 青空、ひとりきり※

何かを大切に していたいけど
身体でもないし 心でもない
きらめくような 想い出でもない
ましては我が身の 明日でもない
浮雲、ぽっかり 浮雲、ひとりきり

仲良しこよしは 何だかあやしい
夕焼け小焼けは それより淋しい
一人で見るのが はかない夢なら
二人で見るのは たいくつテレビ
星屑、夜空は 星屑、ひとりきり


1975年
フォーライフレコード設立
して1番ラストに発売されたシングル
泉谷
小室
吉田
その次
トリを飾る
75年11月25日発売第一弾シングル
「青空ひとりきり」

R&Bティストの編曲
ブラスセクションが心地よくなかなか凝ったアレンジだと思う
この曲を聞いていた頃はまだ子供だったので
気にも止めなかった事や細かな事が
大人になって改めて聞いてみると
細かな発見や
曲の良さを実感する

染み入るような空の青に
自問自答するこの歌詞は

自分のアイデンティティを確認するかのように

この頃の陽水さんはまだ
そんなに深く言葉遊びはしてないが
その入り口に立った感がある。

フォーライフに入ってから井上陽水の
ワールドが確立されていくわけだが

フォーライフレコードを設立した経緯
その事での自分のスタンス
これからの立ち位置
展望などが
この歌詞には込められてると感じる
そう思いながら歌詞を読んでいくと
なるほどと納得する。

実際はそうではないのだろうけど
見方、捉え方の自由さは人それぞれで
楽しむ事でみれば
角度は色々あっていい。

「青空ひとりきり」というタイトルひとつ
とっても
言葉の使い方が面白い。
文学的でもあり、
抽象的すぎて、広すぎて
深すぎて
対義語のようでもあり、

青空 …清々しい気分
ひとりきり…寂しい
イメージが交錯する
水と油を掛け合わせる
その意味は

他のアーティストのアルバムタイトルにもあった。
松任谷由実さんの
「悲しいほどお天気」
も近い。

お天気は気持ちのいいものという先入観イメージを
悲しいほど

断定している。
そこには個人のもつ感情からの決めつけが
ある。

悲しいほどお天気
青空ひとりきり
その人の感じる思いは
他の人とは違うところにある。


今日
梅雨の晴れ間
気持ちの良い天気になりそうだ
ひとりきりで
見上げる青空
悲しいほどお天気でもある。