明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

Xanadu オリビア・ニュートン・ジョン

2019-10-02 18:31:00 | 僕の音楽日記
1980年の映画
「ザナドゥ」はオリビアが人気絶頂の頃のミュージカル映画。

思春期の男子
あの頃。
金髪女性の象徴は
多分
オリビアニュートンジョンさん
シルビアクリステルさん
だったろうと思う

滝川クリステルではなく…

(失礼)


それほど洋楽で有名で
なおかつ
綺麗で
歌が上手くて
僕たちに
憧れを持たせてくれた
存在だった。

「そよ風の誘惑」のヒットと
可憐な
笑顔で白人金髪女性アーティスト
として圧倒的に右に出る人がないくらい
そのポジションは不動だった。

僕は洋楽にはうとく
詳しくないけれど
80年入っても
オリビアの快進撃はとまらなかった
ようだった。


透き通るような歌声は変わらず
少しセクシーになったオリビアが
跳ねて踊る
そしてELOがサポートする
「Xanadu」
音の厚みのあるポップな楽曲として
未だに印象にのこる一曲だ


あの頃
洋楽女性アーティストといえば
一にも二にも

オリビア ニュートン ジョン!






NHKスペシャル 「AIでよみがえる美空ひばり」2019.9.29放送。

2019-10-02 07:56:00 | 僕の音楽日記
最先端技術は
人の心の領域に入って
行った。






芸術という分野への関わりは
極めて薄っぺらなものになりがち
なのだろうけど
今回の
美空ひばりさんへの新曲を披露するという
プロジェクトは
関係者の熱意と思いが
感動という人の心の領域にまで
入り込んで行ってしまった
瞬間だった。



ファンではない僕と
長年のひばりさんファン
そして関係者
その関わりの密度の違いはあれ

その披露された歌に
感動し、
知らぬ間に涙していた
自分がいた。

再現されたひばりさんの声
語り
しぐさ
亡き人がよみがえることの
嬉しさ

これは下地として計算されたものだったかもしれない
予定調和的な流れも見えていた。


語りをいれれば
それは
間違いなく
心を鷲掴みにされる。


ファンならとくに
関係者ならそれは
嬉しい。


感動を前約束したのも同じでしょ?
途中見ながらツッコミを入れたくなった。


作詞家 秋元康氏が担当した
コンセプトと歌詞は
現代に蘇ったひばりさんの新曲ということになり、

そこには
純粋な気持ちだけが
浮き彫りにされていたのだった。

これには
普段の仕事とはちがう
計算されているけれど
売れる為の計算ではなく

ひばりさんに会いたい
ひばりさんの歌をもう一度聴きたい
と思う
その思いだけが
科学の力を借りた
プロジェクトだった。

人の心の領域に

入ってはならない領域に
科学が結果的には踏み込んだ結果だったけれども

そこには
会いたいという思いを、実現させてくれたそのことだけが純粋に残っていたのだから…

多分それも
AIは学習して
こうすれば
人は感動する。


となっていくのだろうか?



ますます人間はAIに手玉に
取られないだろうか?

そんなことも
思ったりして


しかし
今回
涙したわけは

ファンでない僕でも泣けてきたのは
なんだったんだろうか?

ヤマハのプログラマーの大道さんの
苦労の仕事ぶりに
人が芸術の感動の壁を
ぶち抜こうとする熱意に感動したのか?

その関わりあった関係者の皆さんの熱意の束が
ひばりさんの歌と重なり合って
見るもの聞くものに
無条件の感動をもらったのか?


なんの涙なのか?
説明がうまくつかない
そんな涙の流し方だったのだ。

もらい泣きでもなく


未知の領域への到達
の感動?


しかも
本来それは
それぞれ人の心にあるものだったはず。



会場で鑑賞した人たちは
ひとえに口を揃えて
感動と感謝を口にしていた。

科学を良い方向に使っていった
結果だったと
安堵の表情のプログラマーの大道さんのコメントが印象的だった。


本来立ち入ってはいけない
触ってはいけない
壊してもいけない
イメージと美しく残された
ものを具現化するという
極めて無理に近いことをやってのけた
プロジェクトチームの頑張りに
頭が下がる思いと

改めてまた、
このことへの
一石が投じられた形を残して