明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

あなたの声 山崎ハコ

2019-10-14 16:57:00 | 僕の音楽日記




あなたの声には 景色がある
目を閉じていても見えてくる
あなたの声には色がある
真夜中ごろには美しく
忘れる日々はまるで散る桜
目覚めておくれ春のふきのとう
過ぎた昔もまだ見ぬ明日も
あなたの声が連れてくる
夜の空を思い出 走る




あなたの声にはドラマがある
言葉がまだみぬ 映画になる
あなたの声には愛がある
やさしい場面に包まれる
巻き戻ればやり直せるから
夢の話を思い浮かべてる
過ぎた昔をまだ見ぬ過去に
あなたの声が変えてゆく
夜の空を 恋が走る


時が戻ればやり直せるけど
選んだ道を愛してゆきましょう
過ぎた昔もまだ見ぬ明日も
あなたの声が連れてくる
夜の空を希望が走る
夜の空を希望よ走れ


ラジオ深夜便の歌で山崎ハコさんの
「あなたの声」という歌がある。


あなたの声には勇気付けられ
希望も持ち
声のもつ
温かみ
その先の世界を
優しく包み込んでくれる
声。

ラジオにしろ
電話にしろ

耳からの刺激は
脳を活性化させ
想像力を働かせる。
幸せな気分にも
嫌な気分にもなることも
あるけれど

ステキな気分になることだけを
趣旨選択して
この耳からの
情報は豊かな気分になるものならば
それは大事な事。

よく、都合のいいことしか聞かないとか
自分の悪口はよく聞こえるとか

この耳は御都合主義にできてる。

そして発する声
僕は長年自分の声が嫌いだった

コンプレックスとまではいかないけど
昔自分の声や歌をカセットテープに
録音して聞いたりした時

誰の声?
聞きなれない自分の声をフィードバックして聞いてみると

そんな違和感を抱いた事は
誰にでもあっただろう

今の時代は
その逆の人が多いような気がする
むしろ自分の声に酔いしれてる
人が多いような気がしてならない。

アニメ声というか
あんな声がいいというのもあり

みんな確かにはいい声してる。


でも
そんな僕の声がいいと言ってくれる人が現れたり
ずっとその事が自分の負の部分と思ってた事を
好きだと言ってくれると
10カウントで負け寸前のボクサーが
立ち上がれるそんな勇気をもらえる
状況に似て
勇気をもらえた。
歌う声も
喋る声も
悪くない
自信もちなさいと

どれだけ救われたことか

コンプレックスを覆すのは
大勢がそれを認めるか
信頼ある人一人であっても
100人りき
のメッセージとして受け止めた時

そのコンプレックスは解消していく
のだろうと…


あなたの声

がいいのよ
そう励ましてくれた。

自信なさげからくる
声の出し方
ハキハキはしてない喋り方

頼りなげな雰囲気
それは声に反応するみたいだ

でも
その奥にある
やさしい部分を察知して
すくい上げてくれた


そうして僕の心に少しずつ
ハガネを入れてくれて

自信を持って行く事が出来た。


自分を嫌いになっちゃ
いけないよね


自分自身本当は好きなはずなのに

いつの間にやら
他人と自分を比べ
自信をなくしてしまう

人は大人になるたび
弱くなるよね

という歌の歌詞もあったように

自信をなくしたまんまということも
ある。

目の前の険しい山を登りきる前に
心を整え
自信を持たせてくれた
愛すべき人に
感謝とお礼の愛情を
伝えたい。

本当にありがとう。

僕の声は
届いているだろうか?

いつも自信なさげな
癖は変わらないけど
あの頃よりは
明るく元気になってると思うよ。

あんな時もそんな時も
変わらない
僕の声

あなたの声も
また聴きたいなぁ
空を見上げて思うのです。













言葉 吉田拓郎

2019-10-14 16:16:00 | 僕の音楽日記
2枚組アルバム 
ローリング30

70年代最後に出した
オリジナルアルバムとしての
名曲揃いの名盤

名作詩家 松本隆さんの
作品群を要する
このアルバムは
その後歌い継がれていく歌たちが満載だ。


言葉による情景描写が卓越してる
短い言葉の中に
心の動きも見て取れる
松本隆さんの詩 

こわい言葉を
言ってしまった…

もう 友達でいられないんだよ…

人生さえも
塗り替えるほど
こわい言葉を
言ってしまった

「愛してる」

という歌詞がある。


大人の付き合い
ただの友達から
揺れる心の動き

先に踏み出した
気持ちの先に
気持ちより先に
出てしまった

「愛してる」

最大限の表現 が

その言葉となって
発信しなきゃ
自分の気持ちがはちきれそうに
なる寸前の状態で

理性的にも振る舞えば
振る舞うほど
湧き上がってくる

蓋をしていた言葉

「愛してる」

人生さえも塗り替えるほどの言葉。

覚悟もなく
理性の壁を超えて出た
言葉

「愛してる」


深く
甘く
重く
相手の心の底に落ちていく
言葉

「愛してる」


寝ていた相手を電話で起こして

「ごめん」起こしてしまったね
としながらの
やりとり

居ても立っても居られない心のざわめきを
電話越しに伝えた

「愛してる」

不意打ちのような時間をついて
でしか
言えない
言えなかった言葉

言おうか
言うまいか
悩み苦しみ


心の奥の暗い迷路で
たった
5文字の道標みた
「愛してる」

と言う歌詞が物語る。


恋愛模様につきものの押したり引いたり

その言葉を待ってることもあり
待ってるそぶりもみせぬように…
どちらかが言うでもなく…

そうして両方が感情に蓋をして
やり過ごすのが
大人の恋だと
割り切っていけばいくほど

暗い迷路に迷い込む。


電話での告白は
前も書いたけど小学生のころ
告白はしてないけど

はじめ好きな女の子にこちらから
わけもなく
突然電話したことがある

それってもう相手としての反応でわかる

例えば
嫌いな相手からの電話なら
そっけないはず

でもそうでなければ
話は弾んだり
続いたり

あの時ははじめの電話なのに
話が詰まりながら
だけど
続いたんだよね。


今でも
話が続く相手と電話と話すと
お互いの
好きか嫌いかはわからないけど
少なくとも
嫌いじゃない
好意はもってもらって
いると仮定して
話が出来ていることは
有難いことだと思う。

そっけない返事
話が続かないっていう
ほぼ
一方通行のコミュニケーションは
辛いことだよね。







しみじみ
ライブバージョン
のバラード

ジンと沁みます。






よろしく哀愁 郷ひろみ

2019-10-14 10:49:00 | 僕の音楽日記
少し鼻にかかった歌い方
1974年のヒット曲

おそらく
安井かずみ
筒美京平コンビの作品で
一番じゃないかと思える
作品の
「よろしく哀愁」

沢田研二さんが歌っても良いと思えるほど
安井かずみさんは沢田研二さん作品を多く手がけてきたイメージもあって、

でも
艶っぽい良い男が歌うのに
ピッタリの大人の歌になっている

郷ひろみさんもこの作品で大人の男へと成長した作品だったように思う。




心配性の彼女をなだめ
慰める
恋と二人の絆を確認する
思いやりある
歌の内容。


この歌のキモの言葉は

「会えない時間が
愛育てるのさ 目をつぶれば
君がいる」

ってところかな?

あの頃は携帯も
メールもできない時代
ダイレクトに意思が伝わらない時

より離れた時間
会えない時間が
愛おしく
愛を育てるのには
十分な時間だったし、
壊れていくのにも
十分な時間だったのかもしれない


もう、泣くのも平気
よろしく
哀愁…
と言って
歌は終わる

会えない時間目をつぶれは君がいる
そのことで心が強くなる
寂しさも哀愁も
二人を強くする時間。

今思えば
なんてステキな
粋な歌詞を
サラって歌っていたのだろうと
頷くばかりだ。

郷ひろみさんだからヒットした
アイドルだからヒットした
だけではなく
作品としても素晴らしいと感じる

「よろしく哀愁」なのです。


頻繁にやりとりして
愛を確かめ合う
恋人同士の形も
時間と距離を大切に思う
信頼と絆
目に見えない心の交流という部分
がだんだん
気薄になってきたように思う
昨今。

恋愛の深み
愛することの
奥深さ
はこうして作られるような
気がする。