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瞳はダイアモンド 松田聖子

2020-11-05 21:28:00 | 僕の音楽日記
1983年はほぼ松田聖子さんの
ピーク、絶頂期へ到達
したあたりだと思う

TBSのザ・ベストテン
では8週連続1位 10月28日発売からずっと1位をキープしていた
ことになる。

前作
「ガラスの林檎/スィートメモリーズ」から
大人の女性を意識した
雰囲気の曲調にシフト。

初めての失恋歌を
また、松本隆/呉田軽穂(ユーミン)コンビでやってくれた。

赤いスィートピーでの
パステルカラーの淡い
ラブソングを送り出した
コンビが、
グレーカラーの失恋ソングへと
シフトチェンジ。


赤いスィートピーでは
ユーミンが松田聖子ワールドへ
寄せていって作られた感じだったが…
この「瞳はダイアモンド」では
ユーミンの歌っぽさ、ユーミンの
香りのする楽曲だと感じた。

ユーミンの曲も独特で
音域の広い曲もある。
特にこの
瞳はダイアモンドもそう
低音域から中音、そして
サビは高音域まで伸びていく
非常に歌いづらい曲だとは思うが
なかなか
場数を踏んで歌い慣れていった
感じだった。松田聖子さん

低音域から始まる
♫愛してたって 言わないで
は苦しそうな松田聖子さん
彼女の魅力的な中高音域での
弾ける楽曲での
歌たちとは違い新境地だった
「瞳はダイアモンド」

この次のシングルも
ユーミン、呉田軽穂さんの
ロックンルージュ
で弾ける楽曲へと
また、様相をかえていく

いわば流行歌手、アイドルの
七変化だ。

魅力ある色々な松田聖子を
歌で演じてくれた
80年代前半の松田聖子さん

向かう所敵なしだった



映画色の街…
美しい日々が
切れ切れに映る
いつ、過去形に変わったの?

この歌い出し。
松本隆さんの素晴らしいところ。
「〜色」といういいまわしはまさしく松本隆ワールド。
赤いスィートピーでは
「春色の〜」
「瞳はダイアモンド」では
「映画色の街〜」


映画色ってどんな色?
聴く人によって
色んな色をもつ
映画色…
楽しくも儚い色の街
をもって映画色なのか?

ああ、泣かないでメモリー
幾千粒の雨の矢たち
見上げながら
潤んだ瞳は…
ダイアモンド。

雨は矢のように
幾千粒も落ちてきてる
けれど…
瞳は潤んではいるが

ダイアモンドのように輝き
そして、硬い
ということなのだろうか?

このくらいの悲しさには
動じない
揺らがない
強い心と
綺麗で硬い意識を映し出す瞳


瞳はダイアモンド
松田聖子