16日の京都は小雪が舞った。三十三間堂では、新成人による弓の
引き初めがあった。晴れ着姿の二十歳の女性が清々しい。都大路を
全国から集まった女子ランナーが駆け抜けた。
三十三間堂では毎年15日に近い日曜日、「楊枝のお加持大法要」
と「大的大会(通し矢)]があり境内は、無料公開される。

この日は昨夜来の雪で市内はうっすら薄化粧。その中を弓を持った
若者が次々やって来る。

通し矢の会場は、選手と観光客でごった返していた。
堂内では、大法要が営まれていた。中の三千参百を超す観音様にお
参りする人も多い。でも、20歳を迎えた若者たちの弓をみようと、射場
は黒山の人だかり。人の背中越しにカメラを向けた。
通し矢のあと、女子駅伝を見ようと地下鉄丸太町を降りて、御所の南
側、丸太町通りで、ランナーを待った。

長い間京都に住んでいながら、恒例の駅伝を見るのは初めてだ。ブロ
グがじいさんを動かした。写真を撮るために。
トップで走ってきたのは、〈京都〉だった。強い。
「千葉がんばれ」 「北海道がんばれ」 沿道の人たちが声援を送って
いた。集団で争うこともなく、黙々ひた走るランナーには、この上ない激励で
あっただろう。そうか、この人たちのあたたな気持ちで駅伝が支えられている
のだと思った。

京都はこのまま優勝した。
写真を撮って家へ帰ると、テレビでまだ中継していた。
引き初めがあった。晴れ着姿の二十歳の女性が清々しい。都大路を
全国から集まった女子ランナーが駆け抜けた。
三十三間堂では毎年15日に近い日曜日、「楊枝のお加持大法要」
と「大的大会(通し矢)]があり境内は、無料公開される。

この日は昨夜来の雪で市内はうっすら薄化粧。その中を弓を持った
若者が次々やって来る。

通し矢の会場は、選手と観光客でごった返していた。
堂内では、大法要が営まれていた。中の三千参百を超す観音様にお
参りする人も多い。でも、20歳を迎えた若者たちの弓をみようと、射場
は黒山の人だかり。人の背中越しにカメラを向けた。
通し矢のあと、女子駅伝を見ようと地下鉄丸太町を降りて、御所の南
側、丸太町通りで、ランナーを待った。

長い間京都に住んでいながら、恒例の駅伝を見るのは初めてだ。ブロ
グがじいさんを動かした。写真を撮るために。
トップで走ってきたのは、〈京都〉だった。強い。
「千葉がんばれ」 「北海道がんばれ」 沿道の人たちが声援を送って
いた。集団で争うこともなく、黙々ひた走るランナーには、この上ない激励で
あっただろう。そうか、この人たちのあたたな気持ちで駅伝が支えられている
のだと思った。

京都はこのまま優勝した。
写真を撮って家へ帰ると、テレビでまだ中継していた。