正月3日、地下鉄、市バスを乗り継いで、祇園へ出かけた。
八坂神社前の東大路は人と車でごった返していたが、知恩院まで
来ると山門前はのんびりしたものだ。
雄大で静寂、しかも凛としたたたずまいはいつ見てもほっとする。
これが丸山公園へ入ると、俄かに庶民的な空気に変わる。
その一つは、いもぼうの存在だろう。露店が立ち並ぶ公園に老舗の店が
「あのいもぼう」の声を発する人に連れ添いがあいずちを打つ。
満開の花を咲かす名物の八重桜の大木が骨と皮状態でおかしかった。
八坂神社は前夜から、参詣客が境内を埋め尽くしす。平安時代の衣装を身につけた女性たちがなにか
イベントしている。人が多くて、頭越しにシャッターを切ると早々に境内を離れた。
石塀小路はだれも人がいない時に何度も写真を撮っている。趣はあるのだが、人がいない時はただの
塀の通路か。
この後、二年坂から清水寺に向かおうとしたが、あまりに人が多くて、西大路通りへ抜けてしまった。