今月30日の誕生日に、79歳になる。
高校時代の同窓から電話が来て「おれたちは、平均寿命やで」。
なるほど、男の平均寿命は約80歳らしい。淡路恵子は平均まで
長生きできなかった、ということか。
平均寿命はその日がくると、ばたっと逝ってしまうのでは、もち
ろんなく、身体がじわじわと弱ってきて最後にご臨終、となる。
じわじわと弱って来るのが、70を過ぎたころからで、健康年齢、
健康寿命とかいう。
そのころから、病に倒れると医療費のかさが上がる。金をかけな
がら往生の道をたどる。
後期高齢者と最近言わなくなったが、後期高齢者とはよく言った
ものだ。後期がすすむと、末期高齢者となる。この時はお迎えも近い
ところから、寝たきり、アルツハイマーが増える。
問題はこのグループに入ることなく、ぽっきり木が倒れるように、あの
世に行くことだ。
そこで、自論の生涯スポーツの重要性である。
バリヤフリーの安全な家屋は足腰によくない。
柔らかいものばかり食べていると、歯によくない。
この間、自転車の荷物でもたもたしていたら、手助けに近所のおばちゃ
んが来た。私はつい「老人を甘やかさないでほしい」といったらおばち
ゃん、けったいな顔をして向こうへ行った。
電車に乗って困るのは席を立ってくれることだ。京都の地下鉄は距離が
短いから、立っていても知れてる。地下鉄を立つことは、足腰のささや
かなトレーニングになる。
足腰の弱い年寄りは電車で立とう。これだけも、少しは長生きすると思う。
と思うのだが、「余計なお世話だ」と叱られそう。
へい、すんまへん。