毎月毎月、大きな額を支払う介護保険。
保険は個人では負担しきれない介護費をみんなで
負担し合う。
分かっていても、「払うばかりやないか」と不満が
時にはもれる。
妻がなくなって、独り身が長い。
棺桶に入るとき以外は人の世話になるまい、とい
つも思っている。
5年前、二つのがん手術をしたときも、術後の生活
をこなせるかが問題であった。手術の心配よりも、
それから始まる療養生活が気がかりであった。
普通、がんに限らず、手術が成功したどうかが患者
にとって大問題なのだが、成功するかそうでなかっ
たは医師の問題であって、成功した後治るかどうか
は患者の術後の養生にかかる。
それで、入院前包括センターへ行って介護を受け
られるか聞いた。
入院直後、センターの人が病院へやって来て、私の様
子を観察した。
「あなたは一人でやって行けます」と結果を云われた。
つまり、介護の必要なし。
手術への不安もあるが、その後の人生に期待を込める。
手術は5年前のこと、やってきたことは忘れてゆく。
こんな時に介護保険が使えたらなあ、とは思わなかっ
た。
人間、手足が動けばなんとかなるものだ。
結局、保険の世話にならず、生きて行ける「運」を喜
ぶ。
保険は個人では負担しきれない介護費をみんなで
負担し合う。
分かっていても、「払うばかりやないか」と不満が
時にはもれる。
妻がなくなって、独り身が長い。
棺桶に入るとき以外は人の世話になるまい、とい
つも思っている。
5年前、二つのがん手術をしたときも、術後の生活
をこなせるかが問題であった。手術の心配よりも、
それから始まる療養生活が気がかりであった。
普通、がんに限らず、手術が成功したどうかが患者
にとって大問題なのだが、成功するかそうでなかっ
たは医師の問題であって、成功した後治るかどうか
は患者の術後の養生にかかる。
それで、入院前包括センターへ行って介護を受け
られるか聞いた。
入院直後、センターの人が病院へやって来て、私の様
子を観察した。
「あなたは一人でやって行けます」と結果を云われた。
つまり、介護の必要なし。
手術への不安もあるが、その後の人生に期待を込める。
手術は5年前のこと、やってきたことは忘れてゆく。
こんな時に介護保険が使えたらなあ、とは思わなかっ
た。
人間、手足が動けばなんとかなるものだ。
結局、保険の世話にならず、生きて行ける「運」を喜
ぶ。