人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

介護保険の世話にならない幸せ

2016-08-23 07:49:37 | 80はミステリーゾーン
毎月毎月、大きな額を支払う介護保険。
保険は個人では負担しきれない介護費をみんなで
負担し合う。

分かっていても、「払うばかりやないか」と不満が
時にはもれる。

妻がなくなって、独り身が長い。

棺桶に入るとき以外は人の世話になるまい、とい
つも思っている。

5年前、二つのがん手術をしたときも、術後の生活
をこなせるかが問題であった。手術の心配よりも、
それから始まる療養生活が気がかりであった。

普通、がんに限らず、手術が成功したどうかが患者
にとって大問題なのだが、成功するかそうでなかっ
たは医師の問題であって、成功した後治るかどうか
は患者の術後の養生にかかる。

それで、入院前包括センターへ行って介護を受け
られるか聞いた。

入院直後、センターの人が病院へやって来て、私の様
子を観察した。

「あなたは一人でやって行けます」と結果を云われた。

つまり、介護の必要なし。


手術への不安もあるが、その後の人生に期待を込める。
手術は5年前のこと、やってきたことは忘れてゆく。

こんな時に介護保険が使えたらなあ、とは思わなかっ
た。
人間、手足が動けばなんとかなるものだ。

結局、保険の世話にならず、生きて行ける「運」を喜
ぶ。


五輪は個人の競技という憲章

2016-08-23 07:10:47 | 80はミステリーゾーン
41個のメダルを取ったと大騒ぎのマスコミ。
一方で、五輪憲章は国別のランキング作成は禁
止しているとの厳しい目がある。

五輪の主体は国ではなく、選手とチームである
ことは、日本国憲法で「個人の尊重」を保証す
る、に通じていいる、とある大学教授が指摘し
ている。

先の大戦でナチスドイツなど権力者が国民感情
をスポーツで操ろうとした例。日本でも、文学、
美術音楽により、スポーツを国威発揚に利用さ
れた苦い経験。

五輪憲章や日本国憲法はこうしたことを繰り返
さないという反省の上にたつ。

時として、野放しになろうとする五輪人気に冷
や水ではないが、「ほんまはこうやで」と脱線
しそうになる国民感情にくぎを刺す人が必要な
のかもしれない。


80過ぎの老人には、なんでも勢いに流されては
あかんよと聞こえた。


そはいうても、表彰台で輝く日の丸に、気持ち
が高ぶるのも確かやし。