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世界で一番小さな凧を作った男が亡くなった

2013-01-18 20:48:35 | 神技
私のマンションにYさんという凧では世界的に
有名な男性がいました。そのYさんがお正月を向え
たある日亡くなりました。

私より10歳若いからまだ60代でした。団地の管理
組合で共に役員をしていた時、Yさんと接しました。

まず、和凧ではこの人ありの存在です。有名な建物や
ホテルに作品が飾ってあります。

一般に知られたのは、世界最小の凧を作り、ギネスに
認定されたことでした。

その大きさは数ミリ。爪より小さな凧。もちろん、糸が
ついており、空と云うより空中に飛びます。

小さな凧を作る時、一番難しいのは凧の糸づくりだそう
です。いかなる糸を利用しても、凧より重くなってし
まい上がりません。

そこでYさんは、繭から糸を作りました。普通繭から糸
を作るには何本も重ね合わせます。

凧の糸はわずかな糸を撚って成功させたのでした。奥さ
んから聞いた話では、微風といえども、外では風が強す
ぎるので、室内で実験したそうです。

世界最小の凧の記録はまだ破られていないそうです。

Yさんは凧作りや揚げ方を教えに世界中を飛び回ってい
ます。凧は世界中にありますが、日本凧は美しく、飛ばす
だけでなく置物としても人気があります。

ある日エレベーターで一緒になった時、、「これからリビ
ヤに行く」と云いました。
「えらい物騒な国に行くのやね」と私。
まだカダフィー大佐が存命中でした。
紛争があっても子どもたちには凧があるのです。

Yさんは凧で知られますが、大学時代ヨットで日本一にな
っています。
私はパソコンを教えてもらいました。調理師の免許も持って
いて、まるで千手観音の様な人でありました。

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