人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

ゆったり静かな妙心寺

2013-09-06 21:24:21 | 京都の名所

洛西の花園に妙心寺がある。昔、ここは名の通り四季

折々に花咲き匂う京の地であったらしい。いまも、境内に

足を踏み入れると、雑音ひとつこぼれてこない。静寂の

なかの臨済宗妙心寺派大本山の寺院群である。

久しぶりに訪れた。観光客に交じって案内所へ行くと、

30分後にご案内します、説明もします、と。500円の入山

料を払うと、窓口の女性が「付いてきてください」という。

まず、鍵を開けて入ったのは法堂(はっとう)だった。さっき

石段でお茶を飲んだ。説明によると重要文化財とのこと。

すみません。

この後連れて行かれたのは「浴室」であった。

明智光秀の菩提を弔うために作られた。妙心寺の七堂

伽藍の一つに数えられる。なぜ、光秀か。

死ぬ前に莫大な遺産を寄進したそうだ。

案内はこの2か所だけで、大本山だけにもの足りなさを感じた。

せめて、仏法のかけらでも説明があってもいいものを。

法堂の天井には狩野探幽の「雲龍」。写真は複写。浴室は蒸し風呂。下段から入る。

静寂な境内に、主役のお坊の姿。絵になります。


頭に仕事を与えるーぼけない一歩

2013-09-03 06:27:12 | しっかりせい

ぼけの恐ろしさは、自分の存在が分らなくなること。

私はがんよりこわい病気と思っている。

自分もぼろぼろになり、築き上げたそれまでの人生を

ぶち壊す。家族を含め自分以外の人たちにも大きな

影響を与え、そして去ってゆく。

特効薬ではないが、一つボケない方法がある。

男も女も一人になったら、強くなるよ。

特に男の場合、妻が亡くなったら、これまで妻がしていた

もろもろを全て自分でしなければならない。独身時代に戻

るわけだ。しごく当たり前のことだが、なれるまで大変だ。

食事を作らなければ、病気になって死ぬ。外食はなにを

食わされるか分らないし、栄養が偏ってそのうち死ぬ。

掃除、洗濯に手を抜くとごみ屋敷に乞食の居候となる。

生き抜くには、頭という武器がある。めし一つ作るにも実に

頭を使う。えさではない。料理のことをいっている。

 

頭を駆使して、一人暮らしの人生を前向きに生き抜く事だ。

「前向き」でも「楽しく」でもどっちでもいい。

                 ーと、自分に命じている。


多くの命を救ったリーダーたち

2013-09-01 17:46:52 | やるー

9月1日は関東大震災が起こった日。いまは防災の日と呼ぶ。

「リーダーの決断」のタイトルでnhkがその時のリーダーたちが

多くの命を救ったという例を集めていた。

震災の報道は多くが非惨で悲しいニュースで占められている。

人の命が救われたという話にはほっとする。

中で、南三陸町の話が多かった。水産加工場の社長は車で会社

から逃れようとする社員たちに乗車を許さなかった。必ず家に帰る

だろうからだ。「すぐ高台へ逃げろ」 

余裕のあった主婦たちがおにぎりを3万個をつくり被災者に配られ

た例はコメどころならではの結束。

 住民に避難を呼びかけ続けて沢山の町民の命を救った町女子職

員の話は今も胸が痛む。その職員は波に呑まれ亡くなったからだ。

私はいまも、女子職員は生きた観世音菩薩だったと思っている。

10月に私は石巻市に行く。南三陸町にも足を延ばす。私にできることは

亡くなった人達のご冥福を祈ること。お経を読むこと。