京都の病院でがんの検査を受ける
ために、新幹線の上越妙高駅構内
の歩道をキャリーバッグをがらが
ら押しながら歩いていた時、バッ
グの滑車が歩道誘導の凹凸にひっ
かかって転倒。同時に体も共倒れ。
道路に顔面を打ちつけた。
ちょうど、すぐ横にタクシー乗り場
があって、運転手さんが私が倒れる
様を観ていてすぐ走り寄る。
通りすがりの若い男性もかけつけた。
とっさに、京都へ行けるかどうかを
判断するため、けがの様子を尋ねた。
「まぶたが切れています」
「医者に見せた方がよい」
と二人は異口同音。京都行きは断念。
そのまま、タクシーに乗せてくれ
た。ビレッジへ帰ろうとしたした
が途中に行きつけのクリニックが
あることに気づく。(判断が遅い)
クリニックは開業の準備中で、ドク
ターもいた。すぐに治療を受ける。
傷はほとんど打ち傷と切り傷で、CT
は異常なしということだった。
大した怪我もなくてラッキーだった。
親切に転倒している私をタクシーに
乗せてくれた通行人の人タクシーで
運んでくれた運転さんに感謝してい
る。だが、名前を聞くのを忘れてい
る。
それから、顔の傷は順調に快方に向
かっているが、この自損事故で体力
の衰えを痛感した。それどころか、
フレイル状態ではないか。
週に4日もスポーツクラブへ通ってい
る。あれはなんだ。見せかけの体力づ
くりだったかも知れない。
これからどう生きるかを含め、体力づ
くりの方法を真剣に考えた。
まだ、死にたくないし。死ぬまで元気に
いたいし。