小原和紙・四季桜で知られている豊田市の小原地区に
「家康公の腰掛石」があるというので行ってみた。
市役所小原支所の近くときいていた。
見落としそうな狭い道を入っていくと、
木々に囲まれた加茂原神社に着く。
神社の境内の東側に草木に囲まれて
「家康の腰掛石」が据えられている。
加茂原神社
市指定天然記念物「加茂原神社の杉」
樹高38m、樹囲4.4m 見事にまっすぐに伸びている大樹である。
腰掛石の横には大きな空洞の木が、
元気に緑を育んでいる。
小原は、俳人「杉田久女」のゆかりの地でもある。
杉田家屋敷跡には
句碑、観音像、慰霊碑などが建てられている。
久女の小原ゆかりの句から、
・邸内に木の実の宮に歩みつれ
・邸内に祀る祖先や椋拾ふ
・新涼の東蔵より香ろ台
・若楓摘みて新たらし茶室あり
・裏門のさんしょ大きく実をあまた
義父母の葬儀などで小原に滞在したときに詠んだものらしい。
杉田家は屋敷も広く名家であったと想像出来る。