NHK経営委員会の籾井会長、新しく委員になった百田・長谷川氏の言動が、国会やマスコミ上で取り上げられ問題になっているようです。いずれも、安倍首相と歴史観を共有する方々のようです。公営放送の内容まで、意に叶った方向に進むことを意図した人選であるのではと考えるのは、誤りでしょうか。公正・中立といった姿勢での報道は、可能なのか心配になります。
民主主義社会を絵の具の色に置き換えれば、さまざまな色が主張し合って成り立っている社会なのだと思うのですが、今は安倍色という一つの色にひとつひとつが染め上げられているような印象があります。それ以外の色を出すことが、まるで国益に反することなのだというニュアンスで。どこか息苦しく感じてしまいます。
大阪市では、大義のためと言って、市長を辞職し自らの信任選挙を実施しようとする人物もいます。来年度の予算審議も重要な市長職務となのだと考えますが、それ以上に自分を信任してもらうことの方を優先し、選挙費用を浪費しようとしているようです。
何かがゆがんでいるような おかしいと考えることが 横車を押して通ってしまうような 違和感を感じてしまうこのごろです。