あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

岩手のいじめ事件について思うこと

2015-07-12 21:54:24 | 日記
亡くなった中学2年の男子生徒のご冥福を 心よりお祈りいたします。

若くこれからの無限の可能性をもった尊い命が失われたことに、心が痛みます。

どうすればその死を止めることができたのでしょうか。

教育という仕事に関わった経験がある故に、なおさらそう考えてしまいます。

いじめがあったという事実は、担任との日記のやりとりからも明らかで、そのことを知り
担任も 加害生徒の指導にあたったようです。しかし、その指導は効果がなく、亡くなった
生徒の状況は変わらなかったようです。そのことを知った時点で、担任は再度加害生徒への
指導をする必要があったのだと思います。それができなかったのはなぜか。

担任は、その生徒一人の担任であると同時に、他の生徒の担任でもあります。目をかけ手を
かけなければならない生徒が、いっぱいいれば、多くの子どもに時間をかけて接する必要が
あります。担任にはクラスの状況を踏まえた上での 手をかけなければならない優先順位が
あったのだと思います。亡くなった子ども以上に関わっていかなければならない生徒がいた
のだと思います。そのことが、SOSを発する深刻度をよみまちがえてしまう結果になったの
ではないかと思います。

しかし、そのことで担任の責任を問うのは間違いなのだと思います。担任の抱えている悩みや
生徒指導上の課題は、学校という教員組織がある以上、全体で共有し相互にサポートし合い助
け合うものでなければならないからです。担任一人に背負わせるのでなく、教育組織として共に
背負うことが求められているからです。そういった体制が不十分であったが故に生じた事件とし
てとらえる必要があるように思います。たぶん、その学校に勤務する先生方全員が、その責任の
一端を感じておられるのではないかと思います。そして、学校長が一番にその責任を感じておら
れるのではないかと感じます。

マスコミや一部の人には、担任としての責任を問う厳しい意見を述べている人もいるようです。
そういった指摘に対し、すべての責任は私にあると言って、職員を守る防波堤になる存在が校長
なのだと思います。そして、学校組織として何が欠けていて、どんな指導や支援が事前に必要
だったのかを明らかにすることが、二度と生徒が自らの命を断つような悲しい出来事を生じない
ような学校組織や体制をつくりあげていくことにつながっていくのだと思います。

確かなことは、生徒の言動に真摯に向き合い、その子がどんな悩みを抱え、どんな思いでいるのか
その心によりそい、見えない心の声に耳を傾けることの大切さです。

学校現場は多忙です。さまざまな行事の運営、進路指導、部活指導等を抱えながら、日々の授業や
学級経営をこなしていかなければなりません。
その忙しさを超えたところに、生徒一人一人の心と向き合うという肝心な仕事があるのだと思います。

教育者として願いは、目の前にいる子ども一人一人が 健康で幸せな人生を生きていってほしいという
思いです。
一人の子の人生と担任として関わった以上、その子のそれから先の人生を見守り応援していくことが、
教師としての 生涯に渡る責務なのではないかと考えます。

今回の出来事が、学校としての理想的な在り方や子どもたちと心から向き合っていくことの大切さを
再確認するきっかけとなっていくことを 心から願います。


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野球観戦に出かけて

2015-07-12 12:47:53 | 日記
昨日、家族で 楽天対オリックスの野球観戦に出かけてきました。
世界ビール祭りが開催されているということもあって、個人的にはいろんなビールを味わえるという期待もありました。
天気がよすぎ、熱中症が心配されるような 日差しのきつい一日でしたが、冷えたビールのうまさを堪能するのに最適な
暑さでもありました。
中央広場に特設された会場には、早く着いたこともあって空席もあり、さっそく腰を下ろして ハワイとドイツのビールを
味わいました。どちらも日本の地ビールに共通した深みとコクがあり、味わいも異なり、おいしくいただきました。
ペルーのビールは、あっさりした味わいでいくらでも飲めそうな感じがしました。
つまみにした牛たんもビールにぴったりとあい、格別に幸せなひとときを過ごすことができました。

さて、肝心のゲームは、最終回に楽天が一点差に追い上げるところまでいったのですが、残念ながら力及ばず敗れるという展開でした。
相手投手の好投で、終盤までノーヒットに抑えられ、完封負けもありかなと思っていたのですが、最後に見せ場をつくってくれたのが、
幸いでした。ライブならではの 観客が一体となってチームを応援する熱さ。その熱さや連帯感を共有できる雰囲気を味わうことができ
ました。
それにしても、今年は2度目の観戦となったのですが、前回同様の負け試合となってしまいました。
次回は9月に観戦予定ですが、勝利の美酒を心ゆくまで味わいたいものだと思っています。
~ この日もビールという美酒を十分に味わったという気がするのですが… ~

観戦中は、時折球場内をさわやかに吹きぬける風もあり、暑さもしのぐことができました。
観戦しながら飲む国産ビールも、おいしかったです。

今日、おなかに入ったビールはどれぐらいの量になったのでしょうか。

試合には敗れたものの、屋外で飲むビールのおいしさを改めて体感できた一日でした。

この暑さが続くようだと、ビール腹になりそうな予感がします。
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国民投票制度の必要性を感じながら

2015-07-09 21:12:15 | 日記
昨日付けの朝日新聞によると、安保法制や集団的自衛権の行使容認をめぐり、全国で少なくとも331の地方議会が
国会や政府に対して意見書を可決しているとのこと。
内訳は、「反対」が144議会、「賛成」が6議会、「慎重」が181議会だったそうです。

この動向を、自民党政権はどうとらえているのでしょうか。

先の選挙で 圧倒的勝利を収めたことで、民意は自民党への白紙委任ととらえることで、地方議会の意向にも耳を傾け
ないという姿勢を貫いていくのでしょうか。

安保法案を巡っては、衆議院の解散総選挙を実施することで国民の信任を得る考えは一切持たないとの方針のようですから、
国会での審議経過を経てここぞという時に、数の力で衆議院での強行採決という手段を取るような予感があります。

先の沖縄のマスコミに対する 自民党議員の言論封殺の考えに見られるように、数の力を頼りにしたおごりが強引な主張を
生み出す背景にあるような印象があります。
報道機関に対する自民党のさまざまな要望や圧力も、顕著にみられるようになってきました。

昨日の報道によると、選挙権年齢の18歳以上への引き下げに関して、自民党から「政治的中立」を逸脱した教員への罰則
強化の提言がなされたとのこと。
選挙権を行使する上での主権者意識をどう育てていくか、そういった視野に立っての提言ではなく、罰則を強化することで
教員への圧力をかけるという 姑息な考え方に、あきれてしまいます。

対立する日教組を意識しての提言なのではないかということですが、政権を批判する勢力をいかに封じ込めるかという論理
でしか思考しないところに、民主国家としての危機感を覚えます。そもそも「政治的中立」とは、どの立場を指し、いったい
誰が判断するものなのでしょうか。一つの政党や権力側の論理だけで、客観的にとらえることができるものなのでしょうか。

憲法解釈を都合のいいように方向づける考え方と 根は同一なのではないかと思います。

憲法に沿った考えを大切にする立場であるならば、言論の自由を否定するような考え方さえ生まれてこないはずです。

新国立競技場の建設に、2,500億円を超える予算を投入するという考え方も理解できないところです。
安保法案と同様に、国民の理解を得るまで結論を先延ばししたり、内容そのものを見直すという方向はとらずに、ひたすら
前へ前へと進もうとする頑なな姿勢を貫こうとするところに、大きな疑問を感じてしまいます。

ギリシャと同じように、安保法案についても、原発再稼働や新国立競技場の建設問題についても、国民投票にかけて民意を
問うという 対応はできないのでしょうか。

国の方向性を決める重要案件については、国民投票を通して 民意を確認する手立てが必要なのではないかと考えます。
先の選挙結果で得た議員の数だけで、民意は推し量れるものなのかどうか。

政治家としての真摯な立場を貫くならば、堂々と解散総選挙に臨むか、国民投票によって民意を確認するか といった方策は
選択できないのでしょうか。

今の政治の動きを見ていると、立ち止まって考えることを放棄し、ひたすら前へ前へと 日本の進むべき方向を 間違った
方向に進めているような印象があってしかたがありません。

それはまた、政治家に任せるような政治は、あてにできないという考えにもつながっていくように思います。





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なでしこの健闘を讃えて

2015-07-07 21:55:15 | 日記
残念ながら、ワールド杯の栄冠はアメリカが手にしましたが、決勝まで勝ち進んできた
なでしこジャパンに、心からエールを贈りたいと思います。

決勝戦の初めの16分間は、悪夢の時間帯でした。
アメリカの力が、凝縮されてパワーアップされたひとときでした。
それだけ これまでの勢いと4年前の雪辱を果たすという思いが、結果に結びついた時間帯だったのだと思います。

振り返ると、その時間以外の時間帯が、本当の試合だったではと思えるような展開でした。
それはまた、4点を奪われても 決してゲームをあきらめないという 粘り強さが存分に発揮されたからなのだと思います。

点差に押しつぶされることなく、なでしこらしい連動した組織プレーを最後まで展開した姿に、「さすが なでしこジャパン!」
と強く感じました。
決勝戦まで戦い抜いた 活躍に対し、心から「お疲れ様でした!」と チーム全員に声をかけたいと思います。

宮間選手の言葉を借りるならば、優勝してゼロにならなかった分だけ、この敗戦が新たなマイナスの出発となり、その思いが
次のステップになでしこをさらに高く引き上げてくれるような気がします。
4年前のアメリカがそうであったと同じように。

負けることで得るものこそ、心身両面で次の高みを目指す目標となり、ステップアップする階段になっていくのだと思います。

今は、まず疲れをとり、ゆっくりと休養をとってほしいと思います。
同時に 今回の大会で得たもの・うまくいったこと・よかったことを思い出しながら、肯定的に今回の戦いをとらえてほしいと思います。
ここまではやれたのだと自らを認めながら、次の一歩を踏み出していってほしいと思います。

その中で心身ともにリセットし、次のステップやゲームに向けて 新たなエネルギーを蓄えてほしいと願います。







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なでしこジャパン 決勝へ

2015-07-02 21:24:42 | 日記
イングランドとの劇的な幕切れとなる勝利で、いよいよなでしこジャパンは、アメリカとの決勝戦を迎えることになりました。
気持ちの強いチームが勝ち進むという 宮間キャプテンの言葉通りの勝利だったのではないかと思います。
イングランドの猛攻に耐えた 粘り強さが実を結んだのかもしれません。

それにしても 気の毒なのは オウンゴールとなったイングランドの選手です。
川澄選手の危険なクロスボールを 必死にクリアしようとした結果が、ゴールとなったのですから。
泣き崩れる選手を温かく受け止めるイングランドの監督の姿が印象的でした。
全力のプレーの結果なのですから……。
ドイツとの3位決定戦での 気持ちを切り替えての活躍を 期待したいと思います。

戦前の予想以上に善戦したイングランドのチーム力に 賞賛の拍手を贈りたいと思います。
ほんの紙一重の差が、勝敗を分けた そんな拮抗したゲームだったのではないかと思います。

決勝戦は、予想通り アメリカとの対戦となりました。
世界ランク1位のドイツを破って、勢いのあるアメリカですので、まさに難敵との戦いになります。
体力や身長の差はもちろん、技術的な面やスピードといった個人の能力の面でもアメリカには優れた選手が
たくさんいるようです。
パワーのアメリカ対組織力の日本という 対戦構図になるのでしょうか。
連動した動きの中で相手を崩し、得点をあげるという流れの展開を期待したいと思います。

澤選手にとっては、最後の晴れ舞台となります。
ゲームに出ることがなくても、チームの心の支えとして活躍してくれるものと思います。

ワールドカップの最後の決選にふさわしい 勝敗を超えた心に残るゲームであることを願いながら、応援したいものです。





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