はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

成果報告書を作成するという大きな成果~子どもにツケをまわさない~

2009-02-15 | 議会

2009年2月15日(日曜日)
先日の「子どもにツケをまわさない!」の講座のなかで
『成果報告書』を作成するというのがあった。
これこそ、わたしが言い続けてきた
事前評価と事後評価だ!

ただ言い続けてきたけれど、
それをどういう形で目に見えるようにしたらいいのか
ということについてまでは、具体的な方法を
提示できなかった・・・

行政の作った成果の資料は、どれもが
こういう成果がありました・・・だけのもの。
コストや誰が負担したかなどは一切ふれられていない。

主権者である住民が合理的な判断をできるように
・行政の提供するサービスの内容と
・そのサービスを提供するために発生したコストと
・それを誰が負担したかを
明らかにするのが成果報告者である。

まさに目からうろこ!
キチンと数字に表わすことで、子どもにだってわかる!
しかもこの成果報告書を作成することで
事業を担当した責任者の「お会計」もできるようにすれば
市長も職員も成果によって評価されるようになる。

無駄な事業に税金をつぎ込んできた行政にとっては
それこそ「痛い!」成果報告書・・・

講座で得た「わたしたちの成果」を
どうやって次の政策に活かすのか・・・
いま、その事後評価がつぎの事前評価に
つながろうとしている。

今後の勉強会では敦賀市の無駄撲滅キャンペーンに
のりだしたいと考えているところである。

さて次のニュースは12月議会で一般質問した
アメリカまで市長がインタビューにでかけていった
事業についてのもの。
歴史の証言は映像だけでなく、
文書でも残すことが必要だと思っている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090214-OYT8T01039.htm

【「人道の港」証言を録画
    元ユダヤ難民男性にインタビュー】

敦賀市は、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの
迫害を逃れたユダヤ難民たちが上陸した
「人道の港」としての歴史を伝えるため、当時、
敦賀港に降り立った米国在住のユダヤ人男性の証言を
インタビュー映像としてまとめ、
資料として活用する事業に取り組む。
同市は「歴史の生き証人の言葉を通じ、
敦賀を舞台にした命のドラマと、
平和の尊さを発信していきたい」としている。

男性は、米国・マサチューセッツ州のサムイル・マンスキーさん。
大戦中、リトアニア領事代理の杉原千畝氏が発給した
「命のビザ」を手に敦賀に上陸した。

昨年11月、河瀬一治市長が渡米し、インタビューが実現。
自宅で河瀬市長と面談したマンスキーさんは
「船に乗り、ソ連の領海から公海上に出た時、
全員が甲板に出てユダヤの歌を斉唱した。
自由に向かう希望に満ちた歌だった」と、
敦賀港へ向かう船内での様子を語った。

さらに、敦賀港に着いた際のことを
「大勢の人が手を振って迎えてくれた。
それまですべてが灰色で薄暗い人生だったが、
本当に久しぶりに、温かなほほ笑みに触れることができた」
と振り返り、「食べ物としてバナナを与えられ、
おなかを壊すくらい食べた。
今でもバナナを見ると敦賀を思い出す」などと説明したという。

市は来年度、収録済みのインタビュー映像の
編集作業を進める計画。
映像は、市の展示館「人道の港 敦賀ムゼウム」
(敦賀市金ヶ崎町)で公開するほか、
学校向けの教材として活用することも検討するという。

河瀬市長は「ユダヤ難民を温かく迎えた
地元の素晴らしい歴史を伝え、
子どもたちの世代へ命の大切さを訴えていきたい」
と話している。

(2009年2月15日  読売新聞)
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする